MOE7月号 金子みすゞ 金平糖のような詩 [絵本]
毎月3日発売の白泉社の月刊『MOE』は
絵本とキャラクターがコンセプトの雑誌で毎月楽しく美しい世界と出会わせてくれます。
6月3日発売の7月号で
「金子みすゞ 金平糖のような詩」のページの
みすゞの生きた時代、生涯の文章をかかせていただきました。
*** *** ***
没後80年記念企画
「 金子みすゞ 金平糖のような詩 」
ぽんと口の中に入れると、やさしい甘さがひろがっていきます。
そんな金平糖みたいに、暮らしをふわっとつつみ、しあわせにしてくれるのが、
金子みすゞの言葉です。
テレビやラジオから流れてきた彼女の言葉が、心にのこっている人も多いことでしょう。
1世紀程前に、日本海側の港町に生まれ、詩を紡ぎながら子どもを育て、
若くして逝ってしまった詩人が、今再評価されています。
それは、日々を慈しみながら、いのちの真の姿を詠ったからかもしれません
*** ***(MOE HPより引用させていただきました)*** ***
東日本大震災がきっかけで金子みすゞの作品がまた一躍有名になりましたが、
偶然というのか、それとも必然だったのか
今年2011年は、金子みすゞの没後80年という年です。
26歳の短い生涯の中で、
私たちが読んでいる主な作品が紡がれたのは、5年余りのことです。
短い時間に集約されたみすゞさんの言葉のすごさ。
今回のお仕事で彼女の作品や研究書を読みながら感じたことです。
そのすごさ、というのは、私にとってなんともいえない心地よさを
じわっと、ひたひたと、おしみなく言葉の力を与えてくれることでした。
「言葉の力」って、ただ強さだけではないのだと改めて気付かされたのでした。
そしてみすゞさんを巡る人たち、みすゞをよみがえらせた方たちも
みなさんみすゞや周りの人への優しさにあふれていることに感激しました。
・・・・・・・くわしくはみすゞさんの作品や研究書などぜひ読んでみてくださいね。
と、そんなことからみすゞさんのことや作品のことなどを書かせていただきました。
MOE7月号は、ほかにダヤン特集や、
スタジオジブリの最新情報など、楽しい話題がいっぱい載ってます♪
ぜひ本屋さんにおでかけ下さいねー。
みすゞ さんのまなざしの優しさと鋭さ。
はっとさせられたり、包んでくれたり。
弱いものや見過ごされているものに寄り添うような彼女の詩は時代を超えて胸に響いてきます。
私も大好きです。
by signaless (2011-06-05 13:12)
signalessさま いつもありがとうございます。
弱いものや見過ごされているもの・・・私もそう思います。
みすゞの詩をよんでいると、普段見ているようで見ていないものがいかに多いのか気付かせてくれるなあと思います。そして、身近なもののずっと先にあるものを見せてくれたりしますよね。
by ゆきねこ (2011-06-05 17:43)
みすゞさんの世界と、ゆきねこさんの穏やかな表現が、とても合っていると思いました。シンプルゆえの素晴らしさ!言葉は、時には誰かを傷つけてしまうこともあるけれど、いつもどこかで、誰かの救いや守りになってくれると信じていたいですね。
by ひろりんご (2011-06-06 19:08)
ひろりんごさま
読んでいただきありがとうございます。
みすゞさんの詩ように
やさしさに秘められた中にある力強さみたいな
ことばの力
これって、本当の力強さなのかもって思います。
私もやっぱりことばの力信じていきたいです。
by ゆきねこ (2011-06-15 11:19)