宮沢賢治の花巻レストラン 第3回アップしました [宮沢賢治]
花巻市の魅力発見ウェブサイト「まきまき花巻」で連載中の
「宮沢賢治の花巻レストラン」
第3回「五穀豊穣のよころび」アップしました。
こちらからご覧ください
→http://makimaki-hanamaki.com/2404
取材先は
プロ農夢花巻
ありがとうございました。
・・・以下は、ちょっぴり楽屋話
八幡田んぼアートプロジェクトの「風の又三郎」の田んぼを見に行ったのは7月下旬でした。
これが今回の連載のための最初の取材先です。
6月に田植えイベントがあったのですね。
風の又三郎設計図もありました。お米それぞれに色があるなんて楽しいですね。
田んぼの前の線路は東北本線。
カメラマンさんがちゃんと列車の通過時間を調べていてくださって
「そろそろ電車が来るからあのあたりで座っていてください」とアドバイス。
そうして撮ってくださった1枚は第3回に載っているのでご覧ください。
プロ農夢花巻さんの雑穀畑にお邪魔した日は本当に暑い日でした。
これまでトウモロコシだと思っていたいくつかの花巻の畑の風景は
実はハトムギだったのかーと新たな発見でした(思い込んじゃだめだなあ)。
宮沢賢治作品と花巻の農の風景を紹介するエッセー
→第2回「野原と畑の晩餐会(ばんさんかい)」
→第3回「五穀豊穣のよろこび」
http://makimaki-hanamaki.com/2404
第4回は12月中に間もなくアップの予定です。
賢治さんの作品世界と、花巻の農の風景
どちらも楽しんでいただけると幸いです。
花巻の情報がたくさん。どうぞご一読ください。よろしくおねがいします。
まきまき花巻
→http://makimaki-hanamaki.com/
2018年の賢治祭 [宮沢賢治]
毎年自分の記録のためにも記事に挙げているのに、今年はまだでした(うう)。
さて気を取り直してご紹介・・・
毎年9月21日の宮沢賢治さんの命日に開催される
賢治祭(けんじさい)今年は雨でした。7年ぶり?
南城小学校体育館が会場となりました。
前回、私が参加した雨の賢治祭は2011年でした。
3月が東日本大震災の年であり
当時のブログには書いていないのですが
私事で自宅から「救急搬送」の連絡があったものの帰ることはできないし、
さらに台風だし・・・と憂鬱な気持ちで、大変な日だったのを覚えています。
2011年のようす
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2011-10-10-1
2018年のプログラム
私は朗読の頃からの参加だったのですが
朗読の後半には最高潮に雨音が大きくなって、
あ、賢治さんBGM流している? という雰囲気でした。
そのほかカルテットの音楽や鹿踊りなどもりだくさんのプログラムでした。
体育館という室内もそれはそれで、音や声が聴きやすくていいなあと思いました。
明るいし、あたたかいし・・・。
ちょうど宮沢賢治記念館では
それぞれの受賞の方も音楽関係の方・団体が多く
音楽にあふれた9月の花巻でした ♪
宮沢賢治の花巻レストラン 第2回アップしました [宮沢賢治]
「宮沢賢治の花巻レストラン」
→第1回についてはこちら
https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2018-09-30
第2回「野原と畑の晩餐会」をアップしました。
こちらからご覧ください
→http://makimaki-hanamaki.com/2335
取材先は
大迫チーズ生産者組合
花巻黒ぶだう牛
・・・以下は、ちょっぴり楽屋話
白金豚のお料理取材ででかけた「ポパイ」さんのメニューといっしょに
テーブルに置かれていた「ポパイ会報」は、お店の方の手作り新聞。
新メニューの紹介や、季節の話題、スタッフ近況などたのしいよみもの。
大迫チーズ生産者組合で 伊藤さんのモッツァレラチーズでカプレーゼ
もうひとつ、大迫チーズ生産組合の伊藤さんおすすめレシピ
リコッタチーズ(これは作る量が少ない幻チーズ)は
ピーナッツといっしょにクラッカーにのせるとおいしい♪
第4回(の予定)の林檎畑の取材風景です。
山の斜面を利用した林檎畑は目の前にひろがる風景もひろびろきれいでした。
宮沢賢治作品と花巻の農の風景を紹介するエッセー
どちらも「いいなあ」と楽しんでいただけるといいなあ
と思って書いています。
小学6年生と賢治を語る2018 [宮沢賢治]
このブログでは2008年の大阪の小学校の記録からはじまった小学校訪問
なんと今年で10年目。最初に出会った生徒さん22歳になっていますね(みなさんお元気?)!
これまでの記録→★こちら
2018年10月11日 芦屋川も秋の気配・・・そして今年も小雨
坂道をのぼって学校についたら汗だくだく・・・小学校のときもそうだったなあ。
芦屋市立山手小学校の6年生のクラスへ。
母校訪問、昨年に続き2度目です。今年もでかけることができてうれしい。
「宮沢賢治を旅しよう」というタイトルで
5,6時間目に4クラス
約120名の生徒のみなさんとの賢治の授業です。
宮沢賢治さんのこと、ふるさと岩手・花巻のこと
教科書に掲載されている「やまなし」「イーハトーブの夢」のことなど
おはなししたり、地図で確認したり
写真をみたり、盛岡弁ラジオ体操をしたりして楽しんでいただきました。
授業でおはなししたことひとつご紹介
(統計はそれぞれの市のHPから 2018年9月現在のもの引用させていただきました)
芦屋市の面積は 18.57平方km 人口94885人
花巻市の面積は908.39平方km 人口96269人
つまり花巻市の中に芦屋市は約48個入ります。
だけど人口は千人くらいしかかわらない(ほぼ同じ)。
質問するとみなさん積極的に手をあげて下さるし
今回、賢治さんの作品「眼にて言う」を知っているよ、という生徒さんがいて
(わ、すごい!)。皆さん元気いっぱい、少し好奇心わくわくしてくれていたらいいな。
小学校のHPにも当日の様子が載っています
こちら→★ ご覧ください
今回おはなしさせていただいたことで、
宮沢賢治作品をはじめ、ことばの世界のおもしろさや
関西からは遠いけれど東北・岩手にふれるきっかけになっていたらうれしいです。
今年も、母校の小学生のみなさんとおはなしできる
貴重な機会を与えていただき感謝しています!
ありがとうございました。
授業のあと、校長先生が卒業アルバムをみせてくださいました。
このごろはオールカラーなんですね。
そして一人ずつポートレイトのページもあって(アメリカのアルバムみたい)
とても洒落ているのでびっくりしました。
卒業文集も一緒に製本してあってとてもきれいなアルバム。
そしてそして棚からだしてくださったのは・・・ええっ、私の卒業した時のアルバム。
中の写真はオール白黒、そして昭和の時代のアルバムみんな同じタイトルで「思い出」。
あの先生、あのお友達・・・みんな元気かな。
当たり前だけど先生方は皆さんお若い、そしてともだちはみんな子どもだっ。
6年生のワタシとご対面です。むっつりして写っていました。
ワタシの隣にいるのは、今も仲良しの直子ちゃん。
直子ちゃんとワタシ、お誕生日おめでとうの連絡しあっているの
(途中で抜けている何年かはあるけれど)このころからなんだよねえ。
今日おはなしさせていただいたみなさんと同じ年のワタシです。
いろいろあったけれど、当時は当時で一生けん命すごして(生きて)いたなあと
今だからこそ思える、大切なふりかえりができました。
賢治さんとおさんぽする、秋 ありがとうございました [宮沢賢治]
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
過日、ご案内させていただいた
花巻てならいキッチン&ライブ「賢治さんとおさんぽする、秋」
詳細こちら→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2018-09-01
9月23日に無事終了しました。
当日は朝から晴れていいおてんき 会場は満員御礼。
久々にお会いする方、初めてお会いする方、賢治仲間のおともだち
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
写真はリハーサル風景
【第1部】 賢治さんのもぐもぐタイム
おはなしは、宮沢賢治作品に登場する畑の風景と今の花巻の野菜のことなど
・・・が、はじまる直前、旗をもった方を先頭にがやがやとたくさんの人
ハトバスツアーのご一行が入ってきます。
そこで私なぜなのか「まけないっ」という
ヘンなスイッチがはいってしまいまして、しどろもどろに。
ふわふわとなんとも結論のないおはなしに。
だけど、賢治さんのおはなしは楽しいよ、
花巻にはおいしいものがたくさんあるんだよ~ということは伝わっていたかな(前向き)???
だったらなによりなのですが・・・。
後半はもぐもぐタイム
お料理という感じではありませんが、
花巻の食材をそれぞれ味わって楽しんでくださいというラインナップです。
今回使わせていただいた食材は、
・ネクスさんのITトマト
・大迫チーズ生産組合のモッツァレラチーズ
・白金豚のサラミ(東和町ササチョウ味噌入り)
・悠和会のシードル
・宇都宮果樹園のりんご・紅いわて
・ちゃいのベジパン・黒豆豆乳パン
9月に「まきまき花巻」で連載中の「宮沢賢治の花巻レストラン」
その取材でであった花巻のおいしいものたちからの一部です。
ちょうど3時のもぐもぐタイムになりました。
第2部 でくのぼうライブ
関西から~犬丑さん
花巻から~風音さん
あらためて、今回は準備から当日の開催まで本当にたくさんの方にお世話になりました。
福住めぐみさんをはじめ、みのおてならいのスタッフのみなさま
風音さん♪ 戌丑さん♪
花巻での実現につないでくださった北山公路さん
会場とキッチンを貸して下さったマルカン1fさま
何か賢治さんと花巻のおいしいものをたべる会ができないかなあと
当日取材に来てくださった川嶋印刷さんとカメラマンさんにも感謝。
会のあとは大食堂でうちあげ お疲れさまでした~
楽しい1日でした。参加のみなさま、スタッフ、関係者の皆様ありがとうございました。
ぜひまた集まりましょうね!
こちらも報告アップされています。ご覧ください
★風屋さんのブログ「風音土香」
https://blog.goo.ne.jp/k_kazeya/e/a2b50f2d5b5145ddf40002187970fadc
★みのおてならいさんのHP https://minohjuku.jimdo.com/
宮沢賢治の花巻レストラン @まきまき花巻 [宮沢賢治]
大きな被害がないことを祈るばかりです。
9月に花巻に出かけてきました。
今回もたくさんの方にお世話になり、たのしい花巻滞在の時間でした。
ありがとうございました。報告はまたゆっくりと・・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
まずはおしらせ!
「まきまき花巻」で
掲載いただいています。
ご一読いただけると幸いです。
これは7月に取材に行った石鳥谷(いしどりや)田んぼアート
風の又三郎が田んぼに出現
第1回をアップしています。
http://makimaki-hanamaki.com/2031
→第1回「畑の恵み、町の食卓」後篇
http://makimaki-hanamaki.com/2075
今回の連載は
イーハトーブ花巻「農」の発信プロジェクトの一環です。
取材には市の農政課の担当者と、ディレクターさん、カメラマンさんと出かけました。
7月中旬。夕暮れになる前に、きゅうりの畑を訪問。
大迫チーズ生産組合さん
できたてのチーズでカプレーゼをつくってくださいました。
第2回以降も順次アップしていきます(原稿がんばりますっ)。
賢治さんの作品世界と、花巻の農の風景どちらも「いいなあ」
楽しんでいただけるといいなあと思っています。
「まきまき花巻」には
ほかにも花巻の情報がたくさんのっています。
どうぞご一読くださいね。よろしくおねがいします!
【「宮沢賢治の花巻レストラン」紹介ありがとうございます】
★「みのおてならい」さん FB
→https://minohjuku.jimdo.com/
★カレーとコーヒーの店「森のみみずく」さん ブログ
「まきまき花巻」知ってますか?
→https://ameblo.jp/mimizuku-cafe/entry-12407566135.html
9/23 賢治さんとおさんぽする、秋 [宮沢賢治]
宮沢賢治と花巻の農と食をたのしむおはなし&花巻人×関西人ライブを行います。
花巻てならいキッチン&ライブ
賢治さんとおさんぽする、秋
ところ マルカンビル 1f 岩手県花巻市上町6-2
参加費 第 1 部 1 ,000円 (税込) 第2部 無料
プログラム
【第 1 部】 賢治さんのもぐもぐタイム 14:30 ~ 15:30
【第 2 部】 でくのぼうライブ 15:30 ~ 16:30
主 催 みのおてならい
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/kanko/701/p009389.html
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
主催の「みのおてならい」さんは初の国内おでかけ講座。
箕面(みのお)では
2016年に「賢治さんとお茶っこ体験」講座を開催させていただきました。
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2016-04-18
事務局のみなさんとこうして岩手で一緒に集えるのも、
思い返せば、しあわせの学校で2010年に盛岡で賢治さん講座がご縁でした。
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2010-09-27
そののち、しあわせの学校の2013年「もっとずっときっと祭」
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-06-03-1
などでもご一緒し、以来、ほぼ隔年に花巻で再会をしてきましたが、
今回、こうして花巻×関西で集まれることがとてもうれしいです。
風音さんは、いつも花巻でお世話になっているマチココ編集長率いるグループ。
戌丑さんの「戌」さんは、初花巻と伺っています。
もぐもぐタイムは準備の都合、事前の申し込みをお願いします。
ライブは無料です。
ぜひ秋の花巻におでれんせ(おこしください)!
【追記】2018.10.3 ありがとうございました
おかげさまで盛況でした! よろしければ報告ご覧ください
122歳 おめでとう [宮沢賢治]
宮沢賢治さん122歳のお誕生日です。
おめでとうございます。
1896(明治29)年生まれの賢治さん。
きんさん・ぎんさんは、1892(明治25年)生まれなので
(ふたごのおばあちゃん、今40代以上の方ならおわかりでしょう)
賢治さんはきんさんぎんさんより4歳年下なんですよ。
上の写真は缶バッチです。
7月に童話村のライトアップにでかけたときに入口でアンケートに答えたらいただきました。
いい記念になりました。
というのも こんなのもっているからです。
2年前にも童話村のライトアップにでかけ、いただきました。
毎年作ってほしい生誕缶バッチです。集めたくなる・・・。
その童話村のライトアップは今年で3年目。
今年はどんぐりのまわりにリンドウの花のようなライトが増えて
キラキラがバージョンアップしていました。
ライトアップは今年は10月7日まで
開催日が決まっているそうなので詳細はこちらを(花巻市HPより)
→https://www.city.hanamaki.iwate.jp/shimin/176/181/p007880.html
安斉重夫展@フィンランド [宮沢賢治]
いわきの安斉さんご夫妻から届いたもうひとつのうれしおしらせ
鉄の彫刻家の安斉重夫さんの個展のおしらせです。
安斉さんのことは以前、福島での個展のお知らせで記事にしましたが
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2018-04-14
その作品世界は、とても繊細でやさしく、ときにユーモラス。
宮沢賢治の作品世界の登場人物たちもあらわれて、彼らは笑ったり、踊ったり、すましたりしています。
安斉さんのHPはこちら http://www.anzaishigeo.net/
そんな安斉さんの作品展が2018年8月17日(月)から9月13日(木)まで
フィンランド・ヘルシンキで開催されます。
新装施設のこけら落とし企画で200名以上の中から選ばれたそうです。
いただいた案内・・・フィンランド語です。
アキラタケウチさんと、シゲオアンザイ(安斉重夫)さんの展覧会のおしらせ
いただいたお手紙によれば、海を越えての作品の搬入は本当に大変だったとのこと。
作品に合わせて作るダンボールでの梱包をたいそう厳重にしたそうです。
そして作品が完成するたび発送し、受け取るフィンランドの方もまた大変だったそうで、
冬はそりにのってポステ(郵便局)まで。
でもそんな「旅」をしてきた作品たちは、フィンランドの光と風をうけてとても機嫌よく過ごしているんだろうなあ。嗚呼~観てみたい。
フィンランドのみなさま、この時期フィンランドにお出かけのみなさま ぜひぜひ足をお運びくださいね。
そしてもしお出かけになったみなさま、ぜひぜひこのブログまたは、安斉さんのブログにおしらせいただけるとうれしいです。お待ちしています♪
宮沢賢治展@いわき市・心平記念館 [宮沢賢治]
先日の大阪の地震、そして今回の大雨ではここ数日、
避難に関する情報に友人知人のくらす地域もたくさん出てきました。
広島方面の被害のニュースも、見ているだけなのが申し訳なくなってきますが、
とにかく祈るばかりです。
昨日は七夕、そして小暑。これから8月7日の立秋の前日までが暑中です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな雨の七夕に
私のポラーノの仲間・安斉さんご夫妻から賢治関連のうれしい案内がふたつとどきました。
先ずこの記事ではひとつめ。
福島県のいわき市立草野心平記念文学館で開催の宮沢賢治展のお知らせです!
そして同じくポラーノの仲間・記念館学芸員の小野さん、
いよいよはじまりましたね。
開館20周年記念・夏の企画展
宮沢賢治展 賢治の宇宙 心平の天
期間 2018年7月7日(土)-8月26日(日)
会場 いわき市立草野心平記念文学館
HP http://www.k-shimpei.jp/index.html
「雨ニモマケズ手帳」や賢治直筆の絵が見られる資料特別展も
毎週日曜日に開催される催しも
中でも雨ニモマケズ手帳は2週間見ることができます。
賢治の地元・花巻でもこんなことはめったにない「凄い」内容デス。
【宮澤賢治資料特別展示(期間限定)】
※期間前後は精密複製を展示します。資料貸出:林風舎
7月 7日(土) -20日(金)「雨ニモマケズ手帳」
7月18日(水) -29日(日) 「日輪と山」
7月24日(火)-8月5日(日) 「無題(赤玉)」
7月31日(火)-8月12日(日)「無題(ミミズクの絵)」
8月 7日(火) -19日(日) 「無題(ケミカルガーデン)」
8月14日(火) -26日(日) 「無題(月夜のでんしんばしら)」
※「絶筆二首」「孔雀手帳」高村光太郎「雨ニモマケズ」詩碑書の3点は
全期間中展示します
※同時開催 安斉重夫の賢治ファンタジー
【会期中の催し】
時間はいずれも14:00-15:30
いずれも聴講、鑑賞無料 申し込み不要 先着150名
7月8日(日)講演会「賢治と心平 世界的だなどといふことは…」
栗原 敦(実践女子大学名誉教授)
7月15日(日)対談「賢治と心平の会話」
牛崎敏哉(宮沢賢治記念館副館長)×小野浩(草野心平記念文学館学芸員)
7月22日(日)作品ガイド「賢治ファンタジーの時空ツアー」
安斉重夫(彫刻家 イーハトーブ奨励賞2011年受賞)
7月29日(日) 講演と朗読コンサート「雨ニモマケズ」
講演 宮澤和樹(㈱林風舎代表取締役 宮沢賢治親族)
朗読 宮澤やよい 「宮澤賢治所有のヴァイオリン」演奏 宮澤香帆
【ギャラリートーク】
7月7日(土) 8月4日(土)いずれも13:30-14:00
学芸員の展示解説です。 文学館企画展示室 要観覧券 申し込み不要
各詳細・各催しへのお申し込みなどは
草野心平記念文学館のHPをご覧ください
→http://www.k-shimpei.jp/exhibition.html#summer
賢治や心平を知っていても知らなくても!?
この二人から文学ということばの世界に親しめる楽しい機会、おすすめです。
宮沢賢治学会 2018年夏季特設セミナー@花巻 [宮沢賢治]
7月には宮沢賢治学会で夏季セミナーが開催されます。
今回は2015年から3回シリーズで行っていた「心象スケッチを知っていますか」の最終回
賢治さんが生前出版した『春と修羅』
そこに示されている「心象スケッチ」ということばを探ってきたシリーズ。
最終回のキーワードは「異空間」
研究者からのお話と 詩の朗読で「心象スケッチ」を探っていきます。
昨年は「春と修羅とシンゴジラ」でした
その様子はこちら→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-08-06
学会会員、会員外どなたでも参加できます。楽しみですね。
夏季特設セミナーのシリーズ「心象スケッチを知っていますか?」は、2015年、2017年に続いて第三回となります。今回は「異空間」との関わりに焦点を当てます。
また研究発表だけでは作品を味わう楽しさを忘れかねませんので、両日にわたり、併せて三つの朗読のセッションを企画しました。賢治の多彩さにふさわしい、それぞれ個性的な朗読を聴かせていただけると期待しています。
期 日 2018年7月28日(土)・29日(日)
【プログラム】
第一日 7月28日(土)13:30(13:00開場)
岡村民夫(法政大学教授)
第二日 7月29日(日)9:30(9:00開場)
栗原敦(実践女子大学名誉教授)
宮沢賢治学会 小中学生対象の夏のスペシャルイベントのおしらせ@花巻 [宮沢賢治]
宮沢賢治学会イーハトーブセンターから夏のスペシャルイベントのおしらせがとどきました。
小中学生を対象にした「石っこ賢さん」体験できるイベントです。
パントマイムの劇を見たり、おはなしを聴きながら
自分で見つけた石を専門家に鑑定してもらえるというもの。
岩石博士になれそうな、夏休みの宿題も片付きそうな催しです!?
花巻以外の小中学生もOK、大人の方も参加OKとのことですので
お一人で、ファミリーで、お孫さんと・・・お出かけになってはいかがでしょう。
石の専門家やパフォーマーがわかりやすく、おもしろく対応します。
賢治さんは、子どものころから石にとても関心を持っていました。
夏の午後のひと時を、賢治さんと一緒に楽しんでみませんか。
http://www.kenji.gr.jp/index.html
※第1部・第2部:自由参加・予約不要
第3部 : 要予約
こちら→http://www.kenji.gr.jp/news2.html#sp
安斉重夫の幻想の世界展Ⅱ@福島県須賀川市 [宮沢賢治]
→こんな仲間 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06
仲良くしてくださっている安斉さんご夫妻から個展のお知らせが届きました。
ありがとうございました。本日14日から開催です。
安斉重夫の幻想の世界展Ⅱ
日時 2018年4月14日(土)-22日(日)10:00-18:00
※17日(火)はお休み
会場 ギャラリーマスガ
福島県須賀川市北山寺町260
会場の詳細はこちら http://gallery-masuga.com/
安斉重夫さんは鉄の彫刻家です。
2011年に花巻市の宮沢賢治イーハトーブ賞奨励賞を受賞されています。
賢治の作品世界を表現した作品も多数作っておられます。
お近くの方、この期間に須賀川のあたり旅される方、ぜひぜひおでかけください♪
今年はフィンランドでも個展をされるのですね。 ご盛会お祈りいたします!
安斉さんのHPはこちら
http://www.anzaishigeo.net/
賢治と樹木展 フィールド編 [宮沢賢治]
→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2018-04-02
2月と3月に盛岡、花巻にでかけたのは2018年3月24日(土)と25日(日)に開催された
宮沢賢治学会の春季セミナーのためでした。
セミナーは3月末まで花巻のイーハトーブ館で開催されていた
「賢治と樹木展」の展示内容をより具体的に知ろうという「フィールド編」がテーマでした。
岩手大学地域創生フォーラム「イーハトーブの学び舎から」との連携・協力企画でした。
くわしいプログラムはこちらを(セミナーのフライヤーPDF)
→http://www.kenji.gr.jp/image/2018shunki.pdf
会場は1日目が盛岡の賢治の岩手大学農学部付属農協教育資料館・・・ここはまさに宮沢賢治の学び舎だったところです。
1日目の午前はここで賢治が学生当時つかっていた教材の掛図についての講演と、そして賢治や賢治の時代にゆかりある植物のある植物園をまわりました。
植物園では福寿草が華を咲かせていました。早春♪
午後からはフォーラムで講演会や朗読、音楽演奏、鼎談など。
2日目は花巻のイーハトーブ館・・・館内で3月末まで開催されている企画展のギャラリートークと、イーハトーブ館と宮澤賢治記念館の建っている胡四王山(こしおうさん)を散策しました。
散策途中の南斜花壇はまだ冬の気配
花の季節はこんな感じ 下の写真と見比べてみてください
(8年前の記事だけど花壇の様子は変わりません。ぜひ春~夏の花壇みて!)
→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2010-08-16-1
ふきのとう(岩手では「ばっけ」といいます)があちらこちらに
春だ~
胡四王神社の途中にはこんな看板
これが愛染杉 もちろん「しっかり」さわってきました。
愛が生まれるかしら!?
盛岡~花巻の移動・宿泊は少々たいへんなところもありましたが、
なんといっても2日ともお天気に恵まれたのが幸いでした。
早春のまだすこし冷たい空気の中で、おひさまはまぶしくて
賢治ゆかりの2か所でそれぞれ講師からお話を聴いたりフィールドワークに参加できたのは
賢治をたのしむ「どっぷり感」があり、めったにない賢治さんを味わう時間というものでした。
講師のみなさま、関係者のみなさま どうもありがとうございました。
★1日目の様子はIBC岩手放送のニュースでみられます
「賢治が高等農林学校卒業100年でイベント」
→http://news.ibc.co.jp/item_32728.html
宮沢賢治学会イーハトーブセンターでは次は夏に夏季セミナーがある予定です。
まだ詳細はでていませんが、HP要チェックのほどを!
→http://www.kenji.gr.jp/
2日目の胡四王山散策のあとは「おなかすいたね~」と
加藤さん、加倉井さん、真由美さん、藤野さん、森本さん、菊池さんと
「山猫軒」でおひるごはんの時間。
https://www.yamanekoken.jp/wildcat-house-%E5%B1%B1%E7%8C%AB%E8%BB%92/
私はこの日の日替わり「ステーキランチ」。ひっつみもついていておいしかった!
食後はイーハトーブ館「猫の事務所」喫茶コーナーで
http://www.kenji.gr.jp/neko.html
ベルギーチョコのジェラートいただきました。
散策で消費したカロリーをすっかり補給(それ以上?)ふふ。
ごちそうさまでした♪
『屋根の上が好きな兄と私』 [宮沢賢治]
(栗原さんありがとうございました)
『屋根の上が好きな兄と私 ~宮沢賢治妹・岩田シゲ回想録』
栗原 敦 監修 宮澤明裕 編 蒼丘書林 2017年12月
詳細はこちら→http://www1.odn.ne.jp/sokyu/news.html#yane
サブタイトルにもあるとおり、宮沢賢治の妹・岩田シゲさんの回想録です。
賢治さんは5人兄弟で長男です。
「永訣の朝」にも登場する妹のトシさんは2歳違い
シゲさんは5歳違いで次妹です。
その下に賢治と8歳違いの弟・清六さん
末っ子は11歳違いの妹・クニさん。
シゲさんがつづっておられる賢治や宮沢家に関するエピソードは
シゲさんが70を過ぎてから書きしるされたもので、最初は身近な親族だけが読むための冊子に収録されたものだったそうです。そしてこうして私たちが読めるようになるまでの詳しいいきさつは是非本を読んでいただきたいのですが、クニさんの賢治さんや家族を思う優しい想気持ちと、賢治さんを好きな色んな人たちがかかわってできたと事が伝わってくる1冊でもありました。
エピソードはもとより、文脈から行間からもシゲさんのお人柄がよく伝わってくるのです。
とても小さくてかわいい愛しい感じといいましょうか。
5歳年上の賢治さんは何でも知っているやさしい「お兄ちゃん」だったんだろうなあ。
そして「姉の死」という文に書かれた最後の4行はまるで今の世界のことも指しているようで、
現代に生きている私は、その人の世の変わらなさに、ちょっと情けなくなりました。
100ページに満たない本ですが、
これまで知らなかった賢治さんに関わるエピソードも多数あり、
中でも食べ物に関する話題が多く、賢治さんと食べ物について関心のある私にとっては
食べ物や当時の暮らしのことなどが大変参考になりました。
今期の芥川賞では『銀河鉄道の父』 直木賞では『おらおらでひとりいぐも』
賢治さんに関わる作品が受賞されていますが、
『銀河鉄道の父』の作者・門井慶喜さんが
2018年1月24日の毎日新聞夕刊に寄稿されていた記事の中にも
このシゲさんの本のことが書かれてあり「あ、見つけた!」とばかりうれしくなったのです。
小学6年生と賢治を叫ぶ2017 Part3 [宮沢賢治]
小学6年生のみなさんと
宮沢賢治のことを考えたりおはなししたりする授業
2017年度 3校目は12月14日 川西市立北陵小学校です。
→今年2校目の記事はこちら
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-11-14
→昨年の北陵小学校の記事はこちら
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2016-12-27
北陵小学校へよんでいただくのは今年で6年目になります。
総合学習の時間におじゃまさせていただきました。
今年も6年生のみなさんとお会いできてとてもうれしかったです。
そして先生方とも1年ぶりの再会です。
実は前日の天気予報では川西方面は雪の予報でした。
学校まででかけられるか???ちょっと心配だったのです。
そして朝、やっぱり雪! だけど大雪にはならないようなので
おかげさまで予定通り到着(林先生ありがとうございました)。
学校に到着したらつもっていました。
朝日がまぶしい~
まずは家庭科室で例年通りのがんづき作り。
8時過ぎからスタート! 調理室から外を見れば校庭にはうっすらと雪。
永井先生、林先生と6年目のがんづき作りは息もぴったり。チームワークのすばらしさ!
6台のがんづきも毎年早くできあがっていく感じです。
それぞれの蒸し器からゆげがたちのぼります。
感激のできあがり~どれもみんなふっくら膨らみました♪
スタンバイOK!
授業がはじまります。
「宮沢賢治とイーハトーブを旅しよう」
第1部は、3クラスのみなさんが体育館に集合。
とにかくとっても寒い日だったので、
できるだけ声を出したり体を動かしたりしました。
みんなで「雨ニモマケズ」を読んだり。
盛岡弁ラジオ体操では
各クラスの「体育委員」のみなさんが前に出てきてくれました。
↑ こちらの授業風景は校長先生からいただいた写真から。
第2部は調理室に移動して各クラスで
「賢治さんとお茶っこの時間」
「お茶っこ」とは岩手の言葉で「お茶の時間」のことです。
おいしいお菓子とお茶でたのしくおしゃべりタイム。
花巻の写真をみてもらったり、やまなしのおはなしをしながら
「がんづき」を召し上がっていただきました。
5年生の家庭科で習った「お茶の入れかた」の復習も兼ねて
急須からお茶をいれて、準備ができたら「いただきます」。
「おいしい」「お家でも作りたい」という声もあり、みなさん完食。
うれしいなあ。
ほうじ茶もおいしそうに飲んでいる方が多くて、ほっこりたのしい時間でした。
アレルギーの都合でがんづきがたべられない生徒さんは
事前に保護者の方と栄養教諭の先生で相談してくださり、
がんづきレシピを基にお家で試作して、
卵なしがんづきや、豆乳がんづきを作ってもってきてくださいました。
がんづきは、おみそしると同様、
お家それぞれレシピがあって手軽に気楽につくって食べるもの。
だからスペシャルじゃなくて、やっぱりそれぞれが「がんづき」です。
お昼は、6年3組の教室で給食いただきました。
本日のメニューはマーボ豆腐、ニラサラダ、ごはん、牛乳
ニラサラダはニラ、春雨、ハムにマヨネーズベースの味付け。
隠し味にしょうゆとカラシが入っているそうですが、それが絶妙でおいしかった。
今度まねして作ってみよう。
おしゃべりしながらの給食タイム。
「だいじなものって何?」とか「宝物もってる?」とか「今いちばんほしいものってある?」とか、
「サンタさん来る?」とか、たずねられたのですが、
だめだなあ、私このごろそんなことちっとも考えてなかったなあ。
そしてみなさんは、それぞれ「わたしはね・・・」といろんなこと教えてくれました。
それぞれの答え、とってもよかった。
お腹も心もいっぱい~。ごちそうさまでした!
誰かさんの国語の教科書とペンケース
6年生のみなさんに
宮沢賢治の作品や、岩手のこと
そしてお話を読むことのたのしさなどが伝わっていたらうれしいです。
そうして私は、
宮沢賢治と岩手のことを伝えに行っているはずなのに
やっぱり今年も
6年生のみなさんからいろんな大切なことをおしえてもらいました。
6年生のみなさま
林先生、永井先生、上田先生、椿先生、神谷先生
齊木校長先生
どうもありがとうございました。
★当日の様子は北陵小学校のHPでも報告いただいています。
ご覧ください こちら→ ★
賢治と樹木展 @花巻 [宮沢賢治]
宮沢賢治記念館では10月1日―来年3月31日まで
特別展「賢治と樹木展」が開催されています。
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/501/miyazawakenji/p004116.html
童話「虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)」をテーマに
杉の木の公園が登場するその物語世界の紹介、自筆原稿(複製)、
そして賢治童話に登場する樹木の標本が展示されていました。
この記念館のある胡四王山(こしおうさん)周辺もいろんな樹木のあるところ
展示を見た後、ぐるりと見回すと、あの木はなんだろう・・・とだんだん気になってくるのでした。
南斜花壇方面に階段を降りていきます
(この写真は5月のときのもの)
南斜花壇も冬支度
周辺の木立ちの枝もとりはらわれ、遠くまで見通しがよくなっています。
それもこれも「熊に注意」のせいとか!?
これなら熊さんが歩いてみてもお互いみつけられるから大丈夫、
一人でずかずか歩いていくと
途中でおしゃべりに夢中の親子連れにあいました。にぎやか大切です。
イーハトーブ館の入口をながれる水のオブジェはもうすぐ冬!という感じ。
鈍色に静まり返っています。
この静かさは紅葉が終わった11月のこの時期ならでは。
イーハトーブ館では10月2日から来年3月31日まで
企画展「賢治とイーハトーブの樹木たち」開催中です。
http://www.kenji.gr.jp/
宮沢賢治記念館と、イーハトーブ館の連携企画展
両方見ると、賢治の物語世界にどれほど樹木が拡がっているか
そして賢治自身がどれほど樹木の知識豊富な人だったのかがわかります。
この日のお昼ごはんは
午後も元気に乗り切るぞ、とスパイスパワーに期待して
イーハトーブ館のカフェ「猫の事務所」でカレーセットをいただきました。
イーハトーブ館のカフェ「猫の事務所」は軽食もいただけて、
コーヒーはサイフォンで1杯ずつ入れてくれるんです。
静かに過ごしたいときの穴場なのでございます(ぐるナビ未掲載!)。
小学6年生と賢治を叫ぶ2017 Part2 [宮沢賢治]
小学6年生のみなさんと
宮沢賢治のことを考えたりおはなししたりする授業
2017年度 2校目は11月14日 芦屋市立朝日ヶ丘小学校です。
朝日ヶ丘小学校へよんでいただくのは今年で8年目になりました。
今年もありがとうございます。毎年出かけるのを楽しみにしている学校のひとつです。
★昨年の報告はこちら
→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2016-10-18
今年は芦屋も寒い11月だけれど、岩手県盛岡市では昨日初氷が張ったんだよ、と
伝えると「寒そうだ~」の声があがりました。
うつむく賢治さんの写真のエピソードを伝えたり、
やまなしの実物(アルコール漬け)を観てもらいました。
やまなしってピンポン玉くらいの大きさなんですよ。
この大きさがわかると、「やまなし」の世界がどれほど小さい世界なのかに気付き、
同時にそこからながめている視線、視野がどれほど大きいのかに気付かされます。
その大きさ! 賢治さんのおはなし世界にわくわくするんです。
2003年に花巻でいただいた「やまなし」をお酒に漬けたもの。
6年生のみなさんより「年上の」やまなしです。
昨年持っていったものを大事に置いておいてくださっていました。
それから岩手の風景写真を見ていただいたり、
「もりおか弁ラジオ体操」CDをかけてみんなで体操しました! うはは、笑い声。
誰かさんの国語の教科書とペンケース
写真撮らせてと声をかけたら「撮りたい」ということで
私の携帯で撮ってくれました。ありがとう。
これから「やまなし」「イーハトーブの夢」を学ぶ6年生のみなさんでした。
どうぞ、教科書をひらいたら
賢治さんのおはなしの世界、ことばの力に想いを馳せて
楽しい授業になりますように。
宮崎先生、菅原先生、今村校長先生
どうもありがとうございました。
小学6年生と賢治を叫ぶ2017 [宮沢賢治]
昨年までの記録
→ http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/search/?keyword=%E5%8F%AB%E3%81%B6
今年は
2017年10月13日に芦屋市立山手小学校へ行かせていただきました。
http://www.edu-ashiya.ed.jp/ymtjs/
実は母校なんです。 わ~何十年ぶり!?
声をかけてくださった先生方に感謝。
懐かしい風景をながめているうち
♪六甲(むこ)の山影 谷水の 流れさやけき 芦屋川~♪
と校歌を思い出し、
この橋の右側からずずっと続いている勾配のある坂道を登って学校へ。
周りの家はずいぶん建て替わってしまったけれど、
しかし到着したときは汗だくだく・・・そういえば小学生の時も教室についたら冬でも下敷きであおいでおりました。体質ってそんなに変わるものではありませんね。
新しい校舎は、ちょっとだけ昔の面影。
でも教室は近代的でびっくりしました。
小学6年生約100名のみなさんと
「宮沢賢治とイーハトーブを旅しよう」というタイトルで、
宮沢賢治作品のこと、賢治のふるさと花巻のことを
写真などお見せしながらおはなしさせていただきました。
生徒のみなさんといっしょに盛岡弁ラジオ体操をすれば、みんな元気いっぱい。
質問コーナーでは、ハイ、ハイッと元気に手を挙げて下さって、
「岩手でおいしいお菓子って何?」という男の子からの質問もありました。
(はい、いろいろありますよ~南部せんべい、くるみゆべし、ぶちょうほうまんじゅう、
豆しとぎ、がんづき それからパンやケーキもいろいろあるのよ)
おかげさまでとっても楽しい授業をさせていただくことができました。
写真はありません。
でも小学校のHPに写真が出ていたので
よかったら こちら→★ ご覧ください
今回おはなしさせていただいたことが
宮沢賢治作品ってたのしいなあ、というきっかけになったらうれしいです。
今年も、小学生のみなさんとお話できる貴重な機会に感謝しています。
石田校長先生、瀬古先生、中桐先生、澁谷先生 ありがとうございました。
授業が終わってから校内を案内していただきました。
建物は全く変わってしまったけれど、みて回るうちに記憶が色々よみがえってきました
(三角ジャングルジムとか、ピロティとか、そして修学旅行の遠泳とか!)。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
帰り道、かつて住んでいた家(神戸の震災で建て替わってしまいもうないのですが)のほうまで歩いてみました。
小学生のときって、毎日こんなに歩いていたのか~。
今頃になって、とちょっとびっくりしたのですが、その記憶の中には、
神戸の震災を境に忘れてしまっていたものもありました。
いろんなことでめったにないほど頭が働いたからなのか
烏瓜の燈火(からすうりのあかり) [宮沢賢治]
お店の前で「烏瓜のあかりワークショップ」をやっていました。
時間がなくて、ワークショップには参加できませんでしたが
作品がとてもきれいだったので写真を撮らせていただきました。
バケツいっぱいの烏瓜 奥州市で集めてきたのだそうです。
今年は不作で、これだけ集めるのは大変だったそうです。
ジョバンニが学校の門を出るとき、同じ組の七八人は家へ帰らずカムパネルラをまん中にして校庭の隅の桜の木のところに集まってゐました。それはこんやの星祭に青いあかりをこしらへて川へ流す烏瓜を取りに行く相談らしかったのです。(「銀河鉄道の夜」)
あかりが灯ったらどんなにきれいだろう・・・と、つぶやくと
「そこの箱の中のぞいてみてください」と。
ぽっと灯っていました。
草の中には、ぴかぴか青びかりを出す小さな虫もゐて、ある葉は青くすかし出され、ジョバンニは、さっきいみんなの持って行った烏瓜のあかりのやうだとも思ひました。(「銀河鉄道の夜」)
お店の前には天体望遠鏡もでていたし、夜は「星祭」が繰り広げられたんだろうなあ・・・。
このあと、私と、モリモトさん、まゆみさん、コンノさんで、
ワルトラワラの仲間でもある画家の滝田恒夫さんのところにでかけたのですが、
その画廊たきたの前の壁に、烏瓜がごろんと実っていました。
さっきみたのより大きな烏瓜、夜になると、まるでこのまま明かりが灯ってそうでした。