10月になりましたが、9月の報告の続き・・・

クーナの会の翌日は、宮沢賢治さんの命日9月21日。
夕方から賢治詩碑前で行われる賢治祭(けんじさい)に。

今年は秋晴れ、日暮れの「下ノ畑」方面は稲穂の実りで黄金いろに輝いています。


夕方4時からの献花からはじまります。


                         まゆみさん 写真ありがとう

BGMは椿弦楽四重奏団のみなさん。


「雨ニモマケズ」の朗読、ご挨拶、賢治先生に捧げる歌、
講話などプログラムは続き、

詩の朗読は、南城中学校3年生による
「山の晨明に関する童話風の構想」
早池峰山をお菓子の塔にたとえた作品です。

スピーチは先の作品に続いて?
浅沼利一郎さん「賢治さんと大迫」
 ・・・7月のグスコーブドリノ大学校ではありがとうございました


などとつづき、プログラムの後半では
あたりもすっかり夜につつまれ、ステージ脇のかがり火が光っていました。

今年の郷土芸能は
花巻農業高校鹿踊り部による「花農春日流鹿踊り」



ほう、やれい、やれい



お天気がいいから、じっと座っていても寒くも暑くもなく、
そして世の中のシルバーウイークの影響か
例年より参加者が多い感じがしました。

賢治さんをしのび賢治さんの作品世界を一同で静かに、
そしてゆかいに楽しむことのできた賢治祭でした。

翌日、22日は、JR花巻駅前の、なはんプラザを会場に
第25回宮沢賢治賞、イーハトーブ賞授賞式です。
http://www.kenji.gr.jp/prize.html
今年は

宮沢賢治賞に吉見正信さん 
奨励賞にグレゴリー・ガリーさん、秦野一宏さん
イーハトーブ賞に高畑勲さん
奨励賞に佐々木格さん が受賞されました。
おめでとうございます。

受賞者の記念講演では、
吉見さんは、賢治文学遍路の旅をするイーハトーブの住人の一人として
どこを歩いても、今でもめずらしくて、おもしろくてしょうがありませんとおっしゃっていた一言が大変印象に残り、
高畑さんは、これまでおつくりになった作品の中に隠れている賢治モチーフについてもおはなしくださったのですが
私は幼稚園の時にテレビで見た「太陽の子ホルスの冒険」に「水仙月の四日」が忍びこんでいた事を今回初めて知ったのでした!
「あ、このシーン見たことある」と思い、まだ賢治と出会っていないときにこうして作品とは出会っていたのかと、この年齢になったから種明かしをされた気持ちになりました。
また、動物の擬人化について、視覚化するという事についてのお話を伺いながら、是非「鹿踊りのはじまり」を高畑アニメでみたいなあと強く思いました。

そして偶然ながら?みなさん「見えないものを見る」ということをおはなしされ、
おとついのクーナの会の続きのような、「そうでしょ、そうそう」なんて私もうなずいていました。

午後からの定期大会に備えて腹ごしらえの時間です。
http://www.kenji.gr.jp/news.html#teiki
お昼には、S田さんやT嶋さん、まゆみさんやブドリ兄さんほか総勢10名で
ラーメン屋さんをめざしてでかけたのですが休業日でして・・・
しかし照井菓子店さんの前をとおったらいつもはうりきれのだんごたちが
出来あがったばかりの時間だったのか、たくさんある。

                      これは、お茶もち

そういうわけで、だんごがお昼ごはんになりました。
林風舎のガレージをお借りして、一同団子をいただく「童話風の構想」です!?

 しょうゆだんご と 黒ゴマだんご

交流会では、てんぷらそばとサイダーが登場





23日はイーハトーブ館で研究発表http://www.kenji.gr.jp/
5名の方の発表がありました。

こうして例年の花巻での賢治関連の行事が終わりました。
私にとってはここ数年、この9月が1年の締めくくりのような、
おわってみればまた来年の9月が楽しみになるのです。

23日の夕方は、まゆみさん、ともこさん、ブドリ兄さんと
北上の森のみみずくへ 
http://mimizuku-cafe.com/  
  みみずくさん、クーナの会でもお世話になりました!

みなさんはハンバーグカレーセット



今回、私はカツカレーセットをいただきました。

         ブドリ兄さん撮影 ありがとうございます

最近カレーを少しリニューアルされ、どのカレーセットにもお肉の塊が入っています。
このお肉、カレーに入っている牛すじと同じく、いわて牛なんですよ。
なのにお値段そのままなんて~またまた豪華になった森のみみずくさんのカレーです。

もちろんおいしさもひとしお。
ごちそうさまでした。

北上からの帰り道、花巻駅でSL銀河と遭遇。わ~い♪



★の写真はまゆみさんが撮ってくださいました。ありがとうございます