『はるの のやま』 [絵本]
こうしてPCの前にいること日常の中にいることがありがたいです。
ついこの前のようであり・・・いろんなことがあっという間です。
・・・ ・・・ ・・・
寒い日に出かけた図書館で見つけた本です。
『はるののやま』
赤木昭夫 作 村田通紀 絵 岩波書店 1982年10月発行
37年前に出版された「ぼくのさんすう・わたしのりか」シリーズの1冊です。
小学校低~中学年向き。
まさえさんと、けんじくんの春の自然観察日記を
先生が読んでコメントしていきます。
面白いと思うことを記録していくこと、観測データの積み重ねって大切、ということを教えてくれる内容です。
着物姿のおばあちゃんや
先生は男性で背広姿なところに時代を感じます。
今はもうすこしラフな服装の先生が多いですよね。
裏表紙は舞台の紹介です。
よく見ると・・・舞台は岩手県水沢市でした。
北上川も緯度観測所もありますよ。
そしてお話の最後の解説のページには
この観測データの積み重ねの重要性を伝えるのに
水沢緯度観測所のZ項の発見の歴史が語られていました。
・・・昭和45年、Z項は地球内部の流体核の動きによることが若生康二郎(わこうやすじろう)によって明らかにされたのです。
という感じで。
水沢緯度観測所は宮沢賢治の「風野又三郎」に登場します。
(「風の」ではなくて「風野」のほうです)
だから主人公の男の子は「けんじくん」なのかな?
実際は、現代と80年代では自然の様子も少し違ってきていると思いますが、
でもはるか遠くに見える山の様子や
雪解けの様子、芽吹いていく様子は「いいなあ岩手」な風景でした。
しばわんこと楽しく学ぼう 和のせいかつ [絵本]
しばわんこさんの新刊絵本が2018年12月5日に発売されました!
しばわんこと楽しく学ぼう『和のせいかつ』
絵と文 川浦良枝
白泉社 https://www.hakusensha.co.jp/books/9784592762423
日本の和のこころをもつ しばわんこさんが相棒のみけにゃんこさんや
おともだちといっしょに和のくらし~衣食住の基本をおしえてくれます。
お掃除したり、衣服をたたんだり、お料理したり!
作者の川浦良枝さんの描かれるしばわんこの世界はとても繊細です。
そして語られる和の世界は丁寧で誠実で、ゆったり静かな時間が流れています。
だからじっくりながめているうち、ほーっと心地よくなってくるのです。
ページをめくるたび笑顔いっぱいくらしの楽しみ方を教えてくれるしばわんこさんたち。
そのくらし方や言葉を味わっていくうち、日常っていいな、楽しいな
・・・あたり前の中にある大切なことたくさんおしえてくれます。
ご縁あって川浦さん、しばわんこさんとお仕事をさせていただきました。
編集協力・監修という名目でしたが、私としてはしばわんこさんのおうちにおじゃまさせていただいて
川浦さん、しばわんこさんファミリーと一緒に和のお勉強をさせてもらった気持ちです。
今回なにより忘れられないのは、川浦さんといっしょにどら焼きを作ったこと。
とはいえ、関東在住の川浦さんと関西で暮らす私はメールでのやりとり中心のどらやき作りでした。
なのにふりかえっている今、もう私はしばわんこさんのお家で一緒に作った気分なんです(ふふ)!
川浦さん、しばわんこさん ありがとうございました。
そのときのことが川浦さんのHPにも(ウレシイ・・・)。
・・・でもいつか本当に、ご一緒に作りたいですね、どらやき!
川浦さんのHP
川浦良枝公式サイト「しばわんこのおうち」 https://yoshiehon.com/
どら焼きのことは
→こちら「どらやきをご一緒に」
和のくらしは、日本の四季とともにあって
肩肘張らずに身の回りのものを受け入れるやわらかく繊細な心や
美しいものを感じる気持ちを育んでくれていると思います。
そんな和のくらし
小さな方も大きな方も、しばわんこさんとご一緒に!
「まってるから」@「母の友」11月号 [絵本]
天気予報の日本地図は本州はみんなおひさまマーク。
沖縄と北海道の一部にほんのすこし曇りマークがあるだけです。
こんな日は1年を通して数日あるかないかということです。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
月刊誌「母の友」11月号(福音館書店)
https://www.fukuinkan.co.jp/maga/detail_haha/
「こどもに聞かせる一日一話特集」にお話が載りました!
昨年の「いいねえ」に続いて今年もとりあげていただけてとってもうれしいです。
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-10-03
おはなしのタイトルは「まってるから」といいます。
原稿用紙3枚の短いおはなしです。11月30日のページです。
絵は竜田麻衣さん ありがとうございます!
11月1日から30日まで文字通り1日に1話ずつおはなしが楽しめます。
「いいおてんき」の絵を担当してくださった井上文香さん。
「一日一話」特集のおはなしはどれも
一人でも、親子やお友達とでも、できれば声に出して読むとたのしいですよ。
書店や図書館でみかけたら手に取ってみてくださいネ ♪
『いいおてんき』ができるまで [絵本]
ささやま図書館友の会の会報40号(2018年3月発行)に
『いいおてんきができるまで』を掲載いただきました。
ありがとうございました。
『いいおてんき』は
こどものとも年中向き・2018年7月号でとりあげていただいた作品です。
→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-07-03
会報にはタイトルの通り、この絵本ができるまでのことを書かせていただいたのですが、
モデルの一つだった篠山の畑のこと、
篠山での絵本や宮沢賢治を通して出会った方たち・・・
いろんな出会いから、大切なものたくさんいただいたなあとふりかえっていました。
途中でくじけても、人のつながりが書く力につなげてくれました。
だからこそ、これからは、もうくじけないぞ!
とあらためて誓ったのでした。
こんなことをブログに綴れることもまたありがたいですネ。
掲載ありがとうございました!
ヘッチャラくん! [絵本]
『ヘッチャラくんがやってきた』
作・さえぐさひろこ 絵・わたなべみちお 新日本出版社 2017年9月
『わすれないよ!ヘッチャラくん』
作・さえぐさひろこ 絵・わたなべみちお 新日本出版社 2018年1月
詳細はこちら→★
毎日小学生新聞で連載されていたおはなしなのですが、
2冊の単行本になってさらにたのしさがパワーアップ。
主人公のヘッチャラくんはこどものロボット
小学校に2週間だけ「体験入学」にやってきたのでした。
わたなべさんの描くヘッチャラくんはとってもかわいいくて
クラスのおともだちとの関わりも弟のよう。
だけどそれがときにお兄さんのように頼もしく、
「ヘッチャラヘッチャラ」が心強くなったりするんです。
帯にもなっている
「ピヨヨン キュイーン」と「イイエ、ソレホドデモ」が私はとにかく大好きデス♪
(どんな声かな~といろいろ想像してたのしんでいます)
そして『わすれないよ・・・』のほうの表紙から続く裏表紙の絵にも注目。
これは本を読むとこの意味がわかるのよ。
私もヘッチャラくんとおともだちになりたいなあ~。
あ、読んだら、もうお友達かなあ???
ワクワク、にこにこできるおはなしありがとう。
2017年のクリスマス会 その1~トンカさんで [絵本]
いよいよ夕刻からルミナリエ初日を迎える通り。
昼間のルミナリエ会場は白いレース模様みたいです。
明るい時間のルミナリエ散策も楽しいですよ(人も少ないし交通規制もないし)。
そんな元町にある「トンカ書店さん」で開催の絵本講座に行ってきました。
秋からは奇数月の第2金曜日開催となった
金曜日の絵本deおさんぽ
講師は大学講師、元図書館員、
そしてあるときは保育園のえほんのおばちゃん!?
中西美季さん
作家さんとその時代背景、作品・絵本のこと、そして絵本や児童書がおかれている出版界の現状など、
知らないことをたくさん教えてもらっています。
いつも帰りには「おもしろい本たくさんあるんだなあ」とほーっと感心し、
最後の小さなおやつとお茶で、参加者みんなで感想など言い合うひとときも楽しいです。
12月8日の会は、最近の赤ちゃん絵本の傾向やスマホとのかかわりなどのおはなしと、
民話・昔話のおはなし
それから「赤ずきん」「桃太郎」それぞれたくさんでている絵本作品の読み比べなど。
後半はクリスマスおたのしみ会でした。
画家のみなとあすかさんのウクレレ♪でクリスマスソング
クリスマスのおやつ!
中西さんからミンスパイとクリスマスボックスのプレゼント
どうしてこんな色んな折り方ができるのだろう、じゃんけんして勝った人からお気に入りをいただきました。
(私は2番だった、やったー)
我が家に持って帰ってクリスマスコーナーに飾っています。
★トンカ書店
「金曜日の絵本deおさんぽ」
来年度は奇数月の第2金曜日 10時から12時
2018年1月12日 3月10日・・・・・・
瀬田貞二さんのおはなしがしばらくつづきます。
参加費:各回1200円
詳細、お申し込みはトンカ書店さんのHPまで
→http://www.tonkabooks.com/
中西さん、トンカさん来年も楽しみにしています。どうぞよろしく!
「母の友」 11月号 こどもに聞かせる一日一話 [絵本]
「いいねえ」といいます。原稿用紙3枚の短いおはなしです。
11月12日のページです。
絵は山内彩子さん
描いていただいた主人公の“なおちゃん”
そして登場人物の動物のみなさんが、とってもかわいいのです。
ありがとうございました。
特集のタイトルにもあるように一日一話特集は
「聞かせる」=声に出すというのが楽しいところ!
その楽しさについては、担当編集者の方とお話しする中でいろいろ勉強させていただいたり、気付かせてもらったこともたくさんありました。感謝。
11月1日から30日までの30話、どのおはなしも声に出して・・・できれば誰かに読んであげると「読む」以上に、たのしい特集号ですヨ。
本屋さんや図書館でみかけたら是非ご一読下さい。
どうぞよろしくお願いします。
「いいおてんき」 [絵本]
2017年7月3日に絵本作品をだすことができました。
いいおてんき
なかのゆき 文 井上文香 絵
こどものとも年中向き 2017年8月号 福音館書店
★紹介HP
http://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=5376
夏休み、ある晴れた朝。ともちゃんはおじいちゃんに連れられて、はじめて畑に足を踏み入れます。収穫するのは真っ赤なトマト、とげがちくちくするきゅうり、ずっしり重たいかぼちゃ。途中突然の大雨に見舞われますが、これも畑にとって無くてはならないもの。おじいちゃんのお手伝いを通して、ともちゃんは畑のことを少しずつ知っていきます。
(福音館書店HPより)
情けないことを告白すると
実は、お話を書くことに途中でくじけて12年かかってしまった作品です。
その間、畑に出かけたり、支えて下さった編集者さんには感謝でいっぱいです。
でもふりかえればみんな必要な時間でした。
その後、絵を描いて下さった井上文香さんと編集者さんと7月の畑に取材に出かけました。
井上さんの絵は7月の光がいっぱいふりそそいでいます。
・・・7月と8月は畑の色や空気がぜんぜん違うんですよ。
畑の土の色や畝の様子なども関西と関東は違うので
そんなところも井上さんや編集者さんと相談しながら
みんなで力をあわせてできあがっていきました。
★井上文香さんのHP http://fumikas.net/
・・・だけどやっぱりのんびりしすぎてしまったなあと反省しているのは
一番最初、おはなしの種と出会わせてくださった
酒井秀幸さんが本ができる前に銀河鉄道に乗っていってしまわれたことでした。
絵本ができた先日、秀幸さんのお仏壇におまいりさせていただきました。
そして畑にもありがとうーとあいさつしました。
かえるさんもありがとう。
この日は貴重な梅雨の晴れ間だったにもかかわらず
菊代さんとご主人様にお世話になってまた畑を案内していただいたり
おはなししていただき、酒井家のみなさまには感謝でいっぱいです。
本当に最後の最後までたくさんの方にお世話になり、できあがった1冊です。
月刊誌で定価389円+税。
主に幼稚園、保育園で配布する月刊絵本ですが、
7月中は書店や図書館にもあります。
見つけたら是非読んでみて下さいね。
誌面紹介HPでは感想もお待ちしています。
→ http://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=5376
よろしかったらおよせください。
こどものみなさん、そして絵本が好きな方たちに
7月の畑を楽しんでいただけたら幸いです。
どうぞよろしくおねがいします。
妖精と魔女の読書会 [絵本]
本日10月31日はハロウィンですね。
ここ数年で日本ではわいわいと盛りあがっておりますが・・・
先日2016年10月28日に
我が童話と宮澤賢治の師匠・松田司郎氏主宰「しりとんの会」で
「妖精と魔女の読書会」というブックトーク的な講座をさせていただきました。
「しりとん」とは「しりきれとんぼのかい」。
童話や本、創作をテーマにわいわいと語り合う仲間たちの会です。
実は私もしりとんメンバーなのですが、
全然参加しておらず・・・すみません、の長年幽霊会員。
そんな私が妖精や魔女のおはなし、というわけです。ほほ。
さて今回の講座
妖精や魔女ってなんでしょう。
私たちはその存在を想像し、あるいは創造し、
物語や伝説として語り、意識してきました。
前半は、彼らのことを少しご紹介。
後半は「妖精や魔女になって」読書会をいたしましょう。
と言う内容です。
会場は大阪東成区の「スペースふうら」
http://plaza.harmonix.ne.jp/~artnavi/02gal.pak/03gal-tikamiti/03rental-gal/fuura.html
しりとんメンバーの、はたさんのギャラリーです。
夜7時になると集まってくるメンバー
さてはじまり、はじまり
私は、ハロウィンの起源、魔女、妖精、妖怪について
おすすめの本や絵本とともに、
浅くて薄っぺら~い知識を総動員してお話させていただきました。
それを基に、
参加者のみなさまからそれらを深めるいろんなお話しがでてきました。
ふむふむ
…例えば、「ピーターパン」が生まれる物語の最初のおはなしのこと
ネバーランドは、別の言葉(ラテン語?でしたか??)ではユートピアになること
『菊と刀』の最後には「魔女狩り」のことばがでてくること
魔女が空を飛ぶときに塗る軟膏のこと
宮沢賢治の作品にでてくる、山男や山猫たちのこと
白魔術と黒魔術、そしてそもそも善悪の堺目や違ってなんだろうかということ
人間の想像力から生まれたものたちのこと、気配のこと・・・などなど。
参加者のみなさまから、おすすめの「魔女・妖精」本も紹介していただきました。
ところで実際
10月から11月と言うのは妖精や魔女にとって特別な月のようなのですよ。
特に今年は・・・・
・10月31日(2016年は月曜日・仏滅)の夜はハロウィン。
その起源はケルトの収穫祭。大晦日のおまつりという説も。
・11月1日(2016年は火曜日・大安)は古代ケルトの暦では冬のはじまり、新年
プロテスタントのキリスト教では万聖節(サウィン)。全聖人を祝う日。
それでこの日は1年に数回しかない、妖精と人間界もつながりやすい日
という説もあるようです。
・日本では・10月は神無月 旧暦10月は10月31日―11月28日まで
・2016年10月31日は月に2度目の新月(1度目は10月1日)
これをブラックムーンというそうです
・2016年11月14日(月)今年一番大きい満月(スーパームーン)がのぼります。
こんなわけですから
むむ、クーナ探しもしたくなるここ数日ですね。
→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-09-30
この日は「魔女や妖精を楽しめる装いでお越し下さいと」一声おかけしたところ、
写真その1
帽子やマントや、ひそやかな魔女バッチや、ねこ耳やら
工夫も様々、いろんな魔女や魔法使いが集まりました。
写真その2
ご参加のみなさまありがとうございました。
そして幽霊会員である私にあたたかいまなざしで
楽しい機会をつくっていただいたことに改めまして感謝いたします!
ありがとうございました。
有名なあの子 [絵本]
おともだちの さえぐさひろこさんの新刊です。
今回もご紹介が遅くなりごめんなさい~
前回はこちら
→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-09-07
「こざるのシャーロット」
さえぐさひろこ・ぶん 高崎山自然動物園・しゃしん 新日本出版社(2016年3月)
詳細は こちらをクリック→★
絵本の帯にもあるとおり、主人公は
テレビや新聞で話題沸騰になったおさるの赤ちゃんです。
シャーロットちゃん、そしてお母さんも別嬪さん。
高崎山自然動物公園のHPをみてみれば
http://www.takasakiyama.jp/takasakiyama/
イケメンさんも結構いらっしゃるようですね。
動物園でいつも身近に接しているみなさんだからこそ撮れる写真と、
さえぐささんの紡ぐことばからは、
シャーロットちゃんかわいい♪
・・・だけではなくて(ここ大切!)、
お母さんをはじめ大人のさるたちや、おねえちゃんやおともだちたち、
みんながシャーロットちゃんという小さい人を、
そっと、ちゃんと、しっかり、あたたかく見つめている
そんなまなざしが伝わってくる1冊です。
人間社会だってね!
出かけたことのない高崎山。
いつかシャーロットちゃんたちとお会いしたいな。
岸辺のヤービ [絵本]
ちょっとだけ前の記事のつづき・・・最近読んだ本から
絵本のカテゴリーに入れましたが、児童書です。
『岸辺のヤービ』 梨木果歩 福音館書店 2015年9月
気になりつつ読んでいなかったのですが、図書館で見つけて、
それも、どうやらまだ誰も借りていないみたい・・・これはラッキーだと借りて帰ってきました。
梨木さんといえば、しばらく角川のPR誌で連載されていた
宮沢賢治の友人・保阪嘉内についての作品のことを以前、記事にしたことがありましたが、
→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-03-28
そして「家守奇憚」や「冬虫夏草」など好きな作品がたくさんあります。
いつもゆっくり読んで楽しんでいるのに、
今回のヤービは珍しく一気読みしてしまいました。
昔に読んだ、
「だれもしらないちいさなくに」のセイタカさんや
「ほっぺんせんせい」のほっぺんせんせいや、
「グリーンノウのおきゃくさま」のとうじょうじんぶつたちや、
「ノーム」のほんのノームたちや、
「思い出のマーニー」の湿っ地屋敷などの、
それぞれ大好きなおはなしの住人と場所に出会った時のような
それは懐かしくて、
けれどもそれらの作品とはまた異なる、
小さな幸福感がまたひとつ味わえた一冊でした。
私、飴は苦手なんですが、ここにでてくるミルクキャンデーは
頭の中でしっかりなめていましたから。
マッド・ガイド・ウォーターという新しくたずねていける場所と、
ウタドリさんやヤービたち、おはなしの住人の存在が
私の中にひとつふえてうれしいのです。
これからシリーズ化するようですが、2冊目が今からたのしみです。
あ、でも梨木さんの嘉内さんの本のほうが先でしょうか!?
『岸辺のヤービ』についてはこちらのHPが詳しいです(福音館書店のHP)
→https://www.fukuinkan.co.jp/detail_page/yabi/index.html
みんながんばれー [絵本]
読書の秋です。
おともだちの さえぐさひろこさんの新刊です!
(7月にいただいたのに、9月・・・ごめんなさい~)
「どうぶつうんどうかい」
写真/さとうあきら 文/さえぐさひろこ アリス館(2015年7月)
http://www.alicekan.com/books/post_53.html
表紙の帯の「みんな、がんばれー」が合図になって読者も運動会の一員デス。
かけっこしたり、木登りしたり、ごろごろころがったり、
いろんな動物が、一生懸命、大活躍の運動会。
集中力を発揮しているけれど、お茶目です。
夢中な様子がとってもかわいい~愛らしい方も。
そしてドヤ顔な方には、そうそう、こんな人間もいるぞ、と、くすっと。
佐藤さんの写真の動物たちの表情と仕草にちょっぴりユーモアがあって、
さえぐささんのことばがあたたかくみんなを見守っている、
がんばれーと応援しながら、ほっとできる1冊です。
裏表紙はプレーリードックくん。
この方のポースがまたいいの。だからあえてここでは載せません~。
ぜひ実際本を手にとって確かめてみてください♪
これから人間世界も、秋の運動会の季節ですね。
絵本とポジャギ [絵本]
このブログで案内できずじまいに当日になってしまったのですが(反省・・・)
2015年5月9日に神戸・長田のナドゥリで
「絵本とポジャギのしおりつくり」の会がありました。
今年1月に訪問したナドゥリ
→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-01-11
ポジャギ作家の尹英順(ゆん・よんすん)さんのワークショップに
私は韓国をたのしめる絵本とおやつ担当で参加させていただきました。
★ポジャギのしおりつくり
まずは、2色の布と、しおりひもと、糸の色も選びます。
カラフルな布とひもと糸・・・組み合わせが楽しい悩み!
一針ひとはり、丁寧に・・・
尹先生からは、糸の長さ、針の布の刺し方など、ちょっとしたコツをアドバイス。
そうか~なるほど、普段、針仕事をやらない私はしらないことがいっぱい。瞠目!
おしゃべりもしながら、けれどももくもくと制作中のみなさん。
できあがり。それぞれが1点もののしおりです。本を読むのもたのしみになりそうですね。
後半は絵本とおやつの時間です。今回ご紹介の絵本はこちら
「ふたごのもうふ」を読む予定でしたが、風邪が治りきらず声がでなくてできませんでした。
体調管理ができず反省。ごめんなさい。
尹さんが韓国の書店でみつけたポジャギのでてくる絵本から
一節をみんなで読みながら、韓国語での裁縫やポジャギ用語も学びました。
韓国をたのしむおやつは2点
★柚子茶蒸しパン
卵白と卵黄に分け、それぞれ良く泡立てたたまごに、小麦粉、片栗粉、ベーキングパウダー、
重曹、砂糖、牛乳を加え、蒸し器にセットした生地に柚子茶をぽとぽと加えて10分蒸します。
それから柚子茶を表面にたっぷり塗って、クコの実を散らし、あと10分蒸したらできあがり。
★プルーンでコッカムサム
コッカムサムの「コッカム」は干し柿のこと。
本来は、くるみを干し柿で巻いたもので、「チャングム」などでも出てきていたと思うのですが、
このままたべたり、冷やした甘いショウガやシナモンのお茶などに入れたり(沈みます)して
いただくようです。
この季節、干し柿がありません~。
それで、干し柿のように、甘くて、こってりした食感で、繊維質のドライフルーツ=プルーン
が浮かび、代用してみました。
プルーンでくるみを巻いたシンプルなものですが、
実は結構手が込んでいるのです。
くるみは熱湯に5分ほど漬け、渋皮をむき、フライパンでから煎りしてから使います。
プルーンは(干し柿も同様)、片側を切り取り拡げ、ラップに3個×2列ならべ
上からラップなどでおさえて平べったくしたら、その上にくるみを2個合わせたもの×3組並べ
くるっとまきます。両端もラップをくるくる巻いて縛ったら、冷蔵庫へ半日~1日寝かします。
ラップのまま、1センチくらいの輪切りにします。
めんどくさそうですが、やってみれば簡単。おすすめ韓国「風」スイーツです!
最後にお茶の時間でしめくくり。
ポジャギと絵本で韓国を楽しめた1日でした。
ご参加のみなさま、ありがとうございました。
尹さん、ナドゥリのみなさま、お疲れさまでした。
尹さんのFBにも当日のレポートがでています→★こちら
会場には尹さんの作品も展示されています。
ポジャギの会にいってきました [絵本]
この4月「も」ブログを更新できず・・・忙しかったわけでもありませんが、あっという間に月末に。
そしてGWに突入する前に、夏休みの宿題のように(最後まで残しておくタイプ)、
順次更新です~今後ともよろしくお付き合いくださいませっ!
さてさて、それでは4月上旬のご報告から・・・・
先日ご案内させていただいた能勢@大阪での「絵本とポジャギの会」
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-03-07
都合で私担当の絵本とおやつの部分はおやすみさせていただきました。
けれども当日会場にでかけましたヨ。
阪急茨木市駅でまちあわせをして講師の尹さんの車でドライブ。友人Kさんも一緒。
車はだんだん山道に、すると町では葉桜のシーズンがはじまったというのに
あちらこちらで桜が満開。ピクニック気分となったところで
いつもお世話になっている「関西よつ葉連絡会」 http://www.yotuba.gr.jp/
の工場前にさしかかりました。
しばし(建物を)見学・・・いただいているお豆腐やパンや総菜はここでつくられているのです。
いつもありがとうございます!
職員の方が桜の舞い散る駐車場ではお花見バーベキューの準備をされていました。
さらに車はずんずんと会場へ向かって走ります。茨木市から約1時間。
会場の「里づと」さんの近くには
関西よつ葉連絡会の能勢産直センターが。今日はよつ葉デーだわ!?
この春デビューした御用聞きの「しゅんの助」カーもありました。
・・・お近くでみかけたら近寄ってみてくださいね。おいしいものいっぱい積んでいますから。
そうしてポジャギの会の会場の「里づと」さん http://satoduto.com/ に到着です。
中に入ると、のんびりした空気。落ち着きます。
尹さんのポジャギ展の会場です。
どの作品も色が鮮やかで、ほがらかで、さわやかな印象=尹さんだっ。
展示の部屋のお隣はカフェ。ランチをいただきました。
南部鉄釜で沸かしたお水でいれる珈琲は柔らかい味。
ゆんさんのポジャギ教室の風景。
・・・これはお針箱
参加者の方が一針ひとはり刺していく様子ものんびり、のんびり。
いいリズムです。
帰り道は、Kさんとバス~電車で帰宅。約2時間かかりましたが、
小旅行気分でゆっくりできた一日でした。
尹さん、Kさんありがとうございました。
★尹さんのFBは こちら→★
4/11 ポジャギと絵本の会@大阪・能勢 [絵本]
今年もやります「ポジャギと絵本の会」
昨年の様子→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-03-03
ポジャギでコースターを作ります。韓国の絵本と小さなおやつを味わう時間付き
場所は大阪・能勢です。ご参加お待ちしています!
「ポジャギと絵本の会」
日時:2015年 4月11日(土)
①13:00~14:30
②15:00~16:30
会場:カフェ・ギャラリー 里づと http://satoduto.com/
大阪府豊能郡能勢町森上224
TEL:072-743-0578
川西能勢口方面より・・・
【車】国道173号を北上→道の駅「能勢くりの郷」の次の信号を右折 →川沿いに進んですぐ
【電車】のせでん「山下駅」下車→阪急バスに乗り換え「森上バス停」下車→南へ徒歩300m
講 師 : 尹 英順 (ゆん・よんすん ポジャギ作家)
中野由貴 (なかの・ゆき 絵本と童話のごちそう案内人)
参加費:お一人 3,000円
(税込・材料費・お茶・おやつ含。裁縫道具はこちらで用意します)
定員:各回 8名
申込:要予約 お名前・連絡先・参加時間をお知らせください
メールで上記チラシのアドレスまでおねがいします
ただし3月7日―10日はメールチェックができませんので、
この間にご連絡いただいた方は11日以降返信させていただきます。
★同会場で開催 ~尹 英順のポジャギ作品展~ 4月8日(水)~12日(日)
★【神戸・長田】尹英順のポジャギ教室 3/7・4/4・5/7 13時~
神戸コリア教育文化センター1F カフェ ナドゥリTEL 078-777-2232
よろしくお願いします♪
クーナを探しに [絵本]
本日2014年11月5日は旧暦で閏9月13日。171年ぶりに2回楽しめる十三夜です。
そもそも十三夜は日本独自の風習だったのですが、
かつては、旧暦8月15日の十五夜のお月見をしたら
旧暦9月13日の十三夜も見ないと縁起が悪い、と言われたそうです。
今年は旧暦の閏(うるう)年で、9月が2度あるのです。
それで今年2度目となる十三夜が本日。
十五夜だけ見たーという方も、今年3度目のお月見となる方も
今夜は月を眺めていいことあるといいですね!
このあと7日は満月、立冬。冬が本格的に始まります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さてさてさて、そんな日に11月1日に開催した
「クーナ探しとたまごかけごはんと絵本の会」
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-10-07
の報告をさせていただきます。
実にじつに、たのしく愉快な1日でした。
普通なら20分ほどの、みちのりを14人ほどの人間たちが2時間近く歩くところからはじまりました。
参加者のみなさま、主宰の衣笠さん、講師の米沢さん、鳴海さんお疲れさまでした!
クーナ探しの旅 はじまりはじまり。
ところで、ですね。
まずはじめに・・・・どうしてこの日に開催したのか。
主催者はじめ、みんなの都合が良かったから、というのもそうなのですが、
2014年11月1日は特別な日だったのですヨ!
・10月31日ハロウィンの翌日。ハロウィンと言えばその起源はケルトの収穫祭であり、
大晦日のおまつりという説がありますが、
そのケルトの暦によると、翌日11月1日は、冬の始まり、そして新年というおめでたい日に
あたるそうです。
・プロテスタントのキリスト教では万聖節(サウィン)といって全聖人を祝う日。
それでこの日は1年に数回しかない、妖精と人間界もつながりやすい日という説もあり。
・・・うつのみや妖精ミュージアムのHPに教えてもらいました。
・旧暦では閏9月9日
9月9日は重陽の節句といって、中国では奇数は縁起のいい数といわれ、その中で
一番大きな「9」が重なるおめでたい日として、不老不死や繁栄を祝う日。
閏月ではあえて祝いませんが、それでもそんな9月9日という日です。
・11月1日は「大安」。
ね、この日でしょ!!
サウィンについて、参考にさせていただいたのは「うつのみや妖精ミュージアム」のHP。
http://www2.ucatv.ne.jp/~ufairy-m/
このミュージアムは日本の妖精研究の第一人者・井村君江さんが名誉館長を務めており、
井村さんと言えば、私の好きな本の中にも井村さん訳の本がいくつか。
『ケルト妖精物語』(ちくま文庫)は中でもおすすめです。気になる方は読んでみて。
というわけでの11月1日・・・朝から雨でした・・・
会場になる米澤さんのギャラリー&カフェしゅう http://cafeterrace-syu.jp/
に事前に集う、衣笠さん、米沢さん、そして私。
「私たち晴れ女&男」のはずなんだけど。
なんて言っていたら、さらに雨がザーザー降ってまいりました。
「雨、止まないかなあ・・・」
が、集合場所の恵比須駅に到着するころには空がだんだん明るくなってきて・・・・
「がんばれよー」えべっさんも微笑んでいます。
米澤さんが参加者にクーナのバッチをつくってきてくれました。
みんな胸元につけて出発です。
鳴海健二さん(写真作家)からの撮影ワンポイントアドバイスのお話を聞いて、
米澤友美(ハンペルマン作家)さんの案内でまちあるきがはじまりました。
「なんですか、あなたたち???」 駅前にあるおうちからは、わんこが見送ってくれました。
私たちが三木のまちを歩きはじめると、もうすっかり雨は止んで、
雨上がりの町はきらきらと輝いていました。
なにかを見つけたみなさん。通り過ぎる車は「なんだろう??」と不審顔。
うっほほ、ゆかいじゃのう
雨上がりの神社は絶好の写真スポット
あるいて、あるいて
あるいて、あるいて、おしゃべり
この道の向こうには・・・
神社では宮司さんが「何をされているのですか」と出てきてくださいました。
見上げると駒犬さんらしき方
大きなカキの木の生えているお家の横をとおりすぎ・・・このあたりで・・・
迷子3人「発生」していたことに、後ほど気付くことになるのですー!
イギリス海岸ではありませんよ(わかる人にはわかるその様子)
田んぼは稲刈りがすっかり終わっています。
どこかから鶏の声・・・「ウコッケイを飼っている人このあたり多いみたいね」
おーい、はぐれちゃった人と合流できた?
「まるでイギリス海岸」の川の流れに沿って歩きます
橋を渡るところで
これはクーナさんたちの温泉では、という穴
トトロが住んでいそうな森
この畑の持ち主さん、ビールの飲み方にこだわっているよね!?
「よつばのクローバーみつけたよ」と米澤さん
わーすごいなあ、いいなあ~
と、いっていたら、私もイギリス海岸川べりでみつけました!
丁度「花巻にクローバーの葉っぱでギネスに挑戦していた人がいたのよ」
って言う話をしている最中に。
この人→ http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092001000363.html
「誰が」が教えてくれたのかもしれません。
そうしてまた別の場所でもうひとつ
あ、ここにある、という感じで・・・誰かが教えてくれたよう。
この日見つけた「3つのよつばのクローバー!」
やっぱり今日という日だから「出現」したのだろうなあ・・・これで妖精が見られる!?
こんなラッキーなことはめったいないことですので、
写真でみなさまにもおすそわけ。じ~~くりご覧くださいませ♪
・・・・そういえば「ゴーイングマイホーム」の主題歌は
槇原さんの「よつばのクローバー」でしたね。
予定より1時間以上すぎてギャラリー&カフェしゅうさんに帰ってきました~~
お疲れ様~~~にわとりくんも歓待してくれます。たまご産んでおいたからね。
お腹がすきました~~
まちにまった、たまごかけごはん
筑前にとかす汁もお腹に沁み渡ります。
いただきま~~~~す
しばしの沈黙
昼食のデザートは、がんづきデスヨ
今回はくるみと刻んだりんご(シナノゴールド)のスペシャルバージョンを作ってきました。
がんづきのあとは、絵本の時間
今回は「世界は目に見えるモノだけでできているのではないのです」
というテーマですので、わかりやすいところから妖精やこびとのおはなし、
自然の「気配」が出てくるお話を紹介させていただきました。
『もりのこびとたち』はドラマにもでてきましたね。
『ノーム』は大好きな本の1冊です。
・・・米澤さんも持参されて(ドイツのポップアップ絵本まで!)気があいましたね。
1979年にサンリオから出ていた本です。遠藤周作さんが監訳者なんですよ。
当時の私はどうしてもこの本が欲しくて、
クリスマスに両親に買ってもらい、今も手元に大切に持っています。
当時3800円の本ってちょっと高価ですよね。
文字通りノームの生態と歴史について書かれています。
今も内容は全く古臭くなくて、ノームってきっとどこかにいるんだ、と「確信」されられる内容です。
昨年別の出版社から復刊しているのでぜひ手に取ってみてください(図書館にもきっとあるはず)。
アイルランドや英語ではノーム
ノルウェーではトムテやニッセ
フィンランドではトントゥ
そしてゴーイングマイホームではその土地の神社に祭られている神様の名前が由来でクーナ。
最後は鳴海さんの写真講座・・・今回のベストショットな1枚をそれぞれ紹介して
鳴海さんがコメントしてくださいました。
私はこの1枚を出しました
雨上がりだからこそ取れました。赤い実の下についている水滴が
帽子をかぶったクーナさんたちに見えませんか。
以上で本日の正規プログラムはおしまいでしたが、そのあとも
柿をとったり
想像力を楽しむゲームを2種類して
これはサイコロを振って出た図柄から順番におはなしをつくっていくゲーム
起承転結で考えるのがたのしかった。
そうして本当におひらきとなりました。
あたりはもうすっかり夜。
参加のみなさま、衣笠さん、米沢さん、鳴海さんお疲れさまでした。
・・・衣笠さん楽しい企画を本当にありがとうございました♪
みなさんとまたお会いしたいですね~きっとお会いしましょう!!
★そのほか参加されたみなさんからの報告は
ゆたかな日常とクーナとアートの会のフェイスブックをご覧ください
こちら
そしてこちら
そしてそしてこちら
そしてこちらもね
みんなが見つけたクーナはこちら
https://www.facebook.com/yutakananitijou/posts/873099042713961
参加者柴本さんのクーナ報告はこちら
https://www.facebook.com/yutakananitijou/posts/873987162625149
最後に本日、私が出会ったクーナさんの気配やその風景
雨上がりの町には、キラキラしたものがいっぱい出現していました。
長~~~い報告におつきあいいただきありがとうございました♪
絵本と一緒に秋をたべよう [絵本]
2014年10月25日
彦根市で親子料理教室を開催しました。
主催は 関西よつ葉連絡会 http://www.yotuba.gr.jp/ の
近江産地直送センター
http://www.yotuba.gr.jp/renrakukai/center.htm#gihu です。
本日のテーマは「絵本と一緒に秋をたべよう」
よつ葉の食材を使った親子で楽しめる簡単レシピで
絵本の世界と秋の味覚を楽しむことがテーマです。
★今回のレシピは・・・
前菜 秋の森でかくれんぼ
紅玉りんごを使ったピンク色で甘酸っぱいドレッシングをかけます
↓ こちらはドレッシングの写真 りんごたっぷりがおいしいのです
主菜 森の恵みのクリームソース煮
鮭ときのこのクリ―ム煮です
ごはん にんじんごはん
もうすぐハロウィンなので盛りつけに一工夫
デザート りんごのコンポート
紅玉りんごで赤くてきれいな色になりました
さらに今回は
・ 2種類のオリーブオイルの試食
(イタリアの生産者指定のオーガニックのもの)
パンにつけての食べ比べ
・コンディメントバルサミコビアンコ(白いバルサミコ酢)を
りんごのドレッシングに使いました
・・・写真なし、ごめんなさい
にんじんごはんのための、にんじんのすりおろしお疲れ様でした!
炊いたお米は2キロ!
デモンストレーションのあと(西本さんいつもナイスサポートありがとうございます)、
いよいよ各テーブルにわかれて実習です。
ちいさな参加者の皆さんは
小学3年生の男の子と、ほかは3歳と4歳のみなさんたち。
華やか、にぎやか~、そしてゆかいな雰囲気が教室に満ちていましたよ。
レタスをちぎったよ
包丁をにぎって、きのこを切ります。
鮭に小麦粉をふりましょう
大人たちのお手伝いをがんばるみなさんが、それぞれ頼もしかったです♪
鮭のお料理できたよー
スプーンはどこにおいたらいいのかなあ
にんじんごはんは今回も人気者。
お茶碗に3杯お代わりしてくれた男の子がいました。ありがとう♪
ハロウィン風にチャレンジしてくれた女の子
かわいくできましたね♪
プチトマトのきのこ、
盛りつけもそれぞれ個性的
コンポートには、皮の部分を使ってバラの花の飾りつけ。美しい!
いただきまーす
今回ご紹介した絵本たち
『たのしいふゆごもり』は鮭やキノコを使ったお料理が出てくるし。
『14ひきのあきまつり』には、キノコのおみこし登場。
『にぐるまひいて』は10月からはじまるおはなし。リンゴもでています。
今回のメニューも一緒にたのしみながら、秋満喫の絵本の世界を紹介させていただきました。
食欲の秋です。親子でお料理も絵本もたくさん楽しんでみて下さいね。
ご参加のみなさま ありがとうございました。
関西よつ葉連絡会、近江産地直送センターの堀井さんはじめ、みなさま ありがとうございました。
夏の読書 [絵本]
先週末は、幼稚園から高校までのどこかで一緒だった同級生と再会。
話は尽きず、楽しかったです。
5月に開催したお料理教室で出会ったまみちゃんから、
同級生と会う波がやって来たような気がします。
なおちゃん、もーりちゃん、まみちゃん、ゆみえちゃん(集まった順・・・笑)
どうもありがとう。
昔読んでいた本の話題も出て、
そんなこんなで夏の読書をはじめました。
『やかまし村の子どもたち』『やかまし村の春・夏・秋・冬』『やかまし村はいつもにぎやか』
アストリッド・リンドグレーン 作
大塚勇三 訳 岩波書店
大人になってから一度に「大人買い」して本棚に並べていました。
なのに、最初にこの作品と出会ったのはいつで、
私はどうしてこのシリーズが好きなのだろう?という記憶が抜け落ちていたのでした。
すると今回の集まりで、
小学校のころ、土曜日に開館する近所の子ども文庫で出会っていたことがわかったの。
ゆみえちゃんありがとう。
今回集まったみんなも大好きだった、やかまし村シリーズ。
別の日、童話仲間のみんなも大好きだったということで、
なんだか当時みんなで、やかまし村に暮らしていたような錯覚さえ覚えます。
初版は1965年。手元にあるのは1990-91年に23-27刷。
原書が発表されたのは1947-52年。
もちろん今も図書館で見かけます。かなりのロングセラーです。
50年近く前に書かれた作品なのに、やかまし村の日常は、
時代を超えていつも生き生きしています。
南屋敷、中屋敷、北屋敷で暮らす子どもたちの暮らしは、今もなお憧れ。
リンドグレーンさんの書く世界は普遍ですね。
そのほかいろいろ。
この夏上映の映画で、気なって本棚から出してきました。
『思い出のマーニー 上下』
ジョーン・ロビンソン 作 ペギー・フォートナム 絵
(絵のフォートナムさんは『くまのパディントン』のさし絵の人)
松野正子 訳 岩波少年文庫
初版1980年 手元にあるのは1988年版です。
大人になってから改めて、童話や児童文学という世界の面白さを知った頃、出会った本です。
ページを開くと、文字が小さい!
今、販売されている岩波少年文庫は、もう少しフォントが大きくて、背表紙がオレンジ色です。
そうそう、マーニーってこんな「秘密」を持った女の子だった。読み始めると思い出しました!
イギリスの湿っ地屋敷にあこがれたなあ。
映画では舞台が北海道とのことですが、するとマーニーの秘密がどんなふうになっているのか
気になっています。
探している本というのはなかなか見つからないのに、
しばらく埋もれていた本が突然目の前にあらわれるのは、どうしてなんでしょう!?
世の中を騒がせている秘密保護法や原発のあらゆるニュースに
腹を立てたり、情けなくなっている頃、
本たちが「これを読め」とささやいたかのように、いいタイミングででてきました。
『戦場に輝くベガ』
鈴木一美 浅野ひろこ 作 一兎舎 2011年
表紙の帯のメッセージにも注目。
甲府が舞台のおはなし。“こぴっと”おすすめです。
もともとは2006年に山梨県立科学館のプラネタリウム番組だった作品です。
太平洋戦争中、レーダーの無い時代、爆撃機の出撃などで必要だったのは、
星空観測による位置の確認でした。
その測定の計算データを作るのが、学徒動員の女子学生たちの仕事。
彼女たちが作ったデータをもって、飛行士たちは出撃したのです。
そんな当時の様子が綿密に取材されています。
物語は星の伝説なども織り交ぜ進んで行きます。
今、当たり前に思っている日常が、どれほど大切でかけがえのないものかを伝えてくれる1冊です。
その「当たり前」は、脆くて、危ういので、判断を間違えるとたちまちに消えてしまうということも。
ベガと一緒にでてきました・・・。
『復刻版 大宇宙の旅』 荒木俊馬 著 恒星社厚生閣
1950年の初版を2006年に復刻したものです。
2006年当時、新聞で書評を見て買ったのですが、パラリと読んだ後、行方不明に。
8年後の今、さりげなくでてきました。
これも「今、読め」という事だと思い、再読。
あとがきによれば、「日本の宇宙物理学研究の草分けの一人」という荒木氏。
1897年生まれなので、宮沢賢治より1つ年下です。
アインシュタインから直接に指導を受けたこともあったようです。
京都産業大学の創設者でもあり、
晩年は現在の京都府福知山市でくらしていたとのこと。
福知山といえば、私が「まめぶ」で通っている篠山の結構近くだ!
(なにやらうれしい)。
表紙も挿絵も荒木氏が描いています。
少年少女に書かれた科学小説なのですが、大人が読んでも十分楽しいです。
今では、ちょっと古めかしい科学の情報のフォローも
あとがき以降に、追加で解説がついていて、そのあたりは復刻版のよさ。
主人公の星野宙一くんと宇宙を旅しながら、知識を深めていく内容です。
帯には松本零士さんからのメッセージも。
そういえば銀河鉄道999の主人公は星野鉄郎くんだった
・・・星野くんつながりですね。
暑い毎日ですが、あとしばらく読書にふけりたいと思います。
朝だから「ツキ」がやってきた [絵本]
先日ご案内させていただいた
6月13日トンカのえほん講座「朝だけど~月夜の絵本の会」開催しました。
満月の日に月や夜がテーマの絵本を楽しもうという内容です。
月が寝ている朝だからこそ「ツキ」を呼ぶかもしれません。
ということで、ご紹介した絵本たちです
・月にでかけよう
・お月さまがやってきた
・月夜に起こった事件・ぼうけん
・月夜のおさんぽ
・おやすみなさい の、5つをテーマに25冊をご紹介。
月夜の絵本って古今東西たくさんあるので、迷いましたが、
何かしらたべものがでてくるものを中心に選んでみました。
それでも、あ、あれがないというものもあったはず。そこのところはご了承。
朝だけど~月夜の音楽会♪
みなとあすかさんがウクレレ演奏をしてくださいました。
ありがとうございました。
そうしてトンカのえほん講座では、はずせないおやつの時間。
今回は月夜を楽しめるお菓子とお茶いろいろ
・さつま芋チップスの「芋せん名月」
・関西のこどもなら(おおよそ)みんな食べてる「満月ぽん」
http://www.mangetupon.co.jp/what/
・ドイツの星型クッキー「ウィクライン・ニュールンベルク・シナモンクッキー」
・岩手のおやつ「がんづき」
がんづき=雁月 なのでこれははずせませんでした。
今回はくるみがんづき。
・カフェインレスコーヒー
フェアトレードのインスタントコーヒーにしました。
・ハーブティ「月」
沖縄の会社がつくっているお休み前にお勧めハーブティ。
月の舟にみたてて、経木のお皿に盛りつけてみました。
(たこやきじゃないのよ)
おやつのとりわけお手伝いくださったみなさま! ありがとうございました。
そして後半も引き続き絵本を紹介させていただきました。
後半は「お休みなさい」の本を中心に。
ハーブティで眠たくなってしまったでしょうか???
今回もワイワイがやがやとあっという間に終わりの時間です。
ご参加いただいたみなさまありがとうございました。
そしてトンカさんありがとうございました。
今回、月夜がテーマ、それも朝の開催というのは
はじめてのこころみでしたがおかげさまで、
みなさんにも助けていただきながら、私もとっても楽しかったです。
講座を開催した13日は満月
梅雨空の中、夜の11時頃空を見たら、雲の間からぽっかり顔を出してくれました。
「お月さまありがとう~~」
6月20日は下弦の月、21日は夏至、27日は新月、
7月5日は上弦の月、7日は七夕、12日は今年3番目に大きい満月です。
そうして
お月さまが見えないときは絵本の中でも出会ってみてくださいね。
6/13 朝だけど 月夜の絵本の会@神戸・トンカ書店 [絵本]
2014年6月13日(金)に神戸のトンカ書店で開催する絵本講座のおしらせです。
今回のテーマは「月夜」です。満月の日に開催することにしました。
★昨年の講座の様子・・・
12月
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-12-13
6月
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-06-14-1
おや、たまたま同日に開催していました!
今年は台風がきませんように~
*トンカの絵本講座*
~朝だけど~
『月夜の絵本の会』
〇満月の日に、
月や夜が舞台の絵本をご紹介させていただきます。
今回は主に「月夜のおさんぽ」と「おやすみなさい」がテーマです。
月が眠っている(のかな?)の朝の時間の開催は「ツキ」を呼ぶかも!?
月夜を愛でる小さなおやつもついています。
ご参加お待ちしています!!
日時:2014年 6月13日(金)10時~12時
会 場:トンカ書店
神戸市中央区下山手通3-3-12元町福穂ビル2D
電話&FAX:078-333-4720 元町駅から徒歩5~6分
http://www.tonkabooks.com/
参加費:1,500円 (資料、お茶、小さなおやつ)当日はマイカップをご持参ください
お申し込み:【要予約】
下記チラシにあるメールあて
または「「トンカ書店」 http://www.tonkabooks.com/ まで
(尚、当日のご連絡については、トンカ書店へ直接おねがいします)
今回もたのしい会になるといいなと思っています。
ご参加お待ちしています。
どうぞよろしくお願いします♪