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宮沢賢治で夏をたのしむ [宮沢賢治]

約1カ月遅れの報告となってしまいましたが・・・
7月9日フェリシモ・しあわせの学校・春のオープンクラス
「春をたのしむ絵本のレストラン」最終回の講座
「宮沢賢治で夏を楽しむ」無事終了しました。

当初5月に予定していたこの講座ですが、
あのインフルエンザ騒ぎで(今となってはなんだったのか、とおもえども)
7月に伸びた回でした。
春のオープンクラスもすっかり夏模様。
それで季節も春から夏へと移り、
内容も夏が舞台の宮沢賢治作品を紹介することにしました。
賢治さんの作品を読んだり聞いたり味わったりの2時間です。
てんぷらそばとサイダー.JPG
参加いただいたみなさまありがとうございました。
3回通しできてくださった方もいらっしゃいます。
そして日程変更で参加できなかった方もいらっしゃいます。
みなさんに4月からの講座を応援していただいたおかげで
たのしい会になりました。
私もとっても楽しかったです!
みなさまに感謝です。

さて、当日は
「宮沢賢治のおいしいお話」と題して、
早池峰山をお菓子の塔にたとえて詠んだ
私の好きな詩「山の晨明(しんめい)に関する童話風の構想」を中心に
賢治作品に登場するおいしいものを紹介しました。

毎回おたのしみの
叶さんの朗読は「馬」と「やまなし」です。
やまなしの水底があたりに拡がったような気持ちになりました。

朗読ワンポイントレッスンは、
涼しさ明るささわやかさを感じられる賢治さんの作品の中で短い詩を中心に
みんなで声を出して読み合いました。
すべて夏が舞台というわけではありませんが
夏の暑い日に、お勧めの作品です
たとえば
「雲の信号」「林と思想」「夏」「岩手山」など・・・。
参加者の皆さんの朗読も皆それぞれに味がありました。

講座風景を撮れなかったのですが、
お茶の時間はこんな感じ
わくわく試食の時間.JPG
絵本を味わうお茶の時間には
「天ぷらそばとサイダー」体験を
今回は都合でインスタントのおそばを使いました。

花巻農学校時代の賢治さんには、
花巻にあるお蕎麦屋さん「やぶ屋」で
天ぷらそばとサイダー味わったというエピソードが残っています。
当時は天ぷらそばよりサイダーのほうが高かったのですよ。
今の感覚なら、ちょっと手軽なワインをボトルで注文する
価格設定くらいではないかなと思うのです。
詳しくはこちらを。

天ぷらそばとサイダー、ゆかいでした。
洒落た器とおそばは、
しあわせの学校事務局のHさん、Nさんが用意してくださいました。
ありがとうございました!

サイダーは透明なティカップにそそいで涼しげな水底も想像していただきました。
「やまなし」の水底です。
やまなしはないけれど、かわりに
プチトマト、パイナップル、ブルーベリーをそのなかへ
「トブン」と音はしたでしょうか。
サイダーの泡の付いたブルーベリーが
カップの中でくるくる回るのは想定外のかわいさ。
とぶん.JPG
今回おみやげに、たまねぎとじゃがいも。
この講座の数日前、宮沢賢治学会の仲間で熊谷にお住いのKさんが
畑で収穫した野菜をたくさん送ってきてくださり、
講座の参加のみなさんにもおすそわけ。
Kさんありがとうございました!
これら野菜で雑穀スープをつくってほしくて雑穀の稗とレシピを添えました。

たまねぎをじっくりいためて、じゃがいももいためて、
水と塩と稗をくわえて強火で沸かし、
あくを取ったら、弱火にしてしばらくことこと煮るだけです。
これから暑い夏も、野菜と雑穀のスープはおすすめですよ。
クーラーで冷えた体をあたためますし、夏バテの人もスープで栄養とってください。
雑穀スープ.JPG
思わぬアクシデントで開催が1か月延びた今回の講座でしたが、
振り返るとあっという間でした。
参加してくださった皆様、気にかけてくださった皆様ありがとうございました。
そして、叶桂子さん、梶原美和さんありがとうございました。

秋にも賢治さんの世界のおいしいものをいろんな方と楽しむ企画
実はいろいろ声をかけていただいており、計画中です。
また報告しますので今後ともよろしくお願いします。


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