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小学6年生と賢治を叫ぶ2014 Part3 [宮沢賢治]

今年3校目は芦屋市立岩園小学校です。
 2校目の様子→ http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-11-02

2014年10月31日 ハロウィンの日にお伺いしました。

「宮澤賢治とイーハトーブを旅しよう」ということで
お話や朗読、クイズやラジオ体操で
宮沢賢治と賢治の作品世界、そして賢治のふるさと岩手県の紹介をさせていただきました。

★1時間目は体育館で6年1組、2組、3組さん合同での授業です。
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岩手に出かけたことのある人いますか?とたずねたら5名いました。
  ・・・でもどこに行ったか忘れてしまったそう。

サブテキストに「花巻に行こう」観光パンフレットを使いました。
 岩手県大阪事務所様、いつもご協力ありがとうございます。

花巻弁とは少々違いますが、岩手の言葉のリズムを伝えたくて
遠野弁のラジオ体操CDで、みんなでラジオ体操。
このCDができた東日本大震災でのボランティア活動のことなどを紹介した後
みんなで体操しました。
3クラス合同でやるラジオ体操は迫力がありました!
「けな」は足、上下に飛ぶところで「跳ねてっ!」とCDから掛け声がかかると、
「これって跳ねるってことなの?」とみんなびっくりしながら、元気にぴょんぴょん。

「跳ねる」っていい響きですよね。
花巻の鹿踊り(ししおどり)の動きも上下に飛ぶのではなくまさに跳ねているんですよ。


★2,3,4時間目
  各1時間ずつぞれぞれのクラスにお邪魔しました。
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  ・・・2組さんの教室の壁

「賢治さんがくらした岩手・花巻はこんなところです」
 私が岩手で撮ってきた写真を観てもらいました。
 賢治祭で小学生たちが賢治さんの作った歌を合唱している様子や、
 鹿踊りや鬼剣舞の様子、
 秋の黄金色の田んぼやその上で広がっている大きな空の様子、
 雪の花巻の様子など、芦屋の町とは異なる風景ばかりです。
 そんな風景の中に、賢治さんの言葉の「種」だったかも、と思える何かを、
 ほんのひとかけらでも感じてもらえたらうれしいです。

「賢治さんのことばの力」
 雨ニモマケズ手帳や『注文の多い料理店』『春と修羅』の復刻版をみたり
 触ったりしてもらいました。
 手帳を観てもらうと「雨ニモマケズ」ってこんな小さな手帳に書かれていたんだ。
 「賢治って字が汚いなー」「お経も書いてあるんだ」「読めないよう」などなど。
 復刻本をひらくと、「紙がざらざらだね」「活字がへんだね(現在の明朝体と少々違いますものね)」
 「挿絵がいっぱいあるね」と感想もそれぞれ。
 今回もいろんな感想をいただきました。
 6年生のみなさんの気づきに、私も教えてもらうこといつもいっぱいあります。

気をつけてはいたのですが、おはなししていくうちにどうしても、あれもこれも伝えたい、と
ついつい思ってしまって支離滅裂になったところもあったかもしれません。
質問の時間がなくなってしまったクラスもあって少々反省・・・。


授業のあとに2組さんで給食をいただきました。ありがとうございます。
  
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もちろん岩園小学校も
この学校の調理室でつくっているおかずと、陶器の食器です。
 ★給食についてはPart1のところも読んでくださいね
   http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-10-31

給食当番を待っている間、教室の中では折り紙をしたり、
絵を書いている人などみなさんそれぞれに時間を有効に使っています。

  
賢治の本を読んでいる人もいました。
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「洞熊学校を卒業した三人」読書中。

『お誕生日事典』という本で私の誕生日を占ってくれた人も!
長所と短所とそれぞれに当たっていました~中でも短所「頼りない」は大当たりっ。
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本日のこんだて
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ハロウィンにちなんでパンプキンパンなのがいいですね。
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ハワイアンサラダにはパイナップルが入っていました。
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和風スパゲティはあっさり味でした
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なんとありがたいことに!
10月は、芦屋市内の3校の小学校で給食をいただく機会をいただきました。
どの学校でも、どのクラスに行っても、机をあわせて班になって給食を過ごします。
そこには誰もがたのしそうに、おしゃべりしたり、笑ったりしながら食事をしている風景がありました。
みんな、ゆっくり、あわてずたべています(おかわりをめざして大急ぎの人もいるけどね・・・ふふふ)。
その輪の中に入れていただき感謝。私もおしゃべりの輪にいれてもらうこともありました。
 ・・・ちょっと緊張している雰囲気もありましたけどね(笑)。ありがとうございました。
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どの学校でも出会った、なごやかな給食風景には感激です。
そしてどの学校でもこれが当たり前になっているのです。
だけどこれって本当にとても大切で素晴らしいことです。
おいしいなあって感じて、みんなで気持ちを分けあって過ごしている感じ。
おいしい風景といいましょうか。
芦屋のいいところ、自慢していいところのひとつだと思います。
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ごちそうさまでした。


賢治さんと賢治さんの作品世界の紹介という事でお話しさせていただいた午前中
どこかちょっとでも、宮沢賢治さん、そして賢治さんの作品世界って楽しいのだなあということが
伝わっていたら幸いです。
今回を機会に、賢治作品もいろいろ読んでみてくださいね。
そして(賢治作品に限りませんが)、作者と読者の間に生まれることばの世界に気付いたり、
ことばの力ということを、考えたり感じたりしてもらうきっかけになれば、うれしいです。

6年生のみなさま、お疲れ様でした!
そして授業の機会を与えてくださった
柴山先生 小出先生 真崎先生 後藤校長先生 ありがとうございました。


コメント(2) 
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コメント 2

まるたろう

こういう取り組みを通して、宮沢賢治のファンがたくさん出るように
なればいいですね。自分も、まだ読んでいない作品も多いので、
機会があれば読みたいです。
by まるたろう (2014-11-04 23:41) 

ゆきねこ

まるたろうさま いつもありがとうございます
小学6年生のみなさんにとって
作品と出会う楽しいきっかけになるといいなと思っています。
そして兵庫と岩手の間で人の交流がもっと活発になると
いいなあとも。
これからもよろしくお願いします!
by ゆきねこ (2014-11-05 18:19) 

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