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ひさびさに花巻ばたばた [岩手のおいしいもの]

先日でかけた岩手は暖かかったと書いた矢先
本日(12/3)の岩手は大雪なようですね。お天気の様変わりにびっくりです。
すでに交通などにも影響がでているようですが・・・くれぐれもお気を付け下さい。

前回のつづき・・・
盛岡から花巻へ。この日は朝から雨。
花巻駅前のバスターミナルの真ん中あたりに木の小屋ができていました。
新しい待合室???(写真なし…次回訪問の際は撮ってきます)

バスにのってイーハトーブ館へ行こうか、マルカンにソフトクリームをたべにいく時間はあるかしらと
観光案内所にでかけてみたら、バスはあと1時間半くらいないけれど、あと5分足らずで釜石線がでるから
それに乗っていくといいわ、と教えていただきました。
あと5分! 流れに乗って、マルカンソフトのことはすっかり消えて、乗車券を求めて走りました。
すると観光案内所の方が「新花巻にも観光案内所があるから」と
わざわざ地図を改札まで持ってきてくださいました。
花巻や盛岡にでかけると、いつもこんな親切な方に助けてもらいます。本当にありがたいです。

そういうわけで花巻駅での滞在時間たったの約10分。
でしたけど、
  「ゆきねこさん花巻駅で見たよ」
  
この一瞬間にすみれさんの知人の方に目撃されておりました。
 
ひゃ~悪い事はできませんなあ(って、しないけど)!
次はゆっくりきますので、すみれさま、どうぞよろしくお願いします。

そんなこんなのばたばたで、釜石線の新花巻駅に到着
ここもSL銀河のインフラ整備が着々と。
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あおいめだまのこいぬに迎えてもらいました。

今回、新幹線の新花巻駅の入口で発見! 
どうして何度も通っているのにきづかなかったのでしょうか。
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入口のドアの取っ手です。さりげないけど、素晴らしい。
南部鉄器製で「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」
賢治の手帳の文字がそのまま浮き出ています。

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賢治のサインも 
そうして私は、雨ニモマケズ、花巻駅からイーハトーブ館まで歩いてみることにしました。

例の→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-10-04
オブジェを見て歩くために。
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数基ありましたが、今回写真は最初だけ・・・
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イーハトーブ館・賢治記念館まで歩く人が楽しめるようにという目的で
設置したオブジェだと聞いたのですが、あまり楽しめなかった・・・。
なぜなら、道路わきは車がびゅんびゅん。さらに雨の本日は、ときおりしずくがビュっと飛んでくる。
車のスピードが怖いなあ。

こちらの看板を綺麗にした方がいいかも、と少々機嫌が悪くなってきました。
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記念館まで楽しい気持ちで歩いていけることには大賛成。
でもそのためにはまず歩道自体のインフラ整備のご検討をお願いできるとありがたいです。

釜石線踏切近くに立っているブドリくんとネリちゃんにもお会いしました。
雨にぬれる二人がながめてるのはコンビニの入口(コンビニの写真撮り忘れ・・・)
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「おにいちゃん おなかすいた」
   ・・・二人が登場する『グスコーブドリの伝記』の世界を思い出します。

記念館までの屋根つき階段ができていました。
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早速チャレンジ!!
この入口、スキー場のリフト乗り場をほうふつとさせますが、
山の上にある賢治記念館まで歩いて行く人用の木の階段なのです。
イーハトーブ館と賢治記念館を歩いて移動する際は、
その間にある南斜花壇(この花壇は日時計になっていて賢治が設計したものを再現したもの)の散策が
おすすめです。だけど、この階段は雨の日でも濡れず上までのぼることができます。
木の階段は、いい踏み心地。でも延々と続く階段は奈良の長谷寺か、もしくは天国へ続く階段のよう・・・。
途中、ところどころに貼ってある「気分の悪くなった方はこちらにお電話を」の貼り紙に、
この階段の過酷さが示されてあるような・・・いえいえ愚痴ではありません。
どのあたりを歩いているのかもわかぬままに登ってのぼって355段+レンガの階段17段。
やっぱりこれは苛酷です。
ポランの広場行きの数字が書いてあるとか、星めぐりの歌が1段ごとに書いてあるとか
胡四王山の事にここを登ると詳しくなれるとか・・・そんなことがいいのかどうかはわかりませんが、
新花巻駅の扉みたいに、ささやかに賢治さんの世界が楽しめるなにかもう一工夫を、
遊び心と、洒落っ気を下さい。

はあ~~~到着しました。この達成感。
到着したのは、レストラン山猫件の裏手です。
雨とこの季節にしては高い気温のせいで、もやがでていました。
もやにつつまれた山猫件は、まるで「注文の多い料理店」です。
けれども山猫に食べられることもなく
注文したのは「鹿踊り(ししおどり)そば」
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写真がうまく撮れずすみません。
ナルトで鹿踊りの頭を表現しているのわかります?
似てるでしょう。
ナルトの後ろには海苔と、味付けされた鹿肉が4切れ。
「鹿」踊りですからね。

お腹がいっぱいになった後は、賢治記念館を見学しました。
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/501/503/p004116.html
   ・・・牛崎さんと今回もお会いできず残念
賢治記念館は12月から来年の春まで休館。春から展示を一新してリニューアルオープンします。
(閉館中は花巻市博物館へ)
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/shimin/176/181/p005405.html
なので、今回が今までの展示の見納めだと思い見学。
これまで見慣れた展示とお別れするのはちょっとさみしいけれど、新しい展示を楽しみに待っています。
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イーハトーブ館では大切な会議があり、そののち新花巻へ。
私はこれからまた移動です。
新幹線が来る間、改札近くの食堂で賢治学会のSさん、Oさんとしばしのお茶っこタイム。
ありがとうございました。
お二人と別れ、列車の時間に余裕を持って改札を通り、
長~いエスカレーターを上がってホームに立っていました。
「まもなく列車が参ります」のアナウンスを聞いたときでした。
はっ、と思いだしたこと。
「傘を忘れた~」
お茶っこしていた食堂に傘を置き忘れている事に気付きました。
「ど~しよ~~」
だけど思い出してしまったからには置いていくのはかわいそうです。
どきどきしながら階段を駆け下り、改札の人に事情を話し改札向こうへ。
傘ありました!
「まだ大丈夫ですよ。エスカレーターで上がってください」とはげまされ、階段を駆け上がりました。
新幹線はちょうどホームに入ってくるところで、本当にセーフ!
もし乗れていなかったら…恐ろしや、と座席に着いてから深呼吸しました。
それにしても両手に荷物と傘を抱えてエスカレーターを駆け上がっていた自分を想像すると・・・ははは。
3分って結構時間があるものですね。

寄り道した東京はちょうど紅葉まっさかり。
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上野公園のいちょうが黄色に輝いていました。

お行儀のよい こんな方々も
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公園内では錦鯉の品評会で大にぎわい。
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ブルーの水槽の中で、お散歩中のわんちゃんより大きな鯉が泳いでいます。
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たぶん1匹数百万とか数千万とかするのだろうなあ。
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トロフィーの上でも錦鯉が泳いでいました。

科学博物館でヒカリ展を見物しました。
宇宙や自然界、人の作りだしたものなどいろいろな光にあふれていました。
光があるから闇がある、闇があるから光がある・・・9月の藤城さんの講演を少し思い出しました。
常設展では、見てみたかったダイオウイカの標本と、
はやぶさが小惑星イトカワから持ち帰って来た微粒子を見ました。
電子顕微鏡のむこうでキラキラと金色に光る微粒子は、地球のものではないのかと思うと、じわっと感動。
   ・・・本日(12/3)はやぶさ2が無事宇宙に飛んでいきましたね。帰還の日がたのしみですね。

よつ葉のクローバー発見! 標本でこんなにたくさん。ラッキーなことあるかな。
いやいや・・・ぶらぶらしたり、バタバタしたりしたけど、
今回も結局無事にすごせたことがラッキーでした。
科学博物館にでかけたらぜひ探してみてください。
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あわただしかった花巻報告おしまいです。
・・・つづく・・・


コメント(2) 
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かわはら

駅から賢治記念館まで、あいにくのお天気の中、歩かれたなんてすごいです。
その階段は、歩いたことはないですが、想像するだけで過酷なのがわかります。お疲れさまでした。

花巻も、すっかり雪景色のようですね。
雪が降るとなんだかわくわくしたり、真っ白な世界に感動します。
まぁ、でも初雪の日だけなんですけど(^_^;)


by かわはら (2014-12-04 10:02) 

ゆきねこ

かわはらさま ありがとうございます
新花巻から記念館まで、歩いてみればそれほど遠くないのですが
今回は雨のせいもあって(!!)ちょっと愚痴ってしまいました。

いよいよ花巻も雪の季節到来ですね。
今年は本当に急でしたよね。
by ゆきねこ (2014-12-05 00:07) 

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