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柿の実と柿の絵本 [果物たち]

 先日、親戚から柿がとどきました。富有柿という大きな実です。
 その包装紙のデザインがなんとも良かったので一緒に写真をパチリ。柿、梨、メロン、さくらんぼ、いちじく、洋梨、バナナ、パイナップル、葡萄、栗、りんごが描かれています。大垣(岐阜)駅前の丸忠というお店の包装紙。地元では有名なお店と聞いています。
 捨てられないのでブックカバーにしよう。


 別の日、神戸・西元町にあるトンカ書店さんへでかけました。
 絵本「にほんのかきのき」をみつけ買って帰ってきました。
 この絵本は福音館書店のこどものとも傑作集として初版が1968年、私の手元に来てくれたのは1993年の45刷です。作者は熊谷元一さん。残念ながら現在は絶版の絵本です。

 主人公の男の子・けんちゃんの庭にあるのは、甘柿の木と渋柿の木。けんちゃんたち村の子どもたちは、この二本の柿の木のしたで、春にはままごと遊びをします。花が咲いたら首飾りや、帽子飾りに。夏の終わりに落ちた青い実は、細い枝で動物や建物に組み立てて、紅葉した葉っぱでは人形を作ります。柿の木は、いつもけんちゃんたち見守りながら遊んでくれるのです。
 実りの秋にはおいしい柿をおなかの中へ。渋柿は近所の人たちと干し柿を作ります。干し柿作りが終わる頃、冬がしずかにやってきて一年が終わります。 
 少し前の日本の、四季を通じて柿の木とすごす、静かなくらしが描かれています。図書館などで見つけたらページをめくってみてください。


 柿の実、かたい実と熟したのとどちらがお好きですか? 
 私はかたい実が好きです。でも熟してじゅくじゅくやわらかくなった実のおいしい食べ方も知っています。
 じゅくじゅくの実をそっと冷蔵庫で冷やしておき、へたのところを丸く切ります。そこへブランデーを少したらし、スプーンですくって食べるとおいしいですよ!
 それから干し柿は、刻んでパウンドケーキに入れるのがおすすめです。干し柿もブランデーかラム酒が合います。改めて考えれば、干し柿ってドライフルーツなんですよね。


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