坂の上のファーマーズマーケット [野菜たち]
5月15日岩手県花巻市で行う「アジアの絵本と旅のおはなし」
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5月24日神戸子ども服手作りコンテスト&ファッションショー
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5月3日から5日まで神戸・異人館へむかう途中の北野坂で
「インフィオラータ神戸・北野坂」という催しがありました。
インフィオラータとはイタリア語で「花をしきつめる」という意味。
坂道は色とりどりのチューリップの花びらで大きな花絵が描かれてありました。
富山県砺波市、新潟県亀田郷で球根栽培のために捨てられてしまうチューリップの花びらです。開催前日に市民ボランティアでこの絵を描く作業が行われるのだそうです。
期間中は坂道全体が大きなキャンバスです。
坂道をのぼりながらじっくり花絵を眺める人、写真を一生懸命とっている人、その道の両側では大道芸の人がパフォーマンスしていたり、写真展やフリーマーケットも開催されていて、道行く人それぞれ催しをたのしんでいました。
そして坂道の途中、ファーマーズマーケットの会場もありました。
北野坂では毎週定期的に北野マルシェ・ファーマーズマーケットという有機野菜の朝市がが開催されていて、有機農法でそだてた野菜を、生産者それぞれ直接販売しています。
今回はその拡大版です。
ブルーと白のしましまのテントの下には、兵庫県市島や多可郡、伊川谷からの有機野菜のほか、ビオワインやコーヒー、こだわりの製法で作られたおいしい日本酒、天然酵母パン、野菜の苗、ハバネロソースというのまで、おいしいものでいっぱい。
通りがかりに足を止めて、野菜を買ったり、テントの脇のデッキチェアにこしかけ、パンとワインを味わっている人も。
私は提携で有機野菜や食材を取っているのですが、それと同じく、ファーマーズマーケットにでかけてたのしいのは、有機野菜をつくっている生産者の方と直接おはなしできること。
この人がこの野菜つくっているんだ、ということがわかるのは、じんわりうれしい
(売っている方もこの人が食べるんだ、と思ってくれているのかな)。
パーラローザというイタリアのレタスのような野菜とはじめて出会い、買って帰りました。
苦味がおいしい野菜でした。キャベツやスナップえんどう、たけのこもつれて帰りました。
この日の夕餉は、たけのこご飯と、たけのことスナップエンドウでお汁物、パーラローザのサラダに、キャベツ。おいしいものが並びました。
作る人がいる場所へ行くと、おいしい食べ方を教えてもらえたり、
旬の野菜やめずらしい野菜、これまで身近でなかった野菜などとも出会えます。
作る人となにかのきっかけでおはなしできたり、その人のこだわりなどが伺えると、
その材料を使ってお料理することがなんだか楽しくなってきます。
そうすると自然と大切に食べようと思えてくる。
食べ物が愛しくなる気持ちって、
こうした人と人とのつながりから生まれてくるものなんだなあと思っています。
近代文明は分業化が進み、生産されるものが第三次産業によって流通します。そのため生産者の顔が見えず、生産されるものの本来の有り難味が見えづらくなっています。
このような直接的な係わり合いはとても有意義だと思います。
by アヨアン・イゴカー (2008-05-06 10:13)
アヨアン・イゴカーさん いつもありがとうございます。
そうですよね。
直接的なかかわり方・・・便利になった世の中だからこそ人でもモノでも出会いを大切にしていきたいですね。
by ゆきねこ (2008-05-20 18:37)