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やっぱり かりん は すっぱい [果物たち]

昨日は「小雪」。これから本格的な冬を迎える時期ですが、
それにしてもぽかぽか暖かい日が続くなあと思っていたら
本日の夕方から急に北風がごごーっと吹き始め、ずいぶん寒くなりました。

さてそんな日のくだもの。
1.jpg
かりんです。

   どっどど どどうど どどうど どどう
   青いくるみも、吹きとばせ
   すっぱいくゎりんも吹きとばせ・・・・

宮沢賢治の「風の又三郎」の一節ですが、
まさに、どどどう~と風の吹く日のかりん。

さてそんな「くゎりん」=「かりん」は、
部屋に置いておくと、とてもいい香りがします。
バラ科の植物だからですね。
 かりんの詳しい説明はこちら→★ウィキぺディア

甘くてさわやかな香りのかりんは、けれども大変硬い。
そして、小さく切ってかじってみれば恐ろしくすっぱくて渋い!
たしかに「すっぱいかりん」なのです。
2.jpg
横に切ったらこんなかんじ

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縦に切ればこんなかんじ。細長い種がびっしり入っています。

これをさらに四つに切って、ホワイトリカーに漬けました。
4.jpg
かりん 500g
砂糖  200g
ホワイトリカー 900ml です。

  『待て待て、もう二日ばかり待つとね、
   こいつは下に沈んで来る、
   それからひとりでにおいしいお酒ができるから、
   さあ、もう帰って寝よう、おいで』

 といったのは、「やまなし」の蟹のお父さんですが、

かりんのお酒は、
半年ばかり待ったら、中身を濾し、さらに1年位寝かしておけば
ひとりでにおいしいお酒ができる、予定です。
5.jpg
すっぱいかりんが、どのように変身するのか楽しみです。

【追記 2018.12.8】
1年たったら・・・のはずが3年たってからいただきました。
実もそのまま残していましたが、澱は出ているけれど飲むには問題なし。
琥珀色で甘くてとてもいい香り。
中国のキンモクセイのお酒に似ています。あんな感じです。
実は種の部分と皮をむいて細かく刻み、ひたひたの水で煮込んでお砂糖を加えてャムにしました。
がりがり硬いので、火を通した後一度目の粗いざるで裏ごし、再度火にかけしあげました。
それでもざらざら感は残りましたが、パンに塗ったりパイのフィリングにしておいしくいただきました
~~思い出した時の記録なので写真なし。昨日は大雪でした。


コメント(2) 
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コメント 2

まるたろう

かりんの実物、自分はなかなか見ることがないので、
改めてよくわかりました。

by まるたろう (2015-11-25 09:58) 

ゆきねこ

まるたろうさま ありがとうございます
私も今回あらためてじっくりながめてみましたが
今、話題のラグビーのボールにも似ていますね。
by ゆきねこ (2015-11-25 19:09) 

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