『おいしいロシア』 [本と雑貨とそれから雑記]
ロシアで開催されているサッカーワールドカップでここ数日世間は大にぎわいですね。
24日(25日?)の日本×セネガル戦楽しみですね。
そこでロシアが舞台の最近読んだ本
『おいしいロシア』シベリカ子・著 イースト・プレス 2016年9月発行
http://www.eastpress.co.jp/shosai.php?serial=2636
岩手・盛岡のさわや書店でみつけて、帯に魅かれ購入しました。
日本人の作者の方が、ロシア人のご主人と一緒にでかけたロシアの地。そこで味わったロシア料理を中心に、ロシアの人々の日常のくらしを描いたコミックエッセイです。
シベリカ子さんと白熊さんみたいなご主人P氏とのやりとりや、
日常のくらしがほのぼのとして、楽しいです。
ロシア料理のレシピつきです。
冷やしボルシチやブリヌイたべたい~~
そしてロシアのマヨネーズと、乳製品のスメタナやトヴァロークは、
私のあこがれの食べ物コレクションの堂々上位にノミネートです。
表紙はおいしいものだらけ。
シベリカ子さん、このあとのロシアでの暮らしはどうなったのかな?
続きは出ないのかな?読んでみたいです。
ロシアには酸味の少ないマイルドなマヨネーズがたくさんあることと、
ロシアの人はマヨネーズ好きなんだということを教えてもらえたことは
とってもうれしいことでした。
・・・・というのも、
この本を買ったひとつの理由は目次に「ロシアのサラダ」が載っていたからなのでした。
宮沢賢治の作品の中のたべものに関心のある私は
賢治作品の「注文の多い料理店」が好きな作品のひとつ。
そこに登場する二人の紳士がフライかサラダになっていく過程を
「料理的に」ながめていくととてもゆかいになるのですが、
その味付けがまさに「ロシア風」の調理をされているのでは?と感じていて、
ではロシアのサラダってどんなもの? ということがずっと気になっていたのでした。
だったらロシアに行け、といわれそうだけど、なかなかそういうわけにはいかず(涙)
けれども身近でできることとして
ロシア料理店にでかけたり、ロシアの料理本をながめてきたものの
「ああこれ!」という出会いはありませんでした。
そんな中、今回この本から「マヨネーズ」というキーワードをひとつもらえたことはとっても大きかったです。
「注文の多い料理店」の舞台は
「立派な一軒の西洋造りの家」であるレストラン山猫軒。
この建物を森の奥でみつけた二人の若い紳士は「これはロシア式だ」とささやいています。
そして二人が山猫軒の扉をあけるたび店からの注文に応じていくわけですが、
そのなかで、酢のようなにおいのする「香水」をふりかけたり
牛乳のような「クリーム」を体中に塗ったり。
そして山猫が「それともサラド(サラダ)はお嫌ひですか。そんならこれから火を起こしてフライにしてあげませうか。」というセリフが出てくるので、まさにこの二人はサラダかフライになるため
その「下準備」のために扉を開けながら進んできたことがわかります。
ね、ロシアがなんとなく気になってくるでしょう!?
ではこの山猫軒の一皿を「ロシア風」だと仮定すると
それは一体どんな風なのか?それがわからなかったのです。
でもそこに「マヨネーズ」というキーワードをはめこむと、なんだかいい感じ。
マヨネーズっぽく味付けされた二人の若い紳士!? うぐぐ。
もちろん本当のところは賢治さんにおたずねしないとわかりません。
だけど正解は見つからなくても「読者の楽しみとして」物語を味わうための材料を
今回ひとつもらえた気持ちなのです。
シベリカ子さま ありがとうございました!
今、私の頭には山猫軒風サラダがぼんやりと浮かんでいます。
もちろん紳士たちは入っていません・・・念のため。
みなさまなら、この山猫軒のサラダはどんなものを思い浮かべますか?
気になったらぜひぜひ宮沢賢治の「注文の多い料理店」も読んでみてくださいね♪
24日(25日?)の日本×セネガル戦楽しみですね。
そこでロシアが舞台の最近読んだ本
『おいしいロシア』シベリカ子・著 イースト・プレス 2016年9月発行
http://www.eastpress.co.jp/shosai.php?serial=2636
岩手・盛岡のさわや書店でみつけて、帯に魅かれ購入しました。
日本人の作者の方が、ロシア人のご主人と一緒にでかけたロシアの地。そこで味わったロシア料理を中心に、ロシアの人々の日常のくらしを描いたコミックエッセイです。
シベリカ子さんと白熊さんみたいなご主人P氏とのやりとりや、
日常のくらしがほのぼのとして、楽しいです。
ロシア料理のレシピつきです。
冷やしボルシチやブリヌイたべたい~~
そしてロシアのマヨネーズと、乳製品のスメタナやトヴァロークは、
私のあこがれの食べ物コレクションの堂々上位にノミネートです。
表紙はおいしいものだらけ。
シベリカ子さん、このあとのロシアでの暮らしはどうなったのかな?
続きは出ないのかな?読んでみたいです。
ロシアには酸味の少ないマイルドなマヨネーズがたくさんあることと、
ロシアの人はマヨネーズ好きなんだということを教えてもらえたことは
とってもうれしいことでした。
・・・・というのも、
この本を買ったひとつの理由は目次に「ロシアのサラダ」が載っていたからなのでした。
宮沢賢治の作品の中のたべものに関心のある私は
賢治作品の「注文の多い料理店」が好きな作品のひとつ。
そこに登場する二人の紳士がフライかサラダになっていく過程を
「料理的に」ながめていくととてもゆかいになるのですが、
その味付けがまさに「ロシア風」の調理をされているのでは?と感じていて、
ではロシアのサラダってどんなもの? ということがずっと気になっていたのでした。
だったらロシアに行け、といわれそうだけど、なかなかそういうわけにはいかず(涙)
けれども身近でできることとして
ロシア料理店にでかけたり、ロシアの料理本をながめてきたものの
「ああこれ!」という出会いはありませんでした。
そんな中、今回この本から「マヨネーズ」というキーワードをひとつもらえたことはとっても大きかったです。
「注文の多い料理店」の舞台は
「立派な一軒の西洋造りの家」であるレストラン山猫軒。
この建物を森の奥でみつけた二人の若い紳士は「これはロシア式だ」とささやいています。
そして二人が山猫軒の扉をあけるたび店からの注文に応じていくわけですが、
そのなかで、酢のようなにおいのする「香水」をふりかけたり
牛乳のような「クリーム」を体中に塗ったり。
そして山猫が「それともサラド(サラダ)はお嫌ひですか。そんならこれから火を起こしてフライにしてあげませうか。」というセリフが出てくるので、まさにこの二人はサラダかフライになるため
その「下準備」のために扉を開けながら進んできたことがわかります。
ね、ロシアがなんとなく気になってくるでしょう!?
ではこの山猫軒の一皿を「ロシア風」だと仮定すると
それは一体どんな風なのか?それがわからなかったのです。
でもそこに「マヨネーズ」というキーワードをはめこむと、なんだかいい感じ。
マヨネーズっぽく味付けされた二人の若い紳士!? うぐぐ。
もちろん本当のところは賢治さんにおたずねしないとわかりません。
だけど正解は見つからなくても「読者の楽しみとして」物語を味わうための材料を
今回ひとつもらえた気持ちなのです。
シベリカ子さま ありがとうございました!
今、私の頭には山猫軒風サラダがぼんやりと浮かんでいます。
もちろん紳士たちは入っていません・・・念のため。
みなさまなら、この山猫軒のサラダはどんなものを思い浮かべますか?
気になったらぜひぜひ宮沢賢治の「注文の多い料理店」も読んでみてくださいね♪
山猫ではなく、熊の話、今朝のNHKテレビで目撃にっぽん「クマヤマ」と言う番組がありました。秋田鳥海マタギのドキュメントです。 www4.nhk.or.jp/mokugeki-nippon/5/
その、最後のことば、「歩けるうちは、山へ行く。熊に殺されたら本望だ」小十郎の少し笑ったような死に顔を想わせる言葉でした。また、子供の頃たべそこねた熊汁を想わせるシーンもありました。
by 佐々木伸行 (2018-06-24 08:08)
佐々木伸行さま ありがとうございます
今朝の番組観ていませんでした。残念!
きっと、秋田鳥海のマタギと言えばおもしろい・・・という内容だったのでしょうね。記録としても大切な内容だったことと思います。
佐々木さんが県人会会報に書いておられた原稿も思い出します。
再放送要チェックですね。
by ゆきねこ (2018-06-24 09:20)
「注文の多い料理店」を料理的に眺める、という視点。
成程、そういう楽しみ方もあるのか、と合点した次第。
さわや書店で購入されたんですか、なんか有難いなぁと
思い乍ら読ませていただいた又三郎なのでした。
by 風の又三郎 (2018-06-24 18:46)
風の又三郎さま ありがとうございます
賢治さんのおはなしには、洒落た食べ物やお料理が結構登場しているんです。それが私にとっては大変好きなところで、楽しんでいます。
さわや書店は大好きな本屋さんのひとつです。
神戸にも来てほしいくらいです。
by ゆきねこ (2018-06-26 16:45)