一見、白玉ぜんざいのようですが(関東の方には「おしるこ」かな)

「へっちょこだんご」といいます。
岩手の二戸のあたりでよくつくられているおやつです。
ときどき作って食べています。
おだんごは「たかきび・高黍(コーリャンともいいます)」という雑穀の粉でつくることが多いのですが
今回は「きび・黍」の粉でつくってみました。
小豆は丹波篠山の粒の大きな大納言でございます。

へっちょことは「へそ」のことで
真ん中をへこました形がへそににているとか
農作業のへっちょ(苦労)したことをねぎらうという意味があるそう。

はじめて食べたのは数年前、二戸の「雑穀茶屋 つぶっこまんま」でした
(残念ながらお店は一昨年閉店)。
たかきびのほろにがさともっちりした感じと
ぜんざいの甘さと雑穀から出たとろみがへっちょこだんごのおいしさです。

雑穀の粉を丸めてこねて、まんなかをへこまして、
ぜんざいの中に直接いれて煮ます。
おだんごがうきあがったらできあがり。
白玉粉より雑穀粉でつくるのがだんぜんおすすめです。
雑穀粉は岩手では手に入りやすいのですが、
他の地域では、自然食品店や百貨店の食品売り場などにあると思います。

で、今回ご縁あって、このへっちょこだんごを紹介させていただきました。

通販会社のフェリシモ「Fマンスリー1月号」のご当地グルメショー特集で
真空保存容器とともにご紹介させていただいています。
お買いものされた会員さんに配布の冊子です。
もしお手元にある方いらっしゃったら70ページご覧くださるとうれしいです。

他のページには
スターフェリシモ仲間の
クラフト作家のみわとしこさん
五郎島金時といんげんの煮物とシリコーン食器を
コラージュ作家の TAGOさん が
カード作り講座の特集を担当しています。
あわせてご覧くださいね。

後半はご案内となってしまいましたが、そんなわけでのご報告でした。