3/25 26 宮沢賢治学会の春季セミナー@花巻 [宮沢賢治]
今月のブログはお知らせコーナーつづき
・・・よろしくお付き合いくださいませ!
3月に花巻で宮沢賢治の羅須地人協会(らしちじんきょうかい)時代をひもとくセミナーがあります。
現地だからこそ、の内容ではとおもいます。
賢治ゆかりのお米と現在の岩手ブランド米の食べ比べお弁当も登場します。
3月下旬の花巻は、まだちょっと寒い季節ですが、
早春の花巻もいいですよ~ということでおしらせです。
宮沢賢治学会 宮沢賢治イーハトーブセンター
2017年春季セミナー
羅須地人協会とその時代
―外臺(とだい)の夢―
羅須地人協会の建物のあった場所(桜町)には、現在、詩碑が建立されその前が広場となっています。四方が木立に囲まれた広場で9月には賢治祭も行われますのでどなたもご存じでしょう。当時、賢治が不在にしていた時には、入口の黒板に「下ノ畑ニ居リマス」などと書かれ、来客への心配りが忍ばれます。さて、実際に「下ノ畑」まで行こうとすると、川沿いまでには案外の距離があることを知ります。現在、この周辺は大規模な農地改良の工事中で往時の気配はなくなっています。
詩人・童話作家である宮沢賢治は、農業の実践者としても知られます。しかし、賢治が農学校教師職を振って身を投げた農業実践の日々は自身の予告のとおり「暗くけはしいみち」(詩「告別」)を歩み、羅須地人協会の時代は二年半ほどのものでした。
賢治の活躍した時代から、あるいはその後の「賢治研究」の時を経て時代や農業は大きく変わりました。共通であった常識も徐々に新しいものに置き換えられます。われわれはその軌跡を幾分でも正しく把握することは出来るでしょうか。「羅須地人協会の時代」は様々な要素が複雑にからみあって不明な部分も少なくありません。これを、一つ一つほぐし、研究者、愛好者のみならず広く一般向けにも提示出来ればと思います。
賢治活躍の舞台は、下の畑のあった「外臺」という北上川べりの広大な原です。これらの場所を背景として作品が生まれる必然を見いだし、副題に「―外臺の夢―」と添えました。
(企画委員会)
期 日 2017年3月25日(土)・26日(日)
会 場 宮沢賢治イーハトーブ館ホール 他
定 員 200名
受講料 無料(会員以外の方は資料代として300円)
主 催 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
http://www.kenji.gr.jp/index.html
【プログラム】
★第1日 3月25日(土) 13:30~
―外臺の夢― 其の一 講演(会場:宮沢賢治イーハトーブセンター)
開会挨拶 富山英俊(宮沢賢治学会イーハトーブセンター代表理事)
講演
1 板垣 寛 (石鳥谷町)
「宮沢賢治から指導を受けた石鳥谷の農民たち」
2 大島丈志 (立教大学准教授)
「銀毛ウサギの秘密――養兎(ようと)と言う農業」
3 栗原 敦 (実践女子大学教授・前代表理事)
「羅須地人協会の時代―労働農民党のことなど―」
懇親会 17:15~18:45 山猫軒 1,500円
★第2日 3月26日(日)
―外臺の夢― 其の二 エクスカーション
桜町4丁目公民館・詩碑広場(羅須地人協会跡)・「下ノ畑」周辺(外臺)を巡ります。
8:40集合(花巻駅前広場) 9:00出発
12:00解散(花巻駅・新花巻駅)
お話
1 伊藤 孝(羅須地人協会員伊藤清氏ご子息)
2 豊沢川土地改良区(予定)
3 岩手県農林水産部県産米戦略室(予定)
昼食 「イーハトーブのオリザ食べ比べ弁当 」 【要予約】
「陸羽132号」、岩手県産ブランド米「銀河のしずく」他
(※お弁当は冷えた状態で提供されます。)
交通費及び食費 バス代1,000円+昼食の弁当代1,000円 合計2,000円
★詳細とお申し込みは宮沢賢治学会HPを
こちら→ http://www.kenji.gr.jp/news2.html
2月のイーハトーブ館
右側の水面は氷が張り、雪がつもって、小さな雪野原でした。
3月は雪とけているかな。
(マルカンも待ってるぞー)
やはり、2月の岩手県は雪模様ですね(笑)。
早く、暖かい日が来てほしいものです。
by まるたろう (2017-03-08 09:35)
まるたろうさま ありがとうございます
3月もまだまだ寒い(はずの)岩手県・花巻です。
神戸も今日は寒い~1日でしたよね。
by ゆきねこ (2017-03-08 19:09)