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「だし」の授業 [本と雑貨とそれから雑記]

昨年12月に賢治と岩手の授業で訪問させていただいた
川西市立北陵小学校
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-12-14


2018年1月31日に5年生を対象に開催された「だし」の授業を見学させていただきました。
実は一昨年は予定が合わず、昨年は雪ででかけられず・・・今年実現!感謝。

講師は日本料理アカデミー会員、Arai foodプランニング・荒井康士さん
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荒井先生のおはなしは、
生徒のみなさんが今朝たべてきた朝ごはん、昨夜の晩ごはんの話題からはじまり
和食がどうして2013年にユネスコの無形文化遺産に選ばれたのか
そして和食の「だし」とは・・・だんだんと和食の奥深い世界に分け入っていきます。
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荒井先生が実際に生徒のみなさんの目の前で「だし」をひきます。
教室中がいい香り。
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使用する昆布とかつおは京都の料亭で使われているレベル(それ以上かも)の高級食材です。
昆布だけ、かつお節が加わり、塩としょうゆが少し加わり・・・それぞれ味見をしながら
味の変わっていく様子を、一人ひとりがじっさいに確認しました。

後半は実習。だしをひいて、おすましをつくります。
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野菜は荒井先生が畑で作った京野菜。これもまた贅沢。

みんな真剣。黄金だしできたよ。
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気分は板前さん!?
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和食、「だし」って私たち日本の食生活になくてはならないもの、のはずなのに
正直なところ、それはもう当たり前ではありません。
日々の食卓の中で、大人も子どもも「だし」の味を「きちんと」味わっている人は少ないのが現状です。
食を知るには食べることだけど、そんな意味では「食べる力」が乏しくなってしまった昨今。それはどうして?和食に限ったことではないかもしれませんが。

だからこそ小学生の内に「だし」を知り、味わい、気付く体験は、これから先の一人ひとりの「食べる力」になっていくのではないかなと、「食べる力」は「生きる力」だぞ、と。
そんなことを思いながら見学させていただいた「だし」の授業でした。
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荒井先生、林先生 どうもありがとうございました。

授業の様子は北陵小学校のHPでも紹介されています
こちら→★


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