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春日さま [散歩と旅と]

日本列島冷え冷え~と寒いですね。
雪が沢山降っている地域もあるようですが、くれぐれもお気を付け下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、先日の奈良の  http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-12-12 
つづき・・・イ・ルンガの近くには春日大社があります。それで寄り道をしてみることにしました。
お参りするのは何十年ぶり?? ものごころがついて初めてかもしれません。
いつもは大仏さんのほうにでかけてしまうのです。
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世界遺産の春日大社。 http://www.kasugataisha.or.jp/ ここは全国の春日神社の総本社。
ときどき出掛ける篠山(ささやま)でも春日神社にお参りしたことがあります。
大好きな花巻の鹿踊りは「春日流」。これも春日大社につながっているような・・・。
ジブリ映画「千と千尋の神隠し」には「春日さま」っていう神様が登場していたなあ。
友人知人にもいる「春日さん」(そう言えば最近ご無沙汰ですね)。
そんなことを思っていると、こんな近くまで来たのだからお参りにいこうという気持ちになったのでした。
ということで、午後3時過ぎだったけれど(神社には3時までにでかけたい派)でかけました。

紅葉も後半戦
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参道の両脇から鹿さんたちの視線を感じます。
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「シカセンベイガタベタイ」と言っているのか。

灯篭も
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鹿
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長々とつづく参道です。
私の横を歩いているのは、見るからに仲良しおじいさま団
「まだかな~、まだ歩くのかなあ~」と、みなさんつぶやいていました。
(そうよね~まだまだ続くのかねえ~~)
私もそのつぶやきにひそかに加わっておりました。
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おじいさま団を追い越して
歩いて歩いて二之鳥居をくぐったところの手水所も鹿さん。 
http://www.kasugataisha.or.jp/guidance/map/map10.html
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ここにも秋の終わりの気配
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ところで今日は旧暦10月18日・・・神無月だけど、神様はいらっしゃるのだろうか??
春日大社の神様のこと・・・http://www.kasugataisha.or.jp/about/index.html
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本殿に到着
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拝殿所に行こうとしたら、もうひとつの参拝口のほうからガヤガヤと修学旅行のみなさんが
クラスごと揃って二礼二拝一礼してお参りしていました。一歩下がってみなさんをしばらく見学。
中学生かな??
「みんなの偏差値が上がりますように」と大きな声で言っているクラスがありました。ふふふ。
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お参りして本殿を出ると、
神様のためにお酒を造るたてものと
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ご飯を炊くたてものがありました。
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解説はこちら ↓
http://www.kasugataisha.or.jp/guidance/map/map23.html


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神様も、お酒もご飯もお召し上がりになるんだなあ、
と思うと、なにやら神様と仲良くなれそうな、身近な存在に感じられますね。
お料理に関わっている一人として、それぞれに祀られた神様に感謝。
本日も岩手のおいしいものと出会えました。ありがとうございます!

帰りは夕暮れの日差し。薄暗くなってきました。
道の両脇に光の帯が・・・写真では見えにくいのですが、夜はライトアップされるそうです。
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年に1000以上のお祭りが催される春日大社。
来週は「おん祭り」 http://www.kasugataisha.or.jp/onmatsuri/o_index.htmlという
1年の最後におこなう大きなお祭りがあるそうです。

奈良の1日 いい1日でした。


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11/1 クーナ探しとたまごがけごはんと絵本の会 [散歩と旅と]

今日はおしらせです。
11月1日に兵庫県三木市で、ゆかいな催しをします。
私は絵本とおやつ担当です。

クーナというのはTVドラマ「ゴーイングマイホーム」に登場した
普段は目に見えない小人の名前です。
  「ゴーイングマイホーム」ウィキペディア解説→★こちら
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  ・・・・この写真は9月の花巻・イギリス海岸。この道の向こうにも探しに行ってみたいな。

11月1日はハロウィンの翌日。古代ケルトの暦では冬のはじまりで、新年。
  ハロウィンの解説はウィキペディアを→★
そして旧暦では閏月の9月9日(閏月の重陽の節句になるのかな?)
クーナ探しにはうってつけの日、という感じでしょ!?

・・・・以下、ご案内です・・・・

クーナ探しとたまごがけごはんと絵本の会

 目に見えないモノを写真に撮ってみませんか?
 世界は目に見えるモノだけでできているわけではありません。
 それを感じられる「ゆたかさ」を体感してみませんか?

日時:11月1日(土)10時40分 神戸電鉄・恵比須駅集合(兵庫県三木市)
     大雨中止。小雨の場合は決行します。
     中止の場合は、参加者全員に午前9時までに連絡させていただきます

参加費:500円(たまごがけごはん等の食事代は各自でご負担願います)

定員:10人 要申込

主催・問合・申込先: ゆたかな日常とクーナとアートの会                 
               kinugasa.nitijou☆gmail.com(☆を@に置き換えて送信ください。)
          

★詳細はこちらを https://ja-jp.facebook.com/events/440907482713723/

1. クーナ探し(その1)
 クーナはこびとです。自然が豊かな場所にいるようです。
 クーナは、ジブリ映画で言えば、トトロであり、まっくろくろすけであり、コダマです。
 目には見えないモノですが、時には見えたり感じたりすることができるものです。
 そんな感覚、忘れてしまったというおとなの方、多いかもしれませんね。
 そこで、ちょっと立ち止まってみませんか?
 三木市の神戸電鉄恵比須駅を出発し、まちの中、神社、田んぼなどを歩いていきます。
 道中でクーナがいると感じた場所を写真に撮っていきます。
 目に見えないモノを目に見える写真に撮っていこうというおもしろい試みです。
 決して、心霊写真を撮ろうというのではありません。(笑)
 ふつうに歩いて約40分程のところを倍以上の時間をかけてゆっくり歩きます。
 まち歩き案内人は、地元出身の米澤友美さん(ハンペルマン作家)にお願いします。
 また、出発前に鳴海健二さん(写真作家)による写真撮影におけるワンポイントアドバイスを
 いただきます。

2. たまごがけごはん
 ランチタイムは、産みたてたまごのたまごがけごはんをいただきます。
 (たまごが苦手な方は、カレーを用意させていただきます。)
 ごはんをゆっくり食べながら、歩いてきた道中についてゆるっと語り合います。

3. 絵本
 こびとや妖精を題材にした絵本講座をします。
 絵本の世界で目に見えないモノがどのように描かれているのかを知り、
 さらになぜ人間はそれらを描こうとしてきたのかを考える機会にします。
 スペシャルおやつもお楽しみに!

4. クーナ探し(その2)
 最初に歩いて撮ってきた写真を紹介しあいます。
 撮られた写真について、鳴海健二さん(写真作家)より目に見えるポイントと目に見えないポイント
 についてコメントをいただきます。
 写真という目に見えるモノを通して、目に見えないモノを感じてみる試みのおもしろさが
 みんなで共有できればと思っています。

5. 遊び
 途中の準備時間等や終わりの時間に余裕がありましたら、
 ちょっとした想像力を刺激するゲームで楽しみます。

6.その他
 歩きやすい服装でご参加ください。
 また、写真は、携帯電話、スマホによる撮影のみとします。
 撮影した写真の中から3枚以内をセレクトしていただき、指定のメールアドレスに送信していただき、
 それらを集めて紹介させていただきます。

【当日のスケジュール】
10:40 神戸電鉄恵比須駅集合 
      鳴海健二さん(写真作家)による写真撮影のワンポイントアドバイス
10:50 米澤友美さん(ハンペルマン作家)の案内による三木のまち歩き(神社、田んぼなど)
12:00 ギャラリー驟到着
    (三木市与呂木628 0794-82-5713 http://cafeterrace-syu.jp/
    昼食(たまごがけごはん又はカレー)
12:45 絵本講座
14:00 写真紹介タイム 鳴海健二さん(写真作家)によるワンポイントコメント
15:30 終了・解散
    *終了時間は多少前後することがあります。ご了承ください。

★問合・申込は、ゆたかな日常とクーナとアートの会                 
         kinugasa.nitijou☆gmail.com(☆を@に置き換えて送信ください。) まで。
★FBではさらに詳細(講師プロフィールも)出ています。見てね!
          
 https://ja-jp.facebook.com/events/440907482713723/

・・・ご参加お待ちしています・・・


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あじさい色のうれしい日 [散歩と旅と]

7月になりました。
関西は、日ごと湿気が増してきました。「蒸すー」っていうあれです。
バテないように、共にがんばりましょうー。

さて、1ヵ月前に報告した http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-06-1
京都の安楽寺に6月最後の土曜日に再び訪ねました。
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今回は結婚披露パーティに参加です。
あやさん、おめでとう!!

入口にはあじさいのアレンジと会場案内。
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会場の中にもあじさいのアレンジがいっぱい。

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一人で出かけた私はちょっと心細かったのですが、
久々にお会いする方や、人間関係が繋がっている方や、お友達もできて、
それで次回また京都へ出かけるたのしみまでできました。Oさんありがとう!
こんなところにも新郎新婦お二人の心遣いを感じられる素敵なパーティでした。
とてもうれしい日だったので、みなさまにもしあわせのおすそわけ報告ですっ!

新郎新婦の登場とともに、さらににぎやかになった会場にはおいしいものもいっぱい。
普段、お料理上手で教室やランチ会などもされているあやさんですが、
本日は彼女(とご主人と)が、これまで出会ってきたり、修行された先の、
京都や神戸のレストランやパンやお菓子のお店のお料理やお菓子が並んでいます。
「わ、すごい」と写真を撮っているうち食べ物写真が多くなってしまいました。
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お料理、お菓子、パーティの案内や、帰りいただいたおみやげまで、
作る人、迎える人の親しい気持ちがすべてにこもっていました。
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だから、いただいたものたちは、どれもおいしさもひとしお!
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ブーケや会場を飾る華やかなお花と、たくさんのパンは
滋賀のウルーウールさん https://ja-jp.facebook.com/LaFaireHeureuxHeure
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久々にウルーウールさんのパンが味わえると、私はしばしもくもくとパンを味わってしまった(ふふ)。
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フラワーアレンジメント担当の奥様は、スターフェリシモ仲間でもあるお友達。
かわいい息子さんにも会えちゃった♡  久々の再会うれしかったです。どうもありがとう。

パーティの途中には
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クロカンプッシュの「儀式」があったり
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フィンランド民族楽器のミニコンサートや

ブリオッシュ・デ・ロワのお披露目
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参加した人たちを飽きさせない工夫も随時あって、
本来は祝われる側の新郎新婦が駆け回っている風で、
そんなお二人の心遣いにとても関心したのです。
そうして会場はみんなの心地よい気持ちがむくむく膨らんでいました
こんなに和やかで楽しいパーティは久しぶり。私は口福幸福、感謝かんしゃ。

自宅に帰り、おみやげのひとつに、
新郎新婦Y&Aのリモンチェッロがありました。
95度のお酒。きーんと冷やして「かんぱーい」っていただきますね。

秋には北海道へ移住される予定のあやさんファミリー、末永くお幸せに!
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そしていつか遊びに行きます―再会の日を楽しみにしています。


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夏至の日にジョージに会いに [散歩と旅と]

昨日6月21日は夏至でした。
1年で昼の時間が一番長い日です。
冬至から春分、そして夏至までくると、
私は、今年も頑張ってきたなあという気持ちになって
これから日が短くなっていくことには、少しほっとしたりするのですが
みなさんはいかがですか。

さてそんな夏至の日に
お誕生月を迎えた私を童話仲間に祝ってくれました。感謝。
元町のケーニヒスクローネホテルでランチ。
お餅の入ったシチューの「くまぽちランチ」
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パンがいろいろ味わえます。
欲張ってかごに入れたら・・・写真的には美しくないなあ。うはは。
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プレゼントたち、我が家に帰ってからも眺めています。
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ふく・ざと・ひろさま どうもありがとう♪ 

腹ごしらえをした後は、こちらのお店へ。
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南京町にあるビビアンドジョージというお店です。
http://kobefukuroucafe.com/
ドアを開けると・・・

「こんにちは」
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迎えてくれたのは、さくらちゃん。
そう、ここはフクロウカフェです。

店内には世界のフクロウさんたち
お店の名前はフクロウさんの中の2羽の名前からです。
こちら手前がジョージくん
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ビビちゃんは本日は休暇中。
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フクロウさんの頭をなでることができました。

小さなフクロウさんは手の上に。
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ふわっと空気を含んだ羽や、あたたかい頭や、
ぎゅっと指をつかむ小さな爪の感覚から
小学~中学の時に我が家にいた文鳥のぶんちゃんのことを思い出しました。

やっぱり今週は過去の記憶が押し寄せてくるのだなあ。

・・・・というのも、
今年のお誕生日は、去る人・コトと、来る人・コトが様々に巡ってきました。
 奈良で出会ったお誕生日も干支も同じ方が(それもすごいでしょ)、
 今年を節目に15年来やってこられたお店を閉め故郷に帰られることになりました。
 中学時代のお友達との交流が再会しました。
 先日のお料理教室に中学時代の同級生が参加してくれていたのでした!
 これはたいそうびっくりで、何故当日気付かなかったのか。
 まみちゃん思い出してくれて本当にありがとう。
 それで今、私の頭の中に中学時代の記憶がどっと押し寄せてきております。

  その他いろいろ、うれしいこと哀しいこと驚くこと様々に。
  やっぱり午年はいろいろ動く!
  そしてそのひとつひとつが
  みんながそれぞれにいい方向に進んで行くための事なのだろうな。
  
  まずは前向きに私もがんばります。

閑話休題ののち・・・
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フクロウさんたちと戯れていた4人、なぜかツーショット写真ばかりで集合写真がありません。
ふふふ、それもまた4人らしいね。
笑っているうちに、あっという間に帰る時間となりました。

「じゃあ、またね」
さくらちゃんのお見送り。
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   さて、この記事に最初に挙げた写真とどこが違うでしょうかっ?

癒され、騒いで、わいわい、にこにこと、夏至の日のおはなしでした。


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トリ ムシ ケモノ ~ 酵母パン [散歩と旅と]

映画「かぐや姫の物語」を観に行ってきました。
この夏までジブリ映画を映画館で観たことない・・・とつぶやいていたのに
年内に2度もでかけることができるとは、思ってもいませんでした。
うさぽんさま、ありがとう。
  当日の様子・・・毎度ながらブログへのアップの早いうさぽんさま
   ↓ 
  http://blogs.yahoo.co.jp/soymononoke2000/archive/2013/12/19

これまでのアニメにはない墨絵のようなタッチの絵が素晴らしかった。
飛ぶシーンは必要だったかな、とか諸々思うところもあったけれど、
なにより
千年も昔に日本語で紡がれた日本のSF(と私は思う)が
こうして時代を経て、あらゆる人の想像力に揉まれ
現代の私たちが、それぞれの場所でそれぞれ感動したり何かを考えたりしている
という事に、「かぐや姫」という時代を超えた物語の力、
そしてそれを伝えるそれぞれの時代に生きる人の力に感動しました。
さらに現代では、アニメというメディアで世界に発信され
それぞれの場所がまた拡がっているのですからこの力は、どこへ行く。

うさぽんさまとは映画の感想を言い合うはずでしたが、
開演前に一緒にたべた「ベツバラプリン」と、
終了後にでかけた『唐菜房 大元』
(K先生ありがとうございました!)
 http://tabelog.com/osaka/A2701/A270103/27051328/
 
で、たべた「海南鶏飯」と
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「焼味飯」で頭の中が恍惚状態となり
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そのあと天満商店街へ買い物ツアーにさまよっている途中も、
なぜかリサとガスパールの話題で盛り上がったのに、
 http://blogs.yahoo.co.jp/soymononoke2000/archive/2013/12/18?m=lc

映画の感想は語り忘れ・・・しかし共通の感想は
「男子って、どうしてみんな・・・なんだろうねえっ」ってことでした(ふふ)。
   ↓
 http://blogs.yahoo.co.jp/soymononoke2000/archive/2013/12/20?m=lc

うさぽんさまとは語れなかったのですが、
私は
監督の高畠さん作詞の♪ まーわれ、まーわれ・・・ ♪ の
わらべ歌が印象的でした。
今回のタイトルも映画を観た方はわかりますよね。

この歌のリズムも歌詞もとてもよく頭に残るのです。
そういうところも、これはわらべ歌なのかな、と思いました。
その歌詞の中で、まわっているのは、水車(みずぐるま)。
この水車が、つれてくるのは、おひさまや季節や命。

それで思い出したのが 宮澤賢治の「水仙月の四日」の中で
雪童子(ゆきわらし)が歌っていることばです。

  カシオピイア もう水仙が咲き出すぞ
  おまへのガラスの水車 きつきとまわせ

さてこの水車とはなんでしょう。
どちらの水車も同じところで、リズムで廻っている様な気がしています。
「平成狸合戦ぽんぽこ」でも
宮澤賢治の作品世界の気配を感じるシーンがありましたが
高畠さんって賢治がお好きな人なんだ、きっと、と思ったのでした。

・・・・・・・
うさぽんさまからは5年物の手作り味噌をいただきました。
お豆の香りがとてもいいです。なにを作ろうかたのしみですが
豆腐や卵黄の味噌漬けも美味かも。
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そうそう、それで! です。
うさぽんさまお味噌→発酵食品→先日のホシノ天然酵母はどうなったの?
 ↓ ↓ ↓
過日うさぽん邸でガンダム大会をした際に
うさぽんさまから教わったホシノ天然酵母をつかったパン作り。
「お家で復習用」に、とわけてもらった酵母くん。
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-11-25
その後、予定より少々時間がかかりましたが、自宅の冷蔵庫で育ってくれましたので
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復習しました。

教えたもらった分量で粉を準備し、塩のかわりに塩麹、
きび糖、水、そして酵母くん
酵母くんはゆっくり成長するので、
うさぽんさまに教わった通りやさしくやさしく、
ひとつひとつの行程をゆっくりと時間をかけて。
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混ぜて混ぜて…おや、そうしてやはり今回もべたっとなる。
あたしは、菌を殺してしまう体質なのかしら?
と思いきや、
発酵させたら、想像以上に膨らみました。
あたしは、むしろ菌を活性化させてしまうのかしら。
うさぽんさまにたずねたら
私の体質は「湿」だから、菌が好むらしい。

「「湿」だから手のひらがいつも湿っぽくて、その影響で生地がべたっとなるのよ」
だからこそ菌にも、ある程度良い環境を与えているらしいのでした。
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その「湿」になる原因は・・・
「そーいえば、毎朝ヨーグルトたべてるって言ってたよね」
 ・・・はい、カスピ海ヨーグルトを育てながら食べております。
乳製品ラブな人は、体に「湿」がたまるそうです。
きっと冷え症や頭痛の原因にもなっているのだろうなあと思いつつ、
でもね、乳製品が好きだから、お互い譲歩しあって納得できる線で
これからも付き合っていくの(人付き合いとおんなじネ!)。

さて発酵がおわった生地のガス抜きをして
さらに2次発酵。
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さらにべたべた感が増幅されています。
塩麹くんも一緒にがんばって発酵力を増長させてしまったかしら。
お互い自分のいいところを出し合って、力をあわせたら
素晴らしい結果がついてくる、はずなのに(これも人付き合いとおんなじネ!)。
どうだ、どうだ。

ここで実験がしたくなりました。
・・・・・・炊飯器で焼いてみたらどうなるだろう。
それでベンチタイムから炊飯器の中へ。
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膨らみました。生地も落ち着きました、と思う。

そうして感激の焼きあがり。
 ・・・やはり、過発酵~発酵しすぎ。
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で、膨らみ過ぎて、肝心な時に力尽きてしぼんでしまった様子。

だけど裏を返せば
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見栄えは良い。

切ってみたら
やはり過発酵。だけど外はぱりっ、中はふわっ、なところは褒めましょう。
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食べてみたら、食感はやはりいまひとつ。もちゃもちゃします。
でも味は香ばしくってふっくらと小麦と酵母の風味。ここは褒めよう。

まだまだ修行が足りませんが、作って食べる工程が楽しかったです。
天然酵母パン作りの奥深さ。こうやってパン作りにはまっていくのです。
また作ってみます。

うさぽんさま、またご指導、ご鞭撻を、なにとぞよろしくおねがいします。

久々のブログ更新で、内容を分けて書かずに、だらだらと長~~くなってしまいましたが
今回は映画と酵母パンのおはなし、
水車(みずぐるま)も発酵食品も、そのまわりには無数の命であふれているところが
おんなじ、というわけでした。


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篠山 お茶っこ日和 [散歩と旅と]

9月以来、ひさびさに篠山(ささやま)→★にでかけました。
JR篠山口に降り立つと、私の町より寒い。
秋晴れ。
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もみじも輝いています。
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初冬の篠山と言えば、このような看板も目に留まり、
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このような方も 「よう、こんにちわ」と声をかけてくるのですが、
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実は店前にある剥製くんです。

さて今回は
2013年11月22日から12月8日まで開催されている
「篠山まちなかちょいアート2013」を見に来たのです。
篠山の城下町商店街界隈で地元アーティストの作品が“チョコッ”と展示されています。
 ★くわしくはこちらを→http://sasayama-art.com/201311choi-art.html

その前に・・・
以前から気になっていたお店にでかけました。
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岩茶房「丹波ことり」http://kotori-gancha.com/
中国茶の岩茶を色々味わえるお店です。
 岩茶については「ことり」さんのHPをご覧ください。

今回は「100年の古木のお茶、精神からの胃腸の疲れに」と言う一文にひかれ
(いや、食欲もあるし、それほど疲れているわけでもないけれど)
老水仙(らおすいせん)と言う岩茶をいただきました。
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すっきりした花のような香りで、だんだんまったりしてくるような味わいでした。
いろんなドライフルーツも添えられていました。
しばらくするとお店の方が指し湯をもってきてくださって、
五煎目までおいしくいただくことができました。

水のコップの下のコースターには
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あっという間に1時間近くがたってしまった。
このあとまちなみアートを見に回る予定が、時間切れ。
だけどこの時間が持てることが大切なんです。

そうしてある意味恍惚状態でお店を出て、
篠山城のお堀の周りを歩くこと数分。
本日のメインイベント
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まちなかちょいアート期間中に開催される「町屋の芸術学校」は、
参加アーティストの方のワークショップが楽しめる催しなのですが
その中の一つ11月29日開催の
「『新作の器と旬の和菓子』作家と茶話会』にでかけてきました。
                                   ↓ 9月じゃないよ、11月
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陶芸家の伊藤岱玲(いとう・たいれい)さんの器と
篠山の老舗菓子店の大福堂さんの秋の和菓子が味わえるという企画です。

 9月には同様の「器と料理」の企画があり
 参加した時の様子はこちら
  → http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-09-27-1

大福堂さんの2階には、伊藤さんの作品が並んでいます。
この中央にあるのが今回の主役たち。
「滝」から流れる水のイメージで、晩秋から初冬の篠山を和菓子で味わうこととなりました。
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対になっている「滝のお重」がひとつひとつ離れて
お盆に乗せられてゆきました。
しかしその様子は、滝から流れ落ちた、水の輪なのです。
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そこには秋の和菓子が乗っていて、
参加者一人一人の元に流れてきました。
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東北ファンの私としてはその様子は、和歌こそないけど
平泉・毛越寺で行われる「曲水の宴」のようです。→★

水の上に浮かぶ紅葉、陽に映える岩肌の彩り、
水の中の小石たち・・・など秋の谷間の様子です。
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静かでまぶしい秋です。

伊藤さんの陶芸に対する想い、陶磁器の色について
そして今回のお菓子のための器のことなどお話を伺ったあとは
後半のお茶の時間。

次は河原町の瓦たちを表現したという伊藤さん作のお皿にのって。
庭先の小さな花や、
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水仙、山茶花、ゆずなど、
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家の周りでこれからの季節に出会う花たちが和菓子に。
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冷たく、寒い冬だけど、明るい花たちが庭先を彩ります。

お腹の中へ~
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和菓子も参加のみなさまも秋の陽光に照らされております。

食べ終わって、こうやって並べると、
あらためての「河原町」の景色。
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9月のお料理と器の会のときもそうでしたが、
食と器、それぞれを作った人のお話を聞きながら、
それぞれを味わえるというのは、日常ではなかなか味わえない実に贅沢なことです。
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普段見逃していることに気づかせてもらったり、一層愛着がわいたり、
そんなことが、ささやかだけど、大切なんだなあと
食と器の関係を思うといつも感じることです。

篠山の器と食を愛でる企画、ぜひ今後も楽しみにしていますー。

そのあとは、町のあちらこちらで展示されているちょいアート散策。
 造形作家・あさうちまゆみさんのオブジェ
 陶芸家・伊藤岱玲さんの陶芸作品
 洋画家・清水麻生さんの絵画作品
それぞれが3か所ずつ
一緒にまわってくれた”二人の”Kさんのおかげで
洋菓子屋さんや料理旅館、カフェなどすべての展示会場を見て回ることができました。
 ・・・ありがとうございました。

町なかのどこかでちょこっと顔をのぞかせているアート作品は
あたりの空気に融け込んで、けれどもどれも静かに主張していて
町と作品を一緒に楽しめる感覚がいいです。

ということで、今回はある秋の一日のご報告でした。


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心も体も癒されて生き延びたぜ!ガンダム [散歩と旅と]

うさぽんさまのお家で「機動戦士ガンダム」DVD観賞会から約1週間後、
第2回目がやってきました。
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★1回目の様子→ http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-11-17
★うさぽんさまブログ掲載1回目の様子
  その1→★
  その2→★

朝9時集合・・・のはずが、私がちょっと遅刻をして(ごめんなさい~)
9時半からはじまり。
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まずは遠野版ラジオ体操をして
今回は29話「ジャブローに散る!」から最終話まで観ます。

断捨離中のうさぽん邸でこんなお宝を発見
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そうして今回ガンダムとともにある「イベント」はふたつ。
ヘナ&ヘッドマッサージ、そして足裏生姜パック。
頭の先から足の先まで癒されるのです。

うさぽん邸のテーブルには、すでにほどよく溶かれスタンバイしたヘナが。
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ヘナはヘンナとも言いますが、ミソハギという種類の植物の葉を乾燥させて粉末にしたもので
これを体(たんぱく質に反応する)につけるとオレンジ~茶色に染まります。
髪を染めたり、国によれば冠婚葬祭などに向けて爪や手足にこれで模様を描く
(タトゥーみたいになる・・・けれど日数がたつと新陳代謝によって消えます)のに使います。
ちなみに髪にはトリートメント効果も大で、つやつやになるのです。
 ヘナについて詳しくはウィキペディアなど→★

ところでヘナの匂い、
私は「抹茶」に似ていると思うのですが、
うさぽんさまによると「うさぎのげっぷ」の匂いらしい。
はい、草食系の香りには違いないデス。

さて、そんなわけで、練習台となった私はタオルやヘアキャップをかぶり、
しばし固まった姿勢のまま、ガンダムを観る。
昼餉の時間が近づくと、何か蠢く音が・・・・
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 あ、かめぽんさま

かめぽんさまのお昼ご飯
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そうして人間もお昼ご飯
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うさぽんさまお手製の野菜中心のおかずがならびます。
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左最上段から横に 
 黒豆茶
 白きくらげと梨の温スムージー(3段目左はしのも)
 たらこ入り天ぷらの煮物
 きんぴらごぼうヨシダソースが隠し味
 ひじき炒め煮
 レンコンのきんぴら
 大根キムチ
 春菊のナムル
 
 
 切干大根マクロビ仕様煮物
 うさぽんさまお手製エゴマのピリカラ漬け
 にんじんナムル
 花巻お漬物2種
 玄米ご飯
 生姜スープ
 
 
 

まるで韓国宮廷料理のやうです。
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食卓の上のおかずを炊きたての玄米にのせて「ビビンパ」ができあがり
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私は花巻の友人からもらった(ありがとう)
お漬物「呑兵衛漬」「大根味噌漬」をちょっぴりおすそわけ
(どちらもご飯がすすむのです)
玄米はふっくらと炊けていて、良く噛んで食べると胃に沁み渡りました。
お代わりしてしまった。
デザートの白きくらげと梨のスムージーは少し温めていただきます。肺や気管支が潤うそう。
食事の間も私はヘアキャップをかぶったまま、結構おもしろい姿です。
自分は見えないからいいのですが、うさぽんさまの目は癒された!? ううむっ。

 
ガンダムDVDは前回頑張った分、
たべるのや、しゃべるのに夢中になったときは、今回は巻き戻してみる余裕があります。
「ジークジオン!!」と叫ぶジオン軍の白い手袋の上に爪があったり、
ララアってアムロと同い年くらいの声やしぐさだったと思っていたのに、
年上・・・というか、上から目線な感じがちょっとおばさんっぽい。
記憶も30年もたつとあいまいなものだなあ。
しかしどの回もみんなずっーと闘っているなあ。少年少女よ。
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そうそう、1話からずっと気になり、おもしろがっていたのは、
ナレーターの永井一郎さんの声です。
毎回の予告編で「君は生き延びることができるか」とかっこいいナレーターの永井さんの声が、
どの回でも連邦軍もジオン軍も関係なく、脇役のあらゆる声で登場しているのです。

永井さんといえば「サザエさん」の波平さん。
「あ、波平さん」「おー、波平さん」 あの人もこの人も波平さん。
中には年老いた女性の声まで波平さんの声でした!
総動員で働いているホワイトベースって人出不足な感があるのですが、
声の出演も少ない人で回しているんだなあ。声優さんってすごいなあ。

ヘナは時間が来たので、洗い流して完了。光り輝く髪になりました。
 ★その様子は、うさぽんさまのブログ「2日目・その1」を→★

そのあとは、足裏生姜パックの時間です。
足の裏にアマニ油(これって高価なオイルなのですよ)を塗り、
生姜粉末を溶いてつくったペーストをこんな風に。
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この上からビニールをかけて、くつしたはいて、約1時間。
そのあと、足を洗います。
ペーストを貼って30分くらいから足の裏が、じんじん、ぽかぽかしてくるはずが、
なぜか私、なんともない・・・どれだけ冷えているのだっ。


3時半 おやつの時間
夙川のパン屋さんでみつけた「シベリア」「関西風シベリア」を持参しました。
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夏に観た映画「風立ちぬ」に登場していたシベリアを一度たべてみたかったのです。
関西にはなかなかないとおもっていたら、見つけることができました。
「シベリア」はやわらかいカステラの中に、こしあん(本来は羊羹と言う説も)が挟んであります。
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「関西風シベリア」はチョコがけのパンにカステラが中にはさんでありました。
何が関西風かはわかりません。

ガンダムもあと数話を残す頃、
こげまるさまが

なにみてるのー??
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のびのびポーズ。
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このあと、入ったら行けないところに入っていってうさぽんさまに怒られたこげまるさま。
ケージにはいったこげまるさまの頭をなでようとしたら
「ブウーーッ」と吠えられた。初・兎生声。反省中だったかしら。ごめんよ。


かめぽんさまは、夕餉の時間
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お口にカボチャが。
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私たちもちょっとなにかつまみたい。
小西酒造の「ナッツに合うお酒」という純米の日本酒をみつけたので
試してみたくてナッツとともに持参しました。
・・・・甘め軽めの白ワインという感じの日本酒で、たしかにナッツを合いました。
   それからパンにも合いました。
その後ろにあるのは、うさぽん邸の20年来ものの梅酒。
色も味も至極濃く深い。
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パン!前回うさぽんさまから分けていただいた天然酵母が我が家ではまだ育たないので
今回はイーストでつくった炊飯器パンです。


いよいよ最終回・第43話「脱出」をむかえたのは夕方5時頃。
終了~はあ~~♪

今回は7時間ほどの視聴時間でした。
充実感に浸っていると、うさぽんさまから「振り返りによい」と
10年ほど前?に放映されたBSアニメ夜話の「機動戦士ガンダム特集」がはじまりました。
今日頑張って観た場面も満載で、確かに復習に良かったデス。
今と少々体系の違う出演者もいらっしゃるのも印象的な番組でした。
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さらにそのあと「新造人間キャシャーン」特集、
・・・キャシャーンがやらねば誰がやる!?というフレーズに当時はしびれておりました。
  それからキャシャーンのお母さんが月夜の晩だけ白鳥ロボット・スワニーから出てくる姿にも。
  (「スターウォーズ」のR2D2からレイア姫の映像が出てくるのに似ている)
ところで、
「じんぞうにんげん」ではなく「しんぞうにんげん」だったのね、と
やはりここでも30年以上の記憶のあいまいさに気付かされ、
でも ♪ しんぞーにんげん キャシャーン キャシャーン キャシャ~~~~ン ♪
と主題歌がそらんじられる自分にも驚き。

さらに番組は「未来少年コナン」特集とノンストップで続くので、
これはいけない、今日はガンダムだったのだから、と本当に終了!!

★詳しくはうさぽんさまの報告「2日目・その2」を→★

うさぽんさま2回にわたって本当にお世話になりました。
ありがとう~~~!!
うさぽんさま、解散後、体調不良となり風邪で大変だったとのこと。
私、気付かずごめんね。
くれぐれもご自愛くださいね。

私は、うさぽんさまの食養生のごはんや、頭から足うらまでお世話になったおかげさまで、
翌日も、このブログを書いている本日に至っても元気にすごしています♪ 
なんといってもすごいのは、時折悩まされる片頭痛が起きておらず、多謝です。

帰り際にいただいた台湾のびわエキスもよかった。
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これ、びわの甘い香りの後スーッとして、
いつか台湾に行くことがあったら探そうと思ったほどに
味も効用もファンになってしまった。

こうして2回にわたる、約18時間のガンダムとの長い旅は終わったのでした。
帰宅したのはすっかり夜でしたが、
小学生や中学生の時、友だちの家に遊びに行ってきた時ってこんな感じだったなあ
あのころの、とにかく何も考えず楽しいから脇目もなく遊ぶ、っていう感覚取り戻したっ。

あ~~~楽しかった。

うさぽんさま またこれからもよろしくおねがいします。


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11/12,13 ママのフェスタ@西宮 [散歩と旅と]

先にご案内させていただいた12月1日のノッポさん神戸公演
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-11-07-1
11月6日からチケットの販売がはじまりました。私も早速申し込みました。
引き続き応援よろしくおねがいします!


・・・さてさて
この公演のチラシおけますよーといってくださった(ありがとう♪)
建築家のみゆうさん http://www.miyu-design.com/ が
11月12日13日に西宮ガーデンズで開催される
ママのフェスタ2013に出展されます。

ママのフェスタ2013
 日時 2013年11/12(火)~13(水)11:00~16:00
 会場 阪急西宮ガーデンズ4Fホール
 詳しくはこちら ↓
 http://powerwomen.jp/festa/nishinomiya.html
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この会場でみゆうさんの講座が開催されます。

素敵な暮らしを目指す 女性らしいインテリアコーディネートプチ養成講座
2013年11月12日(火)13:30~14:15

また会場では
★女性建築士の家づくりアドバイス
も行うそうです。

どちらも
詳細は以下のみゆうさんのブログを ↓ ご覧くださいね
http://www.miyu-design.com/news/workshop/05.html

ほかにもみゆうさんは暮らし・住まいについての講座をいろいろ開催されています。
http://www.miyu-design.com/news/index.html
なかなか聞けない建築家さんからのおはなし暮らしにきっと役立ちますよー。


 


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篠山のおいしいものたち “じぇじぇじぇ”っと [散歩と旅と]

まちなみアートフェスティバル「丹波の國芸術作家展」で通った篠山ですが、
実はいつも会場になっている河原町界隈のほかはあまり歩いたことがなかったので
機会を作って町をぶらぶらと歩いてみました。
まだまだ暑いけれど、秋の気配もちらほらと。
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篠山は江戸時代には篠山藩で栄えた城下町です。
http://tourism.sasayama.jp/
 
それで今も篠山城跡を中心に昔の町並みも残っています。
私はあまりに呆けて歩いていたもので、それぞれに写真を撮っていないのですが・・・
散歩するにはとてもいいところでした。

今回でかけてみたのは
丹波杜氏酒造記念館
古くから酒造りの町としても知られている篠山には
丹波杜氏という酒造りの職人集団がいます。
ちなみに岩手には南部杜氏がいますね。
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記念館には昔の酒造りの道具などが多数展示されていました。
が、
丹波杜氏って何? どんな人たちなの?という展示がもっとあるといいのになあ。
玄関口にあった酒樽の形をした大きな碑の裏に刻まれた解説の文章がよかったです。
できることならもう少し展示で丹波杜氏自慢をお願いします・・・ぜひともに!

さて酒造りのことを観てきたので、「現場」にも。
篠山の地酒・鳳鳴酒造に行ってみました。
 
 http://www.houmei.com/
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酒作りは現在別の場所で行っているという事でしたが、
この場所で昭和50年代まで行っていた蔵の見学ができます。
酒造りのときの歌が流れていたり、
デカンショ節や、ベートベンの田園を聴かせて醸すためのタンクも展示されていました。
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試飲もできます。
この季節だからのひやおろしを連れて帰ることにしました。

実はこの日は、まちなみアートフェスティバルで9月22日に行われる
篠山の陶芸家・加古勝己さんの器で
料理旅館高砂のお料理がたのしめる
「町家の芸術学校・アート+食欲も感性も満足の企画」の
プレ開催日で、参加させていただきました。
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高砂さんの館内じゅうに加古さんの作品が飾られており、
食事ででてくる器もすべて加古さんの作品です。
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一部ですが、こんな器とお料理が並びました。
器は一人ひとり違うものも多く、お料理の雰囲気もそれぞれに味わう事ができます。
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この中から好きな1枚を選んで、そこに八寸を盛りつけるワークショップな時間もありました。
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器とお料理の作り手からお話を伺いながらの時間はめったにない贅沢なことです。
参加できてよかったです。ありがとうございました。

これまで食材の生産者と料理人、そして食べる人のコラボということは
ありがたいことに何度か経験してきましたが、
 例えばこんなの
  http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2009-01-26
  http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2009-01-24-1

器と食という世界にもそれぞれに作り手の顔があり、
そして作り手のその先には食べる人がいる、
当たり前のようでつい忘れがちになってるなあ~ということに改めて気付かせてもらいました。
こういう出会いの度に
「食」というものをつきつめていこうとすると、あらゆる切り口から眺めることができるから
その懐は、本当に深くて広く果てがないなあ、と思います。
私にとってそれは宮澤賢治や絵本やおはなしの世界も同じなんです。
だからおもしろいのですよ。

さて そうして
篠山で出会ったおいしいもの
写真がなくてすみませんが、丹波の國の美味しいものとしてブースにならんだ
篠山のジグザグブルワリーの地ビールや、
柏原のさんしょせんべいは、地元でしか味わえない美味しいものでした。
岩手のブースでは、そこにあるものたちと接している日々はたいそうしあわせだったのですが、
その中でピックアップして連れて帰って来たもの。
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どれも美味しゅうございました。

そうしてそうして
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あ、しつこかったですか!?

今年は篠山がイーハトーブだわ、などと過ごしている最中、
来ました、届きました。連絡が花巻から! ありがとうございました。
 友人の先生が賢治祭に参加して鹿踊りを観たそうですよ、と ちあきさんから
 花巻に来たのですが、もしかしたら会えますか、と かつての職場の友人・Mさんから
 
 これから遠野に行きますよー と Kさんから
 賢治祭終わりましたよ~と電話をくれたのは、すみれさんと、Oさんと、Kさん

さらに後日には、
毎年9月に大沢温泉自炊部で繰り広げられてきた「ポラーノの広場」
 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2011-11-03-1
(と書いて「のみかい」と読む人もいます)の仲間
旭川のOさん、京都のHさんからハガキがとどいて
私の気分は、まるで、かねた一郎くんです。
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つめくさの灯りを絶やさぬよう、ワタクシも来年は馳せ参じたい・・・。

花巻から、みなさん本当にありがとうございました。
これもまた私にとってはどれも特上のおいしいものです。

そんなこんなで
じぇじぇじぇっとおいしいものに囲まれた9月のご報告でした、


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奈良の帰り道 [散歩と旅と]

先日でかけた奈良矯正展
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-09-08

その帰り道の出来事です。
同じ道を帰るのもつまらないので、ちょっと道を外れたら
般若寺のおむかいに
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それは先ほどの会場でたべた(そうなんです、たべたんです)ソフトクリームのお店でした。
植村牧場 http://www.uemura-bokujyo.co.jp/
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さらに中をのぞいてみると
あれあれ????
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わ、名前の通り、本当にここは牧場でした。
検疫の都合で中に入らないでください、という看板があったので
入口にいた子牛と羊を遠くからパチリと撮らせていただきました。
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そういえば、飛鳥の時代から「醍醐」「蘇」など
奈良には乳製品と深いつながりのある食文化がありますね。
住宅地の中に突然現れた牧場に、奈良の悠久の時間がつながりました。


もうひとつ、帰路の近鉄奈良駅。
駅前がリニューアルされていました。
2009年の駅前
休日の奈良.JPG

そして今回2013年・・・大木の柱がにょきにょきと。
                     ↓ この看板のうしろにあったはずの
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傷みの激しかった「雨ニモマケズ」詩碑は跡形もなく取り払われていました。
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2011-03-06

かつての「雨ニモ」詩碑 
昭和55(1980)年 辻山清寄贈というもの
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ここに建てた由来や管理する先も
現在ではうやむやになってしまったようで、大変傷んでいましたから仕方ないですね。
だけど、どうして奈良に「雨ニモマケズ」があるの??? 
と、思えるものがなくなったのは、やはり残念。

奈良は宮沢賢治が、修学旅行や、父との関西旅行で訪ね、
短歌も詠んだ、日本の一番西の場所(最西端は天王寺のあたり)。
詩碑を建てることに、こだわらなくてもいいですし、
さらに「賢治で町おこし!」となってしまっては、気持ちが複雑なんですが、
賢治ファンが奈良をたずねて、ここ奈良に賢治も来たんだね、とわくわくできる
文学散歩的 “なにか” があったらいいなあ、と思います。

奈良はいつでかけても、気持ちがゆっくりできて大好きな場所です。
(みどりさん、にゃあちゃん、次回はぜひともの再会楽しみにしていますー)


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第23回奈良矯正展にいってきました [散歩と旅と]

賢治仲間のsignalessさんのブログ「りんご通信」におしえてもらい
(ありがとうございました)、
http://ringotu-shin.blog.so-net.ne.jp/2013-06-30
第23回奈良矯正展にいってきました。
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これは奈良少年刑務所→★ で毎年9月に年1回開催されている一般公開の行事です。
所の内容紹介や、受刑者の陶芸や書道などの展示、施設見学や
全国の受刑者が作った家具や木工製品、靴などの展示販売、
院の活動を支援している企業やグループの出店もあります。

奈良少年刑務所のことを知り、気に留めるようになったのはこの本でした。
『空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集』
詩・受刑者
編・寮 美千子
長崎出版
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寮さんが関わっておられる奈良少年刑務所の更生教育のプログラムの中で
受刑者が紡いだことばを編んだ一冊です。

実はこの本と出会うことにも、きっかけがあり、
それは2年前に、賢治さんがご縁ででかけることのできた
盛岡少年院への訪問でした。

盛岡少年院には賢治が設計した「涙ぐむ目」の花壇を再現したものがあり、
院生が世話をしています。
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2011-07-03

また盛岡少年院では毎年秋には更生プログラムとして「賢治祭」を開催します。
これは、企画や脚本も院生と職員が一緒になって作り上げ、
関係者や院生の家族を招待し、
院生全員が、賢治作品の上演や、賢治の詩や、自作の詩の朗読を行います。
2年前、そのどちらも見せていただいて、
賢治のことばが、流れている空間で、私はただ瞠目することしかできませんでした。

こんな諸々が混じりあい、
そうして明治時代に建てられたという奈良少年刑務所の建物の写真をみて、
その建物の素晴らしさにも関心が湧き、いつかでかけたいと思っていたのです。
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朝から曇り空、午後からは雨という天気予報でしたが、
でかけた矯正展は、実に明るい場所でした。
朝10時からということだったので、早起きして9時半ごろに到着。
すでに塀にそって数百人の人が並んでいました。
私が一人だったからなのか?? なぜか周りの人がはなしかけてきてくれました。
隣にいたお爺さんは、ご近所の方で毎年見に来ているのだとか、
後ろにいた若いカップルは、チラシを見ながら、全国の刑務所からの製品が出品されていると。
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10時になると列が移動はじめます。
入口では、奈良のゆるキャラ・せんとくんとマントくんがお出迎え。
沢山の人の列に流されて写真が撮れませんでした・・・。
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ここは一体どこだっけ?という賑わい。
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みたらしだんごや、もちつき、ソフトクリームなどおいしいものも
いっぱいあって、

家具や木工製品からは木の良い香りがします。
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もちろん刑務所という施設についてのパネル展示や
検察、県警の展示などもあります。

寮さんも出展されていて、本当にちらっとでしたが、お会いできました!

受刑者の書道や陶芸作品には、繊細さを感じるものがたくさんありました。
今回のポスターに登場している「なしかんくん」
 http://yuruchara.yapy.jp/chara/nashikankun/
20代の受刑者がデザインしたそうです。
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施設見学にも参加し、職業訓練施設を見学しました。
ここでも、一緒に参加している方が何人か私に話しかけてくださいました。
 ・・・奈良っていいなあ!

今日の明るい賑わいの中にいると、
美しいレンガの積まれた高い塀や、監視カメラや、
網目の柵や有刺鉄線、施錠の扉がいくつもある、特別な空間であることを忘れてしまいそうです。
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けれども、
寮さんが編まれた本に紡がれていることばや、盛岡でであった空間には、
ここにいる人は、罪を受け止める、償う、という大切な事があることも伝えてくれます。
そこには更生ということばがついてきます。
一人の更生には、たくさんの人が接していかないと成せないもの。
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ここ奈良少年刑務所は、近鉄奈良駅からバスで10分。歩いても30分くらいのところにあります。
県庁や東大寺もすぐ近くです。地域、地元、そんな人と近い場所にあるのですね。
地元の方たちがたくさん来場されている、居心地のいいその中にいて、
矯正とは共生かも、そんなことばもふわっと浮かんできた一日でした。


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にわのあかり の あかり [散歩と旅と]

神戸市立相楽園 http://www.sorakuen.com/
で毎年夏に2日間だけ開催されている「にわのあかり2013」に出かけてきました。
今年で7回目になる催しです。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2013/08/img/20130813300201-01.pdf

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「光と闇をあいたのしむ」というサブタイトルのついたこの催しは
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夕刻から約6000坪の広さの日本庭園に、約13OO本のろうそくや、ランプなどが灯される
静かで美しいあかりの催しです。
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でかけた8月24日は朝からあいにくの雨(神戸にとっては久々の恵みの雨だったのですが)。
けれども夕刻になると雨は小雨から、次第にやんで、雲も切れてきました。
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芝生の広場では屋台がでています。
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このブログでも時々登場する 
 (たとえばこんな記事→ http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2008-03-21
アジア女性自立プロジェクト http://www.tcc117.org/awep/
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AWEPのみなさまお疲れさまでした。

会場では
ジャワ影絵芝居(ワヤン・クリッ)の上演もあります。
晴れていたら野外で見られるのですが、今回は相楽園会館内で。
会場には、インドネシアの楽器と影絵人形が並んでいます。
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ガムラン演奏は関西で活躍するガムラン演奏家が2012年に結成した
スーパー・ガムラン合奏団・ビンタンララスのみなさん
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後ろ姿になってしまいましたが・・・。

おや、 突然・・・どこからか「お~~~い」という声が。
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パフォーマンス「こえのあかり」がはじまりました。
神澤道子さん、白井廣美さん二人に拠る声のパフォーマンスアートです。
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「神様呼んでいるのかしら??」という会場からの声も
  ・・・あ、そうなのかも!

ガムラン演奏が会場に響き渡ると最初は
西岡美緒さんとウィジャヤ・クスマによるジャワ舞踏「ゴレ・スルンダユン」
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ジャワ島中部・ジョグジャカルタ地方の宮廷舞踏です。
衣装とゆったりとした動きにほれぼれ。

そして楽しみにしていた影絵芝居が始まります。
本日の人形遣い(ダランというそうです)の方は
インドネシアから来日されたアナント・ウィチャクソノさん。
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写真のタイミングで、お顔が隠れてしまった。すみません。

おひとりで影絵を動かし、語りもされます。
演目は「カンチルと馬鹿な鬼」
ジャワ豆鹿のカンチルが、森の動物たちと一緒に知恵を使って凶暴な鬼をこらしめるおはなしです。
中央にいるのがカンチル。
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インドネシアの影絵はどちらから側でも見られるというのがおもしろいです。
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人形遣いと演奏者側から見るとこんな感じ。
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私は影の方から見ることにしました。
それにしてもこのレース模様の影絵が美しいのです。
水牛の皮の透かし彫りで作られているそうです。
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そして人形の動きや台詞にあわせて入るガムラン演奏のタイミングのすばらしさ♪
物語の背景に流れるリズムも心地よく。
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インドネシア語のわかる方はときどき、やじや、拍手を入れて笑っています。
小さい男の子が演奏に合わせてそばで踊っていました。
思わず体が動きだしちゃった感じ。いいなあ。
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インドネシア語はわからないけれど、ガムランの演奏と不思議な物語、楽しかったです。
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影絵芝居の後には
ジャテイランというジョグジャカルタの農村で古くから伝わる竹で編んだ馬にまたがって踊る踊りと
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ジャワ島の伝統芸能の獅子舞も披露されました。
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ジャンティランは
岩手県のチャグチャグ馬こで見た「滝沢駒踊り」と似ている!
 
 
→こちら http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2011-06-28
ジャワ島の獅子舞はまるで釜石の虎舞みたい!
→こちら http://www.pref.iwate.jp/~hp5501/geinou/indx/indx.htm

伝統芸能に流れる人の祈り、自然への敬意みたいなもの
そこから現れる形や動き、リズムなどはどこか深部でつながっているのかもしれませんね。
そんなことを思いながら観るのも楽しかったです。

上演が終わり外に出るとすっかり暗くなっていて
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会場にはあちらこちらに、優しいあかりが灯っていました。
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「にわのあかり2013」2日目はまさにこのブログ更新している今やっていますね。
今夜は参加できませんでしたが…午後から晴れてよかった!
きっと今夜も会場には色んなあかりが灯っていることと思います。
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そしてこんな素敵な夕闇だけど、神戸は気温は30度越えて湿気もむしむし。
暑い暑い~~。
早く涼しくなるといいなあ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あかりといえば・・・ご案内になってしまって恐縮ですが、
「銀河鉄道の夜」をテーマにこんなソーラーキャンドルライト灯しています。
応援よろしくーっ♪
 http://www.felissimo.co.jp/kraso/v14/cfm/products_detail002.cfm?gcd=458247&wk=4494
 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-03-22
 


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花いっぱいの5月の花巻と盛岡 [散歩と旅と]

5月の岩手 番外編
滞在中、たくさんの花と出会ったのでご報告

山羊のケンさん一家と出会った1泊を除き↓ 、
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-05-14
  
 
今回「も」、花巻滞在中は、大沢温泉自炊部に大変お世話になりました。
ありがとうございました。

滞在中は、旭川のOさん、奈良のKさん、花巻のTさんと女子会の夜もありました。
楽しかったですね。
その女子会で、食事処やはぎで、こんなお料理も味わいました。
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情熱のナポリタン!

毎朝、町に出るのにお世話になったバス停。
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                                 → 2月には、こんなに雪に埋もれていたのに・・・
山間部にある大沢温泉は、花巻の町の中心部より気温が低いので
春はまだはじまったばかり。
自炊部の坂道ではスミレが咲いていました。
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ほかにもこんな春の花。
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部屋から見える、川向うの菊水館の屋根では、
毎朝、おじさんたちが仕事をはじめます。
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かやぶき屋根の葺き替え風景はめずらしく、じっとながめてしまった。

かやぶき屋根のとなりの水車小屋
後ろの山の息吹が日々かんじられ。 薄緑がだんだん濃くなっていく。
初日
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中日
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最終日
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桜もちらほら
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また、ある日には、宮沢賢治記念館と、宮沢賢治イーハトーブ館にもでかけました。
小雨のあがった新花巻駅のひろばには、
ヤマツツジがきらきらと満開。
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記念館までてくてくと。すると
(途中で、煤孫さんにお会いできて、いや~びっくり)
こ、これは・・・・
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つくしの群生だっ。

こんなにあるのにどうしてだれも摘まないのだろう。
友人にたずねたら、そういえばつくしは食べないなあ、とのこと。
岩手には山菜がたくさんあるからなのでしょうか。
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私の幼少時代などには、いとこのお姉さんと
土手に生えているつくしを一心不乱に摘んで、気付けば夕焼け、という記憶があります。
わ、こんなに生えている。いいなあ、いいなあ。

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つくし摘みへの、はやる気持ちに後ろ髪惹かれ、イーハトーブ館へ。
賢治さんのシルエットも春の装い。
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南斜花壇も春がはじまったばかり、という気配。
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そして突然ですが、
盛岡です。
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こんなバスと出会うとうきうきします。

岩手公園
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だってここは桜山神社。
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烏帽子岩も
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狛犬さんもお花見です。
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そしてここにも桜とこいのぼり。
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盛岡の桜も丁度満開になったばかり。桜吹雪はまだ少し先な様子で
明るい日差しの中、街中が桜色でした。

桜山神社から大通りに出れば、人が集まっています。
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石割桜
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石割桜の桜の花を見たのは、これで2回目なのですが、
以前は10年前くらい??? 
その日はめったにないくらいの片頭痛で、目の前がゆらゆらしていた記憶があります
(だけど写真はしっかり撮っていたのでした)。

今回はそのときよりも満開で(それに頭も痛くないし!)、桜がりりしく見えました。
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石割桜は国の天然記念物でエドヒガンサクラという品種だそうです。
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薄墨色で、しろっぽい花です。

石割桜のところにいたガイドさんが
この近くの龍谷寺にも国の天然記念物のシダレサクラがあるよ、と教えてくれたので
行ってみました。
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近く・・・20分くらいあるいたかも。
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こちらも満開。
このお寺で発見された新種なのだそうです。
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こんなに岩手で春の花と出会えるとは思っていませんでした。
一斉に花の咲く、東北の春、
私にとってBGMはやっぱり ♪ Top of The World ♪ です。


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春の日の酒蔵訪問 淡路島・都美人 [散歩と旅と]

2月につづいて3月も酒蔵訪問♪
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淡路島にある都美人酒造株式会社
http://www.miyakobijin.co.jp/

2013年3月20日酒蔵見学会に参加しました。
2月につづいて隣のSさん、そして仕事先のセンパイ方と。


舞子からバスにのりワクワクと約1時間。
明石海峡大橋を越えて淡路島へと渡ります。
都美人に行く前に、途中、五色OFG笹田さんに案内いただき寄り道したのは、
国生みの聖地おのころ神社。大鳥居をくぐると、
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http://www.freedom.ne.jp/onokoro/

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淡路の春の気配がちらほらと

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大きな鳥居は日本一

そうして
都美人に到着。
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私たち一番乗りでした。
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都美人では、毎年この時期、酒蔵イベントをされています。
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そしてこの蔵元見学会は、淡路島五色町で有機で米と野菜作りをしている
五色オーガニックファーマーグル―プ(五色OFG)のみなさんと酒蔵をたのしむというのも
一つのテーマ。
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五色OFGのみなさん
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2010年有機たまねぎ堀でもお世話になりました。
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2010-06-13-1

五色OFGのみなさんが丹精込めて作った酒米「兵庫夢錦」でできたのが
純米吟醸「若宮の雫」です。会場にずらり並んでいました。
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http://www.miyakobijin.co.jp/aigamo2007.html

酒米を作った方、お酒を作った方に出会える場、
そこでおはなししながら試飲ができるとは、贅沢なことですね。乾杯~♪

ポン菓子屋台から時折大きな音が聞こえてきます。
酒米の五百万石でできたポン。
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酒米らしく、こころもち一粒ひとつぶが大きい。
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五色OFG特製鴨汁
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ほかほかといい香り

鴨肉の焼き鳥の屋台には行列が途切れません。
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鴨にはネギ・・・このネギも五色OGFの畑から。
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(たしかホワイトタイガーとかそんな名前の太くて辛みもあるねぎでした)

都美人特製甘酒の屋台も出ています。
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大吟醸の酒粕は詰め放題コーナーになっていました。


開会式の始まるころには敷地内には人がいっぱい。
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これから工場見学です。

麹の香りにつつまれながら
天秤絞りを見学させていただきました。
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 http://www.miyakobijin.co.jp/tenbin-sibori.html

石の重みでゆっくり絞られた新酒が滴り落ちています。
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そのしぼりたてを試飲させていただきました。
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少し角があるけどまろやかで香り深かったです。




酒蔵でつくっているさまざまなお酒を試飲したあとは、
敷地内に2つある杉玉の重さ当てや
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酒瓶の重さ当て、
きき酒コンテストなど会場では様々な催し物がされていました。
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残念ながらどれも当たりませんでした~難しい。

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会場にあったメッセージボード

手間を惜しまずに作ったお米と、ゆっくりと醸しだされたその新酒に
心躍った一日でした。ありがとうございました。



 


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雪の日の酒蔵訪問 奥丹波・山名酒造 [散歩と旅と]

4月です。私の町は桜が満開になりました。

さて、今回は日本酒の話題です。
日本酒といえば純米酒が好きです。
吟醸とか大吟醸などにはこだわりません。
「この人が造っているんだ」というような
お酒や酒米をつくっている人のわかるお酒というに関心があります。

食のつながりで有機農業関連のお仕事にも関わらせていただいてきたのですが、
そこで酒米の生産者さんや、酒蔵の人と出会う機会が多々。
さらに、一緒に乾杯も。

ずらりと純米酒が並びましたー。
仕事先の交流会で並んだ「有機ある」日本酒たちです。
有機ある乾杯.jpg
それぞれのお米を造ったおっちゃんたち(「せめて、おじさんって言えー」って怒られるかな)と
乾杯できるのは、自慢です♪ 今の世の中、考えてみれば実にまれなこと。得意げになってしまします。
それも有機農業で作ったお米でっせ、というめったいない贅沢なのです。

左から1番、2番、3番目のお酒はかつて田んぼにおじゃました藤本さんの山田錦
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2008-07-22
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2008-10-30
この酒米をたべてみたこともありました
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2009-01-26



さてさて、そんなこんなで2月某日、先の交流会の半月ほど前に、
日本酒仲間の「隣のSさん」と兵庫県丹波市の山名酒造さんを訪問しました。
http://www.okutamba.co.jp/

山名さんとは2012年9月こんなコラボもやりました。
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2012-10-07

主に丹波の酒米を使った酒造りをされています。
http://www.okutamba.co.jp/seisansha/index.html
有機酒米で醸したお酒も多々。

またここで、最初に挙げた写真が再び登場なのですが。
こらら「有機ある日本酒」の中で、
有機ある乾杯.jpg
右から2番目と3番目のお酒が山名酒造さんのお酒。
丹波の古蹟さんの有機山田錦でつくった「桶」と
宮垣さんの有機五百万石で作った「○△□(まるさんかくしかく)」
どちらも香り良く、口当たり良いお酒です。

早起きして福知山線の電車に揺られ約2時間。
市島町に降り立つと雪が降っていました。
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蔵元の山名さんと待ち合わせをしてまずは昼餉。
市島町梶原にある「そばんち」というお蕎麦屋さんへ
http://blogs.yahoo.co.jp/bensato
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この界隈、そばんちさんを発祥に数件のこだわりのそば屋さんがあります。
誰がよんだか、今では「奥丹波そば街道」とも呼ばれるようになったとか。
お蕎麦めぐりをしてもたのしそうです。

さて「そばんち」ではそばのフルコースをいただきました。
山名酒造さんの酒粕でつくった粕汁のお蕎麦料理からはじまり
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きれいな3色の「おろし」のついた一皿や、
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そばの実スープ・・・などなど。
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外は雪がしんしんふっています。
山名酒造の奥丹波・木札で雪見酒。
そのあともつづく、そば三昧。

それにしてもお料理ばかり撮って
あたりの風景と、人間を撮る事をすっかり忘れていました。

そばんちのご主人・佐藤さんは、高校時代に花巻で暮らしていたそうです。
市島でこんな出会いもまた楽し。
そばのお話の傍ら、花巻のお話も色々教えてくださいました。
当時は、鉛にお住まいで、高校に通学するのにハモニカ電車に乗っていたそうなのです。
「ええー、ハモニカ電車に乗っておられたんですか。いいな~」

かつて東北本線花巻駅から鉛温泉と、花巻温泉間をそれぞれ走っていた花巻電鉄→★
その車両の形からハモニカ電車とか馬面電車と呼ばれていたそうです。
昭和40年代に廃線になってしまったその電車は、賢治ファン、岩手(花巻)ファンには憧れの電車なのです。
電車と送電線の接する部分(だったかな)が時折外れるので車窓さんが手を伸ばして直していたことや
西鉛温泉のことなど、なかなか聞けないおはなしをこの市島で聴くことができるなんて!
お蕎麦と奥丹波の純米酒と花巻の話題で、すっかり好きなものに囲まれて至福の時でございました。
ごちそうさまでした。


そうして山名酒造へ。

蔵の前に立った時からお酒というのか、麹のいい香りがします。
中では、蔵人のみなさんが、器具の掃除などお仕事をされていました。
ひゃ―憧れの青木杜氏がいらっしゃる。
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神棚のお酒の神様に挨拶して、蔵の中に入れていただきました。
蔵の中にはホーローの桶に交じって木桶発見。
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これはさきほどの写真に写っている「桶」が醸されているところ。
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醸されているお米は丹波の古蹟さんの有機山田錦です。
そしてこの数日後、絞って瓶詰めされて、あの写真の姿となるわけです。

別のお酒ですが、丁度絞っているお酒があり、試飲させていただきました。
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しぼりたてのお酒は、きりりとして繊細なフレッシュ感でした。
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酒蔵見学あとも山名さんのご厚意でギャラリーで試飲タイムは続きます。
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山名さん、隣のSさんと乾杯。
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あたりからたちこめている麹やお酒の甘い香りとともに、
丹精を込めて造られたお米と、丹波の美味しい水、
蔵の人たちと、そして数え切れない酵母の力があわさって
おいしいお酒になっているんだなということを体験させていただいた貴重な一日でした。

日本酒ってお米と水と酵母と人とただそれだけなんですよね。
そのシンプルさ。日本酒造りってすごいなあ、と改めて思います。
そして純米酒がますます愛しく、好きになってゆくのでした(ただの口実ではありませんよう)。
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山名さんどうもありがとうございました。

後日談・・・
山名さんから酒粕入りラーメンを教えてもらいました。
「インスタントラーメンの粉末スープを半分にして、酒粕を心持多めに入れてスープ作るとおいしいよ」
とのことで山名さんの酒粕で作ってみました。
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なかなか美味しゅうございました♪


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1/26 無声映画 弁士つき上映会 [散歩と旅と]

前回でかけた神戸KAVCシアターでのサイレント映画会
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2012-10-30

御歳93歳の弁士・浮世白鳥(玉岡忠大)さんお勧めの
大正~昭和初期の映画は、どれも興味深くおもしろく
 (賢治ファンの私にとっては賢治が浅草で見ていたかも、
 この映画のポスターの横を歩いていたかも、と想像するのもわくわくします)
館の一番後、ビール箱の上でカタカタと回る映写機の音や
白鳥さんの約3時間ノンストップの台詞回しがたのしくて
CGや3Dなんてなんのその!アナログ万歳。
これは神戸の~否、「日本の」文化遺産ですよ、本当に!

次回 第114回目になる上映会のおしらせが届きましたのでご紹介します。
今回は独逸映画特集

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「ジーグフリード」 
 独逸ウファ 1924年 日本封切り 大正14(1925)年
 マーガレットシェーン嬢 バウルリヒター主演

「最后の人」
 独逸映画 無声映画の代表
 日本封切り 昭和元年 
 主演 エミール・ヤニングス 第1回アカデミー男優賞
 監督 F・ムルナウ


日時 2013年1月26日(土) 夜6:30~

会場 新開地アートヴィレッジ地下KAVCシアター
    電話 078-512-5353

会費 1500円

弁士 浮世白鳥(うきよ・はくちょう) 玉岡忠大の別名
    フィルム保存もご本人

主催・お申し込み サイレント映画を見る会
            FAX 0794-82-0445 
 


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10/31 白鳥さんの「無声映画 弁士つき上映会」 [散歩と旅と]

4月にでかけた浮世白鳥さんのサイレント映画会
 ↓
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2012-04-10
9月に篠山でもあったのですがその日は丁度花巻にでかけていたので参加できず。
次回はいつかとおもっていたら、白鳥さんから案内が届きました。
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直前のおしらせになってしまいましたが
明日2012年10月31日(水)夜6時半から
神戸・新開地のアートヴィレッジセンターで
第113回 無声映画会 が開催されます。

主催 サイレント映画を見る会
会費 1500円
場所 神戸アートヴィレッジセンター KAVCシアター
   兵庫県神戸市兵庫区新開地5-3-1
   最寄り駅
   神戸高速鉄道東西線 新開地 東口 徒歩 5分
   東海道本線 神戸 徒歩 10分
   神戸市営地下鉄西神・山手線 湊川公園 徒歩 15分

今回の上映は
1922(大正11)年の「血と砂」
1921(大正10)年の「乗合馬車」
 日本での封切りはどちらも大正12年の作品です。
1905年の「メリエスの手塗りカラーフィルム」の上映もあります。
この3本。
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今回の映画が作られた頃といえば、大正の大衆文化が花開き、
新開地には聚楽館という施設で演劇などがもよおされていた頃。→★
関東では震災までの浅草には浅草十二階という塔がそびえ
オペラなども上映されていた時代です。
しかし大正12年9月の関東大震災で浅草十二階は倒壊、
浅草オペラの灯も消えていきました。
宮沢賢治は『春と修羅』『注文の多い料理店』を出版した年です。

サイレント映画の弁士は浮世白鳥さん。
玉岡忠大さんの弁士名です。
御年93歳の播州弁での活弁は聴き入ってしまいます。
明日が楽しみです♪

フェリシモしあわせの学校のブログでも紹介されていますので
詳しくはこちらもご覧ください。
 http://www.felissimo.info/shiawase/entry/201210post-30.html


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つきとあそんだ夜でした [散歩と旅と]

先日ご案内させていただいた
「つきあそび」 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2012-09-11
予定通り2012年9月29日午後5時2分より開催しました。
ご参加のみなさまありがとうございました。
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会場の神戸・ポートターミナルにあるCAP CLUB Q2
http://www.cap-kobe.com/
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元々は港湾事務所だった昭和初期(だったか?)の建物
と書いたら、シモダさんが詳しいことを教えてくださいました。
(追記:2012.10.8)
  ↓
Q2は、昭和7年に建てられた、元は「客船上屋」でした。
つまり元祖のポートターミナルだったんですね。
神戸市みなと総局の事務所だったのはずっと後のことです。
Q2のある第四突堤は実は、もともと第一突堤として世界で二番目にケーソン工法で作られた突堤です。
ちなみに一番目はオランダだそうで、神戸市の技師が視察に行ったらしい。
ケーソンは立方体のコンクリを沈めて組み合わせるので水深の深い突堤が作られ、
大型客船の船着き場になり、当時は飛行機なんかありませんから日本の玄関口だったそうです。
チャプリンが2度、アインシュタインも一度あの会場を通って入国したそうですよ。
びっくりしますね。
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シモダさんから教えていただき、この建物が一層スバラシク見えたのでした!
ミナトマチコウベバンザイ!

赤い扉が素敵です。
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しばし準備中
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午後5時2分 今宵、中秋の名月がのぼる時間まであと少し。
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・・・が、あいにくのくもり空。
お月さんは雲の上。

けれども会場には
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中澤雅子さん作の大きな3つのお月さま。
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実は今回の「おつまみ」のひとつである
がんづきを盛り付けるために作ってくれた3枚の大きなお皿。
こんな風に舞台に上りました。
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お月さんもうらやましがって出てきておくれ!?

さてさて
今宵のつきあそび
参加者のみなさまには中澤さんのオリジナルお猪口がひとつついてきます。
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月見酒といきましょう。
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ずらりと並んで出番を待っています。
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中澤さんのお猪口ができるまで
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 ↓
http://www.cap-kobe.com/club_q2/2012/09/21171723.html#more
http://www.cap-kobe.com/club_q2/2012/09/27121035.html#more

お猪口を持って帰っていただく袋に押された
「つきあそび」けしごむハンコも中澤さん作なのですよ。
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月見酒はずらりとこちらから。
山名酒造㈱さん http://www.okutamba.co.jp/
のおいしい日本酒たちが勢ぞろい。
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どれから飲もうか迷います・・・。
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山名さんとマダム
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山名さんのつきあそび報告
http://okutamba.exblog.jp/16914898/
http://okutamba.exblog.jp/16921140/

月見酒バーのおとなりには
今宵だけ出現した
お月見バー「山猫軒」
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岩手のおつまみを取りそろえお待ちしています。
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月の舟ならぬ、間伐材の木の舟に
がんづき、海の幸、南部煎餅、岩手のお漬物など盛り付けてみました。
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準備中の図。

「賢治小饅頭」は賢治風なイラスト付!
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あたりはすっかり暗くなり、
舞台では参加アーティストたちがゆるゆると月をテーマにあそびます。
あいまあいまにぽっかりと時間が空いて
会場のみんなでしばしの歓談、食べたり、飲んだり、しゃべったり、笑ったり

つきあそびのはじまりは
紙芝居屋の東野健一さんが読む
宮沢賢治の『注文の多い料理店』 序。
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実は私からのリクエスト・・・東野さんの声で賢治のこの言葉きいてみたかったのですー。
虹やつきあかりからもらってきた賢治の言葉、ありがとうございます。

つづいては
「月」と「酒」がテーマの
山名さん、中澤さん、そして私の3人トークショー
山名さんはmoonnshineという言葉とお酒の関係や、重陽の節句について
中澤さんは本日のお猪口のはなし
私は岩手で買ってきた干し菊のご紹介と、賢治の童話「税務署長の冒険」について少々。
はじまりー.jpg
・・・・・・写真がないので、どなたか写真撮っていたら送ってー。
 → なみさんが送ってくれました、どうもありがとう(2012.12.31追記)

つづいては
電子音響音楽作家でサウンドアーティストの石上和也さんの演奏です。
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銀河鉄道から聞こえてくような印象でした。


琵琶奏者の片山旭星さんの演奏
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賢治の詩「原体剣舞連」(はらたいけんばいれん)の演奏にぞくぞく。

原体剣舞連(はらたいけんばいれん)  (mental sketch modified)    

    dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah

   こんや異装(いさう)のげん月のした

   鶏(とり)の黒尾を頭巾(づきん)にかざり

   片刃(かたは)の太刀をひらめかす

   原体(はらたい)村の舞手(おどりこ)たちよ

   鴇(とき)いろのはるの樹液(じゆえき)を

   アルペン農の辛酸(しんさん)に投げ

   生(せい)しののめの草いろの火を

   高原の風とひかりにさゝげ

   菩提樹皮(まだかは)と縄とをまとふ

   気圏の戦士わが朋(とも)たちよ

   青らみわたる顥気(かうき)をふかみ

   楢と椈(ぶな)とのうれひをあつめ

   蛇紋山地(じやもんさんち)に篝(かがり)をかかげ

   ひのきの髪をうちゆすり

   まるめろの匂のそらに

   あたらしい星雲を燃せ

      dah-dah-sko-dah-dah

   肌膚(きふ)を腐植と土にけづらせ

   筋骨はつめたい炭酸に粗(あら)び

   月月(つきづき)に日光と風とを焦慮し

   敬虔に年を累(かさ)ねた師父(しふ)たちよ

   こんや銀河と森とのまつり

   准(じゆん)平原の天末線(てんまつせん)に

   さらにも強く鼓を鳴らし

   うす月の雲をどよませ

     Ho! Ho! Ho!

        むかし達谷(たつた)の悪路王(あくろわう)

        まつくらくらの二里の洞(ほら)

        わたるは夢と黒夜神(こくやじん)

        首は刻まれ漬けられ

   アンドロメダもかゞりにゆすれ

        青い仮面(めん)このこけおどし

        太刀を浴びてはいつぷかぷ

        夜風の底の蜘蛛(くも)おどり

        胃袋はいてぎつたぎた

     dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah

   さらにただしく刃(やいば)を合(あ)はせ

   霹靂(へきれき)の青火をくだし

   四方(しはう)の夜(よる)の鬼神(きじん)をまねき

   樹液(じゆえき)もふるふこの夜(よ)さひとよ

   赤ひたたれを地にひるがへし

   雹雲(ひやううん)と風とをまつれ

     dah-dah-dah-dahh

   夜風(よかぜ)とどろきひのきはみだれ

   月は射(ゐ)そそぐ銀の矢並

   打つも果(は)てるも火花のいのち

   太刀の軋(きし)りの消えぬひま

     dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah

   太刀は稲妻(いなづま)萓穂(かやぼ)のさやぎ

   獅子の星座(せいざ)に散る火の雨の

   消えてあとない天(あま)のがはら

   打つも果てるもひとつのいのち

     dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah

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白井廣美さんのパフォーマンスアート
満月みたいなお煎餅が会場に配られて、
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むしゃむしゃと
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月の満ち欠けが生まれました。
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紙芝居屋の東野健一さんの紙芝居。
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たことりやまのおはなしと
あたごの浦のおはなし。
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絵巻物からは海の仲間が次々と登場し、
会場みんなで「妙、妙、みょう、みょう・・・」とはやしたてたのでした。
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つきあそび
お開きの頃には小雨が降り出し、いよいよお月さんは顔をだしてくれません。
けれども会場ではつきとあそんだ夜でした。
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つきあそびのみなさま、シモダさん、なみちゃん、
燻製の差し入れをしてくださったカメラマンの山口さん(非常に美味でした!)、
関係者のみなさま、
いや~~本当にたのしゅうございましたね。
ありがとうございました。

そうしてご参加のみなさまありがとうございました。

窓の向こう、
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海の上には
まるで
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お月さんみたいな、みなとの灯りが3つ、こちらを見ています。
嗚呼愉し、つきあそびの夕べ

翌日は台風がやってきて
会場界隈は高潮警報がでていたそうで。
あと1日ずれていたら…やはりこの夜、お月さんはみんなとあそんでいたのです、きっとね。


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9/29 つきあそび [散歩と旅と]

9月の中秋の名月の日に
神戸のみなとで月をテーマにあそびます。
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受付でもらったオリジナルおちょこで日本酒をたのしみながら、
音楽やパフォーマンスアート、紙芝居などで
お月さまを、ゆっくりのんびり楽しむ企画です。
(お酒の飲めない方にもノンアルコールなのみものもあります)
雨が降っても開催します。

私はおつまみ処担当です。
宮沢賢治をテーマに“あて”を作ってという宿題をいただいています。
さてさてどんなおつまみになるのやら。
山名さんと中澤さんと3人で、少しお話もさせていただくことになりました。

只今参加者募集中です
http://www.cap-kobe.com/club_q2/2012/08/14143430.html


   デタデタツキガ
   マアルイマアルイマンマルイ
   さてさてどんな月が出ますやら
   ちょっと大人の月宴です
   月と一緒に出てきてください 

     つきあそび
   
   
  

   今宵、マアルイ月と出まするのは
   琵琶の調べ
   電子音楽に パフォーマンスアート
   陶芸と奥丹波の天然酒
   そして宮沢賢治と絵巻物

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日時 2012年9月29日(土) 午後5時2分開宴 
                   (終演予定は8時頃)

会場 CAP CLUB Q2
     地図 http://www.cap-kobe.com/club_q2/access/
     ポートライナー「ポートターミナル」駅下車
     改札を出てすぐ左手の階段室のドアにA4サイズの「Q2」案内シートがあります。
     このドアから案内シートをたどっていただければ会場にたどりつくことができます。
     駅改札から約3分
    
     会場は港湾関係の事務所に使われていた場所です
     専用駐車場はありません
     館内はトイレも少なく不自由をおかけしますが、よろしくお願いします。

参加費 当日 4,000円  予約 3,500円
      オリジナルおちょことワンドリンク付
       (2杯目からはキャッシュオンデリバリーです。ノンアルコールなのみものもあります
        おつまみの販売もありますので!)

★予約・詳細・問い合わせ CAP(キャップ) 
      こちら → http://www.cap-kobe.com/club_q2/2012/08/14143430.html   

主催 C.A.P 芸術と計画会議
協力 山名酒造 http://www.okutamba.co.jp/
企画 The moonshiners (紙芝居屋・ナカボン・ばななん・Mr.J・ゆきねこ)

どうぞよろしくお願いします♪

   
      


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法然院で琵琶を聴く [散歩と旅と]

この前のブログを更新した日に私の町では梅雨があけました。
セミが本格的に鳴き始め暑さも本番。暑い~。

6月中旬の話題なのですが、涼しげなのでご報告です。

ある日曜日、友人の隣のSさんに誘われて
「第24回沙羅の宴」という催しに出かけました。
会場は京都の法然院。
http://www.honen-in.jp/

この会場、賢治研究家で「宮沢賢治の詩の世界」を運営されている浜垣さんが
(↓浜垣さん、リンクさせてくださいね)
http://www.ihatov.cc/blog/archives/2011/09/2in_1.htm
昨年、東日本大震災復興応援のための企画をされた場所ということで知り、
気になっていた場所でした。
こんな形ででかけることができるのも何かのご縁。
京都の旅.jpg

山門をくぐると
深い緑の空間が拡がっていました。
深緑.jpg
年に1度開かれているという沙羅の宴
今回は
筑前琵琶奏者の片山旭星(きょくせい)さんが
『平家物語』から『倶利加羅峠』『経正』『屋島』の演目を披露してくださいます。
静寂.jpg

琵琶といえば、音色は「ベンベンベンッ」、語りも重たい先入観があったのですが
いざはじまると、眼からウロコ。
琵琶.jpg
琵琶の音色はカラリと心地よく、
語られる物語も、「わかる日本語」なのでした。
先入観一杯で出かけた自分が恥ずかしい・・・。

緑なる.jpg
緑明るい外からは、獅子おどしのポーンという音、
それから時折きまぐれに、カエルの声、
モリアオガエル.jpg
 
 ↑ 外の庭の木々にぶらさがっている白いものは???
  なんとモリアオガエルの卵なのでした。

両者がそれぞれ琵琶と旭星さんの語りのあいの手に
(本当にものすごくよいタイミングで)はいります。
何とも心地よい昼下がり。
沙羅.jpg
 ↑これは「沙羅双樹の花の色~」の沙羅の木

今回Sさんと出かけたのは
実はこの旭星さんと秋にコラボが待っているからです。
こけ.jpg

9月に神戸で開催予定の月を愛でる会では、
中秋の名月をながめながらの琵琶の演奏があるとうことで
私もとっても楽しみなのでございます。
そうして
Sさんはパフォーマンスアート、
私は「おつまみ処」担当なのです。
後日ご案内させていただきますのでこちらもどうぞよろしく♪


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