SSブログ

小学6年生と賢治を叫ぶ 2015 Part3 [宮沢賢治]

宮沢賢治を紹介する授業 今年3校目
  今年2校目の報告はこちら
  →http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-10-28

2015年12月15日
川西市立北陵小学校へお伺いしました。
北陵小学校へ伺うのは今年で4年目になります。
今回はどんな6年生とであえるかな。楽しみです。

プログラムは、
6年生全体で賢治さんと賢治さんの作品紹介の授業をして、
各クラスごとにがんづきでお茶っこです。

がんづき作りから~朝8時に家庭科室集合。6台作りました。
1.jpg

お天気も良く、朝日をあびるがんづき。
3.jpg

永井先生、林先生ありがとうございました。
ふかふかがんづきが出来上がりました。
4.jpg


授業がはじまります。
体育館で「宮澤賢治さんをご紹介します」。
写真ナシです~ごめんなさい。
8.jpg
時間割・・・「賢治さん」や「やまなし」 < 「がんづき」! ふふ。

6年生のみなさんは、もう先月のうちに「やまなし」も「イーハトーブの夢」も
終わっているという事だったので、教科書を使って、少々復習モードの
賢治の授業です。

昨年は寒波襲来で、寒さに負けそうだった体育館。
今年は暖冬。生徒のみなさんも私も昨年より薄着。
遠野弁ラジオ体操♪ も今回も好評でした。

ところでまた今回も
「イーハトーブの夢」を読んでそこにでてくる言葉についての質問がありました。

「ここにでている地図は岩手のようですが、
この地図に記されている「鬼語放送局」や「月光カステラ製造所」と、
賢治作品とを照合させたらいいのでしょうか」と。
そして質問するのは、今回もやはり読書の好きな生徒さん。

先生からおしえていただいたところ
この生徒さんは、岩手の地図を見て、ここはこんな地域なんだと調べながら
賢治作品と、教科書に出てくる「賢治風な」ことばを地図に照らし合わせながら、
どの作品なんだろう、わからないなあ、不思議だなあと感じていたそうです。

・・・そりゃそうです。
  それは筆者の畑山さんがつくった「賢治風な」言葉と世界なんです。
  というのが前後の文章からでは、わからなくなっているのですよね。
  例えば、(舞台のモデルのひとつかもしれませんが)
  「種山が原に、銀河鉄道の夜の駅」の出てくるおはなしなんて、
  賢治さんは書いてないのに、イーハトーブの地図には記されているのですから・・・。
 
  混乱するわ、賢治作品ではないのよと私は回答するわで
  ちょっと残念そうだった生徒さん。私も残念なんです。もう~教科書め!
  これで賢治作品嫌いにならず、むしろ読むきっかけになってね。

  おそらく全国の小学校の読書が好きで、
  そして賢治入門編の6年生のみなさんの間で混乱をまねいているのでは、
  と思われる「イーハトーブの夢」の一節。
  筆者に、というわけではなく、教科書での扱い方が気になるのです。
  この件、また改めて書きますね。

さて、体育館でのあとは、あたたかい調理室でお茶っこの時間です。
6年生3クラスそれぞれ各1時間ずつ
「宮澤賢治のふるさと岩手のおやつでお茶っこ」というテーマで、
がんづきをたべながら、岩手の町や森の風景をみてもらったり、
「やまなし」のおはななしなどをさせていただきました。
10.jpg

がんづきは今回は特に男子生徒のみなさんに大人気でした。
9.jpg
おかわりないの~って言いに来てくれたみなさんどうもありがとう。
(残念ながら、おかわりはなかったのですけどね)


6年2組のみなさんと給食の時間です。
5.jpg

みんな、楽しいおはなしをいっぱいおしゃべりしてくれました。
6.jpg
最近好きな歌手のこととか、テレビドラマや本のこととか。どうもありがとう。
おかげで給食を一層おいしくいただけました。

本日のこんだては
 ・ごはん(北陵小学校はじめ、川西の小学校ではほぼ100%ご飯給食です)
 ・ほうれんそうともやしの和えもの
 ・のっぺい
 ・牛乳
 7.jpg
なんと「のっぺい」は1年前にお伺いした時と同じメニュー!
 ★昨年の様子
  →http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-12-27
春日大社「おん祭り」のお料理です。
同じ時期にたずねたからとはいえ、この偶然にびっくり。
ブログには書いていませんが、今年6月は春日大社の遷宮を見てきたので、
このごちそうも、ご縁があるのかも、とうれしくなりました。

のっぺいは、大根、にんじん、里芋、こんにゃく、鶏肉、ちくわ、厚揚げ・・・具だくさん!
これだけでおなかいっぱい。
里芋も調理師さんが1個ずつ手でむいているとのこと。
具材が多いので、他の材料もそれぞれ洗って、刻んで・・・と
ずいぶん手間がかかっていることがわかります。
このたっぷりお汁は、給食室からの愛情もたっぷりなんですね。

具材からいい出汁がでていて、ちょっと甘めの味付けは、
ごはんがたくさんたべられるおかず。
ボリュームあるので、和えものは、ちょっぴりでOKなんですが、
お皿が・・・。
大きなお皿でなくていいのに。それも仕切りがあるので空いているのが残念。
小皿だったらいいのになあ。
そしておいしいごはんなんだから、
やっぱりこのお茶碗でいただくのは、残念だなあと思ってしまいました。
すみません~昨年に続きぼやいてしまいました。


さてさてさて
来年は生誕120年を迎える宮澤賢治さん!
その作品は、中学、高校の教科書にもとりあげられているし、
おそらくこの先も、どこかで出会われるのではと思います。

短い時間でしたが、
  賢治さんの作品世界って楽しいのだなあ、ということが伝わっていたら幸いです。
  そしていつか、宮沢賢治の旅、東北の食の旅で岩手にもお出かけくださいね。
2.jpg
北陵小学校6年生のみなさま、ありがとうございました!
そして
林先生 永井先生 6年生の各担任の先生方 奥田校長先生 
授業の機会をありがとうございました。

千晶先生とも久々の再会~うれしかったです♪


コメント(0) 
共通テーマ:blog

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。