小学6年生と賢治を叫ぶ2014 Part4 [宮沢賢治]
クリスマスが終わると「いよいよ年の瀬!」ということばが
あちらこちらから聞こえてきて、なんとなく気ぜわしくなりますね。
年内のできごとは、年内中に更新できるようガンバリマス。むむむ・・・大丈夫かな。
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今年4校目で、今年最後になる賢治の授業として
3校目の様子はこちら http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-11-04
2014年12月16日に川西市立北陵小学校に伺いました。
わ、川西、寒いです。明日は雪が降るかな?
北陵小学校は今年で3年目になります。
昨年の様子 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-11-21
さて今年は昨年に続き、がんづき作りから。
今年は6台つくります。
栄養教諭の林先生とたのしくがんばりました。
8時過ぎスタートで10時前には完成。
3年目となる林先生とのチームワークのなせる技! 万歳。
みんな同分量の材料なのに蒸しあがると「顔」が違います。
これもがんづき作りの楽しいところ。
さて、授業がはじまります。
「賢治さんを紹介します」
体育館で3クラスいっしょに行いました。
遠野弁のラジオ体操をして「耳」で岩手体験をしたり、
読んだことのある賢治作品は?という質問には、
たくさんの生徒の方が手をあげれくれました。
みなさん寒い中、お疲れさまでした。
・・・・写真がありません~ごめんなさい。
つづいて「宮澤賢治のふるさと岩手のおやつでお茶っこ」の時間です。
調理室で3クラスそれぞれに、作品クイズやおはなし。
「雨ニモマケズ」や「『注文の多い料理店』序文」も紹介させていただきました。
そしてがんづきをみんなで試食しました。
どのクラスも完食。「おかわりないの~??」ってたずねてくれた男の子の生徒さんのことばに
よろこびつつも、それはないのですよ。ごめんね。
家庭科室にあったフォークがカラフルでかわいい。
「家でつくってみるね」という生徒さんもいました。こういうレスポンス本当にうれしいです。
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授業の合間、給食の時間には6年3組に参加させてもらいました。
今日のこんだては
のっぺい
・・・奈良の春日大社の「おん祭り」で出る煮もの
この日12月16-18日に開催されているのに合わせての献立でした。
わ、個人的には先日でかけた春日大社!ここでつながっていてびっくりしました。
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-12-18
「のっぺい」についてはこちらを
→http://www.zengakuei.or.jp/gyoji/29nara/nara1.html
白菜のあえもの
桜エビの素干しを米油でいためて香ばしさをだしてありました
給食に桜エビがでるなんて、高級だなとしみじみかみしめてしまいました。
ごはんがすすみます。
ごはん
川西市の小学校の給食はほぼ100%ごはん給食なのだそうです。
みかん
牛乳
おかずをたべるごはん、ではなくて、
ごはんをたべるおかず、ごはんがすすむおかずになっている献立ですね。
ごちそうさまでしした!
ただ、一つ残念なのは、食器でした。
ごはんの食器がブルーなのは食欲減退の色です。
これでは、ごはんも、ごはんに添えるおかずも映えなくてちょっと残念。
給食の容器にご飯が残っているのも、食器の色の影響もあるのかも、と思ったりして。
そうして食器は磁器のものだったらもっといいのになあ。
なぜなら、ごはん~和食で、ごはんや、おかずをいただくとき、
・・・おみそ汁などのおつゆや、うどんなどの麺類をいただくときを思い出してくださいね。
食器を手に持ったり、直接口をつけますよね。
お椀や小皿を手に持ったときの重さや感触、そうして食べ物を口にもっていくとき、
口と、口に当たった食器の感触と、口に入っていく食べ物が織りなすからこそ
生まれる味わいがあるんです。
「おいしさ」は、食器が一役になっている部分ってとっても大きい。
このような食べ方は和食独特の、日本が誇れる素晴らしい食文化。
だからこその給食の食器です。
費用や維持が大変かもしれませんが、高級じゃなくていいんです。ご一考を。
・・・・と、思いついたままに 本当に生意気な発言で、すみません!!・・・・
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給食の時間、今日おやすみしていた人の席をお借りして
周りの人とおしゃべりしながらいただきました。
黒板には、「おたのしみ会」の計画がびっしり。
サンタさんの寸劇をする女の子グループがいました。
未来の脚本家さんや女優さんってわけね♪
明日2つのテストが終わったら、もう気分は冬休み!
3組さんをはじめ6年生のみなさんから
学校がお休みになる前のわくわくと解放感がみなぎってくる感じや、
一緒に考えてたり作ったりしているうちに、意味もなくおかしくなって
みんなで笑っちゃったりする気持を思い出させてもらいました。
がんづきをいただきながらの賢治さんの授業
岩手県大阪事務所のご協力で、花巻パンフレットを教材として全員に配布できました。
ありがとうございました。
楽しい気持と一緒に、賢治作品の世界やことばに興味をもってもらっていたらうれしい限りです。
6年生のみなさん、ちあき先生、きし先生、なりた先生、林先生
今年もまた貴重な経験をさせていただき どうもありがとうございました。
・・・・もうみなさん、冬休みはじまってますよね。
宿題もがんばってね~。
実はうちの食器、ブルーが多いのですが、なるほど考えないと
いけないですね。参考になる内容でした。
by まるたろう (2014-12-28 13:08)
まるたろうさま ありがとうございます
ブルーの食器も紺碧とか、黄色や赤い色味を含んでいたら
食べ物を引き立てるものもあるのですが
今回の食器の色は・・・ちょっと・・・だったので、つい愚痴ってしまいました。
by ゆきねこ (2014-12-29 08:16)
賢治さんもきっとおやつに食べていた素朴な味の「がんづき」。
小学生のみんなはどんなふうに感じたのでしょう?
きっと、いつか花巻に行ってみたいなぁと思った子もいるのでしょう。
Good job! ゆきねこさま
by なおたろう (2014-12-31 00:12)
なおたろうさま ありがとうございます
賢治さんがたべていたかどうかは定かではないのですが
花巻地域を中心に家でつくって味わうおやつなので
作ったり、食べたりしてと東北・岩手を身近に感じてもらているような気がしています。
本当に!小学生のみなさん、花巻にいって実際に
賢治さんがくらしていた場所の光や風を感じてもらえる機会があるといいなあと思います!!
by ゆきねこ (2014-12-31 18:40)