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花巻で賢治さんと光太郎さんの晩餐会 [宮沢賢治]

賢治祭の翌日、9月22日、23日は毎年、宮沢賢治学会の定期大会が行われます。
宮沢賢治賞、イーハトーブ賞受賞、会員総会、研究発表など、
宮澤賢治をめぐるあらゆることでにぎやかな2日間です。
会場は なはんプラザ.jpg

その中で、参加者交流の催しとして懇親会があります。
おいしいものをたべたり、語ったり、歌ったりという時間です。
まるで、賢治の童話「ポラーノ広場」の歌の場面や、「かしはばやしの夜」の夏のをどりの第三夜、「雪わたり」の狐小学校の幻灯会です。

そのお料理メニュー提案を1997年から(途中抜けている年もあります)関わらせてもらっています。
宮沢賢治の作品やエピソード、花巻、岩手につながる食材やお料理というを大きなテーマに、
毎年メニュー構成にもテーマとつけています。。
たとえば、
「ポランの広場の<秋>まつり」(2007年)、
「草野心平・居酒屋<火の車>とイーハトーブの雑穀メニュー」(2006年)、
「賢治が教えてくれたイーハトーブ・岩手のごちそう」(2005年)など

お料理をつくってくださるのは、北上市にある北上パークホテルのスタッフのみなさんです。
担当の北上パークホテルのKさんやYさんと相談しながら、
お料理が当日おいしい形になって登場し、
みんなで味わうのは大変しあわせなことです。感謝しています。

さて、今年は、2008年8月13日から2009年8月末日まで、
この学会事務局でもある宮沢賢治イーハトーブ館で
「賢治研究の先駆者たち4・高村光太郎展」が開催されています
(入場無料です。花巻にお越しの際は是非お立ち寄りください)。
そこでこの企画展あわせたメニューを考えることにしました。
こんなメニューをつくっています.jpg

「花巻で賢治さんと光太郎さんの晩餐会」です。
光太郎さんは、昭和20年から約7年間、花巻市の太田村山口という場所で一人でくらしています。
当時の光太郎さんの日記には、毎日の食事が細かく書かれていて、何を食べていたのかがよくわかるのです。
賢治さんと光太郎さん、二人の食に関するエピソードや作品をながめると、それぞれに西洋のエッセンスが少し混じったハイカラなものがおすきだったようです。
そこで、もし二人が一緒に食事の時間を過ごしていたら・・・という場面を楽しめるメニューにしました。
学会で光太郎に詳しい方からの助言をいただきながら、
光太郎さんの日記から特徴あるお料理と、
賢治さんの作品をたのしめるお料理をピックアップし、
それらに花巻の食材を取り入れ、当日ならんだのは・・・・・・

地ビールいろいろ
陸羽132号のお酒
雫石のどぶろく
梅酒
りんごワイン
ポポー酒
智恵子の泉の水
グリンジュース

雑穀ドレッシングで味わうサラダ.jpg

雑穀ドレッシングのサラダ(↑)
ばけものタンシチュー
天下一品のテールスープ
小岩井のバターでキノコソテー
お昼のじゃがいも
フランス漬け
若鶏の丸煮とパン、そしてスコーレのジャム(↓)
鶏の丸煮をスコーレのトマトピューレで.jpg

花巻の美味しいご飯
白金豚のお料理(しゃぶしゃぶ・べーこん)
花巻バーガー
いものこ汁

ぶどう

おいしそうでしょ!
それぞれのお料理の説明は次回につづく・・・。

 


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