2010年のイーハトーブ5 賢治祭

9月21日、朝は雨でしたが、昼過ぎから晴れてきました。

イギリス海岸をながめたあと、
Ｔさんが花巻のおいしいもののある場所に連れて行ってくれました。

花巻バーガーのある「るんびにい美術館」のカフェ
ずっしりとした建物に心落ち着く「花巻文化村」
焼きプリン大福のある産直のお店「案山子」
イーハトーヴのお菓子な木や、イギリス海岸と名付けられたバウムクーヘンや、
なめとこ山のシュークリーム・・・など気になるお菓子のたくさんある
ケーキ屋さんの「ブルージュプリュシュ」、
それから賢治が通っていた花巻小学校にも立ち寄り
校長先生にもお会いすることができました。
校長室にあった古い柱時計がちょっとすましていて立派でした。

などなど・・・花巻のおいしいもので
おなかいっぱになったあと
夕方から今年も賢治祭（けんじさい）に参加しました。

会場の「雨ニモマケズ」詩碑前といわれるこの場所は

今は花巻農業高校敷地内にある羅須地人協会の建物が
立っていたところです。
　

今年は3時から公募による「創造・表現の広場」として
オカリナ演奏や詩吟などがあったようです。
ちょうど私がでかけたときは
第2部のはじまり、賢治詩碑への献花がはじまったところでした。


「雨ニモマケズ」の朗読や
賢治さんにささげるスピーチ
合唱、詩の朗読などが続きます。

今年は山梨県韮崎市から
賢治の友人だった保坂嘉内さんの御子息の保坂庸夫さんと、
韮崎市長も来賓として参加され、
会場には同じく賢治の友人の河本緑石さんの娘さんの御船道子さんが
鳥取県三朝からかけつけておられ、
会場自体が人も場所もあらゆることが、
時空を超えてひろがっていたような賢治祭でした。

今年の郷土芸能は「岩崎鬼剣舞（いわさきおにけんばい）」

木々の間から銀色に光るまんまるお月さまがのぼってきます。

笛と太鼓の力強いお囃子が流れ、
かがり火の薪がパチパチとはじけ
鬼たちが飛び上がると会場に荘厳な空気が流れます。


３、４年前までは、かがり火を「あったかい」と感じたのに
やはり今年も時折吹く夜風の涼しさにほっとします。
ついつい温暖化を身近に感じる瞬間なのですが、
今年は歌が多く、パチパチとはぜるかがり火の火の粉と夜風にまじって
音と言葉は林のなかを機嫌良くかけめぐっていました。

コメント 6

お久しぶりです。
niceありがとうございます。
北の方は季節の変化が早いですね。
by orange (2010-10-10 15:02) 

こんなお祭りがあったのですね・・・
ゆきねこサマのブログを見ないと知らないままだったかも
実際に体験するのが１番なんでしょうね
情報不足だな～～ｗｗ

by B-class (2010-10-11 18:00) 

ｏｒａｎｇｅさま　お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
そうですね。
東北はもうすっかり秋のようです。
そして今年はマツタケが豊作なようです。
いいなあ・・・・。



by ゆきねこ (2010-10-11 19:15) 

Ｂ－ｃｌａｓｓさま　いつもありがとうございます。
賢治祭、毎年９月２１日の夕方から開催されます。
来年はぜひ足をお運びください～！
by ゆきねこ (2010-10-11 19:16) 

あれから精力的に回られていたのですね。
やっぱり一泊では物足りない！

後ツイッター上で有名なさわや書店さんが
さわやpop大賞を開催されています。
１）お気に入りの本と２）アピールポイントを
記入して＃sawayapop というハッシュタグを
つけるだけのことなんですが面白い作品が
集まっています。
全国どこの方でもオッケーだそうなので
私も何点か応募しました。
さわやフェザン店さんのほうで早速個人的に
使って下さるようで嬉しい♪
その作品は『女と男の万葉集』です。
やっぱり地元の方を先に紹介するのが
大阪人としての筋ちゃうんかなあと
考えた結果でしたが使って頂けるようで
素直にうれしいです。

恋する気持ちは現代人も古人（いにしえびと）も一緒

清川先生の優雅さと桜川先生のパワフルが
合体した結果生まれたキャッチコピーです。


by 睦五郎 (2010-10-16 15:52) 

睦五郎さま　コメントありがとうございます。
ここ数日更新をさぼってしまっているのですが、
あと２回くらい岩手だより続きますのでよろしくお付き合いください。

さわや書店さんのＰＯＰ大賞
睦五郎さんと万葉集に岩手がつながりましたね。
うわ～、ちはやさんにも伝えておきます。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
by ゆきねこ (2010-10-18 19:28)