関西はおとついからずーっと大雨です。
近畿一円、線状降水帯にがっつりかぶって小降りになる時間がほとんどありません。
幸い、私の周りは大丈夫ですが、避難勧告の地域が増えてきました。
皆様の地域は大丈夫ですか?被害が出ないことを祈っています。

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さて、雨でうっとおしい日々ですが、
お日さまの匂いがするような美味しい本を花巻から送っていただきました。
北山さんありがとうございました。

卵、乳製品、白砂糖を使わない焼き菓子づくり
『おいしいヴィーガン パイ&キッシュ』
阿部 靜・著 双葉社 2018年7月6日発売
 詳細は双葉社さんのHPを→★こちら
著者の阿部さんは、はちすずめ菓子店の店主です。

著者の阿部靜さんは、世界初のヴィーガンアップルパイ&キッシュ専門店の店主です。
ヴィーガンは、卵、乳製品、白砂糖など動物性食品を一切使わないベジタリアン。完全菜食主義。
(中略)著者のヴィーガン、パイ&キッシュは、食べた人が必ず満足する美味しさです。
(フライヤーより抜粋)

動物性の食材をつかわないパイとキッシュ、お菓子、そしてスープのレシピも載っています。
どのページも作り方の写真が豊富でわかりやすく、おいしそう。
ベジタリアンときくと、私の頭は宮沢賢治のおはなし「ビジテリアン(ベジタリアン)大祭」に直結してしまうのですが、あのおはなしの中ようなケンケンガクガク、小難しいことはちょっとわきに置いといて!?

単なるレシピ本ではなくて、著者の顔の見える本です。
はじめと最初にでてくる著者の食に対する想い、ヴィーガンを作り続ける理由(はちすずめ菓子店の名前の由来にもつながるのですね)に、ああそうかなるほど。
お洒落だから、流行りだから・・・とは反対の「今」に、食という形で向きあい、つきあっているからこその店主のことばには、共感できることがいっぱいありました。

そうして、ヴィーガンという食の世界のたのしさや、食材の持つあかるい力が、写真や装丁などこの本のからじんわり伝わってきます。それは、この本が著者も含めて、企画・編集のoffce風屋の北山公路さんを中心に花巻の方たち~オール花巻~で作った1冊だからこそ、なのかなと。
このあたりのエピソードは北山さんブログをぜひどうぞ(リンクさせてくださいね)
こちら
 →https://blog.goo.ne.jp/k_kazeya/e/f95298056539b427460f155c56a2a86e
と、こちら
 →https://blog.goo.ne.jp/k_kazeya/e/81975bb33b759958fefbeb111f7e1612

カバーとった裏表紙にひっそりあらわれるスケッチも洒落ています。
(なにがでてくるのかは、本をみてね)。

はちすずめ菓子店は
5月に出かけたオガールからそんなに遠くないような(ちかくではないような!?)
 →https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2018-05-29

いつか、阿部さんとアップルパイに会いに出かけてみたいです♪


作りたい~というのと、食べたい~というのと楽しい気持ちで読ませていただきました。
ありがとうございました。

余談ですが、双葉社さんは今回の直木賞候補の本2冊だされている出版社さん。
結果がたのしみですね。