7月にこちらのブログで報告させていただいた
加藤昌男さんの作品展「賢治百八曼荼羅」
岩手県花巻市のイーハトーブ館で開催中の9月23日まで開催中です。
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-07-07

その加藤さんの銅版画が載っている本が7月に出ました(もう9月…報告が遅くなってしまった!)

『宮沢賢治の心を読む Ⅲ』  草山万兎 著  加藤昌男 銅版画
  童話屋(2015年7月) http://www.dowa-ya.co.jp/books/yomi/kenji3.html

草山万兎さんは、またの名を河合雅雄さん サル学の世界的権威の方です。
その草山さんの文章と、加藤さんの銅版画
兵庫県篠山市在住のお二人で、偶然にもW「まさお」さんのコンビで
動物をテーマに賢治童話を紹介するシリーズ3巻目。

 貝の火 * 鹿踊りのはじまり * よだかの星 * 月夜のでんしんばしら
 の四作品が解説されています(もちろん、原作全文も収録)。

ビジテリアン大祭をとりあげた「まえがき」からはじまっているから
緑いろなのかしら?など読者として勝手に想像しながら、
今回の緑は、黄色と赤が奥からにじみ出てくるような感じで不思議な色だなあと、
私はこの色を大変気に入ってしまいました。

3巻並べてみました

1、2巻と同じ体裁のようで、3巻はまた雰囲気が違っていたりして
(よだかが飛んでいたりして)、
加藤さんの銅版画作品、賢治さんのおはなしと、草山さんの解説を楽しみながら
気付けば賢治ワールドの動物たちと戯れることのできる1冊です。


★放映のお知らせです~~
9月11日(金) pm9:30~サンテレビ・ニュースポートの時間で
加藤昌男さんの企画展・花巻での「百八賢治曼陀羅蔵書票展」の模様が放映される予定です。
サンテレビのカメラマンさんが花巻へ出かけて収録されたそうです。
関西のみなさま~要チェックでお願いします!