秋の岩手本と天使猫 [岩手のおいしいもの]
秋というには随分寒くなってきましたが
先日、岩手県大阪事務所にでかけたらありました。岩手の秋の冊子たち。
りんごの表紙の冊子は
盛岡で有名なフリーペーパー「マ・シェリ」の別冊
マ・シェリプラス vol.4 2014年10月10日号
大阪で入手できるなんて! 万歳。
特集はいわてのりんご
江刺リンゴの農園主のインタビューや、いわての品種(ほんとうにたくさんある!)、
りんをごつかった岩手のおみやげ品の紹介や、りんごを使ったお料理レシピまで
そしてりんご栽培にまつわるエピソードなどは、りんごの生産地ならでは。
『花日和 秋 2014/10』
継続されて本当によかった!
今回は詩のページに賢治の「十月の末」が抜粋で掲載されています。
そして「賢治を感じる 賢治胡四王の森」で新花巻駅から賢治記念館までの
道に設置されたモニュメントについて詳しく取り上げられていました。
早池峰神楽の連載が終わり、今号からは南部杜氏シリーズがはじまり
日本酒ファンとしては次号への楽しみが増えました。
【目次】
ふるさとの詩『十月の末』
花巻人形 牛乗り童子
温泉宿めぐり 花巻南温泉郷 志戸平温泉
佐藤ぶどう園 佐藤秀明さん
賢治胡四王の森
はなだより 田舎labo
南部杜氏とは
ヨーグルトにかけるお醤油
インフォメーション
入手するなら
花巻市内なら観光協会や駅前の案内所
県外では、東京なら東銀座のいわて銀河プラザ
大阪なら大阪駅前第1ビル9階にある北東北3県大阪合同事務所(岩手県大阪事務所)
http://www.1bld.com/office/15061/
で入手できます。フリーペーパーです。
見かけたらぜひページをめくってみてください。
最後にご紹介はこちら
11月3日に友人3人で行ってきました オフィス3〇〇公演『天使猫 ―宮澤賢治の生き方ー』
@兵庫芸術文化センター
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-10-05
その公演パンフレットです。
高村光太郎と宮澤賢治、当時の時代や童話紹介のコラムをはじめ
渡辺えりさんとロジャー・パルバースさんの対談など読みものもいろいろ載っています。
11月3日は賢治の「雨ニモマケズ」が手帳に書かれた日といわれている日
その日に、兵庫でこの演劇が上演されたことも、出会いの符号を感じます。
なぜなら会場になった芸文センター界隈は阪神淡路大震災で被害の大きかったところで
まちづくりの再開発で今では震災前の風景が全てなくなってしまったところ。
前向きにとらえれば、まちなみが生まれ変わった場所なんです。
そこでこの日、東日本大震災と宮澤賢治の世界、そして神戸のあらゆる思い、
暗いものや明るいもの、汚いものや綺麗なものなどが
混ざり合ったのではないか・・・そんな想像もふくらみました。
実際、舞台の上からは、賢治のことばがとびはねて客席に届いてきました。
暗くて明るくて、悲しくて哀しくて愉快で楽しい、両方もっている賢治さんでした。
私はこの賢治さんが好きです。
作者の渡辺えりさんご自身が持っておられるものなのだろうなと思いました。
悲しく冷たいけれど、真ん中のまんなかは明るい。
両方あるからこそ人は生きている、立っていられる。
そして何かの拍子に生まれたり、変わっていったりして、みんなは生きていくのだ。
そんな感覚が伝わってきた天使猫でした。
観劇した私たちは、帰り道、
それぞれの真ん中をぽっと明るくして帰ることができました。
もう一度兵庫に来てくださらないかなあ。
渡辺さんのほかの作品も観たいなあ~観ましょうと約束した3人でした。
ぜひまた兵庫に来てください。
裏表紙 銀河鉄道はどこに却っていくのだろう
『天使猫』 来週は名古屋公演ですね(signalessさん楽しみですね♪)。
ゆきねこさん、こんにちは
岩手のおいしいものご紹介ありがとうございました。
昨日は、花巻の友人から花巻の林檎が届きました。
蜜の入ったさんふじとシナノゴールド。甘酸っぱくて、おいしかったです。
娘は今小6で丁度おとといまで、賢治さんの勉強をしていたようです。(たぶん1カ月以上国語の時間で)学級通信でその感想を先生が、載せてくれていました。初めは「?」がいっぱいで、その中からいろいろ気づくことがあったようです。
そして、2学期末までに「雨ニモ負ケズ」を暗唱していくようです。
これからも、賢治さんの作品が教科書に載ってて欲しいなと思いました。
それから、前のブログを読ませて頂いていて、ゆきねこさんの授業を受けられた子どもたちを羨ましく思いました。
by かわはら (2014-11-20 11:25)
かわはらさま ありがとうございます
岩手のリンゴおいしいですよね~。
私は9月の岩手で買って帰ることが多いので、さんさなど、早生のりんごをよく食べています。
娘さんが学ばれたのは「やまなし」ですか。
母娘で賢治さんと岩手のことおはなしできてうらやましいなあ!
雨ニモマケズの暗唱がんばってください。
来年9月の連休ににクーナの会in花巻を計画中です。
詳細は後日おしらせしますが、ぜひぜひご一緒に!
by ゆきねこ (2014-11-20 19:16)
暗くて明るくて、悲しくて哀しくて愉快で楽しい、両方もっている賢治さん
なんて的確な表現なんでしょう・・・
本当にわたしもそう感じます。
さすが、敬愛するゆきねこさま!
by なおたろう (2014-11-23 21:57)
なおたろうさま ありがとうございます
賢治さんの世界は、入って行くほどにいろんな気付きもいっぱいですよね。
東北の風土もまたそうですよね。
by ゆきねこ (2014-11-24 19:00)