先日、Iさんよりいただきました。ありがとうございます!

やまなしのジャムとシロップです。

「やまなし」と聞くと、宮澤賢治ファンなら
「クラムボンはかぷかぷわらったよ」というフレーズとともに
「やまなし」という作品
 http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/46605_31178.html
を思い出すと思いますが、もちろん私もその一人。

そしてこのやまなしのジャムと


シロップは

賢治のふるさと、東北地方に自生する「イワテヤマナシ」を
神戸大学大学院農学研究科の片山先生が中心になってプロジェクトを立ち上げ
岩手で採取、丹波篠山の耕作放棄地をナシ園にして栽培し、
神戸の食品メーカー「樽正」が共同開発し、商品化したものだそうです。
 ★詳しくはこちらを
   →http://tarumasa.jp/yaseinasi/index.html

ふたをあけると甘い香り。お砂糖だけ、添加物をつかっていないので
これがイワテヤマナシの香りなんですね。
まさに、あの二匹の蟹の兄弟が水底でながめていたであろうあの「やまなし」だとおもうと
感激ひとしお。

ジャムは梨特有のつぶつぶが残っていて、「梨」感があります。


甘いです。やらかめのジャム。

南部せんべいにかけてみました。ね、とろっとしているでしょ。

 シロップは、ハチミツ色。これまた甘い~~。ちゃんと梨のいい香りがします。

少し酸味を加えてもいいかも、というほどの甘さですが、それは各自お好みで調整を。
賢治のおはなしにでてくる「やまなしのお酒」もこんな香りだったのかな。
(神戸大学×樽正さん、いつか本当の「やまなしのお酒(リキュール)」も
 開発おねがいします!!)

シロップ゚はそのままでは甘いので、炭酸水で割っていただきました。
炭酸の泡でクラムボン体験・・・???


1.ゼリーにすればクラムボンゼリーだ
2.もちろんこのままヨーグルトにかけても
3.お酒で割れば「やまなしカクテル」
4.ロシアティのジャム如く、
  紅茶にティスプーン1杯加えてもいいかも(まだ試していませんが)。
5.ミントティ、レモングラスのハーブティに合うはず(まだ試していませんが)
6.オリーブオイル+酢+塩で「やなましドレッシング」。
7.薄めたシロップを冷やし、白玉団子をうかべて「クラムボン的おやつ」
8.極めつけは+白きくらげ
  一昨年、うさぽんさんにおしえてもらったレシピ
 
  http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-11-25
  
  梨のかわりに、
  白きくらげ+シロップで。あたためていただきます。薬膳です。

と、使い道いろいろ。ジャムもゆるめなので同様にできると思います。

樽正さんのHPから神戸大学の片山研究室のHPを拝見すると、
岩手でやまなし見学会なども開催しておられるようです。
むむ、気になります。参加してみたい。

兵庫に暮らす岩手ファンとしてはとっても嬉しい兵庫×岩手コラボのニュースでした。
「やまなし」が身近なおいしいものになりました。


神戸新聞にも紹介されています
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201501/0007672399.shtml
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 神戸大の食資源教育研究センター(兵庫県加西市)が育てた野生のナシ「イワテ
ヤマナシ」のジャムとシロップが、国内で初めて製品化された。独特の酸味と香り
を生かし、神戸市灘区の食品メーカー「樽正本店」が製造と販売を手がけた。
 イワテヤマナシは、岩手県を中心とした東北地方の山などに自生し、宮沢賢治の
童話「やまなし」の題材にもなった。地元では古くから親しまれてきたが、近年は
伐採が進んでいる。
 同センターでは15年以上前から、保全や研究のため約700本を育てている。
加工品にすることで広く知ってもらい、安易な伐採を食い止めようと、2009年
から樽正本店と検討を重ねてきた。
 およそ2年がかりで、35種類のイワテヤマナシの中から、加工に適した2種類
を選び出した。ジャムには酸味が強い「霜畑梨」、シロップには香り豊かな「夏
梨」を採用。食品添加物を使わず、北海道産のテンサイ糖だけで仕上げた。ヨーグ
ルトに混ぜたり、生ハムに添えたりしてもおいしいという。
 同センターは、篠山市で耕作放棄地を活用したイワテヤマナシの栽培にも取り組
んでいる。今回はセンターで栽培した果実を使ったが、3年後には、篠山市で収穫
した果実を使って商品化する計画もある。
 それぞれ千本製造。シロップ(669円)は樽正本店で購入できる。
ジャム(540円)は今季分は完売し、8月以降に再び販売される。
同店TEL0120・120・833
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