30日は朝から夕方までNHKで流れ続けていた
「あまちゃん年末スペシャル」を時折横目で見ながら、
年賀状、大掃除、少しだけおせち作り
そうして私の部屋だけは混とんとしたまま・・・たぶん、このまま年越し。
だけど年神様(なにやら、この年末はよく耳と目に入ってくるので気になっている)
に笑われないように、机まわりだけは、このあとこれから片付けます~。

2013年巳年もあとわずかとなりました。

そうして、唐突ですが

大豆の話です。

この夏、縁あって隣のSさんから声をかけてもらい
M農園の大豆作りを手伝うことになりました。
が、
夏の暑さに負けて、援農には行かず
秋の多忙にかまけて、収穫にも行かず
本来なら「働かざる者、食うべからず」なのですが
Sさん経由で分け前をいただきました。 ありがとうございます。

その反省と、ここで報告することで「少しだけ」働いたことにしてもらおう。
 我が家に来た大豆です。
 品種はMさんに問い合わせ中、まだ返事がきません。
 ・・・・やはり呆れられているのだっ、でもぜひ教えてくださいねっ。
 ざるにひろげて数日乾かすところからはじめました。
 私にとってはじめての大豆の収穫作業です。

翌日から、ざるの中には、大豆が何粒かころがっていました。
乾いてからからになった「さや」から大豆が、自ら飛び出しているのです。
お天気のいい日は、元気に飛び出した大豆が足元に数粒落ちていたりすることも。

よく見れば、さやがねじれているんです。
ねじれることで、中の大豆が飛び出す力になるんですね。

大豆って偉いなあ。
からからに乾いたさやは、触れるだけで、パチンと音がしてはじけます。
大豆にとっては、子孫繁栄、次の世代を残すために飛んでいくわけ。
誰が教えたわけでもないのに、植物ってすごい。

農作業ではもっとたくさんの量だから、
乾いたさやを棒でたたいたりして収穫しますよね。
あれも、たたくから大豆が、さやからはずれるのではなくて、
さやがはじけるのを助けている作業だったのですね。大豆が飛び出しやすいように。

きっとほかの豆もそうなのかもしれませんし、
大豆と接している人当たり前のことなのかもしれませんが、
なにしろ私にとってははじめての事で、驚いた。

1週間ほどすると、ほとんどのさやから大豆が自ら飛び出し、
からになったさやを取り除くと、収穫作業完了。


虫食いがはげしかったり、傷んでいたり、未成熟のものをとりのぞいて
びんにいれるとカップ1/2くらいの量の収穫になりました。

ばんざ~い
やはりこの量だから楽しめたけれど
農作業での豆の収穫や選別は(雑穀もそうですよね)な作業です。
お豆の一粒ひとつぶ味わえることに感謝しないと。

このきれいな大豆をどうやって食べようか。それがうれしい悩みです。

豆といえば日本では大豆のことをさしますが
(関西で肉といえば牛肉をさすようなもの!?)
日本の食文化では、しょう油、味噌、豆腐、納豆・・・など欠かせないものです。
そんな豆は「魔滅」にも通じると、だから、節分では鬼を追い払う力ももっているのだとか。
自らさやから飛び出してくるその力を思っても、
日本の食生活に欠かせないたべものということを思っても、
大豆は縁起のいい力を持っているたべものなんだ、と思います。

 ・・・そうだ、この大豆は豆まきに使おう!

そんな大豆に感謝して、
お正月の黒豆(黒大豆)をいただくことも、ますます楽しみになってきた年の瀬です。


今年もこのブログにおつきあいいただきましてありがとうございました。
来年2014年も、ぼちぼちと身の回りの「おいしもの」を紹介していこうと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

みなさまどうぞ良い年をお迎えくださいね。