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アントワープからパトラ~ッシュ! [おみやげ]

2014年11月14日
うさぽんさんとかめぽんさんから 
今回はベルギーより葉書が届きました!
 ★前回はフランスからでした~
  http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-11-10

11月9日に日付がついているので、5日で我が家に届いたというわけです。
アントワープからこんにちわ!
1.jpg
これまで一番短い日数で届きましたよ。 
私は前回からまたすぐに脳内旅行の続きができてうれしい。どうもありがとう!!

切手はベルギーの夕闇せまる(又は朝が始まる?)海辺の橋の風景
2.jpg
ベルギーのお台場みたなところかな。
カメラのピントが合わせにくい図柄でした…少々ブレております

今回のおてがみには
かめぽんさんからもメッセージが書いてありました。ありがとうございます。
本場ベルギービールいいな。呑み過ぎには注意してこれからも世界のビール堪能して下さいね。

そしてうさぽんさんからは「これはぜひゆきねこブログにアップして」という
リクエストがついていました。
なぜなら・・・・
3.jpg
フランダースの犬のはがきだから。

「フランダースの犬」といえば、私が幼少時代に日曜日の夜「カルピスこども劇場」の枠で
放映していたアニメ番組。
暗いし、かわいそうだし、わんこのパトラッシュは、けなげだし、
ネロの周りの大人たちはなんて愚かなのだ、どうして気がきかないのだろう、
見て見ぬふりをするのだろう・・・などと私を哀しい気持ちにさせてゆく番組でした。
ならば、そこまでして観なくていいのすが、そこがね、私もこどもだったのです。
つらい気持ちを背負ってけなげに毎週観ていたのでした。

その最終回。
教会の中に飾られているルーベンスの絵に覆われている布がひらっとひるがえり
絵を見ることができたネロとパトラッシュは寒さの中で眠ってしまい、
やがて天使たちがこの1人と1匹を迎えにやってくる。
本当に私、あのシーンが大嫌い!
どうして日曜日の夜にこんな悲しい気持ちにならないといけないんだと思っていました。
でもずっと心に残っているというのは、嫌いと好きは裏表ですからね。
嫌いきらいも好きのうち。

こんな私のことを知っている友人は何人かいて
15年前にはじめていったフランスで、ルーブル美術館を案内してくれた友人まゆちゃんから
「見て、ほら、これがルーベンスの絵よ」と教えてもらいました。
(本当にあの旅行ではまゆちゃんとお姉さまに、そしてにゃんこさんご夫妻に大変お世話になりました)

そうしてそんなお友達のひとりが、うさぽんさん。
ううっ、ありがたや。ネロとパトラッシュよ~
4.jpg
おおよそ正しい日本語での解説文です。
ドイツ語かフランス語か、英語の「本文」があってそれを訳したのだろうなあ。
海外製品に時折ついている「ヘンな」日本語とは違い、「てにをは」は自然なので
日本人が訳したものか、誰かが訳したものを日本人か日本語がとても堪能な人が
校正していると思われます。
きっと昔のワープロで書いたのだと思う。この明朝体は。
最初の「マ」がかすれているのは、ワープロのインクリボンがかすれていたからだと思う。

が、しかし、表現力に、うふふ・・・でした。
例えば下から5行目の「この離れがたい2人の友達は」というのは人間のネロと犬のパトラッシュを
同次元で見ていて、実に仲良しで信頼し合っていることのわかる良いいたとえになっていますが、
いかにも唐突。
そしてこんなやわらかい表現を出しておいて
後半はちょっとあわてぎみ、はしょっている感が否めません。
最後の文章「大聖堂の中で死んでしまいます」は、あまりに直接的ではありませんか~!?
せめて「天に召されたのでした」くらいにやんわりと伝えて欲しいなあ。
どちらも直訳してしまったのではないでしょうか。
  ・・・・海外で出会う日本語はやはりおもしろいですね。

うさぽんさん また面白い愉快な情報お待ちしております。
ブログもみてますよ~ひきつづきお二人仲良く元気で楽しい旅を♪


 ★うさぽんさんの世界一周ブログはこちら
 http://ameblo.jp/soymononoke/
  と こちら
 http://blogs.yahoo.co.jp/soymononoke2000
 


コメント(8) 
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コメント 8

haru

うさぽんさん かめぽんさん、お元気そうで楽しそう!私もブログをみて脳内旅行してます(笑)それにしてもさすがお2人タフですよね。
そしてフランダースの犬。私も当時子どもだったから見られましたが、今は見られません。「パトラッシュ。ぼくつかれたんだ・・」というネロのセリフが忘れられなくて。でもやっぱりこの物語が好きなんですよね。
ゆきねこさんのものを見る目線は、なんとなく賢治さんの目線に近いような気がして。賢治さんの時代の日本とはあまりにも変わって
しまっていますが、やはり賢治の目線で物事をみていきたいですね。

by haru (2014-11-20 05:57) 

ゆきねこ

haruさま ありがとうございます。
本当にうさぽん&かめぽんの二人はタフですよね~。
私も彼女のブログを見ていつもほれぼれしています。

フランダースの犬、そうそう!「つかれたんだ」でした。
こどもには「つかれた」の様子が今いちむずかしく、
相当大変なことなんだと思いました。
大人が言う「疲れた~」とは違うのですよ。

賢治目線ってたしかにありますよね。私がどうかはわかりませんが、
その先には見えないけれど見えるものがあって、とても大切なんだろうなあと思っています。先日「『クーナの会」もちょっとつながるかも、です。
by ゆきねこ (2014-11-20 19:12) 

まるたろう

手紙の文面で、自分も行った気分になれます。
これからも気をつけて、素敵な旅をしてほしいと感じました。
by まるたろう (2014-11-21 07:33) 

haru

ゆきねこさん ありがとうございます。

そう賢治の目線。金子みすずの「星とたんぽぽ」
「・・・見えぬけれども あるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。」の心ですよね。みすずの方が少し後に生まれて少し早く
亡くなってしまっていますが、同じ時代を岩手と山口で生きていたお2人。もしお2人がで出会っていたらどんな会話をなさったのでしょうね。「クーナの会」に行きたいです!

10月から作り始めた我が家の塩レモン。1か月が経ち、昨晩
新鮮な卵で卵かけごはんに入れてみました。想像ができなかった
のですが、びっくりするおいしさでした。熊本のレモン(緑色)で
ライムのような味のレモンなんです。昨日はコープから瀬戸田の
レモンが届いたので、今日は瀬戸田レモンでまた作ってみます。


by haru (2014-11-21 09:56) 

pooh

おはようございます(^_^)
私もカルピスこども劇場をよく見ていました。楽しいアニメが多かった中、フランダースの犬は悲しすぎて印象が強く残っています。大人になってから再放送で何度かラストシーンを見ましたが、やはり辛いかも。行く機会はないと思いますが、ルーベンスの絵を実際に見られたら感動してしまいそうです。
by pooh (2014-11-23 07:57) 

ゆきねこ

まるたろうさま ありがとうございます
私も彼女からの手紙にいつも脳内旅行をたのしませてもらっています。
旅には元気が一番ですね!
by ゆきねこ (2014-11-24 18:54) 

ゆきねこ

haruさま ありがとうございます
本当に!いつかクーナの会ご一緒できるといいですね。

塩レモン~ありがとうございます。
あのたまごかけごはんの味をシェアできてとってもうれしいです。
私の方も瀬戸田レモンでちかじか「仕込み」ます。
またブログでも報告しますね。

by ゆきねこ (2014-11-24 18:55) 

ゆきねこ

poohさま ありがとうございます
こども心にひたひたと浸み込んでいたものって
不思議と大人になるとさらに受け止め方や印象が強くなりますよね。

ルーベンスの絵に反応できるのも作品のおかげです。
そういう意味では、物語の世界っていろんなものを教えてくれますね。

by ゆきねこ (2014-11-24 18:58) 

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