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岩手の農業科学博物館 [岩手のおいしいもの]

11月、初雪ちらちらふっっている花巻の朝、
JR花巻駅前からバスに乗って約15分
「農業研究センター」という駅で降りたら目の前は

広い~そして本日は冷たい風がひゅーひゅー。
バスで来る人があまりいないみたいで、人の気配がないぞ。
どちらにいっていいのやら???敷地内をさまよいながら
それはそれ、風景にみとれたりしてうろうろと
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到着!
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岩手県立農業ふれあい公園内にある
農業科学博物館(北上市飯豊 9:00-16:30 月休)
詳細はこちら→http://www2.pref.iwate.jp/~hp2088/park/
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以前、東北の飢饉について調べていた時に
こちらのHPを拝見してずっと来てみたかったのです。
文字通り東北の農業に関する展示をしている博物館
10月7日から12月26日まで企画展「岩手の風土・食事情 ~むかしの食生活~」開催中。
この期間中に是非一度行って見よう、と伺ったのでした。
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企画展は昭和初期につかわれていた農機具を中心に展示されていました。
見たことのないものもいくつか、
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常設展は2か所に分かれていて
「農業れきし館」のほうは明治から昭和初期の農機具や生活の道具、
そして東北の農業に貢献した方たちの紹介がされていて
岩手の農業の歴史を通して人と農業の関わりを伝えている展示でした。
ここ数年気になっている一関の武部清庵さんも登場していました。
 清庵さんについてはこちら
  →http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2016-10-8


かて切り器など、東北の歴史を語る道具もいろいろありました。
館の方におせわになって、収蔵庫もみせていただくことができました。
木やわらでできたものがほとんどなので、保存が大変だというお話や、
ご高齢の方がここに来ると、懐かしいといって道具を動かしたりされることなどをお聞きしました。
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それぞれの道具を、使える人がいることも歴史を語る上で大切なことですね。
これまで開催されてきた企画展の配布資料もいただきました。
「いわての野良着」「「稲わら」ってすごい」「むかしの稲作」「農村に生きる女たち」など気になるものばかり。

もうひとつ「農業かがく館」はワンダーランド!
小さな人たちも楽しめるような工夫がいっぱいです。
小さな生き物になって田んぼの世界を眺めるコーナー
ザリガニ稲の根元で「こんにちは」
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ここに「トブン」とやまなしが落ちてきたら賢治の「やまなし」だ。

冷蔵庫の中にも入れます。
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写真ではわかりにくいのですが、この野菜のみなさんは、私より大きい~のです。
ここにやってきた子どものみなさん、きっと大騒ぎだろうなあ。

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「れきし」と「かがく」2館の世界感がまるで違っていて、それがまたおもしろかったです。
1次産業割合全国4位、リンドウ、ホップ、にんじん、雑穀の生産量は全国1位の岩手です。
(山椒:岩手県民手帳・暮らしの便利帳2018より)
農業の歴史と科学と出会いにおすすめの博物館でした。
また機会を見つけて出かけたいと思います。

資料調査員のI様には収蔵庫を案内いただき、
帰り路も送っていただきまして大変お世話になりました。
ありがとうございました。

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