先日ご紹介した、丹波篠山まちなみアートフェスティバルのご報告です。
岩手から帰った2日後、その会場で、ギャラリートークということで
宮沢賢治の作品のことを少し紹介させていただきました。

丹波篠山には賢治作品を愛する方がたくさんいて、
ご縁あってときどき賢治作品や、作品に登場するおいしいものの話題などで
お邪魔しては、楽しい時間をすごさせていただいています。
昨年の山猫軒
昨年の宮沢賢治の美味しい世界

会場は、昨年、山猫軒でお世話になった坂野邸です。

版画家の加藤昌男さんの作品会場&カフェ。
版画のプレス機も展示されてありました。
作品に囲まれて、心落ち着く空間です。

丹波篠山のこの日の空気は、
ちょうど、岩手でまとっていた気温や湿度と似ていました。
駅から会場までの道のりも、ちょうど稲刈りをしていて、
光のあたたかさとか、のんびり流れている時間なども似ていました。
それで2日前まで岩手で深呼吸していた空気をお伝えできるといいなあと思いながら
見てきたばかりの岩手の風景や出来事の紹介や、
『注文の多い料理店』の序文と「注文の多い料理店」を読ませていただきました。

ご参加の皆様ありがとうございました。

仲良くしていただいている篠山のみなさんと久しぶりの再会!
私にとってはしばし岩手の余韻をかみしめられた、ありがたい機会にもなりました。
会場には関西岩手県人会の方もいらっしゃったことがわかり、
後ほど、ごあいさつ。篠山で岩手の方と岩手のお話ができたこともとてもうれしかったのでした。
・・・・・・篠山ではいつもいろんな出会いがあるところだなあと改めて思います。

会場のカフェでそば粉のクレープと紅茶で一息~。


そののち、会場にきてくれた友人のSさん(ありがとう!)と、
フェスティバル会場を見て回りました。

町家25軒のそれぞれに、アートな空間が繰り広げられています。


通りにあった雑貨屋さんの店先もアートしてます。

100年くらいこの場所でどっしりと構えてきた空間と、
アーティストのそれぞれの方の作品が
ある場所ではなごやかに、ある場所では互いが主張し、
会場と作品によって、さまざまに融合していました。
 

今年も会場に行くことができてよかったです。

来年もまたどんな町家とアートのコラボが見られるのか・・・楽しみです。