6月10日トンカのえほん講座「ビスケットとクッキー」開催しました。
参加者が前回を上回り、感謝です。ご参加いただいたみなさまありがとうございました。


ビスケットとクッキーの絵本たくさんあります。
それらを読んだり、内容をご紹介しながら、絵本の中のこれらのお菓子を楽しみました。
今回ご紹介した16冊の本たち。どれもおいしそうでしょ。


このほかに参加者の方からビスケットやクッキーの登場する絵本も教えていただきました。
Nさん、ありがとうございます!
(ふくろうとねこのおはなしもありがとうございました)


ところでビスケットとクッキーってどう違うのでしょう???
材料は小麦粉、砂糖、バター(油)
ここに卵やエッセンス、牛乳などが加わって混ぜて焼きあげるお菓子
というところは一緒ですよね。
そんなわけでお菓子自体のお話も少し。

みなさんはビスケットとクッキーどちらが好きですか?
今回の参加の方は、ほとんどの方が「クッキー」とのこと。
ビスケットは市販品で、クッキーは手作りという印象もありますよね。

ところがこのふたつのお菓子けっこうあいまいなんです。
英語圏の英国ではビスケット、アメリカではクッキー
また、アメリカのビスケットは英国のスコーンに近いものを指すようです。
(〇ンタッキー・フライドチキンにも「ビスケット」というたべものありますよね)

日本では昭和46年にできた「ビスケット類の表示に関する公正競争規約」という法律があって、
実は大きなくくりですべてはビスケット。
クッキーはビスケットの仲間のひとつで、手作り風で糖分、脂肪分の合計が重量百分率で40%以上の製品という定義になっているようです(参考:ウィキペディア)。

同様にクラッカー、パイ、プレッツェル、ラスク、乾パンもビスケットの仲間なんですって。
ご存知でしたか。
私はラスクや乾パンはパンの仲間だと思っていたので新たな発見でした。



当日は絵本を楽しみながら、このようなビスケットとクッキーも味わいました。
今回もいろんな舶来お菓子の揃っているコウベグロサーズにお世話になりました。
ビスケット、ガレット、ショートブレッドなどなど。

フクロウとネコが船に乗っているデザインのクッキーは
イギリスの「ツーバイツーナチュラルバニラビスケット」
イギリスのエドワード・リアの詩「ふくろうとねこ」のお話をもとにデザインされたものです。
このほかに「うさぎとかめ」など、全部で4種類のおはなしがクッキーになっています。
それからクラッカー(あたり前田のクラッカー!)も忘れちゃなりません。

クッキーといえば「手作り」もはずせません。
ということで、作っていきました。
「くまくっきー」。

これは今回ご紹介した絵本の中のひとつ
「ちびくまちゃんちのくっきーづくり」(偕成社)のなかに
「ちびくまちゃんちのくっきーとおなじあじよ」と記されて
最後にちゃんとクッキーレシピが書かれてあって、
それをそのままつくってみました。

ただし、ちびくまちゃんはくまくっきーの目にレーズンをつかっているところ
私はドライマンゴーをつかいました。
金色の目のくまくっきーとなりました。

ちびくまちゃんはクッキー作り名人なようで、レシピ通りに作ると
おいしいクッキーが焼けました。

図書館で見つけて、そのたのしさとかわいさにとりこになった
この「ちびくまちゃんちのくっきーづくり」は文は黒柳徹子さん、人形/構成は紙谷元子さん。
紙谷さんはNHKで放映されていた「ブーフーウー」の人形制作などをされていた方です。
1985年に偕成社から出版されて、今は絶版です。
アマゾンでみたら高額なのでびっくりしました。
ぜひ再版してほしい1冊です!
そして再版したら黒柳さんの朗読で楽しむ機会があるといいなあ、って夢見ています。

今回もあっというまの2時間でした。
いつもそうですが、講座を通していろんな方と出会え、助けてもらい、元気をもらい
私自身が楽しませていただいています。感謝かんしゃです。
そしてトンカ書店さんの本棚の間から本たちにもはげまされ、
おかげさまでビスケットとクッキーを読んだり、しゃべったり
味わったすることができました。

ご参加のみなさま、トンカ書店さんありがとうございました。

次回は9月9日「パンとジャム」を予定しています。
こちらもどうぞよろしくお願いします♪