8/18 えふえむ花巻(FM One) 聴いてください ♪ [宮沢賢治]
聴いてくださーい(*'▽')
(お店の詳しいメニューや、場所など情報掲載していきます)
花巻市内の8か所の飲食店で賢治の童話メニューが味わえます
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン 公式FBができました [宮沢賢治]
近畿南部や四国は大雨だったようですし、これから北上する地域の方はお気を付けくださいね。
さて、なかなか更新進まず・・・ですが、
8/27から岩手県花巻市で開催の
「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン」の公式FBができました。
お店の詳しいメニューや、場所など情報掲載していきます。
どうぞよろしくおねがいいたします!
★宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストランプロジェクトがはじまります! [宮沢賢治]
岩手県花巻市内の飲食店8店舗と賢治関連施設2施設で
「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストランプロジェクト」がはじまります!
これは、宮沢賢治とその作品の世界観を実際のお料理として提供し、花巻を訪れる方や市民の方に楽しんでいただき、それらを通じて花巻の農業の魅力発信というものです。
ここまでに至る取り組みは、
★まきまき花巻掲載の「宮沢賢治の花巻レストラン」。
5回の連載で紹介した花巻のおいしいものたち
こちら→https://makimaki-hanamaki.com/author-list/yuki_nakano
★東京の小岩井フレミナールで「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン」2019年2月開催。
こちら開催報告→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-02-27
★花巻の農産物と賢治の童話世界を紹介するPR冊子
「宮沢賢治の花巻レストラン 花巻の農の風景と食に出遭う旅」を作りました。
こちらから読めます→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-05-22
そして
この夏、花巻で、花巻食材を使った、賢治童話を楽しむレストランが花巻市内各所に「出現」します。
花巻の農産をふんだんにつかった賢治童話のお料理を、花巻でいただく。これは花巻でしか味わえないこと。ゆかいで楽しいとりくみです。
★主催は花巻市農林部農政課です。詳細はこちら花巻市のHPをご覧ください
→https://www.city.hanamaki.iwate.jp/business/norinchikusan/nouringyo/1008439/1008482/1008829/1009919.html
このプロジェクトの説明会を7月3日に
花巻市内の飲食店、食事提供のある温泉・宿泊施設等飲食施設に向けて開催しました。
何しろ初めての試みです。
農政課の担当者と説明会に向けての資料など準備しながら、緊張しながら当日を迎えました。
朝と昼2回の説明会。
会場には賢治さんの作品絵本なども並べ見て読んでいただくコーナーも作ってみました。
あらためて伝えるって難しい・・・と模索しながらの説明会でした。
現在、プロジェクトに賛同してくださったお店それぞれの方と
賢治作品の紹介や使用する花巻野菜や畜産物の相談、メニューやメニュー名などやりとり中です。
個人的にも、賢治作品の食べもの仲間が増えた!と大変うれしい気持ちで取り組ませていただいています。
どのお料理も、シェフの工夫と愛情たっぷりの「賢治童話」の世界がお皿の上にくりひろげられている、楽しくておいしいものばかりー ♪ とりあげる童話もバラエティに富んでいます。あの作品のあのお料理も??ふむふむ。
今後、童話とメニュー紹介の特設サイト(FB)で順次紹介の予定。お楽しみに!
全店制覇もしてほしい・・・。
この夏から秋、花巻の農産物で賢治童話を味わいに、ぜひぜひ花巻へ。
もうひとつ・・・
9月23日には「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストランごちそう案内所」と銘打って
童話村でワークショップを開催します。こちらもご参加お待ちしています(〆切9/16)
→https://www.city.hanamaki.iwate.jp/business/norinchikusan/nouringyo/1008439/1008468/1009925.html
さらなる詳細は ・・・次の記事につづく・・・
安斉重夫展とポラーノの広場@京都 [宮沢賢治]
今朝はセミの声で目が覚めました。関西はすっかり真夏モードです。
さて、先日おしらせした
鉄の彫刻家・安斉重夫さんの「北欧の森の物語」展
こちら→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-07-08
7月25日(木)にでかけてきました。
会場の京都一乗寺の恵文社さん(http://www.keibunsha-store.com/)は、
本好きな人にはちょっとあこがれの本屋さん。本のセレクトが個性的で、けれどもさりげなく、本棚をながめているだけで何時間もすごせるところです。
博物館的な雑貨でいっぱいの素敵な空間のむこうに
安斉さんの彫刻展の会場がありました。
3月にいわきでお会いして以来の安斉ご夫妻との再会です。
3月は・・・→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-12
会場に集まったメンバーで安斉さんからおはなしをききました。
★
★
お話を伺ってから再び作品を観ると、一層楽しくなりました。
さてそのあとは、会場おとなりのコテージで「ポラーノの広場@京都」開催。
★
このブログでもときどき登場しておりますが!
こんな感じで→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-09-24
今回はそんな賢治メンバーや、ご縁あってお会いできた方たちとわいわい。
私は、すてきなキッチンでお料理~たくさんの材料を切ったり、いためたりできて楽しかった~♪
★
私がもたもたしてしまうところを、みのおてならい(https://minohjuku.jimdo.com/)のみなさまがさっとさりげなくお手伝くださって、ううっ涙。
【備忘録的メニュー掲載:岩手と神戸と京都のコラボ】
・オードブルは南部せんべいのお皿で
花巻のお漬物(味噌っこきゅうり)と、よつ葉のカマンベールチーズに黒こしょう
・神戸・トアロードデリカテッセンのスモークサーモン ケッパーとオニオン乗せて
★
・生ハムとフルーツ(キウイフルーツ、パイナップル)
・乾杯のワインはカリフォルニアの「アイアン ワイン」(鉄つながりですね!?)
・差し入れありがとうございます!
はまがきさんから京都のお酒「聚楽第」
みささんからフランスのお土産「カヌレ」
みどりさんから奈良のお土産「しかじか」
沢山つくって、沢山食べました!
歌声もにぎやかに♪
★
このポラーノの広場の集まりはまるで「学校」だ(おそらく心平さんが新宿でやっていた「酒場・学校」のことですよね)。
☆彡 安斉展の様子は、こちらからもどうぞ・・・
http://keibunshabooks.hatenablog.com/entry/2019/07/23/204907
〇みのおてならいさんのFB 2019.7.26
この記事掲載の★マークの写真もお借りしました
https://www.facebook.com/minohtenarai/posts/850986978621721
★「みのおてならい」さんの公式HPもご覧ください~
https://minohjuku.jimdo.com/
☆彡安斉重夫さんの次回の個展は10月にいわきで開催予定です。
詳しくは安斉さんHPを http://www.anzaishigeo.net/
・・・ ・・・ ・・・
【閑話休題】
今回の食材を調達した会場の近くのオーガニックのスーパーHELPさん。
https://www.wakkakka.com/
有機野菜中心の品揃えはもちろん、お店の雰囲気がとてもよかったです。
店内は結構人であふれていたにもかかわらず、お店の方が気さくに食材や取り扱っている商品事を教えてくれました。そしてお客さま同士がたのしそうに情報交換していて、なぜか私にも話しかけてきてくださったりで・・・こんな心地よい雰囲気のお店は久々でした。近所にあったらいいのになあ。
安斉重夫 鉄の彫刻展「北欧の森の物語」@京都 [宮沢賢治]
7月に入って私のまちでは朝からセミがジャンジャン鳴いています。
すっかり夏です。
・・・ ・・・ ・・・
7月最初の記事は
毎年9月の花巻でお会いする「ポラーノの広場」の仲間のおひとり
鉄の彫刻家の安斉重夫さんの彫刻展のおしらせです。
安斉重夫 鉄の彫刻展
北欧の森の物語
会期 2019年7月23日(火)~7月29日(月)
10:00-21:00(展示期間最終日のみ16:00まで)
会場 恵文社一乗寺店・ギャラリーアンフェール
http://www.keibunsha-store.com/gallery/7528
http://www.keibunsha-store.com/
安斉重夫さんは、2011年にイーハトーブ賞奨励賞を受賞された福島県在住の鉄の彫刻家です。
その作品世界は、とても繊細でやさしく、ときにユーモラス。
宮沢賢治の作品世界の登場人物たちもあらわれて、彼らは笑ったり、踊ったり、すましたりしています。
安斉さんのHPはこちら http://www.anzaishigeo.net/
ぜひ京都へ足をお運びください。
安斉さんが2018年に開催したフィンランドでの彫刻展のことを
このブログで紹介させていただいた記事はこちら。
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2018-07-09
こちらもどうぞ→★(フィンランド語の記事です)
みのおてならいさんも「東北支援」で応援!
→https://minohjuku.jimdo.com/
「宮沢賢治の花巻レストラン」小冊子できました。 [宮沢賢治]
こちら記事→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-05-20
まきまき花巻掲載のエッセイ「宮沢賢治の花巻レストラン」とそのPR冊子のことを
パーソナリティの落合昭彦さんが詳しく”おいしく”伝えてくださいました。
落合「せんぱい」ありがとうございました!
・・・ラジオでも紹介いただきましたが
落合さんは私の通った小学校中学校の先輩なのです。
なんと世間は狭い!
エッセイと小冊子について
花巻市HPでも紹介していただきました。ありがとうござます!!
記事は→★こちらからどうぞ
↑ 小冊子は2月に東京で開催した『宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン』で初お目見えしました
小冊子は以下のURLよりPDFでご覧いただけます。
→https://www.city.hanamaki.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/008/830/kenjisrestaurant.pdf
花巻市HPの記事はニュース扱いで、おそらく後日見られなくなると思いますので
以下にダイジェストで記事の案内を載せておきますね。
★★★
「宮沢賢治の花巻レストラン」を紹介します!
エッセーは、全5回で、花巻市の魅力や取り組みを発信するウェブサイト「まきまき花巻」で無料で読むことができます。ぜひご覧ください。
★「宮沢賢治の花巻レストラン」に登場する農家さん・農畜産物など
★「まきまき花巻」掲載リンク
https://makimaki-hanamaki.com/2031
エッセーを抜粋し、写真を交えて紹介しています。
宮沢賢治の花巻レストランPR用リーフレット (PDF 4.6MB)
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/008/830/kenjisrestaurant.pdf
印刷版リーフレットは、市内観光施設に設置しますが、数に限りがあるためご了承ください。
賢治さんと農の風景、そして美味しいものとたくさん出会ってくださいね!
本日5/20 えふえむ花巻聴いてください~♪ [宮沢賢治]
まきまき花巻で連載 「宮沢賢治の花巻レストラン」を紹介いただくことになりました。
「DJワン太一家の日常」
えふえむ花巻は、インターネットサイマルラジオで
全国どこからでも聴くことができます。
番組が流れてきます。PCのスピーカー「ON]もお忘れなく!
PR小冊子は上記からPDFで読んでいただけます。
どうぞよろしくおねがいします。
賢治さんを楽しむクラシック♪ [宮沢賢治]
SPレコード盤からの復刻録音というのが気に入っています。
それが宮沢賢治の作品世界を楽しめたり、作品に関わっていたりするクラシック音楽というのが楽しくて。
仙台の ささきたかおさんよりいただきました。ありがとうございました。
「宮沢賢治の作品に関わる
賢治が出合ったクラシック・あらかると」
賢治さんがふむふむと、蓄音機に耳を傾けているようなそんな印象(あくまでも個人の感想です)
「宮沢賢治・追想に基づくクラシック
蓄音機で音楽を流しながら原稿を書いていたのだろうか
そんな想像力をふくらませてしまううきうきとした曲たち
(あくまでも個人の感想です)
サマディの詳細はこちらを
★さらに詳細は、ささきさん主宰のDestupargoのブログを
https://destupargo.hatenablog.com/entry/2019/03/23/175245
どちらのCDにも曲の紹介と賢治(作品)との関わりの解説書がついています。
ささきさんの編集後記も楽しいです。
参考文献に宮沢清六さんや森荘己池さん、斎藤宗次郎さん、佐藤泰平さんといった方たちの著書やエピソードが出てくるのですが、それが改めて賢治が音楽を一人ではなく、周りの人たちと楽しんでいたんだなあ、なんて思いにさせてくれます。そしてこのCDを聴く私もその仲間(の隅っこに)入れてもらえたようなそんな気持ちになったりして。そんな楽しみ方をしています ♪
きれいな音質が当たり前の時代ですが、SPレコードのノイズもまた心地よいものですね。
ワルトラワラ44号 [宮沢賢治]
このブログではおなじみ!?の宮沢賢治研究誌 ワルトラワラ最新号出ました。
ワルトラワラ44号 2019年3月20日発行 ワルトラワラの会
2016年7月の40号以来、こちらのブログで紹介していませんでした。
わーすみません! そして発行から1か月後のご紹介に・・・
その記事→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2016-07-18
ワルトラワラといえば
編集長の松田司郎氏の企画展
「賢治とゴッホの原風景」@花巻 ~6/30まで絶賛開催中
ご案内こちら→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-16
44号はこんな内容です
【もくじ】
・イーハトーヴ美術館44
岩手山「滝田恒男のスケッチ行脚」 滝田恒男
・イーハトーヴ写真館44
ポランの広場「薄明穹のいのりのなかに」 松田司郎
・イーハトーヴ風景館14
松と白樺の並木「松田一郎の光と風のなか」松田一郎
・宮沢賢治とゴッホの夢見た世界
「ゴオホサイプレスの歌-第三部 宇宙意思とMANDALA」 松田司郎
・インドラ・ウェブ27・ポラーノの広場
「ポラーノの広場?はてな、聞いたことがあるやうだなあ」 牛崎敏哉
・作品と花巻その4・生活者の視点で作品現場を歩く
「『春と修羅』第三集・詩ノート」 泉沢善雄
・イーハトーヴを生きる視点からの検証
「賢治とカシワ(柏・かしは)序論」 岡澤敏男
・宮沢賢治のプラネタリウム27
「賢治星景写真の旅(4)」加倉井厚夫
・イーハトーヴの切り絵日記31
「土神ときつね」 林敦子
・イーハトーヴ料理館41・賢治たちの自炊めし一膳目
「賢治 羅須地人協会のころ」 中野由貴
・もうひとつのイーハトーヴ物語・連載第2回
「私のなかの「鹿踊り」」 松田司郎
・イーハトーヴスケッチ散歩19
「車」 宮沢俊司
・シリトンの会 活動報告 合田淑子
・編集後記
・執筆者プロフィール ほか
私は前号43号でお休みしました。で、この機会にリニューアル、今号より新連載。
賢治と賢治を取り巻く人たちの「自炊」をテーマに食の風景を追っていきます。
こんなタイトルをつけておいて次号は自炊の域を超えそうなんですけど。
自炊~自分で作って食べているという食の風景には、その人のくらしぶりや時代が強く表れると思います。そこからはその人の当時の世界観、なにより当時のその人が見えてくる、はず。
もちろんそんな1面だけですべてを理解することなどできないけれど、その人の作品世界を味わい、理解することにつながる大切なエッセンスが隠れているのではないでしょうか。
・・・そんな思いではじめた連載です。
どこまで続くかわかりませんが、ご贔屓の程、宜しくお願い申し上げます。
今回の「一膳目」は「羅須地人協会時代の食の風景」
~大正15(1926)年の或る日の食卓 ・・・例えばこんな感じだったかと・・・
誌面の白黒写真ではわかりにくいのでカラーでご紹介します。
冷ご飯のぼそぼそ感、伝わるといいけれど。
あ、ちしゃ(レタス)にソースはこれからかけるところです(笑)。
ワルトラワラは送料ともに頒価1冊1000円
問い合わせはこちらのブログのプロフィール欄・メールアドレス宛お願いします。
また、花巻市の宮沢賢治イーハトーブ館で取り扱っていただいています。
居酒屋『火の車』一日開店しました 3 心平・賢治・光太郎 ある日の食卓 お品書き [宮沢賢治]
1・寸劇とランチタイムとトークイベント
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-10
2・火の車メニュー お品書き
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-11
↑ 心平さんのエッセイにも登場する花のオープンサンド
こちら3の記事では
「心平・賢治・光太郎 ある日の食卓」メニューをご紹介します。
企画展の展示Ⅳでご紹介した草野心平・宮沢賢治・高村光太郎の食のエピソードに関しての食べ物・料理を「ある日の食卓」として11品ご紹介しました。
中国産のカマンベールみたいなもの(「わが酒菜のうた」)。粥のおかず(「わが
今回は神戸・南京町で見つけた、ご飯にあう甘酒入り甜(甘い)腐乳です。
塩辛い腐乳はお粥と相性がいいのですが、今回はおむすびに合うものあるでしょうか?と、お店(林商店)の方に相談したら、これがいいよ、と。
松前漬け 【心平メニュー】
・・・写真を撮るのを忘れてしまった。真ん中に写っているのが松前漬けです
岩手で見つけた松前漬けの素をもっていきました。
ところが、いわきでも松前漬けは郷土料理の一つと教えていただき、関西人の私はびっくりするやらうれしいやらで作り方を教えていただきながら、結局作っていただきました。千切りにしたにんじんをたっぷりいれるのがいわき流なのだとか。心平さんが「わが酒菜のうた」に記している内容に納得でした。おいしかったです。
花のオープンサンドイッチ 【心平メニュー】
心平さんのエッセイの中には花を食しているものが多いのです。1973年9月
今回はオーガニックのエディブルフラワーを通販で取り寄せて使いました。
食パンブームにあやかって!? 食パンは芦屋panyaさんの高級生食パン
ママレードはイギリス製、そして発酵バター入り小岩井マーガリン
ジャスミンティ 【心平メニュー】
「私の空想料理」に出てくるジャスミンスープを想って
コンビーフ 【心平・光太郎メニュー】
高村光太郎さんの日記1951(昭和26)年4月14日には「草野君よりコンビーフ
そこで今回はリビーのコンビーフ缶と市販のフライドポテトで「コンビーフハッシュ風」に。
(お酒のあてにも、パンとも相性の良い簡単メニューなので、気になる方ぜひ作ってみてくださいね)
フランス漬け 【光太郎メニュー】
ドイツ料理のザワークラウト(仏・シュークルート)はキャベツの酢漬けのこと。
日本のお漬物(それも古漬け)っぽい味がします。これを光太郎さんはパリ直伝の作り方で「フランス漬け」と呼び作っていました。
今回はアメリカ製の缶詰を利用してフランス漬け風にしました。
フランスパン 【光太郎メニュー】
光太郎さんフランスパンがお好きだったようでエッセイにも
仏蘭西で最も好いのはパンです。(「画室にて」)
としたためています。
今回は芦屋ビゴの店のバケットを用意しました。
実は私のソウルフード(パン)なのです。それでフランスパン好きな光太郎さんにぜひ食べてもらいたいという思いからです。
賢治さんが羅須地人協会時代に推奨していた品種の陸羽132号
おむすび100個あっという間になくなりました。
ハトロン紙に包まれた食パン 【賢治メニュー】
宮沢賢治さんが友人の森荘己池氏と岩手山に登り、野宿した朝に湧き水と一緒に味わっ
それで今回3本の食パンをハトロン紙に包み、会場の3名の方にちぎってたべていただきました。
芦屋PANYAの高級生食パンおとりよせ。
水 【賢治・心平メニュー】
食パンと一緒にどうぞということでご用意しました。
ところで居酒屋火の車では水は「〆切(しめきり)」という名前がついていました。
賢治さんが好きだった小岩井農場の風景。そして心平さんと光太郎さんのお気に入
以上です。
過去には2017年5月21日同文学館でお料理とお話させていただきました
こちらでも心平さんゆかりのメニュー紹介しています。
「心平さんの胃袋探訪~口福弁当おしながき」
https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-06-09
居酒屋『火の車』一日開店しました 2 居酒屋火の車お品書き [宮沢賢治]
1はこちら→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-10
「火の車一日開店」ランチタイムでは
「居酒屋火の車」と「心平・賢治・光太郎 ある日の食卓」という
2種のお品書きをご用意しました。
この記事では「居酒屋火の車」メニューをご紹介します。
心平さんがエッセイなどで記している
居酒屋火の車のメニューから8品に、アレンジも加え再現しました。
メニュー名の次に記しているのがエッセイから引用したメニュー説明です。
料理名は心平さんが名付けたものです。
どれも詩人・草野心平さんのセンスの光るメニュー名。
実際のお店にでかけてみたかったなあと憧れます。
ぴい ピーナツ
これはもうなにも説明不要ですが、小袋にはいたものをご用意しました。
赤と黒 品川巻き
品川巻きとは海苔巻きおかきのことです。
今回ご用意したのは品川巻きより少し大きな海苔巻きせんべい
巻いてある海苔がおいしそうだったので。
黒と緑 ほうれん草のお浸し。海苔で巻いたもの
この通りのものは作ってすぐにいただくならいいのですが、
時間がたつと海苔がべちゃっとなってあまりおいしくない&美しくないのです。
それで今回は、茹でたにんじんとだいこん、ほうれん草にそれぞれ下味をつけて
巻いたものに兵庫の「大江のり」で各自で巻いて召し上がっていただきました。
・・・「大江のり」は私の地元兵庫では有名な味付け海苔です。
関東では味付け海苔あまり食べないですね!?
関西では味付け海苔のほうをよく食します。
そんな食文化の違いも楽しいかなとおもいまして。
雑色 お新香類
今回は賢治のふるさと花巻のお漬物2種ご用意しました。
「小十郎漬け」
「青なんばん味噌っこ胡瓜」
白夜だから白いスープになるように、そして心平さんは「他」と記しているので、ほかに何を入れてもいいのだ(おいしくなるのなら)と解釈し、キャベツ、牛乳、ベーコンのほかに今回は、たまねぎと少しのにんじん、そして高村光太郎さんが好きだった千六本の大根入りみそ汁とコラボ?して千六本の大根をたくさん入れました。最後に片栗粉で少しのトロミ、そして彩りと味の引き締めにパセリをぱらり(天の川だと勝手に想像して)。会場にはおむすびもパンもあるので白だしを使って和洋どちらにもあう味付けにしました。
朝食 昨日のパンをむし、スープでくふ。( 昭和22年9月1日光太郎の日記より)
美人の胴ともいいます。今回は心平さんお気に入りの「梅干しとワサビをこねあわしたもの」(「わが生活のうた」「わが酒菜のうた」)をはさみました。もしかするとこれは美人以上の「別嬪さん」?。
蒲鉾は小田原産のもの、梅干しは兵庫県篠山市のものをつかいました。
丸と角 チーズとカルパス
カルパス(サラミ)は、花巻・銀河フーズの「銀河のサラミ」と
花巻のブランド豚・白金豚のサラミ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
文学館ボランティアの会のみなさまと館の職員の方の手際の良さにうっとり
・・・と見とれている場合ではないと、私もがんばりましたが、なんだかもたもた。
会場でも、みのおてならい、ボランティアの会、文学館職員のそれぞれ皆様にお手伝いいただき、
無事にランチタイムが迎えられました。
ありがとうございました。
お料理の記事つづきます・・・
次の記事では「心平・賢治・光太郎 ある日の食卓」
企画展の展示で紹介した草野心平、宮沢賢治、高村光太郎の食事に関するもの11品をご紹介します。
いわき市立草野心平記念文学館
居酒屋『火の車』一日開店しました 1 寸劇とランチタイムと食卓トーク [宮沢賢治]
遅くなりましたが3月の心平記念文学館の報告です。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
福島県いわき市にあるいわき市立草野心平記念文学館で
2019年1月12日より3月24日まで
企画展「草野心平の居酒屋『火の車」もゆる夢の炎」が開催されました。
こちら→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-01-12
展示室(撮影禁止なので写真なし)には心平さんの自筆原稿、居酒屋の大福帳、
高村光太郎宛の書簡など、当時に思いを馳せられる貴重な資料も多数展示されていました。
光太郎レシピの紹介として花巻の「Machicoco」も並んでいましたよ!
そして~3月10日はこの企画展の催し
居酒屋「火の車」一日開店
〇寸劇「火の車時代」 11 時30 分~11 時50 分
常設展示室内にある「居酒屋火の車」を再現した空間に文学館ボランティアの会の方が扮する心平さんと従業員の千代吉さんが登場しました。二人のやり取りを聞きながら、当時にタイムスリップです。
寸劇の最後は
当時、心平さんと常連客のみなさんで作った「居酒屋火の車」の歌を合唱しました。
記念館学芸員の小野浩さん指揮の下
神戸から夜行バスでかけつけた(お疲れさまでした!)
みのおてならいの4人のみなさんの歌声に導かれ参加者みんなで歌いました♪
草野心平記念文学館ボランティアの会のFBで動画がみられます。
どうぞみなさまも一緒に歌ってください♪
→動画URLはこちら★
前日より文学館ボランティアの会の皆様、文学館の職員の方に手伝っていただき
心平さんの世界を楽しめるお料理の数々を参加者で試食しました。
お品書きは
「居酒屋火の車一日開店」
当時のお店で出していたものにアレンジも加え再現したもの8品
「心平・賢治・光太郎 ある日の食卓」
企画展の展示で紹介した草野心平、宮沢賢治、高村光太郎の食事に関するもの11品
賢治ゆかりのお米「陸羽132号」も
・・・このお米の作り手は2017年9月の花巻でお会いした
いわき賢治の会のかとうのさん。
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-09-24
そしてそのお米の種もみは栃木のかえる農場・館野さんからと伺い
一昨年に出かけた栃木の賢治セミナーでお会いした「栃木の賢治さん」笑!?
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-06-19
メニューの詳細はこの次の記事で「じっくり」紹介させていただきます。
【追記:2019.4.15】メニューは以下からどうぞ!
2・火の車メニュー お品書き
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-11
〇食卓トーク「心平・賢治・光太郎 ある日の食事」13 時~14 時 小講堂
小野さんから当日、突然のご指名でお二人のスペシャルゲストに加わっていただきました。
賢治研究家で精神科医の浜垣誠司さん
浜垣さんのブログ「宮沢賢治の詩の世界」http://www.ihatov.cc/
高村光太郎研究家で高村光太郎連翹忌運営委員会代表の小山弘明さん
高村光太郎連翹忌運営委員会のブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/koyama2870041
大変たのしく有意義な食卓トークでした!
※写真は みのおてならいFBよりお借りしました
まるで文学館全体が居酒屋火の車だったような
そしてそこにいたみんなが心平さん(あるいは賢治さん、光太郎さん)で、
みんなが居酒屋のお客様だった、そんな1日でした。
ご参加の皆様 文学館ボランティアの会の皆様 文学館関係者の皆様
素晴らしい機会に関わらせていただきまして本当にありがとうございました。
4/2-6/30「賢治とゴッホの原風景」@花巻・イーハトーブ館 [宮沢賢治]
松田司郎氏が企画・監修・写真の企画展を開催します。
企画展 「賢治とゴッホの原風景
―賢治は手帳と鉛筆を、ゴッホは画材を携えて」
期 間 2019年4月2日~6月30日
ホームページ http://www.kenji.gr.jp/
期間中、花巻にいらっしゃる方、お出かけになる方、ぜひ足をお運びください!
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン 開催しました4・ディナー篇 [宮沢賢治]
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン
この記事はディナー篇
前の記事の続きです
2・トークイベント篇→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-02-28
3・カフェタイム篇→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-04
ディナーにでかけた金曜日の夜の小岩井フレミナールは満席で、店内のあちらこちらから笑い声が聞こえたりして
とても楽しい雰囲気でした。
ディナーのメニューはアラカルトとコース料理
どれも花巻と小岩井の旬の食材で描く不思議で楽しい賢治の物語世界
★アラカルト・オードブルとサラダ
黄いろのトマトで何かこしらえたもの
花巻産 黄色いトマトのムース
「銀河鉄道の夜」の主人公ジョバンニと母のために姉さんがこしらえたトマト料理に思いを寄せて。
・・・ふんわりムースで、甘酸っぱい黄いろのトマトの味がよく味わえました。
藁のオムレツ
小岩井農場のナチュラルチーズ・ハロウミ入りプレーンオムレツ
本来は「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」に登場するフーフィーボー博士ほかに誰も決して食べてはならない立派なオムレツなのです。
半分に切ると・・・
ハロウミチーズが藁みたいに現れました。食感も「藁っぽく!?」もさもさしていました。
この雑穀サラダ食べてもいいかあ~いいぞお。
花巻産の雑穀と八幡平サーモンのサラダ仕立て 小岩井ヨーグルトドレッシングで
雑穀畑の登場する「狼森と笊森、盗森」では人と森が「いいかあ」「いいぞお」と楽しいやりとりをしています。
・・・中にはスモークサーモンがたっぷり入っているごちそうサラダでした。
早くいらっしゃいのサラダ
白金豚のベーコンとホウレン草の温かいサラダ
「注文の多い料理店」の山猫軒では白いお皿に菜っ葉を置いてお待ちしています。
・・・こんなお皿だったかな??と想像していただくのが楽しかったです。
★アラカルト・メインディッシュ
イーハトーブお肉大祭
「ベジタリアン大祭」ではなくて、こちらはお肉が主役です
小岩井農場産牛、花巻黒ぶだう牛、白金豚 岩手県産ブランド肉の3種盛り
・・・みんなそれぞれに旨味があって贅沢でした。
お皿は1枚ずつ手作り。小岩井農場のクルミの樹で作ったそうです。
(そんなお話を伺うとつい欲しくなってしまう)
ぎんがきがの野原
花巻の雑穀の焼きリゾット 小岩井農場たまご添え
「鹿踊りのはじまり」の嘉十は雑穀を育てています
たまごは、すすきの野原で鹿たちが見上げた夕日に見立てて。
・・・たまごがとろ~りで、雑穀もとろ~りのおいしいリゾットでした。
そのほかランチメニューと同じお料理は
ランチ篇→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-02-27
★コース料理は
「銀河鉄道の夜」沿線紀行
オードブルからはじまり最後のデザートまで「銀河鉄道の夜」の物語に沿ってお料理を味わうコースです。
もちろんどれも花巻と小岩井の旬の食材を使ったお料理。
★ドリンクメニューも
花巻のおいしいものいろいろ。
エーデルワイン「早池峰神楽」をいただきました。
どのお料理にもデザートにも合うワインでした。
(ありがとうございました。ごちそうさまでした!)
美味しいお料理と楽しいおしゃべりで口腹幸福・・・
せいこちゃん、れいこちゃん、ただみくん どうもありがとう!!
=★=★=★=★=★=
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストランはおかげさまで21日に無事終了しました。
お越しくださったみなさま、応援いただいたみなさまありがとうございました。
そして関係者の皆様本当にお疲れさまでした!
私もとても楽しい機会をいただいて感謝でいっぱいです。
加藤シェフの腕を振るわれたお料理、そしてサービスの方たちのさりげないおもてなし、すべてに「ごちそうさまでした」でした。
「まきまき花巻」を通して取材にでかけた花巻の農の風景の中で育った野菜や果物、お肉をレストランでみなさんが笑顔で召し上がっている様子をみているとあらためて花巻のおいしいもののもつ力を再発見、再確認、そんな気持ちになりました。
花巻の食材、小岩井の食材と賢治のおはなし世界のコラボは岩手だからこそ、の味や雰囲気、世界観だったのではないかな、などと思っています。
お料理や食材を通して岩手県、花巻へ旅をしたり、宮沢賢治の作品を読んだりそんなきっかけにもなっていますように。
感想などありましたらこちらのブログのコメント欄か
または主催先の花巻市のHP経由で農政課あてにご連絡くださると幸いです。
→https://www.city.hanamaki.iwate.jp/shisei/soshiki/honcho/1003414.html
今ではもう幻のレストラン・・・また扉が開くといいな!
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン 開催しました3・カフェタイム篇 [宮沢賢治]
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン
この記事はカフェタイム篇
前の記事の続きです
2・トークイベント篇→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-02-28
ランチのあとの昼下がりのカフェタイム
花巻と小岩井の食材が味わえる
冬が舞台の賢治童話をテーマにしたいろんなスウィーツが登場しました。
キックキックトントン雪あそび
小岩井牛乳のパンナコッタ きび団子を添えて
「雪渡り」のどこまでのひろい雪野原。狐の幻燈会のおもてなしは、きび団子
・・・こうやってちょっと斜めから「雪野原」を楽しんでからいただきました。
「たろし滝」みたいな!? 氷柱だってあります。これは飴でできていました。
きび団子はもちもちでした。
雪童子(ゆきわらす)のおやつ
花巻産 雪の下にんじんのカタラーナ
トークイベントでも登場したカタラーナ
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-02-28
ベイクドアラスカ
アイスクリームとメレンゲで氷山のようなデザート
「氷河鼠の毛皮」のベーリング行き急行列車は北極近くまで走ります
・・・スプーンですくうと、もっちりどっしりなのに、口に含むとふわふわのメレンゲ「氷山」。
中から小岩井のアイスがでてくるんです。発掘しているみたいで楽しかった。
「白金豚の紅茶煮」と、この氷山で、気分はベーリング行き急行列車の食堂車内です。
牧場のミルクソルベ
小岩井農場の生乳を使ったソルベ
・・・久々に再会できた広島の寧子さん、どうもありがとう!
彼女セレクトのソルベ。まんまるで雪玉みたい。ほんと、ミルクの味が豊かでした。
デザートプレート「冬の巨きな菓子の塔」
花巻の早池峰山(はやちねさん)を巨きな菓子の塔にみたてた宮沢賢治
花巻レストランでは雪の世界を4種のデザート(雪童子のおやつ、小岩井チーズケーキ「こがね色の草穂」、小岩井カスタードバニラ、牧場のミルクソルベ)で。
・・・これは私はディナータイムに友人たちと味わったのですが、それぞれ食感の異なる冷たいデザート4種味わえ大満足。早池峰山の雪もこんなふうに美味しいかも、と想像がふくらむのでした。
おや、ふりかえると食べていないのは小岩井ソフトクリームだけ。
どれもおいしくて楽しかったです ♪ ごちそうさまでした。
・・・・ところであれから半月ほどたつけれど、体重が元に戻りません~~
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン 開催しました2・トークイベント篇 [宮沢賢治]
1・ランチ篇→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-02-27
2017年2月16日に
トークイベント「宮沢賢治の花巻レストラン」を開催しました。
おかげさまで会場は満員御礼。ありがとうございました!
・・・これは会場準備中の風景
賢治の作品世界×花巻の農の風景と食を紹介する
小冊子「宮沢賢治の花巻レストラン」もこの日に合わせてできあがりました。
この冊子、今後も花巻市内外の農産物を紹介する場面で活躍しますように!
★
トークイベントは
元フリーアナウンサーの中嶋美年子さんの朗読
童話集『注文の多い料理店』序から始まりました。
私は、まきまき花巻での取材風景などをお見せしながら
賢治の育った花巻の農の風景と、賢治の物語世界を紹介させていただきました。
取材当時を思い出しながらしゃべっていると
今も花巻の農の風景の中には、賢治さんの物語の世界がたくさんあるなあということ
あらためて感じました。
そしてそれって豊かだなあと。そんな感じが伝わっているといいのですが
最初に話そうと思っていたことの半分くらいすっとばしてしまった(笑)
会場のいっぱいの人がありがたく
その中には友人、知人、親戚の顔もあって、うれしいけれど冷や汗もの(笑)。
でも聞き手の中嶋さんが一緒で心強かった。
★
後半は中嶋さんの朗読で「水仙月の四日」から後半部分。
会場に雪嵐の風景がひろがります。
そのあとはうれしいお茶っこタイム!
今回の催しのカフェタイムに提供されるデザートのなかから
「雪童子(わらす)のおやつ」花巻産・雪の下にんじんを使ったカタラーナ
★
雪の下で元気に育つ雪の下にんじんで「水仙月の四日」の世界を表現しています。
カリメラに見立てたカリカリ食感も楽しめます。
・・・にんじんの風味がいい感じ。そして少し凍ってシャリッとしているところもまるで雪の世界でした(あくまでも私の感想です)
雪の下にんじん 淡いオレンジ色がきれいです
中嶋さんと加藤シェフ
★
見て聞いて味わって…いわての冬、そして花巻の農と食
そして賢治さんの作品世界いっぱいのひとときになりました。
私もとっても楽しかったです!
ご参加の皆様、関係者の皆様 ありがとうございました。
=♪=♪=♪=
当日の様子を紹介してくださっています。ありがとうございます!
♪ 川浦良枝さん公式サイト「しばわんこのおうち」の
ブログ「日々の楽しみ」より「雪童子(わらす)のおやつ」→こちら
♪ 加倉井厚夫さん「賢治の事務所」
「緑いろの通信2月号」2月16日のところ
→http://www.bekkoame.ne.jp/~kakurai/kenji/news/news201902.htm
また、記事に載せている★の写真は加倉井厚夫さんよりいただいたものを使わせていただきました。
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン 開催しました1・ランチ篇 [宮沢賢治]
さて、この一つ前の記事で連絡させていただいた
こちら→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-01-30
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン
東京の小岩井フレミナールで
2019年2月15日から21日の日程で開催しました。
主催 花巻市 小岩井ファームダイニング
期間中、お越しいただいた皆様、応援してくださった皆様
本当にありがとうございました。
・・・以下、私自身の備忘録も兼ねてご報告です。
宮沢賢治の童話世界を味わえる特別な1週間
小岩井フレミナールの入り口では看板がお出迎え。
私は初日15日のオープン時間にお店に伺いました。
そのあとはランチ、カフェ、ディナーそれぞれ
それもまたありがたく、しあわせな時間でした!
銀河鉄道のイラストに沿ってお店の奥へ
突き当りの窓の向こうには東京駅が正面にみえる素敵なレストランなんですよ。
そして店内の壁には
今回のテーマ「いわての冬」にあわせて
花巻の冬の風景写真が一面に飾られています。
キックキックトントン・・・「雪渡り」のフレーズも。
席に着くと
メニュー表と三つ折りパンフレットが渡されます。
「26のメニューに16のおはなしが隠れています」
うう~む、どれをいただこうか迷います!
三つ折りパンフレットには
お料理やデザートの中にかくれている賢治作品の紹介と
花巻の食材の案内です。
今回とりあげた作品それぞれの絵本や単行本のコーナーも。
(実は私のコレクションたちです)皆さん手に取ってくださったかな?
どのお皿も花巻や小岩の食材で作られた美しいお料理で
それぞれが賢治さんの作品世界が味わえるものでした。
ランチ、カフェ、ディナーそれぞれシェフとお料理と食材の相談をして、メニューが決まると、
私はお料理名を考え、解説も書かせていただきました。
メニュー表は小岩井ファームダイニングのイラストレーターの方が書いてくださって絵本風でかわいい!
お料理はどれも盛り付けもきれいでおいしかったです。
制覇はできなかったけれど、味わったものどれも大変印象に残っています。
ランチメニュー
私がいただいたのものを中心にこの記事ではランチメニューをご紹介しますね。
★注文の多いイーハトーブランチメニューは6品
+ランチセットではオードブル盛り合わせとドリンク
もちろんオードブルも賢治作品が楽しめる特別メニュー。
ベーリング行き急行列車の特別料理
白金豚肩ロースの紅茶煮
・・・・「氷河鼠の毛皮」の急行列車内では銀のお盆で紅茶が運ばれてきます
お肉はやわらかく、紅茶煮のスープがとってもおいしかった
ケンタウル祭のごちそう
八幡平サーモンのムニエル 花巻産蜂蜜のハニーマスタードソース
・・・「銀河鉄道の夜」の銀河のお祭りの夜に出発した銀河鉄道。銀河には鮭や鱒が泳いでいました。
ハニーマスタードソースの甘酸っぱさがサーモンととてもあっていました
ばけもの
雛鶏の悪魔風 花巻野菜を添えて
・・・「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」のもにゃもにゃッと切ってむにゃむにゃっと食べる不思議なごちそう
花巻の雪の下にんじんを枕に、大きな雛鳥がドーンとお皿に乗っていました。
しあわせな第一流の紳士
白金豚ロースのソテー 花巻シードルソース
・・・「フランドン農学校の豚」では、白金と同じといわれた豚が「さあ第一流の紳士だもの」とすっかり幸福を感じます。
花巻シードルを使ったソースと、お肉の上には宇津宮果樹園のジョナゴールド。豚肉とりんごって相性がいいですね ♪
このほか「六寸ぐらいのビフテキ」(オツベルと象)、「イーハトーブお肉大祭」(花巻のお肉3種盛り)も。
ああ~どれもまた食べたいな(笑)!
・・・トークイベントとカフェタイムにつづく 以下からどうぞ・・・
1・ランチ篇→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-02-27
2・トークイベント篇→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-02-28
3・カフェタイム篇→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-04
2/15-21 宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン@東京 [宮沢賢治]
東京・丸の内にある小岩井農場直営のレストラン
「小岩井フレミナール」を丸ごと宮沢賢治童話と花巻がジャック!?します。
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン
日時 2019年2月15日(金)~21日(木) 但し2/18はお休み
場所 東京・丸ビル5階 小岩井フレミナール
https://www.koiwai.co.jp/restaurant/freminar/index.html
主催 花巻市 小岩井ファームダイニング
ランチ、カフェ、ディナー1週間まるごと賢治のレストランです。
どなたもどうかお入りください 決してご遠慮はありません
チラシも以下からとりだせます
★=★=★
【追記:201902.10】 おかげさまで満席となりました。ありがとうございます
当日の様子は後日このブログでも報告させていただきます
トークイベント「宮沢賢治の花巻レストラン」
話し手 中野由貴
聞き手 中嶋美年子
参加費 1500円(税込み)特別企画メニューデザートつき
定 員 30名 先着順
チラシも以下からとりだせます
今回の催しに私は賢治童話からのアプローチでメニュー提案やアドバイスなどお手伝いさせていただいています。そんなご縁で賢治童話と花巻の農の風景についてお話させていただく予定です。
中嶋さんとどんなおはなしになるのか・・・お楽しみです。
★=★=★
期間限定のメニューは・・・
トマトでなにかこしらえたもの
ぎんがぎがの野原
・・・などもりだくさん
くわしいことはチラシをご覧ください。
(後日、詳細ご案内予定です)
おとなの人はもちろん、
子どものみなさんも「レストラン」という、いつもとちょっと違う日常で
心地よい緊張感を味わってもらえるといいな!宮沢賢治さんのおはなし世界と一緒に。
なんとも楽しい機会に加えていただき私も頑張りたいと思います。
お料理の中にくりひろげられる賢治童話の世界を「味わいに」お越しください!
どうぞよろしくお願いいたします。
★★★それから
まきまき花巻の「宮沢賢治の花巻レストラン」第5回アップしています
最終回です。ご覧ください~~
→http://makimaki-hanamaki.com/2925
【追記】「宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン」開催レポートは
以下からご覧いただけます。
1/12-3/24【企画展】草野心平の居酒屋『火の車』もゆる夢の炎@福島県いわき市 [宮沢賢治]
1月12日より
企画展「草野心平の居酒屋『火の車」もゆる夢の炎」がはじまりました。
この展示Ⅳのところのお手伝いを少しさせていただきました。
そして企画展開催中の3月10日(日)「火の車」を楽しめるお料理とお話に出かけます。
心平さんの居酒屋「火の車」のメニューを中心に
心平、賢治、光太郎の食にまつわるエピソードが楽しめる内容です。
要申し込みで、2月10日より参加者受付開始です。
ぜひお越しください~。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
没後30年記念 冬の企画展
「草野心平の居酒屋『火の車』もゆる夢の炎」
休館日 毎週月曜日、1月15日、2月12日(1月14日、2月11日は開館)
草野心平は、天性の詩人でしたが、自身と家族のために行った職業は13を数えます。それは何一つ詩人の副業でありませんでした。その一つ、居酒屋「火の車」は、昭和27年(1952)3月に東京都文京区田町に開店しました。同店は昭和30年4月に新宿区角筈に移転し翌31年12月に閉店しますが、この約5年間、ここには「文学仲間との怒号の議論、客との喧嘩、連日の宿酔、そして執筆」と独特のエネルギーが渦巻いていました。
【催し】居酒屋「火の車」一日開店
心平が命名したお品書きにちなんだ料理を試食します。
期 日 2019年 3月10日(日)
プログラム
〇寸劇「火の車時代」 11 時30 分~11 時50 分 常設展示室
お申し込み方法
電話、往復はがき、FAX、E-mail のいずれか
★詳細・お申し込みは
いわき市立草野心平記念文学館 まで
★ご参考までに
2017年5月21日同文学館でお料理とお話させていただきました
「心平さんの胃袋探訪~口福弁当おしながき」
https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-06-09
宮沢賢治の花巻レストラン 第4回アップしました [宮沢賢治]
12月17日にアップしました。ご一読いただけますと幸いです。
取材先は
取材にお伺いした9月下旬は、ちょうど収穫で一番お忙しい時期でした。
そんな中、いろいろなお話をお聞かせくださり、圃場を案内いただきまして
本当にありがとうございました。
すこし楽屋話など・・・
シードルの取材でお伺いした
悠和会さんではりんご園でりんごを1つもがせていただきました。
実をもってくるりとまわし、ぷちんと引っ張ると
軸のところがとれしてしまった・・・む、難しい。
お米の圃場も見せていただきました。
ちょうど刈り取り直前で、畑はどこも黄金色でした。
宇津宮果樹園さんの取材の記事のなかで
「りんごを回す作業」と書いたのですが、
日があまり当たっていない部分を見極めて
そこに日が当たるようにそっと回していくのです。
手際よく、かつ丁寧な作業です。
それぞれの樹に実る、ひとつひとつの実に対して根気よく行っていくのですから本当に大変です!
斜面にあるりんご畑は、登っていくと目の前に田園風景がだんだん拡がっていきます。
きれいな風景にほれぼれでした。
収穫された紅いわて この真っ赤なりんご一粒ずつにどれほど手がかかっていることか・・・感謝。
紅いわて 9月23日にマルカンで開催した
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2018-10-04
佐藤ぶどう園さんの
大粒のぶどうの棚はとても明るくて荘厳でした。
これを「たわわ」といわずして何と言おう。
遠くまでずっとぶどう。ぶどうの地平線。
宮沢賢治作品と花巻の農の風景を紹介するエッセー
第5回は1月中にアップの予定です。
ご自宅で飼っている猫さんのせいだ、とか。