時々見ているNHK-BS「コズミックフロント」という科学番組があるのですが、
その5月30日放映「占星術に魅せられて~星座をめぐる物語」がおもしろかったです。→https://www4.nhk.or.jp/cosmic/x/2019-05-30/10/10113/2120245/

占星術の歴史や、占星術で学士号がとれる大学の紹介からはじまり、星座の歴史にたどりつく構成でした。星座って時代によって考える人たちがいたのですね。また過去には産業革命という時代の最先端を走ってきたイギリスで、イギリス人は占星術が好きというエピソードも興味深く、占星術というテーマで多面に深く掘り下げられるんだなあと思いました。

それで今、読んでいる本です。
『星座の話』野尻抱影・著 偕成社 昭和29年・発行

野尻抱影(のじり・ほうえい)さんのこの本は昭和35年の8刷です。子どもの頃に図書館で読んだ(というより見た、という感じ)ことがあって、いつだったか古本屋で見つけ懐かしくて購入したものです。
ブックカバーや函はありません。
ワルトラワラの仲間の賢治の事務所さんのHP・みどり色の通信4月10日のところにでていて
http://www.bekkoame.ne.jp/~kakurai/kenji/news/news201904.htm
あ、私も持ってるぞ、とだしてきたまま2か月「積ん読」・・・。


昔の本は奥付に著者の捺印がありますね。これを見つけるの好きなんです。
このほんだったら「あ、野尻さん」という感じがします。
・・・この本にはありませんが、昔の本には著書の住所も記載されているのもありますね。

今では世間の仕組み的に無理だし、必要もないと思うけれど
昔の本の著者捺印は今よりもずっと、本が著者と読者を取り持っている感じ。本の1冊1さつが「一個人」という感じがします。



写真や図版はみんなかすれているような白黒です。銀河宇宙や、世界の天文台の紹介ページのなんて見にくいこと!でもそういうのが却って「未知なる」という感じ。読者を想像の銀河の世界へ連れて行ってくれる気がする・・・まあ、私「一個人」の感想です。

科学的な数値やカタカナ表記などで現在と異なる部分もありますが
本の中の野尻さんのことばは、時代を感じさせません。きれいな日本語ってこういうことなんだろうなあ。
気になった方ご一読を~古本屋さんや、図書館の書庫にあると思います。

広告のページにも惹かれてる・・・。
『世界の偉人伝全集』その選抜メンバーとそれぞれの著者がなんかすごい。
「宮沢賢治」は浅野晃さんという詩人で国文学者の方、そして
「ヘレンケラー」村岡花子
「豊臣秀吉」「ナポレオン」柴田錬三郎
「ジンギスカン」尾崎士郎・・・など。

  写真の文字が小さくてごめんなさい
広告に出ている、野口英世 キュリー夫人 ヘレンケラー ナイチンゲール エジソン 湯川秀樹 アインスタイン・・・このあたりの方々は、もはや今も「神7(セブン)」ってところでしょうかね!?