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宮沢賢治と「アザリア」の仲間たち展 [宮沢賢治]

岩手県花巻市の宮沢賢治イーハトーブ館で開催中の
宮沢賢治と「アザリア」の仲間たち展(以下、「アザリア」展)を見てきました。

宮沢賢治と「アザリア」の仲間たち展
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期間 2017年7月3日ー9月30日
会場 宮沢賢治イーハトーブ館
企画・実施  宮沢賢治と『アザリア』の仲間たち展 実行委員会

展示の概要などは以下・・・・
  同人誌『アザリア』
  それは、宮沢賢治と学友たちが共に短歌を作り、俳句を詠み、
  詩を紡ぎ、思いを言葉にし合った彼らの青春の証です。
  本企画展は、これまで研究が及んでいなかった『アザリア』13人全員にスポットを当て、
  彼らの交友を、人生を、そして賢治文学への影響を紹介いたします。
             (「アザリア」展  フライヤーより抜粋させていただきました)

『アザリア』が創刊されて今年で100年。
賢治の、ではなくて13人の「アザリア」が伝わってくる展示です。
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展示資料の中には普段見られない珍しいものもあり、パネル解説を含めじっくりながめてしまいました。
じっくり、といえば、昨年9月に宮沢賢治記念館で開催されたアザリア展で
現物のアザリアを前にその「熱」を感じ、見入ってしまったのですが
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2016-09-22

今回の展示では100年前、青春の真っ只中で言葉と戯ていた13人は
こんな人たちだったか、ということを教えてもらえた展示でした。ここにも心地よい「熱」!

展示会場においてあった感想ノートのコーナーには
さりげなく、4人の写真にアザリアの造花。実行委員会の方々の「アザリア愛」を感じます。
ここれもまた「熱」ですね! ふふ。
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大変個人的なことで喜んだこと。
メンバーの一人、福永文三郎氏は、その人生の後半、芦屋市民だったんですね。
知りませんでした・・・。
毎年、賢治と岩手を伝えるためにでかけている芦屋の小学校と賢治が福永さんを交えて私の中でつながりました。
この展示で教えてもらったことを芦屋の生徒のみなさんにお伝えしなくては!

企画展の図録もあります。
13人の紹介や『アザリア』創刊の背景が詳しく「見えて」きます。
読み物としてもおもしろいです。
『アザリア』同人メンバー年表の付録つき。
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実行委員会のおひとり
彼方遥峰(おちかた・ようほ)さんは2冊の本を出版されています。
「アザリアの咲いた本」と「アザリアの咲いた本2」
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コミックという形で記されたアザリアメンバーへのオマージュ作品です。

くすくす笑ってしまうシーンも多く、「アザリア」で集まった当時の青年たちの世界がより身近になります。

・・・企画展図録、彼方さん冊子どちらもイーハトーブ館で購入できます。

この企画展のサブタイトルは
「ハロー、青春(アザリア)。あの日の君へ」
100年という時空を超えて、現れた「熱」を持った13人。
そうだ!青春っていうのが一種の「熱」。
そして100年という時空を超えても覚めない~冷めない熱、なんだなあ。

熱は伝わるもの。これからの時代、あの日の13人と同様の熱をもつ人も
現れてくる、かも!? あるいはもうすでに・・・。
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イーハトーブ館そばの煤孫こけしさんの入口にもこの企画展のポスターが貼ってありました。
賢治こけしとコラボしている!
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★アザリア展についての詳細は以下をご覧ください
実行委員会の
ツイッター https://twitter.com/azalea100ten?lang=ja 
ブログ http://azalea100ten.hatenablog.com/

★9月2日ー24日には宮沢賢治記念館で「アザリア100年記念展」が開催されます。
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/505/506/p004128.html
アザリアの現物も展示予定ですので
両方みると、よりアザリアが身近になりますよ。


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