フィリピンの砂糖でなにを作ろうか [お菓子の誘惑]
先日ちょこっとご紹介したアジア女性自立プロジェクト(AWEP)から「宿題」をもらいました。
椰子の実の砂糖で何か作って、という宿題です。
この砂糖は、フィリピンで里親支援をしている団体が、現地の仕事支援のひとつで作っているということです(詳しくはまた後日紹介できるといいのですが)。
ただし、私たちのまわりにはおいしい砂糖がたくさんあるから、このまま売るには多分売れないでしょう。でも、なにか砂糖のおいしい使い方を紹介してではどうだろう・・・ということからの「宿題」でした。
椰子の実の砂糖は、茶色くてペロッとなめると、甘さ控えめでやさしい味の黒砂糖、という感じ。
コクも少々。なめた後には、甘さの中にかすかにすっぱさが残ります。
製造過程を伺っていないので確かなことはわかりませんが、大きな工場で、とうわけではなく、おそらく家内製手工業で、集めた蜜を釜で炒って煮詰めてつくる手づくりの精製でしょう。
精製度もそれほど高いわけではなく、砂糖の黒い粒つぶ(小さなかたまり)がたくさんはいっています。それはちょうど岩手の「がんづき」に使う玉砂糖に似た姿。味もそれに近いです。
そういうわけで、この砂糖は「がんづき」にも向いていそうです。
また、黒砂糖のかわりに「黒蜜」を作る。この黒蜜とタピオカやナタデココをつかってアジア風あんみつなんて作ったらきっとおいしいはず! 黒蜜をかきごおりにかけるのもいいなあ。バナナにかけてもきっとおいしい!
バナナといえば、小さく切ったバナナにシナモンを砂糖をかけて春巻きの皮に巻いてあげたお菓子を以前、ベトナムの料理教室で教えてもらったのですが、それにもきっとこの砂糖をつかったらコクと香りがマッチするはず・・・作りたくなってきました。
葛としょうがでつくる「しょうが湯」もしょうがの味を引き立てると思います。
煮物にも隠し味で使えそう。
・・・・・・と、いろいろ、頭に浮かんだのですが、結局久しぶりにケーキを焼くことにしました。
=つづく= 砂糖の写真を撮るのを忘れてしまいました。後日載せますね。