6月の訪問者 [散歩と旅と]
6月5日のできごとです。
朝から雨で、薄暗い一日でしたが、夕方、雨があがり急に空が明るくなりました。
虹がでました。海のほうから町のほうにむかって大きな虹。
写真を撮ろうとしたら薄くなっていく。
消えちゃった、と思ったら、ちょっと西にずれたところに、また大きな2本目の虹がかかりました。
大きな虹を2回みられるなんて、これは今日のいいこと!です。
虹をみると思いだす、宮沢賢治の詩があります。
『春と修羅』の「グランド電柱」に載っています。
報告
さつき火事だとさわぎましたのは虹でございました。
もう一時間もつづいてりんと張つて居ります
(一九二二、六、一五)
さてさて・・・
夕餉の準備に、冷蔵庫からチンゲンサイをだしてみたら、
なにかがコロン。
かたつむりくんがでてきました。
おおっ、エスカルゴ、と喜んではいけません・・・ほほっ。
先日の実えんどうたちとともに、市島の畑からやってきちゃたのですね。
チンゲンサイの葉っぱの穴はきみがかじった跡でしょうか。
小さな黒い塊はきみのフ〇のようね・・・。
冷蔵庫でしばし冬眠状態だったようです。
「あたたかくなったぞー」と
頭も出し、すっかりくつろいだ様子であたりを物色するかたつむりくん。
外が暗くなってから自転車置き場の近くの草むらに
チンゲンサイにちょこっとのせて「置いて」きました。
町にやってきたかたつむりくん
元気で、これからの梅雨の季節をたのしんでちょうだいね・・・。
ますむらひろしのアタゴール物語に出てくるヒデヨシ君は蝸牛を「カタ様」と呼んで食べますが、我が家ではカタ様とは呼びますが、食べたりはいたしませぬ。蝸牛は梅雨の象徴のようで、好きです。何故かみると、殻を撫でたくなります。
by アヨアン・イゴカー (2009-06-13 10:44)
アヨアン・イゴカーさま ありがとうございます。
そうですか、カタ様とは。
ヒデヨシくんはたべてしまうのですね。
ある意味、グルメですね!?
by ゆきねこ (2009-06-13 22:40)
「報告」は誰から誰への報告でしょうか。カタツムリの二等兵から軍曹への報告かも知れないですね。こんな短い文章ですが、当時の日本の様子が垣間見れますね。
by 山崎 (2009-06-14 22:05)
山崎さま ありがとうございます。
そうですね。たしかに報告といえば、誰かから誰かへのものですね。
私は賢治作品でカタツムリといえば、
「カイロ団長」にでてくる「かたつむりのメガホーンの声」
を思い出します。どんな声なのでしょうか。
by ゆきねこ (2009-06-14 22:46)