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第8回「雨ニモマケズ朗読全国大会」のご報告 パート2 [宮沢賢治]

先日報告させていただいた、花巻での第8回「雨ニモマケズ」全国朗読大会の
 こちら→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-02-08
くわしい報告と写真がすみれさんよりとどきました(すみれさん、お疲れさまでした!)。
以下、レポートです。
*****************************

前日に会場のセッティングを終えた会場で、全体の打合わせ、各担当ごとの打合わせを行い、
情報共有の徹底を図るとともに「みんなで作り上げよう!成功させよう!」
との思いが気迫となり、少ないスタッフでの運営で多少の心配はありましたが、
とにかく大会は無事に?! 開会しました。
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開会式では、林正文実行委員会長から「今年は戦後70年の節目に当たる。
『世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない』
という賢治の願いが世界に広がるように思いを込めて発表してほしい」とごあいさつがあり、

上田花巻市長と一緒に会場の皆さんで朗読をして大会が始まりました。
上田花巻市長.jpg

『「雨ニモマケズ」朗読全国大会』へ参加していただいたのは、
地元の花巻を中心に、北上、奥州、一関各市と紫波町、
宮城、福島、秋田各県、東京都の子供からお年寄りまで、
19組の方がエントリーされましたが、急遽、1組は不参加となりました。

ハートがこもった朗読 清水さん
№1清水上さん ハートがこもった朗読.jpg

山猫にふんした 畠山さん
№2山猫に扮した畠山さん.jpg

お腹から声を出しての朗読 八重樫さん
№3 八重樫さん お腹から声を出しての朗読.jpg

さわやかな朗読とトロンボーン演奏 畠山くん
№4畠山君 さわやかな朗読とトロンボーン演奏.jpg

スコップ三味線で軽快に ジョー一郎さん
№5ジョー一郎さん スコップ三味線で軽快に.jpg

流暢な韓国語で朗読 岩淵さん
№6岩淵さん 流暢な韓国語で朗読.jpg

手ぬぐいをきりりと巻いて朗々と 袴田さん
№7袴田さん 手拭いをきりりと巻いて朗々と.jpg

花巻弁で温かく 平野さん
№8平野さん 花巻弁で温かく.jpg

第1位に輝いた 古川さん
№9第一位に輝いた古川さん.jpg

元気に心をこめて 大平さん
№10大平さん 元気に心を込めて.jpg

大会は、今年で8回目になります。
出場の皆さんの思いが込められた朗読は、毎回、毎回、感動させられます。
実に深~いものがあるなぁと、しみじみ感じます。
花巻弁や韓国語、英語と言語も様々、群読、楽器演奏など表現方法も工夫されていて、
同じ文章の朗読でもその方ごとの感性と表現方法でぜんぜん違うのです。
みなさん、本当に素晴らしい発表でした。

ピアニカ演奏を交えて 畠山さん
№11畠山さん ピアニカ演奏を交えて.jpg

魂を込めた朗読 大賞を受賞した油井さん
№13大賞を受賞した油井さん 魂を込めた朗読.jpg

流れるような英語で朗読 優しい笑顔の菊田さん
№14優しい笑顔の菊田さん 流れるような英語で朗読.jpg

平和への想いを込めて 安住さん
№16安住さん 平和への思いを込めて.jpg

グッドパフォーマンス賞受賞の 桜木さん
№18グッドパフォーマンス賞受賞の桜木さん.jpg

Happy Boxの小野寺さん
№19Happy Boxの小野寺さん.jpg

Happy Boxの箱崎さん
№19Happy Boxの箱崎さん.jpg

ヴァオリン演奏担当の佐藤さん
ヴァイオリン演奏担当の佐藤さん.jpg

審査員・会場の来場者の得点の集計の結果は、次のとおりでした。
  ☆大 賞 油井 憲一さん (福島県福島市)
  ☆第一位 古川 欣也さん (岩手県花巻市)  
  ☆第二位 袴田 恒雄さん (秋田県能代市) 
  ☆第三位 HappyBox(岩手県奥州市)
  ☆グッドパフォーマンス賞
         平野 フユ子さん(岩手県花巻市)  
         桜樹 しずかさん(東京都三鷹市)
  ☆ありがとう賞 宮沢賢治児童合唱団(岩手県花巻市)
  ☆フェリシモしあわせの学校賞 昆野 雅行さん (岩手県北上市)
  
     フェリシモしあわせの学校賞に輝いた 昆野 雅行さんは、高校2年生。
     魂のこもった朗読と得意のトロンボーンの演奏で
     会場内にさわやかな風を巻き起こしました。
フェリシモしあわせの学校賞を受賞した昆野君.jpg 

大会第2部は「賢治さんといっしょに」と題したコンサートが行われました。
花巻市のイーハトーブ大使でもあるバリトン歌手の古川精一さんと、
宮沢賢治児童合唱団が素晴らしい歌声を披露し、
宮沢賢治児童合唱団の清らかな歌声.jpg

会場内は終始温かい気持ちがあふれていました。
素晴らしい歌声に酔いしれる.jpg
古川さんは賢治の教え子だったおじい様から聞いた話なども披露してくださり、
「音楽活動を通じて賢治さんの精神を受け継いでいきたい」と語っていらっしゃいました。

司会を担当してくれた3名の女子
(中学2年生の菊池さん、荒谷さん、高校3年生の熊谷さん)の活躍は大きいものがありました。
ピュアに司会を担当してくれた中学生、高校生の女の子達.jpg

ハプニングもいろいろありましたが、それぞれがそれぞれにそれぞれの役割を果たし、
大会終了後には、林正文実行委員会長から
林会長のごあいさつ.jpg
「皆さんの素晴らしい連携で、今までの大会のの中で一番良かった」
と、ねぎらいのお言葉をいただき、
任務を無事終了することができたことに感謝いたしております。

★こちらもごらんください
 フェリシモしあわせの学校イーハトーブ花巻分校のページ
  http://felihana.exblog.jp/20918291/


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今年も「雨ニモマケズ全国朗読大会」が開催されました [宮沢賢治]

以前にも何度かこのブログでご案内&報告させていただいてきた
 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-09-28
花巻で開催されている「雨ニモマケズ全国朗読大会」が
2015年2月7日に開催されました。

この大会は、宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」を
全国から集まった個人・団体が様々な表現で朗読・群読を行います。
今年のゲストは、バリトン歌手の古川精一さん。
  日 時 2015年2月7日(土) 開演:13:00
  場 所 花巻市交流会館
  入場料 600円 (幼児、小・中・高生無料)
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今年、私は参加できなかったのですが、
フェリシモしあわせの学校・イーハトーブ花巻分校 http://shiawase.felissimo.co.jp/
で、一緒に活動しているすみれさんが、ボランティアスタッフとして参加されました。
すみれさん、そして事務局の菊池さんお疲れさまでした! 
フェリシモしあわせの学校からは「フェリシモしあわせの学校賞」を協力いただきました。
ありがとうございました。

詳しい報告は後日すみれさんから届くかな???
今年は全国から18組が参加された朗読大会。
大賞は福島県から参加された油井さん。おめでとうございます。
油井さんとは、私も2年前の大会でお会いし、お話を伺いました。
東日本大震災から、そして原発事故を抱える福島の様子を伝えてくださいました。
今回は4年を迎える福島とご自身の心境を伝えてくださったのかなと思います。
まずは、岩手日日新聞に記事が掲載されていたので、ご紹介させていただきます。
  ↓ ↓ ↓
2015年2月8日 岩手日日新聞の記事より抜粋
 記事はこちら(数日すると閲覧できなくなります)
  → http://www.iwanichi.co.jp/hanamaki/item_42836.html
  ↓ ↓ ↓
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 賢治精神 思い思い表現 大賞に油井さん(福島)

 花巻出身の作家宮沢賢治の代表作「雨ニモマケズ」の朗読全国大会が7日、花巻市葛の市交流会館で開かれた。県内外から18組が出場し、それぞれの感性によるパフォーマンスで作品の精神を表現。審査の結果、大賞には福島市の油井憲一さん(79)が3回目の挑戦で初めて輝いた。
  「賢治の強さ、やさしさ伝えよう」をテーマに毎年開催。8回目の今回から運営体制が改められ、NPO法人花巻文化村協議会から実行委員会形式に主催が移行された。
  開会式で林正文実行委員会長は「今年は戦後70年の節目に当たる。『世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない』という賢治の願いが世界に広がるように思いを込めて発表してほしい」とあいさつ。
  地元の花巻を中心に北上、奥州、一関各市と紫波町、宮城、福島、秋田各県、東京都の子供からお年寄りまでが出場。実行委組織団体の代表らが表現力や理解度、独自性などの観点で審査した。
  花巻弁や韓国語、英語に訳して伝える人、そろいの衣装で群読するグループ、楽器演奏や寸劇を交える人、希望郷いわて文化大使のシンガー・ソングライター宇佐元恭一さんが曲を付けた「雨ニモマケズ」を歌うコーラスユニットなど多彩で、いずれも持ち味を発揮。
  大賞に選ばれた油井さんは、自作の詩と合わせて雨ニモマケズを朗読。震災に伴う原発事故から4年が経過する福島県の現状を切々と訴えた。油井さんは受賞を「意外だった」と驚きながら、リンゴ園を営み風評被害に苦しんでいる立場から「心が折れたり、諦めたりしてはいけない。『丈夫な体を持ち、いつも静かに笑っている』という賢治の強さに立ち返りたい」と話していた。
  第2部は「賢治さんといっしょに」と題したコンサートが行われ、花巻市からイーハトーブ大使に委嘱されているバリトン歌手の古川精一さん(49)と、朗読大会に初出場した市内の小学生による宮沢賢治児童合唱団が出演。古川さんは賢治の教え子だった祖父から聞いた話なども披露し、「音楽活動を通じて賢治さんの精神を受け継いでいきたい」と力を込めた。
 
 大賞を除く各賞受賞者は次の通り。(敬称略)
  ①古川欣也(花巻市) 
  ②袴田恒雄(秋田県能代市) 
   ③HappyBox(奥州市)
 ▽グッドパフォーマンス賞=平野フユ子(花巻市)桜樹しずか(東京都三鷹市)
 ▽フェリシモしあわせの学校賞=昆野雅行(北上市)
 ▽ありがとう賞=宮沢賢治児童合唱団(花巻市)

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受賞のみなさまおめでとうございます!

岩手日報(2015.2.8)にも記事が載っていました
「「雨ニモマケズ」福島への思いも込め 花巻で朗読大会」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150208_5

会場いっぱいに賢治さんのことばの世界が、
朗読舎それぞれの想像力に乗って
会場を飛んだり跳ねたりしていたのでしょうね。




 


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小学6年生と賢治を叫ぶ2014 Part4 [宮沢賢治]

クリスマスが終わると「いよいよ年の瀬!」ということばが
あちらこちらから聞こえてきて、なんとなく気ぜわしくなりますね。
年内のできごとは、年内中に更新できるようガンバリマス。むむむ・・・大丈夫かな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年4校目で、今年最後になる賢治の授業として
 3校目の様子はこちら http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-11-04
2014年12月16日に川西市立北陵小学校に伺いました。
わ、川西、寒いです。明日は雪が降るかな?
北陵小学校は今年で3年目になります。
 昨年の様子 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-11-21


さて今年は昨年に続き、がんづき作りから。
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今年は6台つくります。
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栄養教諭の林先生とたのしくがんばりました。
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8時過ぎスタートで10時前には完成。
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3年目となる林先生とのチームワークのなせる技! 万歳。
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みんな同分量の材料なのに蒸しあがると「顔」が違います。
これもがんづき作りの楽しいところ。

さて、授業がはじまります。
「賢治さんを紹介します」
体育館で3クラスいっしょに行いました。
遠野弁のラジオ体操をして「耳」で岩手体験をしたり、
読んだことのある賢治作品は?という質問には、
たくさんの生徒の方が手をあげれくれました。
みなさん寒い中、お疲れさまでした。
  ・・・・写真がありません~ごめんなさい。

つづいて「宮澤賢治のふるさと岩手のおやつでお茶っこ」の時間です。
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調理室で3クラスそれぞれに、作品クイズやおはなし。
「雨ニモマケズ」や「『注文の多い料理店』序文」も紹介させていただきました。
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そしてがんづきをみんなで試食しました。
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どのクラスも完食。「おかわりないの~??」ってたずねてくれた男の子の生徒さんのことばに
よろこびつつも、それはないのですよ。ごめんね。
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   家庭科室にあったフォークがカラフルでかわいい。

「家でつくってみるね」という生徒さんもいました。こういうレスポンス本当にうれしいです。
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   **********
授業の合間、給食の時間には6年3組に参加させてもらいました。
今日のこんだては
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のっぺい
   ・・・奈良の春日大社の「おん祭り」で出る煮もの
     この日12月16-18日に開催されているのに合わせての献立でした。
    
     わ、個人的には先日でかけた春日大社!ここでつながっていてびっくりしました。
       http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-12-18
     
     「のっぺい」についてはこちらを
      →http://www.zengakuei.or.jp/gyoji/29nara/nara1.html

白菜のあえもの
   桜エビの素干しを米油でいためて香ばしさをだしてありました
   給食に桜エビがでるなんて、高級だなとしみじみかみしめてしまいました。
   ごはんがすすみます。

 
ごはん
 
   川西市の小学校の給食はほぼ100%ごはん給食なのだそうです。

みかん

牛乳

おかずをたべるごはん、ではなくて、
ごはんをたべるおかず、ごはんがすすむおかずになっている献立ですね。
ごちそうさまでしした!

   ただ、一つ残念なのは、食器でした。
      
   ごはんの食器がブルーなのは食欲減退の色です。
   これでは、ごはんも、ごはんに添えるおかずも映えなくてちょっと残念。
   給食の容器にご飯が残っているのも、食器の色の影響もあるのかも、と思ったりして。
   そうして食器は磁器のものだったらもっといいのになあ。

   なぜなら、ごはん~和食で、ごはんや、おかずをいただくとき、
     ・・・おみそ汁などのおつゆや、うどんなどの麺類をいただくときを思い出してくださいね。
   食器を手に持ったり、直接口をつけますよね。
   
   お椀や小皿を手に持ったときの重さや感触、そうして食べ物を口にもっていくとき、
   口と、口に当たった食器の感触と、口に入っていく食べ物が織りなすからこそ
   生まれる味わいがあるんです。
   「おいしさ」は、食器が一役になっている部分ってとっても大きい。
   このような食べ方は和食独特の、日本が誇れる素晴らしい食文化。
   だからこその給食の食器です。
   費用や維持が大変かもしれませんが、高級じゃなくていいんです。ご一考を。
     ・・・・と、思いついたままに 本当に生意気な発言で、すみません!!・・・・

   ***********

給食の時間、今日おやすみしていた人の席をお借りして
周りの人とおしゃべりしながらいただきました。
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黒板には、「おたのしみ会」の計画がびっしり。
  サンタさんの寸劇をする女の子グループがいました。
  未来の脚本家さんや女優さんってわけね♪
明日2つのテストが終わったら、もう気分は冬休み!
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3組さんをはじめ6年生のみなさんから
学校がお休みになる前のわくわくと解放感がみなぎってくる感じや、
一緒に考えてたり作ったりしているうちに、意味もなくおかしくなって
みんなで笑っちゃったりする気持を思い出させてもらいました。

がんづきをいただきながらの賢治さんの授業
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  岩手県大阪事務所のご協力で、花巻パンフレットを教材として全員に配布できました。
  ありがとうございました。

楽しい気持と一緒に、賢治作品の世界やことばに興味をもってもらっていたらうれしい限りです。
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6年生のみなさん、ちあき先生、きし先生、なりた先生、林先生
今年もまた貴重な経験をさせていただき どうもありがとうございました。
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・・・・もうみなさん、冬休みはじまってますよね。
   宿題もがんばってね~。


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いきる つながる みちひらく [宮沢賢治]

しばらく更新が滞ってしまいましたが・・・
2014年11月8日に ひょうご教育フェスティバルに参加させていただきました。
会場は西脇市立重春小学校 
私にとってはじめての西脇市です。兵庫県は広いな(岩手もだけど)!
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沢山のレポートと、帰りは近隣の観光も、とパンフレット多種。

西脇ってこんな場所にあります。
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多可町パンフからの抜粋

兵庫教育文化研究所と兵庫県教職員組合が主催の催しで
兵庫県下の小中学校を中心に活躍されている先生方や保護者、地域の人たちが集い
日々の教育の現場の様子や研究を発表する催しでした。
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私は地域レポーターという事で
学校教育に関わる地域の人という立場で参加しました。
内容は、これまで芦屋市や川西市の小学校で関わらせていただいてきた、
宮沢賢治作品や、彼が暮らした岩手を紹介する授業の様子のレポート発表です。
 授業というのは、たとえばこんな様子です
  → http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-11-04
今夏に「あしや教育フェスティバル」で一度発表の機会があり、
その流れで今回は兵庫県のフェスティバルで・・・ということになったのです。

会場には兵庫県下の先生方が一堂に大集合という感じで、
私にとっては「めったにない」こと。
臨時駐車場になった運動場は車でびっしり(他にも近くに臨時駐車場がありました)。
大型バスも何台もやってくるし、
先生だらけ、という感じです! なんてところに来てしまったのだろう~と結構緊張しました。
けれどもこんな大きなフェスティバルに参加できるなんて本当にいい経験になりました。
芦屋でお世話になった先生方や、川西で教鞭をとっている友人のTさんにも再開できましたし。

まずは、はらごしらえ
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ごちそうさまでした


構内では、布のえほんの展示や
折り紙教室もありました。
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このバラは51回折って出来上がるんですよ。
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おりかたのレシピと見本にバラを1個いただきました。
   ・・・む、難しい~。

話題の妖怪じばにゃんもおりがみデビュー
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午後から・・・
日本語教育という分科会で発表です。
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私を含めて21人の先生方の発表が2日間にわたってありました。
都合で私は1日目しか参加できなかったのですが、
ことばの力や、書くこと、伝えることについて、など
先生方のそれぞれの事例も、生徒のみなさんといろんな工夫をされているのだなあ、
とそれぞれ関心を持って聞くことができました。

私のレポートは
「宮沢賢治と出会う、伝える ~五感で味わう言葉の世界~」
持ち時間8分で、どうやって伝えたらいいのか??
まずは食べてもらおうと、がんづきを持って参加しました。
で、はじまってみれば伝えるって難しい! を実感。がんづきに免じて~すみません。
あっという間の8分間でした。

レポート発表のあとには、共同研究者と司会の方がそれぞれ総括を言ってくださるのですが、
私の発表では「五感よりも何よりも、あなた自身が教材なんです」とまとめてくださって、
これは「なるほど!」の一言でした。
あらためての気付き! ああ、でもそうだなあ。これからキャッチコピーにしようかしら!?

今回のフェスティバルの大きなテーマが
「いきる つながる みちひらく ~自立と連帯・共生の学びと教育~」というもの。
私自身も賢治作品って面白いなあ、と思ったことからはじまって
様々につながり、出会った人から、みちをひらいてもらってきました。
    ・・・・解釈の方向性が違っていたらすみません。

賢治作品のおもしろさを小学生のみなさんに伝えることで
最初にみちをひらいてくだった田原先生、
そして今回のフェスティバルでは、M先生 N先生にお世話になりました。
W先生 F先生、車に乗せていただき感謝でした。
~あらためまして ありがとうございました。


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小学6年生と賢治を叫ぶ2014 Part3 [宮沢賢治]

今年3校目は芦屋市立岩園小学校です。
 2校目の様子→ http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-11-02

2014年10月31日 ハロウィンの日にお伺いしました。

「宮澤賢治とイーハトーブを旅しよう」ということで
お話や朗読、クイズやラジオ体操で
宮沢賢治と賢治の作品世界、そして賢治のふるさと岩手県の紹介をさせていただきました。

★1時間目は体育館で6年1組、2組、3組さん合同での授業です。
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岩手に出かけたことのある人いますか?とたずねたら5名いました。
  ・・・でもどこに行ったか忘れてしまったそう。

サブテキストに「花巻に行こう」観光パンフレットを使いました。
 岩手県大阪事務所様、いつもご協力ありがとうございます。

花巻弁とは少々違いますが、岩手の言葉のリズムを伝えたくて
遠野弁のラジオ体操CDで、みんなでラジオ体操。
このCDができた東日本大震災でのボランティア活動のことなどを紹介した後
みんなで体操しました。
3クラス合同でやるラジオ体操は迫力がありました!
「けな」は足、上下に飛ぶところで「跳ねてっ!」とCDから掛け声がかかると、
「これって跳ねるってことなの?」とみんなびっくりしながら、元気にぴょんぴょん。

「跳ねる」っていい響きですよね。
花巻の鹿踊り(ししおどり)の動きも上下に飛ぶのではなくまさに跳ねているんですよ。


★2,3,4時間目
  各1時間ずつぞれぞれのクラスにお邪魔しました。
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  ・・・2組さんの教室の壁

「賢治さんがくらした岩手・花巻はこんなところです」
 私が岩手で撮ってきた写真を観てもらいました。
 賢治祭で小学生たちが賢治さんの作った歌を合唱している様子や、
 鹿踊りや鬼剣舞の様子、
 秋の黄金色の田んぼやその上で広がっている大きな空の様子、
 雪の花巻の様子など、芦屋の町とは異なる風景ばかりです。
 そんな風景の中に、賢治さんの言葉の「種」だったかも、と思える何かを、
 ほんのひとかけらでも感じてもらえたらうれしいです。

「賢治さんのことばの力」
 雨ニモマケズ手帳や『注文の多い料理店』『春と修羅』の復刻版をみたり
 触ったりしてもらいました。
 手帳を観てもらうと「雨ニモマケズ」ってこんな小さな手帳に書かれていたんだ。
 「賢治って字が汚いなー」「お経も書いてあるんだ」「読めないよう」などなど。
 復刻本をひらくと、「紙がざらざらだね」「活字がへんだね(現在の明朝体と少々違いますものね)」
 「挿絵がいっぱいあるね」と感想もそれぞれ。
 今回もいろんな感想をいただきました。
 6年生のみなさんの気づきに、私も教えてもらうこといつもいっぱいあります。

気をつけてはいたのですが、おはなししていくうちにどうしても、あれもこれも伝えたい、と
ついつい思ってしまって支離滅裂になったところもあったかもしれません。
質問の時間がなくなってしまったクラスもあって少々反省・・・。


授業のあとに2組さんで給食をいただきました。ありがとうございます。
  
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もちろん岩園小学校も
この学校の調理室でつくっているおかずと、陶器の食器です。
 ★給食についてはPart1のところも読んでくださいね
   http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-10-31

給食当番を待っている間、教室の中では折り紙をしたり、
絵を書いている人などみなさんそれぞれに時間を有効に使っています。

  
賢治の本を読んでいる人もいました。
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「洞熊学校を卒業した三人」読書中。

『お誕生日事典』という本で私の誕生日を占ってくれた人も!
長所と短所とそれぞれに当たっていました~中でも短所「頼りない」は大当たりっ。
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本日のこんだて
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ハロウィンにちなんでパンプキンパンなのがいいですね。
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ハワイアンサラダにはパイナップルが入っていました。
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和風スパゲティはあっさり味でした
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なんとありがたいことに!
10月は、芦屋市内の3校の小学校で給食をいただく機会をいただきました。
どの学校でも、どのクラスに行っても、机をあわせて班になって給食を過ごします。
そこには誰もがたのしそうに、おしゃべりしたり、笑ったりしながら食事をしている風景がありました。
みんな、ゆっくり、あわてずたべています(おかわりをめざして大急ぎの人もいるけどね・・・ふふふ)。
その輪の中に入れていただき感謝。私もおしゃべりの輪にいれてもらうこともありました。
 ・・・ちょっと緊張している雰囲気もありましたけどね(笑)。ありがとうございました。
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どの学校でも出会った、なごやかな給食風景には感激です。
そしてどの学校でもこれが当たり前になっているのです。
だけどこれって本当にとても大切で素晴らしいことです。
おいしいなあって感じて、みんなで気持ちを分けあって過ごしている感じ。
おいしい風景といいましょうか。
芦屋のいいところ、自慢していいところのひとつだと思います。
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ごちそうさまでした。


賢治さんと賢治さんの作品世界の紹介という事でお話しさせていただいた午前中
どこかちょっとでも、宮沢賢治さん、そして賢治さんの作品世界って楽しいのだなあということが
伝わっていたら幸いです。
今回を機会に、賢治作品もいろいろ読んでみてくださいね。
そして(賢治作品に限りませんが)、作者と読者の間に生まれることばの世界に気付いたり、
ことばの力ということを、考えたり感じたりしてもらうきっかけになれば、うれしいです。

6年生のみなさま、お疲れ様でした!
そして授業の機会を与えてくださった
柴山先生 小出先生 真崎先生 後藤校長先生 ありがとうございました。


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小学6年生と賢治を叫ぶ2014 Part2 [宮沢賢治]

今年2校目は芦屋市立朝日ヶ丘小学校です。
 1校目の浜風小学校の様子
   http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-10-31

朝日ヶ丘小学校へは2009年から時々お邪魔させてもらっています。
今年は昨年に続いての訪問となりました。
 昨年の様子 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-10-29-1

この小学校には、私が小学4年生の時に担任だった田原先生がこの春まで
教鞭をとっておられ、そのご縁で時々賢治の授業をさせていただく機会をいただいていました。
この取り組みを今年の夏に「あしや教育フェスティバル」という教職員の方の勉強会で
報告させていただくことがあり、そこでまた様々な先生方との出会いがあって
今年は数校に伺う機会をいただきました。

私にとってありがたい「めったいにない機会」ですので、
芦屋市で賢治ファンや岩手ファンが増えるといいなあ
そして賢治作品をたくさん読んでもらえるきっかけになるといいなあと思って取り組んでいます。
生徒のみなさん、先生方どうぞよろしくおねがいします!!

さて、朝日ヶ丘小学校には10月16日22日の2日に渡ってお伺いしました。
宮沢賢治と岩手を紹介するお話と、岩手のおやつ・がんづきを味わってみようという内容です。

★第1日目 10月16日
 「宮沢賢治とイーハトーブを旅しよう」
 ランチルームというお部屋で2組合同で、賢治作品の紹介やクイズ、
 遠野弁のラジオ体操では、くすくすと笑い声も。
 それから賢治さんのくらした花巻の町や賢治祭の写真などをみてもらいました。
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 「風の又三郎」にでてくる「どっどどどどうど・・・・」の風の音を
 生徒のみなさんそれぞれに、声に出してよんでもらうところでは
 丁度先週の風は、この学校界隈ではとても大きな風が吹いたようで
 その様子も思い出してもらいながらおはなしをすすめました。

 
 サブテキストは「花巻に行こう」観光パンフレット。
 岩手県大阪事務所様、いつもご協力ありがとうございます。


 

★2日目 10月22日
 「宮澤賢治のおはなしと岩手のお菓子作り」
 岩手のおやつ・がんづきをみんなでつくりました。
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材料は前日の放課後、有志で生徒さんが集まって分けてくれたそうです。
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みんなで力をあわせておいしい「がんづき」を作りましょう。
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1組さん、2組さんそれぞれに・・・
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粉をふるって 卵を泡だてて
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蒸し器を使うの初めてという人が多数 やけどしないように!
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蒸しフキンを焦がさないようにこうやって持ち上げておいて・・・
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30分蒸します
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途中でゴマをふります
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竹串になにもついてこなければできあがり!
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できあがりました!!
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1組さん
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2組さん
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同じ材料、分量でつくってもみんな顔が違います。
これがお料理のたのしいところ!

切り分けて教室へ運びました。
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試食は、給食の時間に。
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本日のメニューは
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  うみのかおりごはん
  きつねうどん(甘く炊かれたあげがおいしかったです!)
  だいこんときゅうりの甘酢和え
  ラフランス
  牛乳

いただきます♪
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机の上にはがんづきも準備OK!

もちろん朝日ヶ丘小学校も
この学校の調理室でつくっているおかずと、陶器の食器です。
 ★給食についてはPart1のところも読んでくださいね
   http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-10-31
 ★この日の給食の解説は、こちらも→★ (朝日ヶ丘小学校のHPより)


給食のあとの試食タイム。
みなさんほぼ完食。ありがとう。
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もぐもぐ。
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あれもこれもおはなししようと思ううち、やっぱり伝えることって難しい
 ~~とこれは永遠の課題かもしれずと思いながら、やはり反省も少々な2日間となりました。
    

作ったり、たべたり、声に出したり、体操したり いろんなことを体験してもらいましたが、
どれがちょっとでも、楽しかったなあと感じていただければ幸いです。
そして宮澤賢治と岩手が少しでも身近に感じていただければうれしいです。
また今回を機会に、賢治作品やその向こうにある言葉の世界にもたくさん出会ってみてくださいね。
そして賢治作品だけに限らず、いろんな作品から言葉の力をうけとってみてくださいね。

6年生のみなさま、お疲れ様でした!
そして授業の機会を与えてくださった
西田先生 田淵先生 北尾校長先生 ありがとうございました。


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小学6年生と賢治を叫ぶ2014 Part1 [宮沢賢治]

今年も小学校で6年生のみなさんと宮沢賢治についてお話したり考える機会をいただきました。
 ★昨年2013年の様子は
 →こちら
     パート1 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-09-29-2
   パート2http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-10-29-1
     パート3http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-11-21

今年最初は芦屋市立浜風小学校に2日間おうかがいさせていただきました。
宮澤賢治と岩手を紹介するお話と、岩手のおやつ・がんづきを味わってみようという内容です。

★第1日目 10月15日
 「宮沢賢治とイーハトーブを旅しよう」
 おはなしやクイズ、遠野弁のラジオ体操
 賢治さんのくらした花巻の町の写真などをみてもらい、
 宮沢賢治や彼の作品、そして岩手の紹介をさせていただきました。
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 「風の又三郎」にでてくる「どっどどどどうど・・・・」の風の音を
 生徒のみなさんそれぞれに、声に出して「風」を吹かせてくれました。
 ちょうど先週、台風で大きな風を体験した後なので、その様子も思い出しながら。

 
 サブテキストとして「花巻に行こう」観光パンフレットをつかいました。
 岩手県大阪事務所様、ご協力ありがとうございます。


 

★2日目 10月23日
「宮澤賢治のおはなしと岩手のお菓子作り」
岩手のおやつ・がんづきをみんなでつくりました。
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学校名からもわかるように、海の近くの小学校です。
調理室の向こうからは、明るい日差しがさしこんでいました。

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まぜてまぜて・・・
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6年1組さんも2組さんもそれぞれ力をあわせてがんづきをつくります。
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どの班も、みんなてきぱき。
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ごまをふりかけて・・・・
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大きながんづきができあがり
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みなさん調理の作業が上手でした。
それで、予定より早くがんづきができあがり、残った時間は質問タイムとなりました。
すごいなあ。
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お家でもお手伝いしている人が多いのかもしれませんね。
おなじ材料なのにがんづきの「顔」はいろいろ。

2組さんで給食をいただきました。 いただきます♪
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本日のメニューは
 たこごはん、かぼちゃスープ、卵の料理、なます、牛乳

芦屋市の給食については、毎年このブログに書かせていただいているのですが、
芦屋市は全小学校で自校式といって、給食は、パンと牛乳のほかのほとんどすべてを
各小学校で作っています。
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そして食器は磁器製です。
食事をする器で大切なことのひとつは、口に当たる部分がお料理のおいしさをきもちよく届けることだと
思うのです。金属の冷たさと違い、陶器はお料理の食感を心地よく伝えてくれますよね。
例えば、陶器のお茶碗でごはんをたべるときのあの感じです。
ということで、おいしさもひとしおです。
割れるから予算的には大変なのかも知れません。けれども割れるから、大切にできる。
給食に陶器の食器っていいなあと思います。


さてさて・・・
がんづきは、午前中に作った2組さんは、
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この日の給食のデザートになりました。
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沢山食事をいただいたあとだったけれど、
「おなかいっぱいだけど、たべられるー」という人も。みなさんたくさんたべてくれました。
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1組さんは、午後の授業でつくったので、丁度、お茶の時間という感じ。
切り分けて・・・
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いただきまーす。
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みんなで、もぐもぐ。
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私にとってはこの2日間、それぞれあっという間に終わってしまいました。
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あれもこれもおはなししようと思ううち、私も伝えることって難しい~~と反省も少々。
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授業で使ったレジメには、生徒のみなさんそれぞれタイトルと絵を書いた表紙つき。
どれも力作でした。

声を出したり、書いたり読んだり、体操したり、そして作って、食べて。
これを機会に宮澤賢治と岩手が少しでも身近に感じていただければうれしいです。
中学校でも高校でも、もしかすると賢治作品と出会う事があるかもしれません。
賢治作品だけに限らないことですが、ぜひいろんな作品から言葉の力をうけとって
感じたり、考えたり、気付いたりしてみてくださいね。

6年生のみなさま、お疲れ様でした!
そして授業の機会を与えてくださった
澤田先生、西田先生、納先生、永松校長先生 ありがとうございました。


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10月のおしらせ あれこれ [宮沢賢治]

台風が近づいてきました。どうぞ十分にお気を付け下さい。
我が家も晴れているうちに植木鉢など飛んでいかないように家の中に・・・。


さて・・・・・・・
宮澤賢治関連のものを中心に、催しもののおしらせをいただいたので
まとめて開催日順にご案内させていただきます。
お問い合わせ、申し込みなどは直接、主催者へおねがいします。

2014年
★【東京】
 10月6日(月)-26日(日)
 平成26年度 実践女子大学・実践女子大学短期大学部公開市民講座
 「マス目のなかの物語」
  公開講座(入場無料)
          〇10月11日(土)14‐16時半
          幻の「檸檬」草稿(瀬山の話)出現!
        
          講師:棚田輝嘉・河野龍也
         〇10月18日(土)14‐16時半
          作家の値段
          出久根達郎氏(直木賞作家) 進行 栗原敦 
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問い合わせ 実践女子大学
        http://www.jissen.ac.jp/event/year2014/20140929eve1.html


★【岩手】
 10月13日(月・祝) 13:30開演
 東北農民管弦楽団 秋のミニコンサート
 会場 宮沢賢治イーハトーブ館(花巻市)
 入場無料
 問い合わせ 宮沢賢治イーハトーブ館 http://www.kenji.gr.jp/
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来年(平成27年)3月1日(日)には、第2回定期演奏会・花巻公演があるそうです
会場 花巻文化会館
  農民オケならではの産直コーナーもあります!  とのこと(いいなあ)。
・・・・いつか賢治祭や賢治学会定期大会でも演奏してください♪
  東北農民管弦楽団(リンクさせてくださいね)
  http://blog.livedoor.jp/tohokunoumin/


★【全国】
10月19日ー11月30日
天使猫 ‐宮沢賢治の生き方‐
詳細はこちら http://office300.co.jp/stageDetail13.html
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以前紹介させていただきましたが
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-09-28
とても楽しみな公演。すでに満席の公演もあるようです。
~兵庫で待ってます!


★【福島県】
 10月25日(土) 13:30開場 14時開演
 いわき賢治の会設立記念事業
 賢治の宇宙 心平の天
 会場 いわき芸術文化交流館アリオス http://iwaki-alios.jp/
    〇詳細・申し込みはこちら 
       http://iwaki-alios.jp/cd/app/?C=event&H=default&D=01449
全席自由 1,000円(学生500円)
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草野心平のふるさと、福島県いわき市に賢治の会ができました。
その記念の会です。講演、フルート演奏、朗読劇など 
主催メンバーの小野さんと安斉重夫さん、タツ子さんは大沢ポラーノ団の仲間。
開催に向けて大忙しのことと思います! 盛会お祈りいたします!!


★【山梨県】
 10月25日(土) 13:30~
 碑前祭 
 会場 東京エレクトロン韮崎文化ホール
 入場無料
  〇詳細はこちら http://ringotu-shin.blog.so-net.ne.jp/2014-09-05
   (signalessさんのブログ )
   こちらも http://www1a.biglobe.ne.jp/azalea-kanai-kenji/V01/碑前祭_2014.pdf

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嘉内と賢治に思いを馳せることのできる碑前祭。
残念ながら私は(韮崎にも、いわきにも)参加できず・・・・。
signalessさんや賢治の事務所さんの報告を楽しみにしています。
  ・・・ちなみに先日の大沢ポラーノ広場に
    http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-09-29-2
    私がもっていったお酒は韮崎の「穂坂」赤ワイン。
    なんと近所のリカーハウスで日本のワイナリー特集をしていてゲット。
    大沢で賢治さんと嘉内さんにカンパイしました♪


★【東京】
 11月1日(土) 2日(日)
 2014・クラムボンの会34周年公演
 「林 洋子 ひとり語りー宮沢賢治」
 会場 求道会館(本郷)
 チケット 大人3,000円 
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主催・問い合わせ クラムボンの会 http://home.att.ne.jp/gold/clumbon/


以上です!


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2014年9月のイーハトーヴ8 新花巻駅と岩手本 [宮沢賢治]

前回 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-10-01 の
つづき・・・

9月24日

楽しい時間はあっとい間に過ぎるもの。今日は帰る日。

新花巻駅界隈も少しリニューアルされていました。
駅前から、賢治記念館まで歩いてたのしめる銀河鉄道の世界を楽しめるオブジェ。
   ・・・・やはりインフラ整備だ。
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こちらが最初のゲートです。
今回は時間がなかったので歩けませんでしたが、次の機会は歩いてみたい。
そしてコンビニを見ているブドリくんとネリちゃんを見てみたい。 →★こちら

唯一心残りなのは、おいものせなかにでかけられなかったことです・・・。
 おいものせなかブログ http://oimono-senaka.blog.so-net.ne.jp/
 ・・・ぶんちゃんまたの機会、まっててね!

出かけた先で見かける度、のぞいて記念撮影していた、看板。
「ようこそ花巻へ」「ようこそ遠野へ」はそれぞれの駅のプラットフォームにありました。
これは「ようこそ新花巻へ」
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遠野では「かっぱ少年」とも一緒だったんだけど、
今日は一人で、写真を撮ってもらえそうな通りがかりの人もおらず。むむむ・・・残念。
では花巻、岩手よ、さよ~なら。またね。
新幹線やまびこにのって、仙台ではやぶさに乗り換え。
夢うつつのむこうから「次はせんだい~せんだいです」というアナウンス。
どきっとして、あわてて降りる準備。仙台からはやぶさにのりかえ、
東京。そしてのぞみに乗って帰宅しました。
帰ってきたら、湿気があってちょっと暑いなあ。大沢温泉の涼しさが恋しいです。


旅のふりかえりです。
SL銀河の「かもめのたまご」
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SLの形の箱は捨てられません~(結構かさばる・・・)。

石炭のような「たまご」。白あんとチョコレートが絶妙のコンビです。
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そんなSL銀河の豪華パンフレット。
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右のは乗車記念にもらえるパンフレット。
中面にはこの表紙の絵がババーンと描かれた大判ポスターになってます。

賢治祭や花巻パンフレット。
右下の長細い冊子は宮澤賢治記念館から賢治没後80年『宮澤賢治イーハトーブ読本」
「賢治に触れる。学ぶ。読む。はじめての宮沢賢治入門」というサブタイトルがついています。
企画・発行は盛岡タイムス。年譜やゆかりの場所探訪、詩碑(岩手県内、全国)
作品紹介や、おすすめのおみやげまで、情報満載。
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左下のCDは彫刻家の栗原さんからいただいたもの。ありがとうございます♪
DIV(ダイヴ)の「Point of view」 ビジュアル系のかっこいい音楽((息子さんはどなた?)。

賢治学会の会報。第49号は「青ぞら」 表紙のブルーは青空の写真。
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会員になるとこのような冊子が年に2回送られてくるんですよ。


『岩手の身近な植物』 岩手植物生態研究会 興版社
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このひとつまえの記事の
 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-10-01 
森のみみずく・山本さんからいただきました。ありがとうございます。
ご親戚の髙橋さんが、この本の執筆陣にも加わっておられます。
 文字通り散歩の途中で見つける身近な植物のことがわかる1冊。
 普段、雑草とひとまとめに見ている草花にもそれぞれ名前や特徴があるだなあと
 読んでいます。
 巻末の「校庭の植物」「わが町の植物」は岩手ならではの植物データで貴重です。

  ところで、今、盛岡では「雑草本」がはやっているようですね
  ★岩手日報「雑草の本、岩手でなぜ人気?」
    http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20141002_10


帰ってきたら
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注文していた花巻農学校りんごが届きました。
  → 花農りんごの詳しくはこちら。わ、7年前の記事
    http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2007-10-07
早生の「つがる」です。大きくてぴかぴか。


てくり最新号とどきました。 http://www.tekuri.net/
てくりの会にはいっているので、てくり新聞とポストカードのふろくつき。
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19号のテーマは「甘い記憶」
特集1は「一菓一話」~街のおやつ
  このブログでプロフィール写真にも使わせてもらっている
  私の大好きなちゃぐちゃぐ馬っこもなかが取り上げられています!
  きりせんしょの特集も。
  きりせんしょとゆべしの違いがまだ今一つ分からない私は勉強になりました。

  表紙にもなっているドルチェマルセイユ洋菓子店
  次回、盛岡訪問の時はロールケーキを買いにでかけたいです。

特集2は「バスは僕らのスニーカー」~ああ、盛岡バスセンター
  盛岡の100円バスに乗ると聞こえてくる歌のフレーズですね♪
 (このごろ、そのテープがのびのびで声が割れているバスが多いけれどね)
  盛岡バスセンターに行って、食事して買い物して、写真を撮りたい、
  という気持ちになる特集でした。あの憩いの場所の雰囲気が大好きです。
  

そのほか、岩手でいただいた「情報」いろいろは
次の記事でご紹介させていただきますね。
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ということで、帰ってくるなり、早速、賢治や岩手の情報に囲まれています。
ありがたい、うれしいことです。

これにて9月のイーハトーヴ報告おしまい。
読んでいただきありがとうございました。


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2014年9月のイーハトーヴ6 七つ森と小岩井農場 [宮沢賢治]

前回 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-09-29-2 の
つづき・・・

9月23日

前夜のポラーノの広場から、あっという間に翌朝です。
ポラーノ団の面々はこれにて散会。
大沢温泉の玄関先で記念撮影。
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別れはさみしいけれど、来年はまたあっという間にくるのです。
お互い元気で、また来年! 

宮沢賢治学会のほうは定期大会2日目
火の車太郎さんとマユミさんと、宮沢賢治イーハト―ブ館へ向かいました。

イーハトーブ館では企画展「「2人の賢治」展 絵本作家いせひでこの世界」が開催中です。
http://www.kenji.gr.jp/news.html#t1-2
いせさんの原画がみれらる貴重な機会となりました。
原画ならではの微妙な色合いが見られました。

午前中はこちらのホールで5人の方からの研究発表があり、拝聴しました。
 詳細はこちらをどうぞ→ http://www.kenji.gr.jp/news.html#t3

午後からはバスツアー
<「七つ森」遠望と詩碑「小岩井農場」見学ツアー>に参加しました。
普段なかなかでかけられない「七つ森」の場所にいけるありがたい機会。
案内は、宮沢賢治の会の森義真さんと 雫石と宮澤賢治を語る会の関敬一さん。
お二人の詳しい解説と、事前に用意いただいた参加者全員に配られた資料満載のファイルで
充実のツアーでした。ありがとうございました。

午後1時 イーハトーブ館前から出発です。
ブルーインパルスが来る!という大盛り上がりの
花巻空港50周年「スカイフェスタ」の催しのため 
 http://www.hna-terminal.co.jp/cat5326183/#53233299
花巻空港ICまでの道のりは大渋滞!
(3号機には岩手出身の方が乗っておられたとのことで、
 本当にもりあがっていました・・・・私も見たかった!!)
翌朝の新聞を見たらなんと5万人の人出だったようです。
 ★岩手日報 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20140924_3

予定より20分以上遅れて高速に乗ったバスは一路「七つ森」遠望地へ。
七つ森は、賢治が『春と修羅』の一番最初に揚げた作品
「屈折率」で(七つ森のこつちのひとつが 水よりももつと明るく・・・)をはじめ、
「秋田街道」「おきなぐさ」、短歌などに登場している場所です。
小岩井農場へ行く途中、国道46号線近くから眺めました。
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稲刈りのはじまった田んぼを前景に、
ぽこぽこと七つ並ぶ「七つ森」 まさにすべてがみられる「遠望」の地でした。
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左から(写真が重なってしまいまってわかりにくくてごめんなさい~)
  大森、(大森の右前にある)石倉森、鉢森、(鉢森の手前にある)稗糠森、
                         勘十郎森、三角(みかど)森、見立(みたての)森

七つ森をたっぷり眺めて 次は小岩井農場に移動です。
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小岩井農場は、文字通り、作品「小岩井農場」の舞台です。
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車窓から小岩井農場の「気取った」本部の建物や、木造4階建倉庫のある風景をながめ、
上丸(かみまる)牛舎の、賢治の詩碑の場所に向かいました。
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岩手山の麓の牧場に会った花崗岩で造られたという碑の重さは16トン。
ある意味、ふてぶてしく、ずっとここに居座っていたかのよう。
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けれども建立は2001年11月。
その日は、宮澤賢治学会の地方セミナーとしてのプログラムもありました。
私は小岩井農場のSLホテルに泊まり(現在ホテルはありません)、
その記念式典と除幕式を見ました・・・という記憶がよみがえってきました。
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あれから13年・・・えっ、嘘~! という気持ちですが。
左側の小さな石の間からは、石割桜のように、紅葉の木が育っており、
碑の後ろにまわると、ずいぶん苔むしていました。
碑が小岩井の自然とだんだん一体化してきたのですね。
月日の流れを感じます・・・。

時間の都合でまきば園の中には入れませんでしたが、
駐車場から、元SLホテルの列車が見えました。
   ・・・・今回の岩手の度はSLで始まり、SLでおわったなあ。
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花巻文化タクシーのクラシックバスが停まっていました。
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私たちと同じように、花巻から小岩井にお出かけの方がいらしていたようですね。

さてバスツアーは帰路につきます。
バスの中では、久々にお話できる方もいて、ゆったりバスの旅、の気分にしばし浸りました。
   ・・・・菊芋のおはなし~キクチさん、ありがとうございました。
      ぜひ、ともに菊芋ファンを拡げましょう! 私もレシピ考えておきます。

盛岡駅~新花巻~イーハトーブ館前~とそれぞれ降車される方を見送って、
私は花巻駅で降りました。

賢治の風景が、ぎゅっとつまった午後でした。
参加できてよかったです。ありがとうございました。

花巻はすっかり夕方。
ナオコさんと待ち合わせをして、これから北上へ。

・・・・つづく・・・・


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2014年9月のイーハトーヴ5 宮沢賢治学会の定期大会 [宮沢賢治]

前回の http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-09-29-1
つづき・・・

9月22日

今日は花巻駅前の、なはんプラザで宮沢賢治学会の定期大会です。

  ・・・・・ところで、宮沢賢治学会
  「学会」というと、偉い先生ばかりで、難しいことを議論している、
  というイメージですが、実はそんなことはありません。(もちろん偉い先生もいらっしゃるのですが。)
  この学会に入ると、どんなことができるのか、ということについてのご紹介はこちら→★

午前中は
第24回宮沢賢治賞・イーハトーブ賞授賞
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受賞のみなさんは藤城清治さん、三陸鉄道株式会社、大島丈志さん、KAGAYAさんです。
 詳しくはこちら→http://www.kenji.gr.jp/prize.html#t1
おめでとうございます。

会場では、昨年、花巻市立博物館で開催された藤城清治展で描かれた
「月夜のでんしんばしら」の作品が飾られていました。
この絵の中には、
光と影についてのことも記されているのですが、
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授賞式のあとの講演で、藤城さんが、
(戦後の混乱時、こどもたちに)光を届けたいから、影絵を選んだというお話をされ、
そのことが絵の中のメッセージとともに、大変印象に残りました。
また90歳というお歳を感じさせない、まだまだこれから、という創作への前向きなパワーが
会場を覆って、聞いているみんながまた明るく、前向きになった講演でした。

受賞者それぞれの講演も、素晴らしかったです。

受賞者の講演の前後、休憩時間に昼食を取りに出かけました。
モリモトさん、ナオコさん、マユミさん、賢治の事務所さんと。
会場の近くにできた「CAFE」と大きな看板のかかっているイタリアンレストラン。
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私は焼きさんまの入ったトマトソースパスタ
秋のパスタという風でした。

お店を出ると、またしてもkagayaさん登場。なんだかいつも不思議。
賢治の事務所さんと合流して林風舎の方へ消えてゆきました


街路樹にはヤマボウシが赤い実をつけていました。
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  もうすっかり秋だねえ。

午後からの講演会のあとには、
「私と賢治」というテーマで参加者が5分間語るイーハトーブ・サロンでは
今年も全国から賢治さんへの想いが届けられました。
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そうして
定期大会1日目の最後のしめくくり!
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参加者交流・懇親会では、花巻市民の会の方からおいしいおもてなしです。
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花巻の郷土料理をテーマにお餅や山菜料理がふるまわれました。

わらびは早池峰山の界隈で採ってきたものだそうです。
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おもちは朝から、きねで5升ついたそうです。
「アイドリをいれてね、ついたのよ」
  ・・・アイドリ=あいの手なんだと教えてもらいました。
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つきたてのおもちはやわらかくて、
ずんだ、くるみ、しょうが、のり それぞれのお餅は
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素朴で、岩手・東北ならでは味わえるごちそでした。

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朝からのご準備、大変だったことと思います。ありがとうございました。
心のこもったお料理、ごちそうさまでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
さてさて
大沢温泉ではポラーノの広場・第3夜。今宵はポラーノ団が集います。
火の車太郎さん、アンザイご夫妻とSちゃん、マユミさん、ナオコさん、私。
昨年11月にいわきで
 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06 集って以来です。

そして新しくヤナさん。
ヤナさんは、お近くのお部屋の方だったのですが、うるさくしては申し訳ないので
最初に謝りに行こうと、勇気を出して声をかけた方でした。
すると、賢治ファンの方とわかり、意気投合!
コントラバスでハワイアンを演奏するヤナさん、いつか、いわきでも演奏よろしくおねがいします♪
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ここ数年、岩手での催しで大変お世話になっている
フェリシモしあわせの学校 http://shiawase.felissimo.co.jp/ の
東さんは神戸から、兵庫の地酒「小鼓」にその気配をのせて参加デス。
  ・・・小鼓は、8月の大雨で被害の大きかった丹波市市島町の地酒です。
    酒蔵にも被害が及び、その応援で、という気持ちも乗せての一升びん。
東さん おいしいお酒をありがとうございました。

ハマガキさん、signalessさんも来年は、ぜひご一緒しましょうね。

さて、ポラーノの広場は、自己紹介からはじまり、賢治さんの作品世界のこと、
岩手のことなど諸々に語りあいながら、
笑ったり、「水を呑まずに酒を」のんだり、おつまみをいただくうちに、夜は更けて行きました。

あーーーなんて楽しい時間は早く過ぎてしまうのだろう。
来年の再会を誓って、午前1時におひらき。

・・・・・つづく・・・・・


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2014年9月のイーハトーヴ4 イギリス海岸と賢治祭 [宮沢賢治]

前回 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-09-29
のつづき・・・

9月21日

昨夜はお布団に入って目をつむって、目を開けたらもう朝でした。熟睡していたようです。
久々に(笑)頭が軽い。温泉効果かもしれません。感謝。

大沢温泉自炊部
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この写真は宿泊最終日に撮ったものですが・・・こんな入口なんですよ。
  あ、ガラスの向こうにいるのは火の車太郎さんっ。

中館に泊まっていました。荷物が「まだそれほど」ちらかっていないうちに写真など。
窓の向こうは川です。川の流れる音が絶えず聞こえ、まるで癒しの音楽です。
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午前中は、『賢治学』 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-05-26
でお世話になった花巻のTさんのお家にお邪魔しました。
Tさんのお父様は賢治より学年が10こ下の盛岡高等農林学校の卒業生。
そのお父様の卒業アルバムを見せていただきました。
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表紙から大変洒落ています。
2588というのは皇紀。これから660を引くと西暦になります。
つまり1928年(昭和3年)の卒業アルバムです。

描かれている絵なども何やら現代風で、86年前という時間を超越しています。
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Tさんからはお父様のことを中心に当時のお話を色々お聞きすることができました。
それについてはまた別の機会に。
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お昼はグランシェール花巻で。このカツレツおいしかったなあ。
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 ・・・Tさんごちそうさまでした。そして貴重なお話をありがとうございました。
静かにゆっくりランチタイムが過ごせる場所です。
なのに今回は時間の都合で慌ただしくなってしまってごめんなさい!

午後から会議。
そのあとマユミさん、ナオコさんとイギリス海岸へ。
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駐車場につくと
「誰かが車から手を振っていたわ」とナオコさん。

???

お~~
隣の車から降りてきたのは、なんと賢治の事務所さんとKagayaさんでした。
Kagayaさんは今年度のイーハトーブ賞奨励賞の受賞者です。
明日が授賞式。おめでとうございます。

偶然の出会いに喜び、一同イギリス海岸へ。
先頭を歩くのはKagayaさん、賢治の事務所さん、しらない人、ナオコさん。
  ・・・「やや」アビーロード風
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イギリス海岸は、ダムの水流を調整して、賢治さんの命日となる本日21日に
泥岩層を「出現」させる試みをここ数年行っています。
今年はしばらく雨が降らなかったので、2年ぶりに泥岩層が顔を出しました。
 岩手日日新聞 http://www.iwanichi.co.jp/hanamaki/item_41045.html
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そのあと女子3名は賢治祭の行われる賢治詩碑前へ移動しました。
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 今年もいました。田んぼのオーケストラを指揮するかかしさん。

夕暮れが迫っている会場では
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献花が行われていました。
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今年はりんどうの花がなかった・・・けれど菊のきりっとした香りが漂っていました。

会場はたちまち人でいっぱい。400人くらいはいたのでしょうか。
献花、黙とうのあと、「精神歌」の斉唱。
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あたりは闇に包まれはじめます。
見上げると詩碑の周りの木々がざわっとふるえます。
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   ・・・写真と撮り忘れたり、暗さの中で撮れていなかったりなのですが
     以下、プログラムに沿ってご紹介。

花巻東高等学校1年生の方による朗読「雨ニモマケズ」で
賢治祭がはじまります。
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主催者、宮澤賢治記念会理事長 宮澤啓祐氏のあいさつ
花巻市長 上田東一氏のあいさつ
宮澤賢治学会イーハトーブセンター代表理事 栗原敦氏のあいさつ
  宮澤啓祐氏のあいさつで、毎年「ああ今年も賢治祭が始まるのだな」と思います。
  

南城小学校4年生による「精神歌」の合唱
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スピーチの時間は3名の方が登場し、そのうちのお一人は
私もいつもお世話になっている関西岩手県人会・関西宮沢賢治の会の村上さん。

花巻北高等学校合唱部による「月夜のでんしんばしら」の合唱
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桜町四丁目ママさんコーラスによる合唱「かしわばやしの夜」から
フィナーレ「かしわばやしの夜」
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今年もこのコスチュームのみなさんとお会いできてうれしいです♪

花巻農業高等学校応援団
賢治が作った応援歌「応援歌」「角礫行進歌」など
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賢治のことばか勇ましく林の中を飛び回っている感じです。

花巻南高等学校演劇部による演劇 新編「どんぐりと山猫」には
賢治童話の主人公がたくさん登場しました。
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北上翔南高等学校鬼剣舞部による「鬼剣舞」
部員は90名以上いるそうです。
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勇ましく、迫力もあるのに、身のこなしも軽く、はつらつとした鬼たちでした。
そして私にとっては、これまでみた鬼剣舞の中で一番かっこよかった。

3名の方による賢治の詩の朗読があり、その中のお一人、
藤原幸子さんの短歌「ちゃんちゃがうまこ」は花巻弁の響きが耳にやわらかく届き
頭の中でうまこがとびはねます。
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最後は「星めぐりの歌」「ポラーノの広場の歌」をみんなでうたいました。あっという間の3時間半。
このあと会場では、賢治さんを偲ぶ座談会へと続くのですが、
自炊部に戻るのがあまり遅くなってはいけないので(一応門限は20時半なのです)、
ここで失礼しました。
ナオコさんに送ってもらって、自炊部に到着。ありがとうございました。

夕餉は女子3人、大沢温泉の「やはぎ」で。お腹すいた~~
田舎そばと、唐揚げ
  ・・・お蕎麦の薬味は、
    関西なら青ネギと、ワサビとウズラの卵ですが、
    岩手は、ワサビではなく、もみじおろしがつきます。
    大沢温泉では、さらに、大根のしぼり汁がつくのです。
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野菜サラダ。大根キムチはセルフサービス・・・ぽりぽりとこれもあとを引きます。
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唐揚げは量が多いので、3人くらいいたときでないと注文できないの。
という事で、今日は味わう事ができましたー。ごちそうさまでした。

ポラーノの広場第2夜はマユミさんと私のプチポラーノとなりました。
 ・・・結構遅くまでしゃべってましたが、誰にも怒られずホッ。
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おつまみの向こうには、賢治祭と藤城清治さんとSL銀河のポスター


・・・・つづく・・・・


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2014年9月のイーハトーヴ2 SL銀河に乗って [宮沢賢治]

前回 http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-09-28
からのつづき

9月20日(土)

盛岡から花巻に移動です。
花巻駅は外観がリニューアルされていました。
「花巻駅」が明朝体になりました。
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駅の周りは、SL銀河の旗?がはためき、
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ゴミ箱まで~銀河風!?
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SL銀河 http://www.jr-morioka.com/sl/about.html は今年の春から
東日本大震災の復興支援と地域の活性化を目的に花巻~釜石を土日祝日に走っています。
今回、花巻~遠野間の乗車しました。
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同乗者は、ジョバンニとカンパネルラ
 ではなくて
マユミさんと、賢治の事務所さんhttp://www.bekkoame.ne.jp/~kakurai/
キャンセル待ちを乗り越えてチケットをとってくれたマユミさんには本当に感謝です。
ありがとうございました!

ジョバンニの切符、ならぬ、私たちの切符
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「こいつはもう、遠野へ行ける切符だ。」

プラットフォームでは花巻の鹿踊り(ししおどり)が歓待。
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SLがやってくると、まわりは歓声と同時にカメラや携帯のシャッター音が響きます。
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SLのそばに立つと、石炭の匂いがしました。
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ポーと汽笛をあげて10時37分に出発です。
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がたごとがたごとと独特の「ゆれ」も乗ったからこそ味わえる楽しさです。
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車内は、銀河鉄道「風」な、しつらえになっていました。
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4両ある車両ごとに賢治に関する展示
プラネタリウムや賢治作品を並べた小さな図書館などもあり、
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じっと座っていられません。
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賢治さん「風」な親子(かな!?)が現れ賢治さんの紹介や
詩の朗読などもありました。
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SL銀河グッズ等の販売コーナもあったけれど、
ここまで銀河鉄道の夜「風」なのですから、
鳥捕りが現れて「チョコレートよりももっとおいしいけれど」と言わしめるお菓子を配った(販売した)り、
沿線の(花巻の)りんごやトウモロコシをかごに入れて配る(販売する)人があらわれて、
車内がりんごの香りでいっぱいになったり、
トマトでなにかこしらえたものがたべられたらいいのになあ。
  ・・・JR様、是非お願いします。なんでしたらお手伝いしますから。

   
車窓の向こうのすすきや、黄金色の田んぼや、列車と平行に流れる川の流れを楽しんでいたら
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あ、鳥捕りたち??
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と思ったら、写真を撮る人たちでした。あの場所きっとベストスポットなんでしょうね。

宮守駅では、約15分の停車です。列車から降りて、写真撮影。
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プラットフォームの案内板や
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駅名の案内(これは全駅)が、新しく「銀河鉄道」風に作りかえられていました。
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  ・・・・釜石線のSLによるインフラ整備が随所に
     と、この童話風の看板を、超現実的に眺めてしまうのだった。

列車はまた走り出します。

SLのたなびく煙が田んぼに影を作ります。
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機関車の蒸気のせいなのか? 
時折、窓がぼんやりと曇りました。緑も幻想的に光ります。
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ああ、これは幻想第四次に向かっていたのかもしれません。

そうして車内のソファにあったのは・・・
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あの人も乗っていたのかも。

あっという間に、次は遠野です。
この案内板は、車両ごとにあって、車掌さんがその都度入れ替えているそうですが、
周りに気をとられて「その瞬間」を見られず。
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12時13分 遠野駅着
プラットフォームでは遠野まつりのアナウンス。
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SLは客車から切り離されて、これから1時間程度の休憩です。
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メンテナンスなどするようです。お疲れ様!
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石炭も減りましたね。
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釜石までの残りの道のりも頑張って走って行ってくださいね。

そうして私たち3人は、遠野の駅に降り立ちました。
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これから遠野まつりを見に行きます。

・・・・つづく・・・・


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2014年9月のイーハトーヴ1 2年ぶりの盛岡! [宮沢賢治]

2014年9月19日―24日まで岩手にでかけてきました。
今年は4月以来→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-04-28
の2度目の岩手です。9月にでかけるのは2年ぶりでした。
  ・・・ということで、いつも以上に、たべもの写真の多い「電子日記」で旅のご報告など。

9月19日(金)

早起きして新幹線で東京経由で盛岡へ。
東京では途中下車して
エキュートにある小岩井農場のお店http://www.koiwai.co.jp/ecute/ で
ソフトクリームで休憩。 (写真なし)
以前、小岩井で食べたのよりあっさりしていました。
残暑のせいでミルクの乳脂肪が少なくなっていたのかも??

はやぶさに乗りました。
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昼食は、東京につくまでにおやつ用に買ったのに食べられなかった(寝てしまったから)
あんぱんと、エキュートにあった大地を守る会のお店で見つけたライトサイズのお弁当
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仙台までがあっという間。そして盛岡に到着。はやぶさ速いです。
盛岡は、すっきりはればれとしていました。岩手山も見える。
関西とは違い、湿気もなくて、涼しい(寒いくらい)。


盛岡では岩手大学農業資料館をたずねました。
http://news7a1.atm.iwate-u.ac.jp/edu/
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資料館は、賢治が在籍していた盛岡高等農林学校の本館でもあり、
国の重要文化財にもなっています。
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こちらで、以前、このブログでもご案内した『賢治学』
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-05-26
で紹介させていただいた食品レッテルのことでお世話になった
農学部の武田先生と若尾先生にお会いすることができました。
お忙しい中、館内を案内していただきましてありがとうございました。

館内には盛岡高等農林学校時代に使われていた教材や標本、実験機材等が展示されています。
  ・・・標本室には「黄色のトマト」の「蜂雀」もいるようなそんな雰囲気。
     残念ながら蜂雀に、私は声をかけてはもらえませんでした。

展示を見て回りながら、賢治がこの場所で、当時の先端の技術や情報を学んでいたのだなあ、
当時のハイカラなものに色々触れていたのだなあと改めて気付かされ、想いを馳せることができました。

校内で、ぎんどろの木の大木を見つけました。
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文字通り、葉を銀色に光らせて風にそよいでいました。
(韮崎のぎんどろもいつかこんなに大きくなるのでしょうね)

岩手大学を出て、ぶらぶら歩いて材木町へ。
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嗚呼~あの時・・・という話はつまらないのはわかっちゃいるけれど、
大学からの道すがら、この町で学生時代を過ごしていたら、どんなに楽しかっただろうか・・・と、
また別の人生へ想像の翼がバタバタと翻ってしまうのでした。
  ・・・当時はまだ岩手とも賢治とも出会っていなかったからなあ。

材木町の入口にいたふくろうさん
「しばれるねえ」  
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そろそろ寒い季節がはじまりますからね。

光原社もひさしぶり。くるみクッキーを買って帰りました。
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材木町の賢治さん、お久しぶりです。
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次は、でんでんむし100円バスで上の橋(かみのはし)へ。
平日に盛岡に来たので今日は紺屋町の「クランボン」でコーヒーが飲める!
で、いそいそお店をたずねました。
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お腹もすいていたのでカレーセットを。
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カレーセットはパンと玄米が選べます。コーヒーつき。
私はパン。盛岡正食協会の玄米色のパンでした。
表面はカリッと焼かれていて、中はふかっとして、カレーにもあうパン。

デザートにはカスタードプリンとコーヒー
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これは犬プリンさん
 →http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2008-01-02-1
のカスタードプリンだと思うのです。感激の一口、ごちそうさまでした。

夜は盛岡劇場へ
緞帳には、岩手山、中津川、石割桜、さんさ、ちゃぐちゃぐ馬コ、岩手公園、上の橋など
 ・・・盛岡の風景がつまっていました。ポストカードにしてほしいデス。
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10月に上演されるオフィス3○○「天使猫 -宮澤賢治の生き方-」
http://office300.co.jp/stageDetail13.html のための講座、
「感激!観劇の極意~お芝居を100倍楽しく観る方法~」に参加しました。
 (賢治の事務所さん、ありがとうございました)
講師は渡辺えりさんです。
一昨年のNHK朝ドラ「あまちゃん」をはじめ、女優、劇作家ほか幅広く活躍されておられます。
渡辺えりさんが壇上に登場すると、華やか!
お昼の生放送のあと、新幹線で盛岡へお越しになったということでしたが、大変ご多忙の中、
10月から全国で演じる「天使猫」の初回を岩手で行う想いや、
そのお芝居のこと、お父様のこと、高村光太郎のこと、そして賢治のことなど、
渡辺さんのことばを通して、渡辺さんのイーハトーブの世界が、目の前に拡がっていきました。

いつもテレビや映画で見ている女優さんが目の前にいるというだけで本当にわくわくとして
じっと見入ってしまいましたが、
なにより、おはなしを岩手で聞けた
、ということが私にとって大変特別になりました。
渡辺えりさん、ありがとうございました。

11月兵庫で待っています!
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11月3日 兵庫芸術文化センターで上演の「天使猫」!
篠山の友人と3人ででかけます。チケットをながめながら当日が待ち遠しいです。

 


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9月のおしらせ あれこれ [宮沢賢治]

しばらく更新が滞っているうちに、
私の町も朝晩やっと涼しくなってきました(でもときどきエアコンつけてます・・・)。


9月のりんご 長野の小松農園さんから。
毎年、初ものとして味わうりんごは、ここ数年
早生種の「さんさ」です。小粒で今年のはちょっと酸っぱいです。
いつもおいしいりんごをありがとうございます。
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「さんさ」は、もともと岩手の農業試験場で生まれたりんご。
盛岡の夏のお祭り「さんさ踊り」にちなんで名付けられたそうです。 
 http://www.iwate-syokuzaiclub.com/shokuzai/data.php?n=136
だからなのか、作付は岩手が第1位
今回届いた長野は第4位とのこと
 こちらのHP参考にさせていただきました ↓
 http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/apple-Sansa.htm
  


そうして9月は宮沢賢治月間とでもいいましょうか
各地からあれこれ情報が届いたのでおしらせします。

9月13日(土)-15日(月・祝) & 18日(木)-23日(火)
 【兵庫県】 丹波篠山まちなみアートフェスティバル
          http://sasayama-art.com/     
        開催期間中は、東日本大震災応援ブースとして岩手物産コーナーを設置。
        会場では丹波の水害支援のブースも出る予定です。

        ★9月14日(日)は、フェリシモしあわせの学校主催で「日韓交流レクチャー」など
          韓国からアーティスト12名が来日し、篠山のアーティストと交流します。
          詳しくはこちら
          →http://shiawase.felissimo.co.jp/html/japan_rok_sasayama/index.cfm

        ★9月15日(月・祝)は、このブログで報告してきた篠山まめ部
          「篠山まめ部食堂」として出展。篠山と岩手を食でつなげます。
          詳細は後日に!


         
9月20日(土)
 【山梨県・韮崎】
  17:30-19:00 明野子ども美術館の「賢治祭」 @明野総合会館ホール
               ・賢治をしのんで「賢治の手紙から」 保阪康夫さん対談(新村美佳さん)
               ・賢治を歌おう、踊ろう
               ・観客参加型劇 宮沢賢治作「北守将軍と三人兄弟の医者」
               参加費/こども200円 おとな300円 要予約
              ★詳細・問い合わせはこちらへ 
                http://www.stechinc.co.jp/akeno_kodomo/
  

       ※韮崎では10月25日(土)碑前祭 があります
         ★詳細はこちら http://ringotu-shin.blog.so-net.ne.jp/2014-09-05
           (signalessさんリンクさせてくださいね ↑ )
           こちらも http://www1a.biglobe.ne.jp/azalea-kanai-kenji/index.html#

        
        
       
        

9月21日(日) この日は賢治さんの命日です。 イベント多々・・・
 【岩手県・花巻】
  13:00-16:00 第18回「舞台表現・賢治の里で賢治を読む会」
               @宮沢賢治イーハトーブ館  入場無料
               問い合わせ:賢治の里で賢治を読む会事務局
                        (090-4556-8393)
 【花巻】
  14:00-15:30 宮沢賢治記念館・開館記念行事
              「トークと和洋楽コンサート」 @宮沢賢治記念館
               定員 70名  入場無料
              
               詳細・問い合わせ 宮沢賢治記念館
   http://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/501/503/p004116.html

                            
 【花巻】
  16:00-20:30  賢治祭 (けんじさい) @ 桜町 「雨ニモマケズ」詩碑前
                                雨天時は、南城小学校体育館
                  ・献花、黙祷、「精神歌」斉唱
                  ・朗読、スピーチ、詩碑除幕時の映像上映、演劇、鬼剣舞 ほか
                  ・座談会
               問い合わせ・詳細: 宮沢賢治記念会 
                            http://www.miyazawa-kenji.com/
                         

               
 【京都】
  11:15-12:00 第50回 関西宮沢賢治忌法要 @比叡山
  13:00-14:30 今年の記念講演は浜垣誠司さん
              詳細はこちらを→ http://kihiroba.exblog.jp/20173893/


9月22日(月)
 【花巻】
  10:00-     宮沢賢治学会 第25回定期大会 @なはんプラザ(JR花巻駅前)
                 ・第24回宮沢賢治賞・イーハトーブ賞授賞式
                   受賞者のみなさまおめでとうございます
                    →http://www.kenji.gr.jp/prize.html
                 ・リレー講演
                 ・イーハトーブ・サロン
                 ・参加者交流・懇親会
             ★詳細はこちら http://www.kenji.gr.jp/news.html


9月23日(火・祝)
 【花巻】
 9:30-       研究発表 @宮沢賢治イーハトーブ館
13:00-       バスツアー「七つ森」遠望と詩碑「小岩井農場」
             ★詳細はこちら http://www.kenji.gr.jp/news.html


9月26日(金)
 【岩手県・盛岡】 宮澤賢治センター9月 〈月例研究会〉
  17:00~18:00  @岩手大学農学部1号館2階第1会議室
            話題提供者:吉見 正信 氏(宮澤賢治研究家) 
            話  題:宮澤賢治と石灰
             ・終了後希望によりミニ茶話会 18:00~19:00
             ★詳細・申し込みはこちら http://kenji.cg.cis.iwate-u.ac.jp/


・・・・・むむむ、みんな気になるけれど、出かけられるのと(嬉)、出かけられないのと(涙)
    篠山の「まめぶ」は、詳細を別でお伝えしますので、ぜひ食べに来てくださいね~。


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新刊です 賢治本いろいろ [宮沢賢治]

久々に、本のご紹介。
今回はトマトではなくて、「ほんたう」の賢治関連の新刊本です。
  ・・・といっても少し前に発刊されたものもありますが。
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この春以降、またぼちぼち賢治関連の本の出版が増えてきたように思います。
そんな本たちは数あれど、
ここ2カ月くらいの間に大変身近に出会った本を発行日順にご紹介させていただきます、

『ワルトラワラ 37号』 (ワルトラワラの会)
  このブログの更新をさぼっていてご紹介するのが遅くなりましたが
  2014年3月発行です。 
  このブログではおなじみの宮沢賢治の研究誌です。
  (問い合わせ先はこちらを→  )
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【もくじ】
  花巻農業高校と早池峰山 「滝田恒男のスケッチ行脚」 滝田恒男
  イーハトーヴ写真館「かげといかりのひとくさりづつ」 松田司郎
  イーハトーヴ風景館「春雲の岩手山」 松田一郎
  宮沢賢治の深層(かなた)へ「新・心象スケッチ論」 第1部 歩行スケッチ 松田司郎
  インドラ・ウェブ「新しい綺麗な空気をさはやかにはき出すのでした」 牛崎敏哉
  「狼森と笊森、盗森」の異聞(上)」 岡澤敏男
  賢治エピソード落穂拾い「宮沢町と十字屋」 泉沢善雄
  宮沢賢治のプラネタリウム「天文少年宮沢賢治(3)」 加倉井厚夫
  イーハトーヴ料理館「べんじぇもの」 中野由貴
  イーハトーヴ切り絵日記「楢の木大学士の野宿」 林敦子
  イーハトーブ・ガーデン「こぼれ話(1)」 赤田秀子
  ユングを訪ねて「私の世界、神の世界」 松田司郎
  もうひとつのイーハトーブ物語「私のなかの「鹿踊り」第1章「鹿踊りのはじまり」」 松田司郎
  イーハトーブスケッチ散歩「注文の多い料理店」 宮沢俊司
   ・・・ほか近刊案内、編集後記など
  
  

ワルトラワラの創刊号の発行が1994年4月なので、
今回の37号でちょうど20年を迎えました。
・・・ということは、
私も誌面に関わらせていただき20年ということです(うひゃ~)。
・・・ということは、岩手に通い始めてからも20年が経ったということです!
嗚呼、成人式。ありがたいです。
松田司郎編集長、これからもよろしくお願いいたします。


別冊太陽 日本のこころ218
『宮澤賢治 おれはひとりの修羅なのだ』 (平凡社)
 
2014年5月発行です。
http://www.heibonsha.co.jp/book/b176588.html
 

新しく手にした本や雑誌で、まず、目次を開いた時、
知っている人の名前を見つけるとうれしくなるものですが、
監修者の栗原敦氏、杉浦静氏をはじめ
筆者の多くが、宮沢賢治学会イーハトーブセンターのセミナーや懇親会
毎年9月の花巻などでお会いしている方たちでした。
だから、それぞれのページで
ことばや行間からあらわれくる筆者の気配を身近に、わくわくと読み進めています。
  ・・・実は読むところが多くて、まだ読破しておらず・・・
2.jpg
もちろんそんな個人的な意識だけではなくて、
5つに分けられた評伝や、作品世界、
実践していた活動分野などからのそれぞれの専門家による考察も、
またあらゆる方角から賢治を見つめ、読ませる構成になっており、
資料図版なども充実しています。

宮沢賢治は、決して雲の上の遠い人ではなくて
たしかに80年前、岩手という地に生きていたのだ、
想像力を宇宙まで拡げてあらゆることを考えていたのだ、
そして書いていたのだ、と
しっかりと地に足のついた一人の「人間」としての宮沢賢治が伝わってくる1冊でした。

【もくじ】 ~ざっとタイトルだけでごめんなさい。
  評伝 一 世界のなりたち
 
      二 遠いはじまり
      三 よろこびの先に
      四 独居自耕のくらし
      五 あらたなるよきみち
  少年小説
  賢治世界 「食」「音楽」「鉄道」「温泉」「石」「星」
  賢治手記考
  賢治受容史 亡くなってからの賢治
  宮沢賢治略年譜 関連施設
 

気になる方はこちらを http://www.heibonsha.co.jp/book/b176588.html


『賢治学』 第1輯: 特集 岩手大学と宮澤賢治』 
岩手大学宮沢賢治センター 編
 (東海大学出版部 http://www.press.tokai.ac.jp/top.jsp )
 
2014年6月1日発行です。

昔の教科書風な装丁が、これからみんなで賢治さんのことを想いながら
机を並べて(それも木の机)、たのしい授業が始まるような雰囲気。
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宮沢賢治が卒業した盛岡高等農林学校は、
現在の岩手大学農学部の前身です。
そんな岩手大学に、2006年、宮沢賢治を単なる研究という域のみではなく、
賢治を慕う人たちの交流の場として
岩手大学・宮澤賢治センター http://kenji.cg.cis.iwate-u.ac.jp/ が発足しました。
そしてセンターから従来発行されてきた通信「センター通信」に代わり発刊されたのが
この『賢治学』です。

思いがけず声をかけていただき、私も第1号の仲間に入れていただき、
盛岡高等農林学校の農産加工の授業で使われていた農産加工物レッテル(ラベル)について
書かせていただきました。
このラベルとの出会いは花巻のTさんからのご縁です。
そしてこのラベルを通し、また新たにいろんな人とのつながりが生まれました。
私にとってはこういう出会いこそが『賢治学』です。

 くわしい目次ほか詳細はこちらを→★

【もくじ】 ~ざっとタイトルだけでごめんなさい。
  『賢治学』 創刊によせて
  『賢治学』 発刊にあたって
  特集 岩手大学と宮澤賢治
  コラム それぞれの賢治
  宮澤賢治センター通信より
  フォーラム「賢治学」
  編集後記

これから年1回発刊される予定です。第2輯も今から楽しみです。 


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新刊!?「黄いろのトマト」 [宮沢賢治]

先日の比叡山ツアーでは花巻のみなさんから
花巻のおいしいものをいろいろ、おみやげをたくさんいただきました。
却って恐縮です・・・すみません。
お心遣い本当にありがとうございました。

その中に・・・
生ものだから早く召し上がってね、といただいたのですが
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だけど、これは賢治童話の新刊のような???

と思ったら中は桐箱でした。
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ふたを開けると、
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本当に黄いろのトマトが入っていました。
  こんな高級な黄いろのトマトだったら
  ペムペルとネリもサーカスが見られたかもしれません!?

チェリーゴールドという品種のミニトマトで
糖度10度。硝酸態窒素も抑えられているそうです。
早速一粒いただいてみれば葡萄の様な
食用のフルーツほおずき→★のような甘さにも似ています。
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いいなと思ったのは、
ただ商品名に賢治さん関連の名称を使っているのではなくて
「黄いろのトマト」がちゃんと読める冊子が入っていることでした。

  「黄いろのトマト」は大正12頃に書かれ、
  その後、大正後期から昭和の初めごろに手入れされたのではといわれる
  宮澤賢治の未発表の童話作品です。
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冊子もレイアウトがちょっと洒落ています。
とくに「以下原稿1枚?なし」のところなど。


冊子の最後のページにはこのトマトと会社紹介も載っていました。
製造先は、花巻の株式会社ネクスhttps://www.ncxx.co.jp/ 
情報通信業の会社でした。

会社で培った情報通信技術を農業に生かそうと事業部と立ち上げ、
「デジタル管理された化学的土壌マネジメント」によって野菜の栽培をしているのだとか。

情報通信という現代には不可欠な最先端の技術と
農業という先人の知恵が生かされ、命の根っこともいえる大切な食を生み出すなりわいが
組み合わさっていくことが不思議で、ユニークで、
何か私たちの未来についての様々なことを考えるきっかけにもなりそうですね。

そういえば、過日ご紹介した「花日和 2014春号」に
このトマトの記事が載っていたのを思い出しました。
  http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-03-24
花日和を開いたら・・・あ、載ってる。
 「宮澤賢治に思いを寄せた 黄いろのトマト
  テクノロジーが農業を変えるフルーツのようなミニトマト」とありました。
冊子つきなのも、物語のあるトマトとして花巻のお土産にしようという発想からのようです。
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こうなると
ポンテローザやレッドチェリーもぜひ作ってほしいなあなんて思うのですが、
どうでしょうか。
そしてこのトマト「工場」にいつか見学にでかけてみたくなりました。
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花巻のトマト ごちそうさまでした!




 


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花巻・賢治を読む会のみなさんと比叡山へ [宮沢賢治]

2014年5月17日
岩手県花巻市から「花巻・賢治を読む会」有志20名の方たちが
「賢治ゆかりの地めぐりin京都」という事で2泊3日関西にお越しになりました。

それで私も会員でもある関西岩手県人会http://www.iwate-kansai.com/ 
関西宮沢賢治の会http://www.iwate-kansai.com/kenji/index.html
の方とご一緒に大阪空港にお出迎えにでかけました。
関西で花巻の方たちと出会えることにわくわくです。
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「花巻・賢治を読む会」は 
 昭和44年の発足の、花巻に住み、賢治の風土で、賢治作品の朗読活動を続けておられる団体です。
 その40年以上に渡る活動や、生涯学習活動としても市民へ広がりをつくった功績に対して、
 2010年には花巻市主催のイーハトーブ賞奨励賞も受賞されています。
 会ではこれまで「ゆかりの地めぐり」というテーマで県内を周ってこられたという事ですが、
 昨年からは県外へと宮城県石巻市、そして今年は京都への旅の企画をされたそうです。

到着ロビーに現れたのは、会の代表の大原さんをはじめ、
いつもは花巻でお会いしている方も何名かいらっしゃって、うれしい再会となりました。
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バスに乗って行き先は比叡山です。
宮澤家から宮澤潤子さんとお孫さんも同行され
京都でのゆかりの地めぐりがはじまりました。

途中、昼食をとり、バスに揺られて約1時間
遠くに琵琶湖が輝いています。
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ガラス越しに写真を撮ったらブルーの際立つ色に写っていました。
まるで賢治さんが比叡山に来た時に詠んだ歌を思い出す色です。

 みづうみは 夢の中なる 碧孔雀 
 まひるながらに 寂しかりけり

比叡山は私にとっては昨年9月に参加した賢治忌以来です。
  http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-09-27-2
ここに来て深呼吸をすると本当に気持ちがいいです。

比叡山では延暦寺行院長の横山照泰師に案内いただきました。
ありがとうございました。
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比叡山の概要をお話いただいていると、
一般の観光客の方たちも話を聴きに集まってこられて、あたりがちょっとにぎやかに。

東塔(とうどう)では大講堂や、
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根本中堂(こんぽんちゅうどう)を拝観しました。
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根本中堂の前では何かを作っていました。
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護摩?でしょうか、たずねてみればよかった。

根本中堂前の賢治の碑の周辺は木漏れ日がきれいでした。
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なのに、フラッシュたかずに写真を撮ってしまいました・・・すみません。

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ここに大正10(1921)年
25歳の賢治さんと48歳の父・政次郎さんが来たのだなあと想いを馳せます。

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宮澤潤子さんより
昭和32年の歌碑建立除幕式のときのことなどをお聞きすることができました。

記念撮影
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碑を囲んでいる木々も今ではうっそうとして涼しい木陰を作っていますが、
当時は周りがとても明るかったということです。
  

横山師に案内いただき
西塔(さいとう)の方も少し散策することができました。
こちらには親鸞聖人修行の地などもあり、実際、僧の方が修行に籠るお堂などもあって
東塔より静かな場所で、さらに新緑がまぶしく見えました。
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お話を伺いながら東塔、西塔を巡っていくことは、
普段ではなかなかできない貴重な時間でした。
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改めてこの山全体が祈りの場所であることに気付かされ、
この清涼な空気にも祈りがみちみちているのだなあというような気持になりました。
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さて、貴重でたのしかった比叡山訪問もそろそろ終わりの時間です。
最後に深呼吸をしてまたバスに乗ります。
横山師にごあいさつをして一行は京都駅へ。

残念ながら私はここでみなさんとお別れだったのですが、
ゆかりの地めぐりは、
明日は西本願寺、東本願寺参拝や
龍谷大ミュージアムで花巻市立博物館の
館長・高橋さんの講演会「西域・宮澤賢治と多田等観」など。
あさっては市内観光などと充実の2泊3日の旅程です。
  ・・・うらやましい!
賢治さんと関西を満喫された2泊3日だったことと思います。
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こうやって花巻からおこしになったみなさんと
関西宮澤賢治の会、関西岩手県人会が交流できる機会が生まれたことも
とてもいいことだなあと思いました。
今回の出会いや交流が今後も続きますように。
どうぞよろしくお願いします。

そしてまた
賢治さんや岩手を通して、この様な地域を越えての交流の機会が
もっと拡がるといいなあと思っています。

私はといえば、花巻のみなさんとお話しするうち
花巻に出かけたくなってしまいました!
   ・・・9月にでかけられるといいのですが。
再会の日を楽しみにしています。

今回は楽しい機会を本当にどうもありがとうございました。
 


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岩手県生産者交流会ツアー そして<行ッテ>の大団円 [宮沢賢治]

2014年4月11日
2泊3日のツアーもいよいよ終盤。
  ・・・振り返ればこの報告をはじめて2週間・12回におよんでしまいました。
     ここまで読んでいただき、おつきあいいただきまして誠にありがとうございました。
     この2週間の間に岩手の桜は満開となったようです。

  ・・・前回の記事のクイズ 答えは b.博物館学芸員 です。
    a.c.d.は賢治さんがやったことのある数々の仕事。
    実際どんな風だったかは、ぜひご自身で調べてみてください~!

さてさて、
移動の途中、JR新花巻駅から賢治記念館までの道中に、
賢治世界を楽しむオブジェを見つけました。
観光の方などが徒歩でもたのしめるように、ということで
この春できたということです。
 〇2014.2.24の岩手日日新聞
  「歩いて感じる賢治世界 市がモニュメント整備」
   http://www.iwanichi.co.jp/hanamaki/item_39030.html

 〇バスの中から写真が撮れなかったのですが
  「わじまじごくのほにほにな~・・・」さんの記事に詳しく載っていましたので
  リンクさせていただきます~ こちら→★

釜石線の踏切横にセブンイレブンができていたのにはちょと驚きました。
景観が・・・と愚痴ってはいけないことはわかっちゃいますけど・・・。
お店の前には、ますむらひろしさんがキャラクターデザインをされた
映画「グスコーブドリの伝記」のブドリくんとネリちゃんが立っています。
  気になったのはこの「二人」がどこを向いているのかということです。
  新花巻から歩いてくる人にはお尻の方が見えちゃう。
  記念館の方を向いて胡四王山(こしおうざん)に敬意を表しているのかしら?
  「銀河鉄道の夜」を意識して釜石線を走る列車にあいさつしているのかしら??
  う~ん、それにしては顔の向きが違うのよ。
  ブドリくん~どうしてそっち向いてるの???
  お出かけになった方は、是非ご確認を(笑)。


そうして今回のツアー最後の訪問先は、
「復興を目指す生産者に会いに、賢治ともに“行ッテ”みる」の最後の締めくくりとして
花巻市の宮沢賢治記念館をたずねました。
 http://www.miyazawa-kenji.com/kinenkan.html

記念館のまわりではカタクリが咲いていました。
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ここにも小さな春ですね。

記念館の会議室で、
副館長の牛崎敏哉さんに賢治についておはなしいただき、
そして賢治作品の朗読をしてくださいました。
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ありがとうございました。
  「岩手山」「高原」「牧歌」「鹿踊りのはじまり」「雨ニモマケズ」
  花巻弁で届く賢治のことばは、やわらかく、力強く
  花巻という風土さえ伝わってきます。
  ことばの向こうに賢治さんの気配を感じます。

牛崎さんのおはなしと朗読の後には、
記念館の見学や、南斜花壇、イーハトーブ館を見学しました。

記念館では企画展「イーハトーヴォ海岸と賢治」で
三陸と賢治の関わり、そして作品の生原稿の展示中、
イーハトーブ館では http://www.kenji.gr.jp/
企画展「賢治研究の先駆者たち5 宮沢清六 展」が開催されていました。
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今回のツアーでは全体を通して賢治と三陸と震災(生産者)を無理にはつなげずに
それぞれを伝え、参加者がそれぞれ後日振り返った時に何か感じてもらえればいいなと
思っていたのですが、正直、それ自体がお伝えできていただろうか、
伝えることって難しい・・・賢治編の部分では反省点も色々です。

しかし振り返りの場としても、ここ記念館で賢治さんという人やその作品世界、
ことばに触れて、それぞれに岩手から関西に何かを持って帰っていただけていたら幸いです。

帰りの飛行機の時間まであと少し時間があります。
それで賢治ゆかりの地を2か所訪問しました。
(すみれさん、ご一緒に動いてくれてありがとう)

イギリス海岸 解説はこちら→★
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夕暮れ時のイギリス海岸は寒くて、散策向きではありませんでした。
雪解け水で濁流となっている北上川です。
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ツアー一行でたたずんでいると、
近くの畑で作業をされていたドーヴァーファーム市民の会の方が解説をしにきてくださいました。
ありがとうございました。
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イギリス海岸周辺は護岸工事がされていて、「岸辺」がみえるようになっていました。
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あと一か所は
賢治詩碑。
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夕方のおひさまが、碑の向こうから私たちを照らし、まぶしい。

下ノ畑も夕暮れ時。
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ここは、今回のツアーで一番最初にたずねた羅須地人協会が元々建っていた場所です。
花巻で訪ねる最後の場所になったものご縁でしょうか。
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2泊3日のツアーは無事終了。
参加者のみなさま、関西よつ葉連絡会の皆さま
岩手でお会いした生産者の方をはじめ皆々様 どうもありがとうございました。

そうしてここまで報告を読んでくださったみなさまありがとうございました!

この3日間「行ッテ」見て聞いて、そして食べて、感じたことなど諸々・・・
出会った人もたくさんで、
これらは私にとって実に貴重で、大切なものとなりました。
ぐるぐるとした頭の中を忘れないうちに、そしてもやもやしたこと、たのしかったこと、
あれこれあれこれ整理するつもりもあって報告を頑張って書いてきましたが
やっぱりまとまりませんな~。
牛さんのように何度も反芻してほくそ笑みながら振り返りを楽しめばいいのかもしれませんね。
だけど最後に行き着くところは、私は宮沢賢治さんと、賢治さんが紡いだ作品世界、
そして岩手が好きだということです。

・・・これにてツアー報告おしまい! ~ありがとうございました~・・・


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岩手県生産者交流会ツアー 浄土ヶ浜の賢治の碑 [宮沢賢治]

4月11日
宮古漁港をあとにして、次の訪問先まで少し時間があるので
浄土ヶ浜 →★ に立ち寄りました。 
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  ・・・私にとっては5年ぶりとなりました。5年前の様子→★

 5年前の写真
浄土が浜.jpg

 今回
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自然の風景は震災前と一つも変わっていません。
自然の持つ悠久の時間の大きさよ。

けれども震災時は津波で周辺の歩道や建物などの人工物の被害は大きく、
また漂流物で一変した海岸は、市民や地元の学生などボランティアの方が
時間をかけて清掃作業を行ったと聞きました。

白い石は補充したそうで、以前よりちょっと灰色で、ごつごつしています。
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これらの石もだんだん丸く白くなって浄土ヶ浜になっていくのですね。

ふりかえると、駐車場には看板が連なっています。
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津波時の避難誘導の看板でした。
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そして賢治の碑と再会。
  うるはしの 海のビロード 昆布らは 寂光のはまに 敷かれひかりぬ
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今回 芝生はなくて(まだ寒いからかも)、砂利の中に建っていました。
  浜垣さんのHP『宮澤賢治詩の世界』で2年前の様子を拝見していたので
   http://www.ihatov.cc/blog/archives/2012/05/3_22.htm
  (リンクさせてくださいね) 
  気になっていたのですが、副碑は元に戻っていました。
   ・・・どのように見つかったのか、いつ戻ったのかなども知りたかったのですが
     朝8時にはレストハウスも開店前で地元の方とお会いできず、わからずじまい。
     どなたかわかる方がいらっしゃったら教えてください。

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  向きが少々変わったのは気のせい???


5年前はこんな風でした。
浄土が浜で賢治さんのことばと出会う.jpg

大正6(1917)年7月25日から29日まで花巻町有志による
東海岸実業視察団に、父の代わりに参加した21歳の賢治は、
釜石から大槌~山田を経て、宮古に泊まり、浄土ヶ浜を訪ねます。
賢治は、この浄土ヶ浜で、その日の夜の船で花巻に帰る一行から離れて
遠野まで徒歩で帰ったそうです。その距離40キロ。

碑に刻まれているのは、この旅の帰路、友人・保阪嘉内にあてた葉書に
書かれている六首の短歌のうちの一首です。

記念撮影をして出発の時間となりました。
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さて、浄土ヶ浜の賢治の碑で「昆布」と出会った私たち、
偶然ながら!? 次の訪問先は、宮古にある昆布の加工業者です。
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・・・つづく・・・



 


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