寒い日の粕汁 [野菜たち]
寒いですね~~
ほかほかのお料理・・・ということで久々に粕汁を作りました。
材料は、大根、にんじん、こんにゃく、豚肉うすぎり、青ネギ。
冷蔵庫にあるものでシンプルに。
野菜をだし汁5カップで煮込み、酒粕100gを水で溶iいたものをいれ、15分くらい煮込み、
味噌大さじ1をいれて、さらに5分ほど煮込めばできあがり。
酒粕は山名酒造さんの
おお、訪問したのはもう2年前!
→ http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-04-01
有機純米酒粕です。
有機の酒米で仕込んだお酒の酒粕ということ。
おいしいお酒の酒粕は、同じくおいしいです。
酒粕といえば、関西の酒粕はこのようにギュッと絞りました、という板状ですが
岩手で見つけた酒粕は、まだ絞ったらお酒がとれそうという感じの
どろっとした液状のものが多いので、最初に見た時はびっくりしました。
いつかこのブログでも紹介できるといいなあ。
粕汁と一緒にいただくのは、黒豆を入れて炊いた黒豆ごはんです。
しばらく寒い日が続くようですが、あたたかい食事で皆さまも体を冷やさずお元気で!
今日は七草 [野菜たち]
本日2015年1月7日は七草
そうして1年に5つある五節句のひとつ「人日の節句」です。
人日(じんじつ)とは、
古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗(犬)の日、3日を猪(豚)の日、
4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、
それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていた。
そして、7日目を人の日(人日)とし、犯罪者に対する刑罰は行わないことにしていた。
(ウィキペディアより)
という意味だそうです。
年中行事の本などを読むと、この日に中国で行われていた風習が日本に入り、
江戸時代頃にはやがて七草粥を食べる行事となっていったようです。
七草粥を作りました。 めでたいので赤のバックを選んだらがドぎつくなってしまいました。
といっても、七草にこだわらず、冷蔵庫にあったもの、
大根(七草にエントリーされている野菜)、白菜、ほうれん草の「三草」で。
そこに彩りににんじんをいれました。
大根とにんじんを小さく切って、お米とともに炊飯器「お粥モード」で
和風だしを少し加えて炊きました。
炊きあがったら湯通しして細かく切った白菜とほうれん草を加えできあがり。
五節句というのは、1月7日以降は3月3日、5月5日、7月7日、9月9日
それぞれがどんな日なのかはまたいずれ。いずれも季節の変わり目です。
人間も体調に変化が出たりする時期なので、「体に気をつけて、自然に感謝しよう」
という想いからそれぞれの日にお祝いをするようになったのでは、と想像します。
それにしても昨日は「小寒」・・・寒の入りで寒い1月!
せり(芹)、なずな(ぺんぺん草)、ごぎょう(ははこ草)、はこべら(はこべ)、
ほとけのざ(たびらこ)、すずな(かぶ)、すずしろ(大根)
こんな季節に七草を実際の野原や畑で探すのは難しい。
もともとは旧暦の1月7日の行事ですからね。
それなら今年は2月25日・・・この頃だったら少しは七草育っているかな。
旧暦のお正月は2月19日です。
地域などで日にちや内容に若干違いがあるかもしれませんが
新暦にせよ旧暦にせよ7日まで(3日まで、15日までという説もあります)が松の内、
11日が鏡開き、15日はお正月働いていた人を慰労する小正月、
お正月の行事は、あとしばらく続きます。
玄米四合 [野菜たち]
新米の季節も終わりましたが今年のお米もおいしくいただいています。
これはヒノヒカリという品種のお米、
・・・ですが我が家では「ひろみ米」と呼んでいます(わかる人には、わかるお話・・・ふふふ)
ヒノヒカリの玄米。1合の重さはだいたいこのくらい 多少の誤差はあります。
1合
2合
3合
4合
玄米四合といったら、手帳・・・わかる人には、わかるお話
もう一度
一合
二合
三合
四合
「玄米四合」は「げんまいよんごう」と読んでしまいますが、
昔は「げんまいしごう」のほうが一般的だったようです。
・・・四季、四月、四国、四万十川の読み方と一緒(声に出して読んでみて)ですね。
お茶碗1杯の玄米・・・写真はちょっと少なめに盛ってしまいましたが
玄米1合で、凡そお茶碗2杯分になります。
一日に玄米四合というのは、多いのかな、少ないのかな???
日本で、一人が1年間で食べるお米の量は約60キロだそうです。
これは40年前の約半分とのこと。
(参照:『もしも日本人がみんな米つぶだったら』 山口タオ・津川シンスケ 講談社)
それを思うと4合というのは、大正の終わり~昭和の初めごろの感覚では決して多くない。
むしろ少ないはず。
もう一つ思い出してほしいのは、昭和30年代くらいまでは、日本の食卓というのは
一汁一菜のシンプルというより現代と比べたら粗食といってもいい食生活の中での玄米4合です。
そうしてそれは現代の様な洋風で油や糖分をたくさん使ったおかずではないし、
「お腹いっぱいだから、ごはんいらないや」といった
「おかずでお腹がいっぱいになる」食事ではありません(もう、おかずじゃなくて主食の感覚)。
かつて家庭で作られ味わっていた和食のおかずは、
あくまで「ごはんをおいしくたべるため」のお料理。
お腹はごはんでいっぱいになるのです。
・・・現代の食生活でもご飯中心メニューの方がヘルシーですよね。
糖質制限などはあるかもしれませんが。
また冷害でたべるもののない飢饉の被害も多かった東北では、
お米も「かてめし」といって大根や雑穀を混ぜてお米の量を増やして食べる工夫もしていました。
そんな背景も思いながら「玄米四合」に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
ユネスコ世界遺産に登録された和食ですが、
こんな視点からながめると、つい和食の危機なんてことにも思いを馳せてしまうのでした。
ということで、玄米をながめ、味わい、思ったことなどでした。
絵本と一緒に初夏をたのしもう [野菜たち]
2014年6月7日
長岡京市で親子料理教室を開催しました。
主催は 関西よつ葉連絡会 http://www.yotuba.gr.jp/ の
よつ葉ホームデリバリ―京都南
http://www.yotuba.gr.jp/renrakukai/center.htmです。
本日のテーマは「絵本と一緒に初夏をたのしもう」
6月に味わえる野菜をつかったメニューと
野菜の登場する絵本を紹介させていただきました。
今回のレシピ
前菜 初夏の野原でかくれんぼ
ドレッシングは柑橘「ジューシーオレンジ」の果肉を使って作りました
主菜 6月の野菜と鶏の軽い煮込み
実えんどうやキャベツ、新たまねぎ、新じゃがなど
この季節だから味わえる瑞々しいお野菜たちで作りました。
ごはん にんじんごはん
デザート マチェドニア ヨーグルト
柑橘のジューシーオレンジと、
パイナップルは、芯まで食べられる柔らかくて白い
石垣パイン・ピーチ種をつかいました。
さらに今回は
・ 4種類のオリーブオイルの試食
(イタリアの生産者指定のオーガニックのもの)
パンにつけての食べ比べ
・コンディメントバルサミコビアンコ(白いバルサミコ酢)の試食では
にんじんサラダとポテトサラダを作って味見をしていただきました。
・・・写真なし、ごめんなさい
デモンストレーションのあとは、いよいよ実習です。
今回は3歳の方の参加が多く、みんな一所懸命がんばっていました。
実えんどうの実を落とさないようにしなくちゃ
たまねぎの皮がなかなかむけないよ
そのほか、プチトマトのへたをとったり
キャベツをちぎったり。
お母さんと一緒にじゃがいもを切るよ。
だんだんとお料理が仕上がっていきました。
プチトマトが転がらないようにそおっとね。
うずらのゆでたまごと、プチトマト、スモークサーモンで作った
おいしい野原たち。
「ぼくスモークサーモン大好き」
7歳の男の子のお皿には
スモークサーモンのバラが咲き乱れていました。
いただきま~~す♪
にんじんごはんは今回も人気者。
お母さんたちからのアイデアでお茶碗でこんもりともられた形は
チキンライスみたいでいいですね。
マチェドニアヨーグルトは
水切りヨーグルトの、ぽってり濃厚な食感に、
大きめに切ったパインと柑橘のはちみつ和えが甘くさわやかで
味わいやすいデザートに仕上がりました。
もぐもぐ・・・と味わう小さなみなさんのお口がかわいかった!
今回ご紹介の絵本たちは、
今回味わった野菜が登場するものや
ちょうどこの時期、もうすぐ麦秋をむかえるむぎばたけのおはなしや
この季節旬を迎える野菜が登場しているものを中心に。
後片付けがおわって、帰るのが名残惜しい~という男の子が
ホワイトボードに気に入った絵本の絵を描いてくれました。
上手~どうもありがとう。
これからますます野菜がおいしくなる季節
親子でお料理も絵本もたくさん楽しんでみて下さいね。
ご参加のみなさま ありがとうございました。
関西よつ葉連絡会、よつ葉ホームデリバリ―京都南のみなさま ありがとうございました。
新緑の金曜日、焼きパンナコッタと再会 [野菜たち]
6月になりました。まだ梅雨にもなっていないのに暑い!ですね。
さて、2週ほど前の金曜日
アトリエFint,takk!http://finttakk.jugem.jp/ の
ランチ会があるということで京都の安楽寺にでかけました。
前回は・・・えっ3年ぶりでした。わ、月日のたつのが早いな。
→ http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2011-03-27
安楽寺の山門をくぐって、会場の「椛(もみじ)」へ。
アトリエFint,takk! 主宰の、あやさんと会うのもなんと2年ぶり!
わわ、やっぱり時間がすぎるのが早いな。
3年前はまだ寒さの残る3月だったけれど、今回は新緑の季節。
安楽寺界隈も濃い緑色につつまれています。
お庭の緑もまぶしくて、つつじには黒くて大きな蝶が何羽も舞っていました。
今日のランチは「春と夏の香りを感じるランチメニュー」
野菜を使ったお料理各種です。
そら豆のフラン
ほおずきのミントマリネ
オリーブビスケット
ズッキーニのスープ ~小茄子のヨーグルトソース~
セミドライトマトの高きびローフ
ひき肉みたいな食感の雑穀高きびにお豆とハ―ブが隠し味で
食べ応えがありました。
ベビーコーンのシードルビネガーソテー
枝豆モッツァレラ
焼きパンナコッタ ~小梅とアンデスの岩塩ソース~
アールグレイ紅茶 または ミントティ (私は紅茶をいただきました)
焼きパンナコッタ~3年ぶりの再会に感激!
そうそう、この味~♪
今回は、甘酸っぱい小梅のソース(これもあやさん手作り)と
岩塩がちょこっとかかっていて、それぞれと、そして三位(味!)一体で味わうと
こくのあるパンナコッタの味がふくらみました。
お料理はどれもひとつひとつていねいに「仕事」がしてあって、
素材や味の組み合わせもたのしめて
あやさんのお人柄というか、お料理と食べる人への愛情が伝わってきます。
会場ではあやさんの焼き菓子やジャムの販売もあって
その中にウイークエンドを見つけました!
これも三年ぶりの再会だ。レモン風味のアイシングのところが好きなんです。
買って帰って自宅でお茶の時間。おいしかったです。
実はランチ会は今回が最終回。
この秋に北海道に移住する計画のあやさんなんです。
今度会うのは、そしてあやさんのお料理やお菓子を味わうのは北海道かな???
遠くに行ってしまうのはさみしいけれど
新しいステップへと進んで行く力にほれぼれです。
・・・今年、私の友人たちはどうしてこんなにアクティブなんだろうー!
みんなすごいわ。
春と夏の香りをたっぷり味わう事の出来た金曜日
あやさん、ごちそうさまでした!
にんじん島 [野菜たち]
今年1月17日は阪神淡路大震災から19年目の日でした。
この日、神戸・三宮にある東遊園地の「1.17のつどい」に
岩手県大船渡市から2人の中学生と先生がお越しと聞きでかけました。
この会場をたずねるのは約10年ぶり。
岩手と関西は距離としては離れていますが、
これからも人と人を介して、お互いがもっと近くに感じられるように、
仲良く、心強い関係であるといいなと心から望んでいます。
★当日の報告はこちらを(関西岩手県人会のブログ)
http://kihiroba.exblog.jp/19357844/
1.17のつどいは、10年前より出展テントが少なくなっていたこと、
関わる方たちの年齢層が上がっていたことも印象に残ったことです。
時間の流れの中で「伝えていく」という事に対しても思いを巡らせた一日でした。
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さてさて、本日のおはなしは野菜のこと
にんじんや大根で、いかにも元気そうなのと出会った時には
そのヘタの部分を水を張った小皿に載せて、キッチンにおいておきます。
すると、にょにょにょと育ってきます。
小さな水耕栽培!? ううむ、それは小さな自己満足だ。
とにかく緑が育ってくるのが楽しいの。
おおっ 遠くに見えるのは にんじん島 発見~
見つめていたら、島みたいに見えたのです。わかる???
こちらはこれから島になるところ
平面なへたのところどころからこうして
にょにょにょと生えてくるのです。偉いね。
お前も立派な島になるのだぞ。
立派な島を観賞した後は
「収穫」して、サラダに混ぜたり、スープの浮き身に使うからね。
おめでたい芋 [野菜たち]
この頃になると、あたりのお正月の気配は抜けてきましたが、
関西に暮らす私にとっては、明日10日の十日戎(とおかえびす)が終わって
お正月が終わった~という気分になります。
9日が宵宮、10日が本戎、11日が残り福 恵比寿さま大忙しの3日間です。
それで、ということもありませんが
この時期ならではのおめでたい芋のおはなし。
え、これがめでたいの?
そうなんです。
やつがしら 八つ頭 八頭 といいます。
ごろごろ頭が沢山あるような形だからこの名前なんだ、というのは
姿を見て伝わってきます。
なにやらギリシャ神話に登場するメドゥーサのような、
出雲神話に登場する八岐大蛇の様な、神々しい名前。
賢治仲間の熊谷市のK氏が年末に送ってくださいました。
ありがとうございました。
関西で、お正月の里芋といえば海老芋がよく食べられています。
(少なくとも私の周りでは)
これは八つ頭と一緒に入っていた里芋ですが、
海老芋の写真がないのでかわりに・・・これと非常に似た姿をしているのです。
海老の尻尾に似ているでしょう。
関西でも八つ頭を食べるのかな?? 少なくとも私の周りでは海老芋ばかりで
八つ頭は初めての出会いでした。
「八」が末広がり
「頭」が子孫繁栄を意味していて、だからおめでたい、縁起物の食材です。
親芋と子芋が分球せずに育った里芋です。
肉質がしっかりしていて、普段の里芋よりぬめりが少なく扱いやすい。
切り分けて、皮をむき、煮ものにしました(写真なし・・・)。
ほくほくして、芋の味が濃い感じでした。Kさん、ごちそうさまでした!
お正月をはじめ季節の行事に味わうたべものたちがもつ、
それぞれの意味には、先人の祈りや願いがこもっているわけですが
それらを改めて一つ一つ追っていくと、
長い時間、どれほどたくさんの人が、生きることが大変な時代を乗り越えて
未来に想いを託してきたのだろうと思うのです。
たべものが伝えてきた知恵や力って深いです。
それにしても毎年、十日戎になると関西は急に冷え込みます。
本年も寒波襲来。
明日早朝の西宮戎の福男さん、寒いでしょうね。
みなさまもどうぞ風邪にはお気をつけて。
大正時代の農業本 [野菜たち]
10月だというのに私の町は大変暑いです。
夜になっても寝苦しく、あ、もうすこしで30度じゃないか。
寝つきが悪く、クーラーなんていれています。秋はいずこ・・・。
さてさて、ときどきでかけるトンカ書店さんで、
夏のある日、大正時代の農業の本と出会うことができました。
そのうちの1冊の裏に「甲種農業学校 第三学年」と万年筆で書かれてあり、
おそらく神戸近郊にあった農業学校で使われていた教科書だと思います。
どの本にも墨できちんと名前が書かれています。
本の持ち主は原條(条)さんと言う方だったようです。
備忘録的に書名など・・・次の九冊
「改訂 作物通論教科書」 大正八年 (発行:明治四十二年) 興文社
「最近 植物生理教科書」 大正五年 五版 (発行:大正三年) 実業教科研究組合
「最近 養畜教科書」 大正三年 初版 実業教科研究組合
「作物教科書」 大正六年 再販 (発行:大正四年) 廣文堂
「最近 肥料教科書」 大正九年 十一版 (発行:大正五年) 晩成處
「最近 土壌教科書」 大正九年 十版 (発行:大正五年) 晩成處
「農産製造教科書」 大正九年 (発行:大正六年) 興文社
「農藝気象教科書」 大正九年 (発行:大正六年) 興文社
「果樹教科書」 大正九年 (発行:大正六年) 興文社
印刷された年から推測すると、この本の所有者だった原條さんは
大正九年以降に使用していたのでしょう。
そうして、
前回に続く http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-10-09
「賢治軸」で考えると、
これら九冊の教科書の初版が出た最終年となる大正六年は、
宮澤賢治は21歳、盛岡高等農林学校3年生の頃。
この本の持ち主だった原條さんが学んでいたと思われる大正九年は、
賢治は24歳、盛岡高等農林研究生を修了した年。翌年12月から稗貫農学校の先生になります。
同じ教科書を使っていたかどうかはわかりませんが(おそらく違うでしょう)、
少なくとも、今回の九冊の本から、当時の農業の様子、状況がわかり、
大正時代にタイムスリップできました。
先ず表紙のデザインがなかなか素敵。
これは ♪ 蛍の光、窓の雪 ♪
蛍雪時代(そういえば同じ名前の雑誌が、かつて旺文社から出ていた、はず)を表している。
学生よ学べ、学ぶのだっ、というメッセージが伝わってくるような・・・。
「農産製造教科書」は「実り」が表現されているデザインですが、
これも学ぶ=実りを表現しているのかもしれません。
実はこの教科書が私としては一番関心のあった一冊で、
ここには、農産物の加工の仕方が書かれていて、
レシピ本のようなもの。
精米や小麦粉の精製方法から、甘酒、味噌、豆乳、納豆
かんぴょう、沢庵、切干大根などの加工・製造法が載っています。
・・・その品目に時代を感じます。
その中でハイカラと思えた品目は唯一「ジャム」。
この教科書の持ち主も何かを感じたのか、
その書き込みがたいしたもの。
どの教科書も書き込みがたくさんあって、この持ち主の勤勉さが伺えるるのですが、
中でもこのジャムのページは断トツの書き込み量でした。
ちなみにほかの本にはこんな「落書きも」
授業、退屈だったのかな♪
「賢治軸」で観てしまったのは納豆のところです。
「澤村博士の所謂納豆」という一行が気になりました。
納豆といえば、実は宮澤賢治も少し縁があります。
賢治が高等農林学校在学中に在職していた村松博士、
そして賢治の同級生の成瀬金太郎は近代納豆の尽力者であり、
村松博士については、盛岡で販売されている「盛岡納豆」のラベルに
http://marukan.xf.shopserve.jp/hpgen/HPB/entries/1.html
詳しい紹介が出ています。機会があったら「盛岡納豆」みてくださいね。
近代納豆についてのサイトをみてみれば →★
ここに出てくる澤村博士は、村松博士や成瀬氏とほぼ同時代の人で
納豆菌の製造とその普及に尽力された方の様です。
「果樹教科書」は、文字通り果樹それぞれのの性質や育て方などが記されていて
ブドウやナシ、クリなど現在と果樹の品目はあまり変わりません。
けれども表記がおもしろい。果樹園のようです。
賢治の作品には「りんご」を「苹果」と表記している場面が多いのですが、
この教科書も「りんご」のページもこの字を使ってありました。
当時は、農業で育てる大きな実になるりんごは「林檎」より「苹果」だったのですね。
さくらんぼは
「桜桃」とかいてわざわざ「チェリー」とルビがふってあります。
ページをめくって大正時代にタイムスリップしてはたのしんでいますが、
ああ~~だんだん顔やら目やら首やら背中やらが痒くなってきました。
ページをめくった手で無意識に顔なんかさわっちゃったあとには、痒っ~かゆ~です。
以前にも一度お伝えしたかもしれませんが、古本のホコリアレルギーなんです~私・・・。
昭和40年以降の本ならば、ほぼ大丈夫なんですけどね。
ということで、そろそろこのへんで。
塩麹と甘酒を作ってみた [野菜たち]
塩麹と作ってみる、とおしらせしてあっという間に2カ月過ぎてしまいました。 ↓
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2012-02-16
あのあと10日ほどで塩麹はできあがり、
500mlの容積のジップロックに2つ分できた塩麹は
小分けして冷凍し、順番に日々使っています。
パンはふっくら仕上がりましたが、
これは塩麹の力だけではなくて、
一緒につかっているドライイーストとの相乗効果だと思います。
でもたしかにドライイーストだけの時より膨らみがいいです。
色んな料理で塩の代わりに使っています。
中でもいため料理には重宝しています。
お肉だったら鶏肉とが一番相性がいい感じ。
鶏肉を一口大にきって、ビニール袋に肉と塩麹を入れてもみもみ。
30分くらい置いたらホウレンソウなどの野菜と一緒にフライパンで焼くだけで
ほかに味付けなんてしなくてもふっくらジューシーな鶏肉料理ができるので
しばらくそんな鶏肉と野菜の塩麹炒めばかり作っていました。
・・・・なのに写真とっていなくてごめんなさい~~。
塩麹は塩分が塩の1/3くらいのようなので
塩の約3倍弱くらいの目分量にしています。
たとえば塩小さじ1/3のレシピだったら塩麹小さじ1という感じ。
塩麹作りで残った麹で
甘酒もつくってみました。
もち米でつくるといいようですが、
たまたま黒米がたくさんあったので
黒米甘酒。
2月のソーベーさんでいただいた黒米甘酒がおいしかったので ↓
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2012-03-09
真似して作ってみることにしました。
塩麹も甘酒もあまり変わらない写真になってしまいましたね。
カップ1の黒米を炊飯器の分量でお粥を炊いて
そこに300gの麹をいれて8時間保温しました。
保温の温度が高かったのか、黒米のせいなのか
あまり甘くない。
優しい味、と言っておきましょう。
黒米がプチプチしておいしいです。
塩麹作りと甘酒作り
といっても、麹をまぜたら置いておくだけなんですけど、
おもしろいです。
麹も白米のものもあれば玄米のものもあったり
最近では自然食品店などに行くといろいろ取り扱っているので
それぞれ試してみたい。
しばらくマイブームになりそうそうです。
塩麹を作ってみる [野菜たち]
今、巷をにぎわしている塩麹。
ふ~ん、とながめていたはずなのに、出会ってみたらファンになってしまいました。
そもそも発酵物は好きなのですが(漫画「もやしもん」も好き)、
塩麹の味が何より気に入りました。
そしてお肉や野菜にまぶして焼くとそれぞれの味がじゅわーと密になる感じも。
最初に出会ったのは九州の有機農業関連の方からいただいた「生きている塩麹」
その次は花巻のソーベーズカフェのお料理で。
で、塩麹。
作ってみたい。
本屋にでかけると、ありますあります。麹関連のレシピ本が。
(やっぱり今、ブームなんですね)
いろいろ迷いましたが私は
『麹屋本店の塩麹レシピ』(PHP研究所)を参考書にえらびました。
麹は関西よつ葉連絡会で見つけた「地場の米麹」
袋を開けると甘酒のような甘いいい香り。
塩は赤穂の塩
おいしくなれ~と麹と塩を両手ですりすり。水を加えてさらにすりすり。
さすがの麹と塩です。手もしっとりというおまけつき。
所要時間は20分くらいで完了です。
タッパーに移し替え、
ちろっと味見するとものすごくしょっぱい(そりゃそうだ)。
塩が前に出ている感じ。
これから1日1回かきまぜて10日ほど熟成の時間です。
毎日味見をしてみよう。だんだん甘みとうまみがでてくるはず。
10日後がたのしみです。
残った麹で甘酒もつくろうと思います。
おいしくできたら報告しますね。
春にむかって [野菜たち]
年越ししてしまった話題ですが・・・
昨年12月22日は冬至でしたね。
一年で一番日の短い日、ということは
明日からだんだん明るくなってくるということです。
これから寒さは本格的な季節を迎えますが、
明るい季節に向かうのかと思えるのはうれしいものですよね。
私は、冬至は大晦日よりも「この1年よくがんばったなあ」と思えてくる日です。
ところで、
その前日は皆既月食・・・私の町では雨で見えませんでしたが。
翌日は天皇誕生日の祝日、
そしてクリスマス、
気付けば大みそか、となにかと昨年の12月はあわただしい感じでした。
さて、冬至の日に
岩手のF氏よりかぼちゃをいただきました。
ありがとうございました!
冬至にかぼちゃをたべるのは、
江戸時代に風邪や中風予防にたべる風習ができたとか、
諸説あるようですが、
実際、肌や粘膜を強くするカロテン(ビタミンA)を多く含んでいるので
風邪予防にもいいようです。
そして保存がきくので、冬には大切な野菜です。
一年で一番太陽の力が弱い冬至の日、
運をつけるという意味で語尾に「ん」がつくもの
=南京・なんきん=を食べるといい、という説もあるようです。
(こちらを参考にさせていただきました→★)
かぼちゃ切ってみました。
この明るい色は、たしかに風邪予防になりそうで、運もつきそうだ。
写真はありませんが、まずは
いとこ煮にしていただきました♪
明日からだんだん世の中が明るくなって行くのかと思うと
気持ちはればれ。
冬至を境に運気上昇、なはず。
そして迎えて2011年。
あっぱれでござる♪
2010年の収穫感謝祭 [野菜たち]
11月27日は食品公害を追放し安全な食べ物を求める会の収穫感謝祭でした。
参加したのは2年ぶりです→2年前の報告はこちら
安心・安全にこだわった生産者とともに楽しむイベントというこの催し
今年のテーマは「お米を食べよう!」でした。
先着100名様には有機栽培の新米ごはんをプレゼント
丹波市市島町の高木さんのお米です。
朝の台所
準備で大忙し
ほかほかご飯が湯気を上げています。
会場には有機野菜の即売や、
これはなんでしょう↓
月桂樹(ローリエ)です。
醤油や
菜種油などの調味料、米粉、パン、ハムなどのこだわりのたべもの
手作りのお菓子などがたくさん。
開場の時間になると人もたくさん。
食堂では有機食材を使ったシェフ自慢の料理いろいろ味わえました。
はたんぼ のお弁当
ボン・グーのハンバーグ
ごパンのカレー
迷ったのですが、私のおひるごはんはハンバーグ。
カフェには会のお母さんたち手作りのケーキがずらりとならんでいます。
はあー全部いただきたい!
迷いに迷って、ロールケーキをいただきました。
会場には田んぼの役割や大豆畑トラストの展示や
お茶席
森の工作コーナーでは松ぼっくりをつかったツリー作り。
外では
ぺったんぺったんおもちつき
おいしいものに囲まれて、親しい人とも久々にであったり
おしゃべりしたりと
にぎやかに時間がすぎてきました。
そして午後からは、
お米の話の絵本講座が(緊張するなあ~)。
・・・つづく・・・
petitで小さくて [野菜たち]
甲子園にある「はたんぼ」で
こんなカボチャを見つけました。
小さくて、お盆のお飾りにつかうおもちゃかぼちゃみたい、
と思えば、食べられるとのこと。
プッチーニカボチャといいます。
イタリアの作曲家由来のかぼちゃなのかな。
???
このカボチャ、種苗会社のサ〇タさんが作った野菜のようです。
つまりこのカボチャはたぶんイタリアには由来していない。
ということは造語かもしれません。
想像するに、petit(プチ・フランス語の「小さい」)+小さい
で、小さいカボチャなんだよーというところを目立させた命名ではないかしら???
丸ごとラップでくるんで、電子レンジで
底を上にむけて3分、ひっくり返して2分チンしました。
4つに切って種をとっていただきました。
カボチャは大きく3つに分類できるのをご存知ですか。
食感のほっくりした西洋カボチャ
ぽってりした日本カボチャ
そうめんカボチャなど繊維質の多いペポカボチャ
(ズッキーニもこの仲間です)
プッチーニカボチャは西洋×ペポをかけあわせたもの。
なのでたべると西洋のほっくり少々粉っぽい感じと
ペポのさらっとした食感があわさって
あっさりと甘い味がしました。
生産者のKさんより「バターをつけてたべるのがおすすめ」と教えたもらったので
そのようにしたら、かぼちゃのあっさりしたところにコクがでて一層おいしくいただけました。
さてどのように小さいのかこの写真でわかるかな???
わからないねえ。
淡路島のへそ で 有機玉ねぎ堀り [野菜たち]
6月6日「淡路島のへそで有機玉ねぎ収穫体験をしてみませんか」に参加しました。
場所は、淡路島の真ん中あたり(だから「へそ」なんですね)にある五色町。
指導いただくのは、有機農業の生産者グループ「五色オーガニックファーマーグループ(五色OFG)」のみなさんです。
五色OFGは、洲本市五色町で1999年に発足し、合鴨農法などを中心に有機農業に取り組んでおられます。
淡路島は玉ねぎの産地です。
中でも五色町は有機の玉ねぎを多く生産している地域です。
5月初旬ごろから収穫の始まって、早生(わせ)→中手(なかて)→晩生(おくて)と収穫時期により味や食感が変わっていきます。
今は中手の時期。早生よりしっかりした食感でサラダにしてもしゃきしゃきとしておいしいということ。
参加者は五色OFGの方からの説明を聞いて、さっそく玉ねぎ堀りスタートです。
雑草が生えないように畑にはマルチが敷いてあります。
その間からにょきっと頭をだしている大きな玉ねぎたち。
土の中に片手をいれて、もう片手で頭のところをつかんで、ごそっと掘り出します。
掘れました!
力を入れすぎると青い葉のところがちぎれてしまいます。
丁寧にていねいに。
掘り出したら地面に並べていきます。
そのあと葉と根をはさみで1個ずつ切っていきます。
ちょきちょきと切っていくのは楽しいけれど、それは一時のことで
畑ではこれが毎日、一日仕事なのです。
さらに、草ひきやあらゆる手作業を思うと
有機の玉ねぎ作りは根気と手間のかかる大変な作業だと思いました。
収穫した玉ねぎを分けていただきました。
なんのお料理にしようか、うれしい悩みです。
玉ねぎ堀りの後に、グループのみなさんと参加者であたりを散策しました。
小川がながれている両側には梅並木になっていて。
ちょうど実がなっていました。小梅は熟していていい香り。
青梅もたわわに実っていました。
歩きながら「あれは食べられるよ」「これはけがをしたときに使えるよ」と野草のおはなしも。
野性化した合鴨君・・・どこから来たの
まわりの畑でも玉ねぎの収穫を総出でされていました。
今年は天候が例年に増して不順だったため、生育にも影響がでているそうで
今年はやや小ぶりだということです。
けれども掘り出した玉ねぎたちはみな大きく立派です。
有機玉ねぎの収穫のおわった畑は、土を掘り返して
今度は田んぼにして田植えをします。
ちょうど田植えとたまねぎの収穫作業の両方をみられました。
つまり大変に忙しい時期ということ。
おひるごはんの時間には、五色OFGのみなさんが、お味噌汁とサラダをふるまってくださいました。
玉ねぎのお味噌汁。
だしはジャコのみ。具はたまねぎのみ。
玉ねぎの旨味、甘みたっぷりのお味噌汁です。
サラダは玉ねぎスライスにすこしセロリのみじん切りがまぜてあってさわやか。
早生と中手のたまねぎをそれぞれいただきました。
早生はやわかくて甘みが強く、中手はしゃきしゃきして甘みの中に辛みも少し。
玉ねぎといっても時期によってそれぞれにおいしさがあるのですね。
ごはんのあとは、グループの方の紹介や、
有機農法の苦労話、有機たまねぎのはなしなど伺いました。
おいしいものは、このような仕事や生産者の方たちに支えられているのかと
知り、気づかされる機会でした。
淡路の有機玉ねぎ、これからもおいしくいただきます。
最後にサプライズが。
そういえば、はじまる前に「6月生まれの人、手を挙げてー」と言われて
手を挙げたのは、私を含めて4人。
この4人に日にちに合わせてのキロ数の玉ねぎのプレゼントがありました。
わー、ありがとうございます。
16日の私は1+6で7キロ。
実はさきほど畑で3キロ買ったところで、うれしい・・・けど重い!
そういうわけで10キロの玉ねぎを抱えて帰りました。
早速、我が家では味噌汁にしたり、サラダにしたり、炒めて冷凍保存したり。
たのしんでいます。
こんなものもつくりました。
玉ねぎクッキー
炒めた玉ねぎを生地にまぜた芳ばしいクッキーです。
分厚く焼いたので真ん中がやわらかく、カントリー・〇アムみたいに。
ううむ、もうちょっとパリッとしたほうがよかったか。
次回はもうちょい薄くして焼いてみよう。
写真はありませんが、大切な有機のたまねぎゆえ、皮も干して使います。
たまねぎ茶をつくってみました。
皮ひとつかみ(3から4個分)を1リットルの水で3分ほど沸かします。
ほとんど味はしませんが、最近ではデトックス効果などもささやかれているので
さて、なにかいいことあるかな。
有機玉ねぎ最高!な一日でした。
五色OFGのみなさまありがとうございました。
当日は地元のケーブルテレビ・淡路島テレビジョンも取材に来ていました。
当日放映されていたようです→★
NGO大学~お豆と野菜でにぎやかな昼食 [野菜たち]
昨年につづき、2010年2月20~21日に
関西NGO大学(以下、N大)の最終回の講座へ、お昼ごはんつくりにでかけました。
今回も、お料理作りの相棒でN大同期生の“まやこさん”と
野菜、お豆、雑穀、乾物を中心においしい物を作ろうと計画しました。
土曜日の午後からはじまった準備。
厨房のシンクが大量のホウレンソウと小松菜で、まるで畑のよう。
元N大事務局員のTさんのご実家から届いた野菜たちです。
そのほか参加者や関係者の方から
畑で作った大根、かぶ、ブロッコリー、黒豆
ベジタリアンな食材もわけていただきました。
提供いただいたみなさま、ありがとうございました、
なにができるでしょうか。
二人の小さなお手伝いさんは、マイ包丁持参で
今年も大活躍です。
Nさん、小さな二人、Iさん、まやこさん、私
刻んできざんで・・・
一転、翌日の厨房にはだんだんお料理ができあがり並び始めます。
黒豆ご飯も炊けました。
ごはんは参加者の方とのつながりで
愛農学園農業高等学校のヒノヒカリ、
スープにつかうベーコンも分けていただきました。
わくわくの昼食の時間。
会場にならんだのは32種類のおいしいものたち!
お料理の名前は小さなお手伝いさんたちが書いてくれました。
・・・今回の会場には小さな参加者さんたちがたくさんいてなごやかでした。
○「味への挑戦コーナー」
まやこさんからアジアのユニークな味を紹介する中にはどこかで見たものが。
○「メッセージをもつ食材コーナー」
事前に食材情報を呼びかけましたが、今回
山口県・祝島の切干大根、ひじき、びわ茶をとりあげました。
これらは私自身がお豆を注文しているお店で
単においしいから使っていた食材だったのですが、
なぜパッケージに「祝島」と書いてあるのか
・・・よく見ればそこには作り手からのメッセージがあったのです。
N大グループワークから生まれた「チーム原発」をはじめとする
グループの活動にもどこかでつながるかな、と思いとりあげさせていただきました。
祝島の切干大根のはりはり漬↓
(リンゴジュースベースの調味液につけています)
↑ひじきレンズ豆のサラダ
○野菜とお豆と雑穀たっぷりのおいしいものたち
=ごはんもの=
白ご飯
黒豆ごはん
クスクス
=カレー=
ベジタブルカレー
ムング豆とアワのカレー
ひよこ豆のカレー
(まやこさんの作るカレーは、様々なスパイスを組み合わせて
それぞれ具も味もいろいろ。
豆や野菜のうまみがたっぷり入っています)
=煮もの=
白菜とうすあげを炊いたもの
白菜とベーコンのスープ
里芋とアワの煮もの
里芋のそぼろ煮
=サラダ=
ポテトサラダ
キャベツとブロッコリーのコールスロー
(参加者Aさんの育てたブロッコリー、
サラダに使ったカブもそうです)
お豆さんサラダ
大根とほうれん草のサラダ
カブのゆず風味サラダ
=おいしいおかず=
おからをたいたの
切干大根のジョン
おからコロッケ
ベジミート唐揚みぞれ添え
(参加者の方から提供いただきました
・・・大豆でできた食材なのに鶏の唐揚の味!美味
運営委員のMさんがそだてた大根を、
大根おろしにしてくださったのはN大校長・F氏)
だしがらの佃煮
(今回のお料理のためにひいた出汁の
こんぶとかつおもお腹の中へ)
野菜の胡麻和え
野菜のナムル
野菜のピリ辛和え
キャベツと卵のいためもの
=デザート=
タピオカココナツ
フルーツ白玉
アワとリンゴとさつまいものコンポート
黒豆の甘煮
おいしそうでしょ。
どれも、おいしかったのです♪
しかしながら、今回結構たくさん作りすぎてしまいました。
原因のひとつは大量調理の「大量」の感覚が
昨年9月からひきづっていたかも・・・
とにもかくにもこれは反省点。スミマセン。
毎回そうですが、テーブルにおいしいものたちが並び、
たのしいひとときとなるのも
たくさんの方のお手伝いと協力のあってのことです。
お料理作りにかかわっていただいたみなさま
お疲れさまでした。
前日からお手伝いいただいた皆様
食材提供いただいた皆様
そしておいしくたべてくださる皆様!
ありがとうございました。
今期のNGO大学もこれで無事修了ですね。
修了生の皆様、関係者の皆様
お疲れさまでした。
失礼先般
ううむ~忘れていることなどなどあるかもしれません。
ご容赦を。
★まやこさんのブログにも当日の様子がでています。
(ダイエットスリッパもほんとお疲れさまでした~!)
ごらんください →こちら
せっせと麦まき [野菜たち]
日曜日、
2月に麦ふみ、6月に刈り取りにでかけたM氏の畑に久々にうかがいました。
本日は麦まきです。
「集合」のおしらせがとどいたのが2日前だったため、
集まった本日の「麦まき隊」はOさんと私、2名也。
朝9時の畑です。
夏から秋にかけて大豆畑立った場所が、これから麦畑に変わります。
草を引いて(今回はM氏があらかじめ整備してくださっていました)、
畝を起こし種を撒く溝をつくって種をまきます。
今年の種は「鴻之巣」 →「鴻の巣」と「農林42号」です。
兵庫県の在来種だそうです。
実はあの夏の前に刈り取りした麦たちは
生育もそれほどよくなく、
さらに刈り取り前に、すでにスズメたちのごちそうとなっていたため
ほとんど収穫量がなかったのだ、とM氏より。
さて今年はどうなるでしょう。
「筋撒きしてください。種同士が重ならないよう、一直線になるように」
と、M氏がパラパラと種を撒いてみせてくれるのですが、
実際やってみると、種まきは難しいです。
種がかたまって手のひらからばらっとこぼれます。
ちゃんと芽がでるように、丁寧に、そしててきぱき、きっちり種を撒かないと、
でも四角四面にならぬとも、しかるべき場所(道)をそれたって
多少は、まあ、大丈夫だけど。
・・・・・種まきってまるで人生訓です。
なにやらそれなりにてきぱきと
3人で作業して2時間余り、
5畝に種がまけました。
1畝に1.5キロの収量を見込んで(だったかな?)種を植えました。
2週間ほどで発芽するそうです。
若芽の緑色の筋が畑に現れるのがたのしみです。
M氏の麦畑、今年はどんな実りをみせてくれるのでしょう。
Oさん、M氏、お疲れ様でした。
また今回も楽しい体験をさせていただきありがとうございました。
お昼ごはんは、伊川谷駅前の
ゆいま~る伊川谷1階にある
Tanpopo食堂へ
からだにやさいいおいしい食事をテーマに
伊川谷でできた有機野菜を中心に
安心安全な食材にこだわったメニューがあります。
たんぽぽランチをいただきました。
夏の畑で すいかパーティ [野菜たち]
7月のできごとですが、春に出かけた畑に久々に出かけました。
実に3か月ぶり。
鳴門金時イモもみごとに葉をしげらせていましたし、
畑の中をじっとみるといろんなものが実っています。
畑の端にはひまわりも満開です。
そして畑一面、青い草がいっぱい。
今日は草ひきだ!
春以上に夏草は地面に踏ん張っています。
引っこ抜くのも力が要ります。
そして暑い!!
草引きが一段落ついたら、次は収穫です。
トマト、プチトマト、
なす、ししとうがらし・・・など。
とうもろこしは鳥やアライグマにたべられてしまって全滅でした。
ごろんと地面に寝ているのはトウガン
そしてスイカ。
スイカもイタチやアライグマにかじられているものがあります。
かじられたものは食べられません
(狂犬病などの菌の心配があるからだそうです)。
もうー、ここまで頑張って作ったのに、と思いながら、
畑の周りに住む「みんな」は、おいしい時期をよくわかっていますね。
この畑のプログラムの講師のIさんから、
ナスの剪定についてのレクチャーを受けました。
ナスはこんな風に枝がでているので、
ここを切ると秋まで収穫ができます…云々
Iさんからの説明を聞きながら、改めてナスの苗をみると、
その枝の張り方や実の付き方に法則があって数学的で、
植物ってすごいなあと思います。
そしてそんな知識や経験の蓄積のある「農」という世界の深さと魅力を感じます。
畑のヘリで参加者みんなでお昼ごはんをたべたあとは、
スイカをいただきました。
前もって収穫してあったスイカはスタッフの方が
井戸水で冷やしておいてくださいました。
そして収穫したばかりのスイカも。
こうして畑でスイカを味わえるとは、こういうのが贅沢なんだと思えるひと時です。
どれも甘くて、瑞々しくて、暑い畑の後の一番のごちそうです。
のどの渇きもいやされるし、体の中の熱がスーッと引いていく感じがしました。
夏野菜の力ですね。
さて、午後から、草引きの続きをもうひとふんばり。
草を引いた後は、畝がさっぱしてみえて、充実感もあります
(なぜか自分の部屋もこのようにきれいにしなくちゃ、と
別の次元から日々の反省がやってくる)。
雨がふるといいなあ。
ここ数日雨が降っていなくて、田んぼのほうもひびわれがしていました。
・・・が、夕方家に帰った頃には大雨です。
これはまた降りすぎ!・・・
その日の夕餉は収穫していただいたトマトは切ってそのままサラダにしたり、
ナスは焼きナスやグラタンに、
ししとうは、焼いたり、鰹節たっぷりの佃煮風にしてみました。
晴天の夏の畑はじりじりと暑いけれど、
おいしいものでいっぱいでした。
講師のIさん、大有研スタッフのみなさま、ありがとうございました。
バスに乗って有機の畑へ [野菜たち]
8月となりました。
けれども関西はまだ梅雨が明けません。
このごろ夜中に豪雨がやってきます。激しい雨と、ときどき雷。
さて、7月のあれこれ・・・
7月初旬に「有機をたのしむバスツアー」に参加しました。
場所は神戸市西区の五島農園さんとグランメールさんです。
どちらも有機JAS認証を受けている有機農産物の生産者さんです。
五島さんの畑の入り口にはコンテナがおいてあり、そこが作業場になっていました。
ちょっと未来的な銀色の箱と、ビニールハウスの透明なうねうね、
そして緑の畑のコントラストに
なぜかしら私はそこが明るくたのしい場所という印象につながり
夏野菜と夏草の茂る畑をながめながらうきうきしてくるのでした。
畑の中で五島さんの有機との出会い、農を生業としていくことの大変さ、
畑を作る喜びなどのおはなしを伺いました。
とうもろこしがにょきにょきと生えています。
ゴールドラッシュという品種だそうです。もぎたてを私も1本買って帰りました。
その甘いこと!
スープにしたらほとんど味付けせぬともおいしいだろうなあと思いつつ、
結局ゆでて(ゆで時間も短く)、あっという間にそのまま食べてしまった。
田んぼも見学。
扇状のきれいな稲。
移動してグランメールへ。
ここは有機農業の体験のできる宿泊施設です。
園主の西馬さんご夫妻は有機農業に長年取り組まれておられ、
これまでのエピソードの数々をおはなしくださいました。
多くの苦労があり、そして喜びもあり、農という仕事の深さや醍醐味を伝えてくださいました。
ランチをいただいたサンルームはご主人のてづくりだそうです。
暑い一日でしたが、風がとおりすわっているとほっとしました。
お楽しみのランチは
ここで採れる有機野菜たっぷりのメニューでした。
本日は、みょうがごはん、チキンのトマトソース煮、
いろんなトマトのサラダ、デザートは柿のシャーベットと米粉のロールケーキ。
シャーベットは渋柿を凍らせたものだそうですが
とても甘くとろりとしていました。
作りかったをおしえてもらえばよかった・・・。そしてしそジュース。
食後にはプチトマトとしその収穫体験をしました。
たわわにみのった真っ赤なプチトマトたち。
食べごろのトマトはぷちっときれいに枝からはなれます。
その日の夕餉はおいしいトウモロコシ、プチトマト、しそに囲まれました。
今日一日を振り返りながら
何かを作るという背景には、その作り手の熱意や哲学と、
そしてそれを届ける相手を想うことが、おいしさの素になっているのだなあと思いました。
きっとたべものだけにはあらず、ですよね。
おいしいものと気持ちのいい空気と
気づきの多い言葉の中で過ごすことができました。
ありがとうございました。
実えんどう [野菜たち]
提携(TEIKEI)という形で「食品公害を追放し安全な食べ物を求める会」から
週に一回、兵庫県の市島から有機野菜が届きます。
先週はお豆がたくさん届きました。
空豆、スナップえんどう、実えんどう。
スナップえんどうはすじをとって塩ゆでして、
ほかの二種類は、まずさやから実をとらないと。
空豆は、ぽくっとさやを割ると、ふわふわのさやからお豆がでてきます。
実えんどうは、ぱかっとさやをわると、コロンコロんでてきます。
このさやから実をはずす作業、結構好きです。
実えんどうは2カップありました。
三分の一は豆ご飯。
残りの三分の一は玉ねぎと一緒にたまごとじ。
残りは冷凍したので、しばらく楽しめます。何をつくろうかなあ。
そろそろ季節もおわりですが、
さやつき実えんどうは、この季節ならではの楽しみです。
春の畑で畝づくり [野菜たち]
フェリシモ・しあわせの学校 春のオープンクラス
大人のための絵本講座★「春をたのしむ絵本のレストラン」開催します!
第2回講座は5月21日(木)「宮沢賢治で春を味わう」。
参加者募集中です。詳しくは→「こちら」をクリックしてください♪
半月遅れのご報告ですが、この春から秋まで野菜作りの講習に参加しています。
主催は大阪府有機農業研究会。
4月中旬、朝からよく晴れています。
大阪某所の畑で、本日は「畝(うね)づくり」です。
参加者30名でまずは草ひき。
むしるのではなくて根っこからとってください
・・・どの草もしっかり根を張っていてこれは力仕事です。
小さな草をひっぱると、ぼこっと土をたくさんつけて根がでてくる。
草にしたって「ここで大きくなるのだっ」、とがんばって生えているわけです。
雑草とはいえ、本当はひとつずつちゃんと名前がついているのですよね。
ハコベがたくさん生えていました。
昔、飼っていたカナリヤが大好きな草だったなあ。
土をたがやして、肥料をまいて、そして畝づくり。
鍬と鋤の使い方・・・むずかしい。
指導してくださる生産者の方の手つきにほれぼれしました。
私は、へっぴり腰とはこういうものだ、のいい例です。
そして、ううっ腰が痛い。
ささっと無駄な動きなく畑の道具を使いこなせるようになりたいです。
でも、まずは体を鍛えるほうが先のようです。
↑できた畝に鳴門金時を植えました。
お弁当の時間には、玉ねぎのバーベキューも。
玉ねぎは甘かった。
そのほか、春の畑には、
↓スナック(スナップ)エンドウの花
↓キヌサヤの花
お豆も収穫!
↓キャベツは黄色い花が咲くのですね。
玉ねぎを収穫して、お土産に頂いて帰りました。
みずみずしい新玉ねぎです。
その日の夕餉はたまねぎづくしでした。
まずは、生のままでオニオンスライスにしてカツオのたたきと味わいました。
玉ねぎを蒸しました。甘味が増して、やわらかくて、ポン酢を少々かけてぱくぱくと。
青い部分はざくざく刻んでイカと炒めて中華風炒め物にしました。
とても暑い日でしたが、暑がりの私がそれほどばてなかったのは、たまねぎのおかげでしょうか。
スタッフのみなさまありがとうございました。
次回は来週です。またどんな出会いがあるか楽しみです。