岩手県民手帳 2018 [岩手のおいしいもの]
税込700円也。
ここ数年気になっていた手帳でした。
買おうかどうか迷っていたところ
今年は岩手県からこんなチラシをいただきまして
さらに、クリスマス会ででかけた大阪で
来年の手帳まだ買っていなかった、と思い出す機会があり
梅田の「青森・岩手ええもんショップ」でゲットしてきました。
ちなみに「ええもんショップ」には青森の県民手帳もありましたが、
なんとその青森県民手帳は全国の県民手帳の中でも売上1,2位を争うほどの人気だとか。
→こんなの★
青森と比べてはいけない。
岩手県民手帳は、とてもシンプル。
シンプルイズベスト!
この真面目な感じがいわてっぽいのです。
だけど希望を言えば、わんこ兄弟のシールつきとか、
ちょっとだけ遊び心をとりいれたバージョンも
ご検討ください、です(岩手ファンより)。
しかし中身は岩手ファンにはたまらない情報満載、お得感満載です。
(1)ダイアリーの頁には過去10年の盛岡のお天気が載っている
(残念ながらありませんでした。1日だけ、というのはあったけれど)
おでかけの予定など決める時に役立ちそうです。
(2)別冊付録の「暮らしの便利帳」が楽しい
「いわてのイロイロ」統計資料が記されています。
例えば、岩手県の位置や、主な山の所在地や標高、
岩手をはじめ東北3県と全国の人口ほかの統計、
この情報量で700円は元が取れそう(ああこの発想、関西人だっ)。
ちなみにウィキペディアで「県民手帳」を調べれば
→こちら★
ほぼ全国の41都道府県で発行されているそうで、
発行していないのは、
北海道・東京都・神奈川県・京都府・大阪府・兵庫県ということです。
そうか~兵庫県はないのか!
全国の県民手帳をみてまわるのもたのしいかもしれませんね。
ところで岩手県民手帳は県庁と岩手県内の各市町村役場と各書店
県外では東京のいわて銀河プラザ、渋谷ロフト、銀座ロフト
大阪の青森・岩手ええもんショップで扱っているそうです。
県民手帳とてもたのしいです。
来年の予定を考える楽しみがひとつ増えました。
茶寮かだん@花巻 [岩手のおいしいもの]
「みどりの御殿の賢治花壇」
→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2016-09-28
11月に再び訪問。
今年の春からカフェになったそうなのです。これはいかなくちゃ、の再訪です。
雪がときおりちらちら降っている花巻ですが、ちょうど紅葉の頃
賢治ゆかりの花壇のタイル 洒落てます
昭和3年に建てられた旧・橋本家別邸です。
詳しくはこちらの看板を ↓
建物の中が「茶寮かだん」というカフェになりました。
洋室と和室があります。どのお部屋もいいなあ(童話のみにかく集まりここでやりたい!)。
欄間や障子の桟など、どこをみても「匠の技」。しつらえのすばらしさ。
(携帯で撮ったら肝心の「匠の技」が写っていない~ごめんなさい)
花巻市のPR誌「花日和 2017年秋号」にも取材記事が出ています。
こちら→ https://www.city.hanamaki.iwate.jp/shisei/417/hanabiyori/p008390.html
賢治ゆかりの花壇をながめながら、とても静かにすごせるところです。
花巻でゆっくりできるカフェがまたひとつふえてうれしいです。
お茶はもちろん、ランチもいただけます。
10:00~18:00 木休 詳しくはお店のHPをご覧ください
https://kadan.on.omisenomikata.jp/
ところで、今回この「かだん」さんで、待ち合わせをしていたのは
『マルカン大食堂の奇跡』の著者で
花巻まちあるきマガジン「machikoko」の編集長でもある北山公路さん。
このブログにこれらの本のことを書かせていただいところ、
コメントいただいたことがきっかけでお会いすることができました。
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-10-28-1
こういうつながりができるのがブログのおもしろいところですね。
そしてお互い友達のともだちが、トモダチだったりして、
この日一緒にお会いした花巻のお友達・なおこさんまで、先輩後輩だったり、
人のつながりって、なんてなーんておもしろいのでしょうか!
同級生会話にも入れていただいたり、
北山さんの書くお仕事のことをうかがったり、
話は尽きません~また再会の日をたのしみにしています!
北山さんのブログにも当日の報告が・・・ありがとうございます。
→http://blog.goo.ne.jp/k_kazeya/e/461a310af1c69512f65f6afe76bea762
今後ともよろしくお願いします。
岩手の農業科学博物館 [岩手のおいしいもの]
JR花巻駅前からバスに乗って約15分
「農業研究センター」という駅で降りたら目の前は
広い~そして本日は冷たい風がひゅーひゅー。
バスで来る人があまりいないみたいで、人の気配がないぞ。
どちらにいっていいのやら???敷地内をさまよいながら
それはそれ、風景にみとれたりしてうろうろと
到着!
岩手県立農業ふれあい公園内にある
農業科学博物館(北上市飯豊 9:00-16:30 月休)
詳細はこちら→http://www2.pref.iwate.jp/~hp2088/park/
以前、東北の飢饉について調べていた時に
こちらのHPを拝見してずっと来てみたかったのです。
文字通り東北の農業に関する展示をしている博物館
10月7日から12月26日まで企画展「岩手の風土・食事情 ~むかしの食生活~」開催中。
この期間中に是非一度行って見よう、と伺ったのでした。
企画展は昭和初期につかわれていた農機具を中心に展示されていました。
見たことのないものもいくつか、
常設展は2か所に分かれていて
「農業れきし館」のほうは明治から昭和初期の農機具や生活の道具、
そして東北の農業に貢献した方たちの紹介がされていて
岩手の農業の歴史を通して人と農業の関わりを伝えている展示でした。
ここ数年気になっている一関の武部清庵さんも登場していました。
清庵さんについてはこちら
→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2016-10-8
かて切り器など、東北の歴史を語る道具もいろいろありました。
館の方におせわになって、収蔵庫もみせていただくことができました。
木やわらでできたものがほとんどなので、保存が大変だというお話や、
ご高齢の方がここに来ると、懐かしいといって道具を動かしたりされることなどをお聞きしました。
これまで開催されてきた企画展の配布資料もいただきました。
「いわての野良着」「「稲わら」ってすごい」「むかしの稲作」「農村に生きる女たち」など気になるものばかり。
もうひとつ「農業かがく館」はワンダーランド!
小さな人たちも楽しめるような工夫がいっぱいです。
小さな生き物になって田んぼの世界を眺めるコーナー
ザリガニ稲の根元で「こんにちは」
ここに「トブン」とやまなしが落ちてきたら賢治の「やまなし」だ。
冷蔵庫の中にも入れます。
写真ではわかりにくいのですが、この野菜のみなさんは、私より大きい~のです。
ここにやってきた子どものみなさん、きっと大騒ぎだろうなあ。
「れきし」と「かがく」2館の世界感がまるで違っていて、それがまたおもしろかったです。
1次産業割合全国4位、リンドウ、ホップ、にんじん、雑穀の生産量は全国1位の岩手です。
(山椒:岩手県民手帳・暮らしの便利帳2018より)
農業の歴史と科学と出会いにおすすめの博物館でした。
また機会を見つけて出かけたいと思います。
資料調査員のI様には収蔵庫を案内いただき、
帰り路も送っていただきまして大変お世話になりました。
ありがとうございました。
マルカン大食堂の奇跡 と Machicoco [岩手のおいしいもの]
いくら後日っていっても10月~おそくなってすみません!
『マルカン大食堂の奇跡』
北山公路 双葉社 2017年5月
岩手県花巻市にあるマルカン大食堂
2016年6月一昨年の3月に閉店し、そして「復活」するまでの1年間の様子が書かれたノンフィクションです。
マルカン大食堂についてはこのブログでも何度かとりあげましたが、
閉店がきまってから地元の高校生が署名活動をしたことや
経営の引き継ぎを検討した花巻家守舎の動き、
クラウドファウンディングや応援グッズで資金調達について全国に発信したことなど
多方面からあらゆる人たちがマルカンのために動いたんだなあと
その「奇跡の」全体像をみせてもらえた1冊でした。
「奇跡」と呼ばれるその中心でどんな人たちががんばっていたのか、
お金の問題はどんなことにもついてまわりますが、ここでも大きな課題の一つ。
でもそれ以上にマルカンが大好きって言う気持ちが人と町を動かし、全国にも発信していく様子は
一人ひとりの想いが重なると、大きな力になることを改めて読者に教えてくれます。
巻末のマルカン大食堂のメニュー表も、マルカンファンには大切な資料です。
そしてもう1冊
「はなまきまち歩き」というコンセプトで2017年の春に
「Machikoko (マチココ)」という冊子が登場しました。
こちらもこのブログで紹介していなかった~すみません。
4月より偶数月の20日発売で今月10月で4号になります。
花巻まち散歩マガジン「Machikoko(マチココ)」
発行 合同会社Office風屋
花巻市内とWEBでしか手に入れられない冊子です。
http://iwate-starbrand.com/?pid=116386901
特集 1号「街を撮る」
2号「街の音」
3号「街の記憶」
4号「着物で歩こう」
編集長は先に挙げた『マルカン大食堂の奇跡』の著者の方でした!
私もこれまで気付かなかったレトロな町の風景多数。
改めて花巻のお散歩スポットいいところいろいろありますね。
欲を言えば~あともうすこし分厚いページだったらいいのになあ。もっと読みたいです。
誌面には5年前に「花巻でおいしい夜話の会」を開催するのに協力いただき
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2012-09-30
そして今や「マルカンブギ」でも有名な宮澤勝彦さんや、
FMはなまき、そして4号では
賢治学会でもお世話になっている瀬川さん、
4年前の「まちなみアートアクションinイーハトーブ」開催の東和でお世話になった武政さん
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-05-10
がそれぞれ誌面に登場されていて、わーい♪ 花巻ばっかりの1冊は楽しいです。
裏表紙の高村光太郎が花巻滞在中に日記にしたためていたお料理からひもといた
「光太郎レシピ」の連載も毎号たのしみにしているコーナーです。
レシピなので家で作る楽しみのあるページなのですが、
期間限定でもいいので、花巻で光太郎レシピを味わってみたいなあ。
今回は花巻本のご紹介でした。
マルカン大食堂のプリンパフェ [岩手のおいしいもの]
心いやされ落ち着く、というのか
精神状態を整えてくれる、というのか
パワーチャージする、というのか
花巻に行かないと味わえない大好きで大切な場所が2つあります。
ひとつは大沢温泉自炊部(湯治屋) http://www.oosawaonsen.com/
もうひとつはマルカン大食堂 https://twitter.com/marukanshokudo
ということで9月も大沢温泉に泊まり、
そしてマルカン大食堂に行ってきました♪
今回はお茶の時間に
参加メンバーはモリモトさん、まゆみさん、コンノのさんそして私の4人。
いただいたのは
プリンパフェ
プリンは手作り。
見た目の通り、強火で蒸し(てしまっ)た様子の伝わる
「す」の入ったゴツゴツお顔のプリン。
素朴なプリンです。マルカン大食堂のプリンメニューは、
プリンだけ(150円)や、プリンが主役のプリンアラモード(500円)もあるので
本当に迷ってしまうのですが、このパフェは中でもお気に入りです。
バナナと生クリーム、そして底にソフトクリームとチョコソースたっぷり。530円(税込)
ソフトクリームの人1名
割りばしでいただきま~す。
もちろん4人それぞれに完食! ごちそうさまでした。
盛岡・十三日でステーキランチ [岩手のおいしいもの]
盛岡でバスに乗って降りたところは「盛岡バスセンター」
といっても、もうあのレトロなバスセンターのビルはすっかり取り壊されてもうありません。
盛岡の町の風景が変わっていきます。
さてバスを降りたら、肴町(さかなちょう)のアーケードを歩いていきます。
見上げると、賢治の玄米茶の広告発見!
賢治ゆかりのお米を使っているそうです。
そんなわけで1箱買って帰りました。
パッケージを見れば、このお米の生産者は、この春、賢治学会春季セミナーで陸羽132号のおはなしをしてくださった板垣さん
→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-03-28
アーケードをひたすらまっすぐ歩いていきます。
つきあたりを左へ曲がると あ、なんかいいなあこの建物
そのおとなり、十三日(とみか)。リノベーションされた町屋です。
焼き菓子(でもランチあり)のお店や、ギャラリーもあり楽しいスペース
https://ja-jp.facebook.com/morioka.tomika/
森のみみずくさんにおしえてもらってから、ずっと行きたかったんです♪
その記事→https://ameblo.jp/baba-a0358/entry-12284211957.html
盛岡らしい、というか、古くて新しい心落ち着く感じ。
ステーキランチをいただきました。
じゅーじゅーと南部鉄器のお皿に乗って肩ロース150g登場です。これで880円+税。お値段もありがたい。
この南部鉄器のお皿、とてもお肉が切りやすく、食べやすくて、みみずくさんが「欲しい~」っていったのがよくわかりました。
もちろん完食。ごちそうさまでした。
ほかにもローストビーフ丼やビフカツ定食など、気になるメニューがたくさん。
夜もおいしそうなメニューがそろっています。
これはもう、次回も盛岡にでかけたときは行かせていただきマス。
みみずくさん、いいお店教えて下さってありがとう!!
おなかいっぱいになったあとは盛岡をぶらぶらと歩いてみました。
・・・つづく・・・
丸竹茶屋の あん餅 @盛岡 [岩手のおいしいもの]
→http://www.k2.dion.ne.jp/~marutake/
今月(2017年)8月末で閉店するというニュースを読みました。
岩手日報「餅の「丸竹茶屋」8月末で閉店へ 盛岡、創業145年」
→http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20170810_2
写真は以前撮ったもの。
8月末までにもう盛岡に出かける予定がないから
あの美味しいお餅がもうたべられないのか・・・。
仕方ないとはいえ、建物は取り壊し、跡地は駐車場になるというのも残念です。
明治5年創業のお店です。
私が最初にでかけたのは、もう10年以上前(おや、20年以上かな??)
ワルトラワラの仲間の岡澤さんが連れて行ってくれたのが最初でした。
それがきっかけで盛岡のお気に入りのお店のひとつになり、お茶餅ファンになりました。
お店でいただくときは赤飯定食と3つのお餅が味わえる三点盛りが好きでした。
かつての丸竹茶屋の写真
明治20年頃の丸竹茶屋 現・県民会館のところに建っていたという
(現在の丸竹餅店の店内にあった写真をお店の方に了解いただき撮影させていただいたものです)
盛岡では、気楽に買えて食べられる餅(米の粉でできた)お菓子を「べんじぇもの」といいます。
名前の由来は、中世から明治にかけて物流の手段だった東廻り航路の船の呼び名「弁財船」からとも。
都会からとどくおそらく最先端で美しい道具や情報をはこんできた船は、
東北の海産物や工芸品を乗せ、再び都会へむけて港を出ていきます。
そんな「いいもの」を運ぶ船「べんざいせん」~「べんざいもの」
それにちなんだ「いいものをはこんでくるお菓子~「べんじぇもの」。
丸竹茶屋はそんなべんじぇものを作るお店のひとつ。
もちろんべんじぇものほかの高級和菓子や、お昼には赤飯のいただける定食なども。
そして賢治ファンとしてはわすれちゃいけないのが「あん餅」です。
賢治とあん餅のエピソードは今から67年前に書かれた
1950年5月発行・宮澤賢治研究「四次元」7号掲載の
吉田沼萍さんの記した「法の人 -宮澤賢治君-」に出てきます。
丸竹さんが盛岡市民に愛されてきたお店なんだなあということも伝わってくる文章です。
少し解説すると、そのエピソードの舞台は、大正三(一九一四)年。
その春、宮沢賢治は盛岡中学を卒業した十八歳。進学したい思いをもちながら、卒業後は、自宅で家業を継ぐために店番修行にはげむ日常が待っていた頃です。でも賢治は、卒業前の一月より体調を壊し、卒業後の四月に肥厚性鼻炎の治療のために岩手病院で入院し手術をする。手術後も体調がすぐれず、約一ヵ月間の入院生活を送りました。
体も心も憂鬱な賢治の青春時代。
その年の九月、賢治は、肋膜と盲腸炎で盛岡病院に入院している中学時代の友人を、同じく中学時代の友人・橋本正介さんと慰問します(『新校本宮澤賢治全集・年譜篇』より)
その慰問された相手が吉田さんです。「法の人」にはそのときのエピソードが記されています。
(エピソード中には、賢治と橋本氏も盛岡病院に入院中と思われる記述もあるのですが、
他の資料をあたってもなかなかわからず未検証。なのでここでは校本全集と同じく「慰問」「見舞いに行った」という表現をさせていただきます。今後の課題です)
入院中の吉田さんは、その三、四週間は絶食状態。
にもかかわらず、賢治は「もつくうすか(餅を食いましょうか)」と、病院から五分ほどのところにある「丸竹」という店の餅を取り寄せて食べたそう。
(以下、引用・・・)
そこの餅は、絶品と云ひたいうまさである。粳米も最良ものを使用して居る事は勿論だらうが、出来上がりに水氣が尠く羽二重のような美しさで、歯切れのいゝ事、ごま餅や、くるみ餅、あべ川もあり、あん餅にいたってはこれこそ天下一品、一度食つた経験のある者でなくては、本當にそのうまさは分らぬと云ふしろもの。盛岡の人でなければその味は先づ分かるまい。
・・・・・・中略・・・・・・
と云って丸竹のあねさん(女中の敬語)は、直径一尺五寸(※約45.45cm)位の皿に、あん餅を山のように盛って届けて来た。先刻出て行った賢治君は注文して来たのである。重湯も呑めないでいるゐる私、之を一目見て愕然とした。
・・・・・・中略・・・・・・
丸い紙の包みがある。賢治君はガーゼを敷き拡げ、その上に紙筒いの中身を出してゐる。よく見るとそれは煎った麥であった。それをガーゼに包んで側にカンカン沸騰している南部鉄器の蓋をとって、その中に入れた。麥湯を作るためである。
(『四次元 七号』「「法」の人‐宮澤賢治君‐」吉田沼萍 より)
旧かなづかいは一部あらため ※は私の追記です
当時の丸竹のお餅(お持ち帰り用?)には、麥湯を入れるための煎った麥がそえてあったようです。
その麦の香ばしい香りのせいで、院長の回診があって「(麦の)いい香りがしますね」なんていわれて、
院長には賢治がとりよせたことが「ばればれ」だったのです。
ですが一応「黙認」されたのでしょう。3人はこのあと、吉田さんの付き添いのおばあさんの目を盗んで(買い物を頼んででていってもらった)、丸竹のあん餅をたべるのです。
(以下、引用・・・)
食つた食つた夢中で食つた。賢治君も舌鼓を打ち乍ら
「くるみ餅や、ごま餅よりもあんころ餅がうめなはん(うまいですね)」
(『四次元 七号』「「法」の人‐宮澤賢治君‐」吉田沼萍 より)
仲良し同士で「こっそりたべる」ごちそう。あん餅、さぞやおいしかったでしょうね。
賢治の入れる麥湯は、賢治ファンにはたまりませんなあ!
そして賢治は、あん餅をほおばっていた時と同じころ、父から盛岡高等農林受験の許しを得るのです。
翌年、盛岡高等農林に入学。賢治の学友たちとの青春時代がはじまります。
~~このあとの賢治について知りたいときは「アザリア展」をば
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-08-07
「あん餅をたべました」
と、ブドリ兄さんから写真付きの報告が届きました。
(そうか~行ったのか、偉いなあ。さすがのフットワークです)
8月26日のところに詳細
→http://www.bekkoame.ne.jp/~kakurai/kenji/news/news201708.htm
丸竹さんいつもおいしいお餅をありがとうございました。
ところで盛岡のべんじぇもののお店自体、ここ数年でずいぶん減りました。
べんじぇものフォーエバー!!
ワルトラワラ37号の「イーハトーブ料理館・べんじぇもの」書いています
よかったらご一読下さい~~。
希望郷いわて文化大使 [岩手のおいしいもの]
2017年7月5日付で
希望郷いわて文化大使になりました。
→ https://www.pref.iwate.jp/kensei/kouchoukouhou/taishi/index.html
岩手県大阪事務所から連絡をもらい
7月に岩手県から委嘱状が届きました。
(封筒から出すときに、クシャッと~嗚呼ごめんなさい)
「希望郷いわて文化大使」とは、
本県の文化を中心とした魅力等を県外において情報発信していただき、「岩手ブランド」の確立に向けた県の取組みに寄与していただくとともに、本県に理解や愛着を持つ岩手ファンのネットワーク拡大を図ることを目的として設置した制度です。
(希望郷いわて文化大使HPより)
緊張もひとしおなのですが、
「これからも岩手ファン、賢治ファンを続けて行っていいよ」というお墨付きをいただけたのだと思っています。
だからとってもうれしいご連絡でした。ありがとうございました!
これからも岩手でみつけたおいしいものや、宮沢賢治さんの世界のことなど
色々な場面で、みなさまと一緒に楽しんでいけたらいいなあと思ってます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
以上、ご報告でした。
5月15日の 高村祭 [岩手のおいしいもの]
第60回高村祭
日時 2017年5月15日 10時ー14時半
場所 花巻市太田山口 高村山荘詩碑前
(現在、バスのルートがないのですが
当日はJR花巻駅から無料シャトルバスがでていました)
主催 一般財団法人花巻高村光太郎記念会
高村記念会山口支部
共催 花巻市
一般社団法人花巻観光協会
高村祭とは高村光太郎が花巻に疎開してきた日にちなんで
毎年5月15日に光太郎が過ごした花巻市太田山口の高村山荘詩碑前で開催される催しです。
くわしくはこちらHPを
→http://www.city.hanamaki.iwate.jp/otasho/kodomo/takamurasai/takamurasai.html
→http://www.kanko-hanamaki.ne.jp/history/ijin/takamura/takamurasai/
数年前、大沢温泉自炊部に泊まっていた時、隣の部屋から高村祭のことをおしゃべりしている声がずっと聞こえていたことがありました。内容はよくわからなかったけれど、「光太郎」という言葉と、作品のことをなにか言っている様子でした。にぎやかでちょっと眠れなかったのですが、でもその楽しそうな様子が、私が9月にでかける賢治祭の時と似ているなあと思い、その日から「高村祭に行ってみたいなあ」という憧れになりました。それから数年・・・やっと今年出かけることができました。
が、晴れ女の私が、雨・・・
高村光太郎さんは雨男だったそうですね。
だから60回の節目を喜んでおられたのかもしれません。
いつもは雨の時は近くの体育館で行うそうなのですが、今回はテントを張って詩碑前での開催です。
だとするととてもいい機会に行けたのかも、雨なのがかえっていい記念です。
第60回高村祭の詳細はこちら
→ https://www.city.hanamaki.iwate.jp/event/1603/p006939.html
太田小学校の生徒さんからの献花
花巻東高校・茶道部からの献茶から始まったプログラムは
高村光太郎の詩の朗読や楽器演奏、コーラス、
光太郎を語る特別講演などが行われました。
光太郎のことばの世界があたりの緑や風や光、それからこの日は雨の音に混じって
とても親しみのあるものに感じられました。
会場の近くには一昨年リニューアルオープンした
高村光太郎記念館があり、光太郎の世界をどっぷり楽しめた1日でした。
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/shisei/418/425/p004836.html
晴れていたら展望台にも上ってみたかったのですが・・・ぜひ次の機会を作って再訪したい5月の高村祭でした。
5月中旬と言えば、私の暮らす関西はそろそろ半袖かな?というころ、
花巻では新緑眩しく、長そでか7分そでのシャツで気持ちよく過ごせる季節。
しかし~この日はとっても寒かったのです。
歯がガチガチいいだして、貼るカイロを背中にペタ~ああ、あったかい。
8月に入ってから県北ではやませもふいて寒さの夏の岩手です。
今思えば、その予感もこのころからあったのでしょうか。
いってきましたマルカン大食堂 [岩手のおいしいもの]
https://ja-jp.facebook.com/marukanshokudo/
花巻の町を眺めながら味わうマルカンメニューは私の元気の源になっています。
私にとってのパワースポットです。
今年2月に復活してこの8月20日で半年!本当によかった。
5月(今頃のご報告で)と8月行ってきました。
1階のエレベーター前には顔だし看板ができました。ソフトクリームになれます。
生まれ変わってからの食堂は、活気もパワーアップしているなあと思いました。
11時の開店前から食券を買い求める人でいつも長~い列。
だけど300以上の席数で必ず座れるから心配無用です。
それに8月にいったときは列が短くなっていくスピードが上がっていました。
食券売り場の方の「丁寧だけどてきぱき」が、さらにグレードアップしている。凄い!
【5月】
たべたのは 新メニューの「オムカツ」 デザートにはソフトクリームいただきました。
ケチャップ味のオムライスの上にカツ、そしてデミグラスソース
かつてあったオムハヤシをさらに豪華にした感じ。おいしかったです。
・・・しかし8月のときにはありませんでした。
このオムカツもまたたべたいけれど、いつもたべてたオムライスの復活の日が待ち遠しいです!
【8月】
たべたのは 「グラタン」 おそらく新メニュー
蟹さんがピースしているフォトジェニックなグラタン。 熱々です。
まゆみさんと一緒です。まゆみさんはマルカン復活後の初「ナポリカツ」に大感激。
食後のデザートは
まゆみさんは新メニューの「抹茶パフェ」
わらびもちがモチモチ♪
このメニュー誕生秘話は花巻市のPR誌「花日和」2017年夏号で読めます。
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/shisei/417/hanabiyori/p007990.html
マルカン記事だけ読みたい方はこちらからどうぞ→★
そしてこの日はあった!
「ワッフル あずき&クリーム」 これは仲良くはんぶんこ。
あ~~~おいしかった!! ごちそうさまでした。
マルカンラーメンが商品化されていました。
お家でもあの味がたべられるってわけですね。
マルカン復活までの1年間のルポ読みました。
『マルカン大食堂の奇跡』 北山公路 双葉社 2017年5月
イーハトーブの帰り道 [岩手のおいしいもの]
おかげで帰る予定だった月曜日、飛行機欠航。
新幹線は動いていたけれど、大阪についてからあとが大雨、大風で大変そうだったので延泊しました。
・・・こんなことは実にまれです。
花巻から盛岡に移動し、県立図書館で調べもの・・・ありがたい時間ができました。
バスに乗ってひさびさに肴町にも行ってみました。 盛岡七夕まつり 開催中でした。
東北では8月に七夕祭りを行うところが多いですね。
関西ではない風習、そしてこのきれいなくす玉の飾り。
帰り道仙台で観ようと思っていた七夕まつり。台風のおかげで結局みられず帰宅することになったのですが、
盛岡できれいな飾りと共に七夕を楽しむことができました。
夕餉は盛岡駅フェザンにある「純情産地いわての店 みのるダイイニング」で。
http://www.fesan-jp.com/fesan/shop/shop201.html
2品選べるというので、岩手純純ハンバーグといわて純情豚の蜂蜜ローストをいただきました。
ナイフとフォークをみてみれば
これ欲しいなあ。
そして翌日・・・朝、晴れの盛岡です。
しかしふりかえた午後からの仙台~大阪便の飛行機は、霧のため視界不良で欠航「かも」の連絡。
仙台空港は海のそばだからか霧がでて欠航になることときどきありますね。
5月大阪から利用した時もやっぱり霧で到着しないかも、といわれ、そのときは仙台に着陸したのですが、
仙台空港につくと仙台発の全便は欠航になっていました。
そんな5月の記憶があるので、これは欠航になるだろうと早々に新幹線に変更!
これは正しい選択となりました。午後からの便は全便欠航だった様子。
そうして盛岡からの新幹線「はやぶさ」は欠航・・・いえ、結構込んでいました。
車窓の向こう、南下するほど雨が強くなっていきます。
でも涼しいし、本がたくさん読めるし快適かいてき。
東京で寄り道もできた。
見つけるとついふらふらとたちよってしまう~スイカのペンギンショップ
お久しぶり!暑いね~~~
→そういえば以前、盛岡で「さんさ」姿でいらっしゃいましたよね
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2010-08-15
丸の内のプリンアラモード天井(と、勝手に命名)
ちらっとのぞいた東京の空は台風一過の青空でした。暑い!
・・・このあと雨続きの東京、貴重な青空の日でした。
新幹線改札前のおみやげ通りにある
小岩井農場ショップでひとやすみ ソフトクリームはミルキーでした。
小岩井ショップでは飲むヨーグルトも購入して
博多行きの「のぞみ」に乗車 夏休みだからなのか混んでいました。
お昼ごはんに、盛岡駅前のtetoteさんで購入した
「福田パン」果肉いちご+マスカルポーネチーズクリームサンドと、
東京で買った小岩井飲むヨーグルト どちらも私の好み♪ また食べたい。
そんなこんなで大阪着。
台風もなんのその、結果、最後まで岩手を満喫できた8月の訪問でした。
お世話になったみなさま、どうもありがとうございました!!
【おまけ】
大沢温泉で見つけた(おもしろ)パン
「もち入り 力(ちから)あんぱん」
文字通り、中にはお餅と小豆あんが入っており、腹もちよし。
花巻のオリオンベーカリー謹製です。
今年もエビスビール父の日CM [岩手のおいしいもの]
→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2016-05-30
今年2017年も花巻が舞台のエビスビール父の日CMが
父の日までの限定でウェブで見られます。
やった~~
・・・今年は花巻市のHPで教えてもらいました。
「花巻市がウェブCMのロケーションになりました」
同社の父の日ウェブCMは、2015年、2016年の公開時も花巻市を舞台に撮影が行われていましたが、3年目となる今年は、吹張町、高木団地、花巻温泉をはじめ、市内8箇所で撮影が行われました。ロケ地を訪ねて、花巻の魅力をもっと知ってみませんか。
(花巻市HPより抜粋)
↓
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/kanko/704/p007968.html
第3弾の今回は「ありがとう篇」です。
こちらから見られます
↓
http://www.sapporobeer.jp/yebisu/fathersday/
花巻と盛岡のあの場所、この場所が出てくるので画面から目が離せません。
娘っこはちょっと都会的になり、お父さんは白髪が増えて歳をお取りになった感じ。
第2弾でバスで帰省した娘っこ、今回は新花巻駅から新幹線で帰っていきます。
今回が最終回なのかな???
いえいえ、そして人生は続く。
また来年も楽しみにしていますので
エビスビールさまよろしくおねがいしますね。
今年の父の日6月18日までの期間限定放映です。
第1弾、第2弾も合わせてみられるので是非チェックしてみて下さいね。
真「がんづき」時代到来!? [岩手のおいしいもの]
このブログでもなんども紹介してきた岩手の「がんづき」
こんなたべものです~これまでの記事はこちら
私にとって
岩手の大好きなたべものベスト3に入る、
「岩手のおかあさんの味」
「家でつくる小昼(こびる~小腹が空いた時)のたべもの」
そんながんづきが
「今年に入って『なぜか?』
「がんづき」が、企業さんから新しいお菓子として世に出てきています(^o^)」
と、ますみさんが教えてくれました(いつもありがとう)。
ますみさんがおしえてくれたがんづきの広告
私もマシェリ3月17日号で見ました。
こちらの2ページにでています
↓
http://www.e-macherie.com/backnumber/macherie1037.pdf
「がんづき」は仙台あたりでは和菓子屋さんで売られていますが
(でも岩手とは様子が違うがんづき)
岩手では道の駅などでは売られていても、その作り手にお母さんの顔が浮かぶような
家庭の匂いのする作り感満載のたべもの。
それがいよいよ和菓子屋さんデビューの時代を迎えたようなのです。
そんなニュータイプ「がんづき」。
3月17日にリニューアルオープンした盛岡駅前フェザンの新店舗、
回進堂さんでゲットできました。ちろん全種類!
ところで
回進堂さんといえば「岩谷堂羊羹」が有名です。
中でも私はこの秋限定の「栗」が大好き。
これからは羊羹も「がんづき」も楽しめますね。
じゃ~~~ん、回進堂さんの「がんづき」
蒸しがんづき3種(黒糖、味噌、ごま)と
焼きがんづき1種(りんご)
本当はあと一つ黒糖のや焼きがんづきがあるそうですが
生産がおいつかず、しばらくはりんごだけだそうです。
フェザン店で先行販売ということです。
夕方までにほぼ完売してしまうようですので、
全種類食べたい方は、午前中に出かけるのがおすすめです。
きっちりパッケージのおしゃれがんづき。
材料表示には、しょうゆ、味噌、ごま、お酢、はちみつなど
それぞれのがんづきに合う材料を使われています。
大沢温泉でマユミさん、N夫妻と集まって食べたのは
りんごがんづき
パウンドケーキみたいだけど
ふんわりもさっとした感じと、「和」テイストの甘い香りは
やっぱりちゃんとがんづきでした。
・・・一緒に小皿に並ぶのはトロイカのチーズケーキです。
ますみさん情報によれば一関のお菓子屋さんのがんづき広告もあるそう。
こちらもいつかみつけていただいてみたいです。
それから
秋田の方でもりんごやフルーツの入ったカラフルな
がんづきもあるようです(ブドリ兄さん情報、写真も多謝でした)。
お家で作るがんづきと、買ってたべるがんづきが
共存する時代がやってきました。
かつて、「水やお茶を買うなんて」と言っていた時代。
それが今や、コンビニなどで買ったペットボトルで飲む時代・・・。
同じようなことが「がんづき」にもやってくるのでしょうか。
フィギュアスケートじゃないけれど、
がんづきにも「真」時代がやってきました。
どこへ行く「がんづき」~今後の行方が楽しみです。
ここまで書いて
「はっ、紹介していなかった・・・。」
昨年2016年6月12日の毎日新聞「おかん飯」の欄で
がんづきのことを投稿したら、とりあげてくださいました。
西原さん、枝元さん、構成の中川さん どうもありがとうございました。
甘いものが苦手、
と ときおりこの欄でつぶやいておられる西原さんが、
召し上がって下さり、喜びました。今ごろすみません~
★よかったらこちらの「がんづき」も見てくださいね
→http://mainichi.jp/articles/20160612/ddm/014/070/034000c
マルカンで復活 [岩手のおいしいもの]
4月です。今日から新年度。
しかし報告は3月の花巻のこと
行ってきました~マルカン大食堂。
外観は何もかわっていませんが
「マルカンデパート展望台食堂」より「マルカン大食堂」に名称が変わり
2017年2月20日に復活。
1階は白を基調したナチュラルテイストな雑貨店とカフェになっていました。
珈琲のいい香りでみたされている空間に
お洒落な衣類や雑貨、東北のおみやげや地元の野菜、
マルカン応援グッズなど・・・誘惑でいっぱい。
大食堂にむかうエレベーターまで、なかなかゆきつけません。
6階の大食堂のオープンは午前11時。
平日にもかかわらず10時半過ぎにいったら、すでに長い行列ができていました。
列は下の階に向かって伸びていて、私は5階の踊り場付近。
列には地元の方がたくさん、そして私のような県外からの人もちらほら。
前に並んでいたお二人の方は仙台からお越しでした。
・・・土日にでかけた友人などは3階まで並んだそうです。
踊り場にはマルカン復活までの応援横断幕や、
かつての店内の写真や、絵がおしゃれな装いで飾られていました。
長い行列も、きょろきょろして飽きません。
オープンは11時です。
食品サンプルの並ぶショーウインドーーも、食券のレジもそのまま。
メニューは少し減っていました。
よく食べていたオムライスやオムハヤシはなくなっていて、残念。
ソフトクリームのほかは、50~150円くらい値上がりしています。
でもボリュームと質を思えばやっぱり安いマルカンメニュー。
復活後の初注文はナポリカツとソフトクリーム
テーブルの上の箸入れやナフキン立て、しょう油瓶もそのまま。
でもお茶のポットとコップはなくなり、
ボタンを押して入れるお茶コーナーまでとりに行くシステムになっていました。
ホールの方のメイド制服も形はそのまま新調されていて、きりっとした感じ。
ざわざわとした全体のにぎわいもそのまま。
運よく、窓際の席に座ることができました。
これまで通り
高い場所から花巻の町をながめながらいただくのは至福の時間です。
ナポリカツ!
あまりのうれしさに手が震え(たのかな?)、
ナポリタンに突き刺したフォークを床に落っことしてしまった!
ソフトクリームはすこしかたむき「ピサの斜塔」状態。
こちらも味もボリュームもそのまま。
マルカンがなくなってしまったそわそわから
気持ちも食欲もみごとに復活。
しみじみしていたら
たべるのに1時間かかってしまったけれど、
もちろんどちらも完食です。
食事の最後の方ではN夫妻と再会でき
おしゃべりもできてうれしかったです。
N夫妻はマルカンラーメンとチーズハンバーグ。
どちらもおいしそう、次回注文してみようかな。
1階で販売していた祝・復活ビール
N夫妻におしえてもらい、おみやげに買って帰りました。
地ビールテイストで美味です。
花巻の大好きな場所が戻って来て本当にうれしい。
またでかけるぞー!
まだまだ寒いけれど 3月スタート [岩手のおいしいもの]
今日から3月 卒業式、年度末、梅も咲いて
そしてもうすぐひなまつり
まだまだ寒いけれど、朝日が昇る時間が早くなってきたり
夕方日が沈むのはゆっくりになってきたり、
なによりおひさまの光が明るくなってきましたね。
大好きな花巻の大沢温泉がNHKで紹介されるそうです。
うれしいけれど、またお客様が増える=予約がとれなくなる!?
いやそんな心配はしなくていいか!?
そういえば先日宿泊した時に
館内をカメラとライトをもった人たちがうろうろしてました。
あの人たちが作った番組かも、楽しみです。
番組HPより・・・
“温泉”そのものを愛し、味わいつくす番組「ぜんぶ、温泉。」
今回旅するのは宮沢賢治のふるさと 岩手県 花巻温泉郷
ヘッドフォン推奨! 目で、耳で、心で、たっぷりお楽しみください
2017年3月4日(土) 午後8時30分(30分)
「ぜんぶ温泉。岩手・花巻を浴びる」
NHK BSプレミアム
くわしくはこちら
↓
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3738/2225474/index.html
【追記】かわはらさん、教えて下さってありがとう~
・・・そして、この番組のあとは、チャンネルはそのままで
夜9時からは遠野を舞台にした番組があります
BSプレミアム
2017年3月4日(土) 午後9:00~午後10:00(60分)
発見!体感!にっぽん雪紀行
「遠野 不思議なる冬の物語」
番組HPより・・・
かっぱ伝説や「遠野物語」の不思議な世界で知られる岩手県・遠野市。
冬、白鳥舞う里で独特の伝統や風習を守りながら、
たくましく生きる人々を女優の羽田美智子さんが訪ねる。
詳しくはこちら
↓
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2017-03-04&ch=10&eid=26155&f=2651
私が2月にでかけたときの大沢温泉…雪まみれ
でも屋根や木々それぞれに雪の積もり方が違って、ながめていると楽しい。
ブドリ様より「白いものは白く」と写真添削(補正)を
送って下さいましたので、それと差し替えます。多謝。
軒先のつららはにょきにょき、こちらはガラスアートみたいに光っていました。
2/20 復活!花巻・マルカン大食堂 [岩手のおいしいもの]
900番目の記事はめでたいニュース!
昨年6月に閉店した花巻のマルカンデパート展望大食堂
このブログでも「あれ食べた」「これ食べた」そして「閉店残念だー」
と何度も記事にしてきましたが、
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2016-06-07
2017年2月20日に復活のニュース。
その1週前にでかけた雪の花巻
(今回はスケジュールたっぷりで一人旅モード)
マルカンはシャッターが閉まっていて、誰も歩いていなくてひっそりしていたのに
あれは嵐の前の静けさ!?だったんだな。
岩手日報には記事が2つも
「マルカン大食堂が復活 花巻「変わらない味」歓喜2017.2.21
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20170221_2
「花巻マルカン1階も新装 カフェやキッズ、雑貨販売」2017.2.21
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20170221_10
岩手日日新聞にも
「大食堂、待望の再会 マルカンビルリニューアル」2017.2.21
http://www.iwanichi.co.jp/hanamaki/21959.html
IBC朝日放送にもとりあげられました。
「マルカン大食堂が復活オープン」2017.2.20
http://news.ibc.co.jp/item_29383.html
万歳~~待ってたよ~~~。
復活を願った花巻市民の方や全国のマルカンファン、
そしてそんなみんなの想いを具体的に形にするため動いた
上町家守舎のおかげで、また灯のともったマルカン大食堂。
1階には岩手・花巻の伝統工芸を生かした雑貨のセレクトショップや、
コーヒショップ、子供たちの遊ぶ場所などもあるといいます。
ありがとうとか、やったー、とか、うれしい、とか、待ってたわよ、とか
たくさんの人の想いが集まった場所ができたんだなあ。
これは復活ではなくて、
あたらしく生まれ変わったってことですよね。
「前の方がよかった」ではなくて「今がいい」「これからがたのしみ」
そんな場所。
3月にいくぞー!
ソフトクリームと、ナポリカツとオムライスとマルカンラーメン
あ、マルカンワッフルも復活していますように。
新年会 [岩手のおいしいもの]
旧暦お正月の2日目 1月29日 大阪・梅田で
関西岩手県人会 http://www.iwate-kansai.com/ の
新年会・新春懇親会がありました。
会は、
東日本大震災犠牲者および県人会会員の物故者の方への黙祷から。
御来賓5名のうちのお二人は岩手からお越しいただき、
総勢50数名の参加者で、わいわいと
関西で岩手に想いを馳せられる楽しい時間を過ごしました。
県人会に参加するようになって、拡がった楽しいことのひとつは、
岩手でお世話になっている親しい方と、
県人会でお知り合いになった方が、
実はそれぞれ同級生だったり、お友達だった
などという出会いが増えてきたこと。
それで、花巻に行けば「大阪の~~さんによろしく伝えておいてね」と言われ、
県人会の集まりに参加すれば「花巻の~~さんによろしくね」と言われます。
そうして昔の岩手の町の様子や方言のこと、宮沢賢治のことなど一緒にお話できる方が増えました。
なんだか不思議で、私にとって本当に楽しくありがたい機会となっています。
お料理と飲み放題を味わう中で
今回は岩手を味わう「スペシャルメニュー」が登場しました。
昨年秋にデビューした岩手のブランド米「銀河のしずく」https://www.junjo.jp/ginganoshizuku/ と
岩手の野田村で釜炊きの伝統製法で作られている「のだ塩」
http://www.noda-kanko.com/kankou/spproduct/nodashio.html
でにぎった おにりぎりです。
銀河のしずくは、白くてもっちり、冷めてもおいしいお米でした。
のだ塩は、コクと甘味のある塩です。
岩手の食材を岩手県人会でいただけるなんて、贅沢で美味しい~。
会の後半は余興の時間、
ピアノ演奏、カラオケ大会!? みんなでうたいましょうと「ふるさと」の合唱など。
ピンボケ写真でごめんなさい~
カラくじなしの抽せん会では
私は岩手のお米が当たりました!
北上市の八重垣さんのひとめぼれです。
~あ、これは「森のみみずく」さんに教えてもらったお米だ、
http://ameblo.jp/mimizuku-cafe/entry-11877575789.html
と喜んでしまいました。
実は私、今回の新年会で総合司会をさせていただきました。
至らぬところもあったと思いますが、とても楽しい経験でした。
ありがとうございました。
また来年もみなさんお会いしましょうね!
★関西岩手県人会では2017年度は
・4月 2日(日)京都で親睦お花見会(京都岩手県人会ほかと共同開催)
・7月23日(日)3県人会合同納涼ビアパーティ
・そして春のセンバツでは、
岩手からは盛岡大付属高校と不来方(こずかた)高校の
2校が出場することになり、応援も忙しそうです!
・・・詳しくはこちらもご覧ください
★関西岩手県人会・県人会ひろばのページ
http://kihiroba.exblog.jp/23588313/
★関西岩手県人会のHP http://www.iwate-kansai.com/
山葡萄 リンゴ 牡蠣 [岩手のおいしいもの]
12月になって更新の機会を逃しております・・・。
わ、もうあと半月だ~
というわけで、とりいそぎ
このブログでも時々登場の、いわてS-FARMりささんが
大阪で、山葡萄のセミナー開催と、ざこばの朝市に出展しました。
いわてS-FARM http://s-farm.jpn.com/shop/
ざこばの朝市の会場は大阪中央卸売市場(のちかく)。
日曜日で静かな市場でしたが、あのあたりにでかけるとなんだかわくわくします。
会場はあいにくの雨でしたが、たくさんの人出。
岩手の りささんのブースでは
広田の牡蠣が蒸されて、ゆげがほわっと
一粒が大きくてジューシーでした。
りんごも「こうこう」「フジ」「ジョナゴールド」どれも
岩手から届いたぴかぴかのりんご。
りささん~岩手からおいしいものいっぱい関西に届けてくれてありがとう。
お疲れさまでした。
詳しい報告は関西岩手県人会HP「県人会だより」に載せてます。
山葡萄セミナーのことも(報告:栄子さん)
以下からご覧ください~
↓
http://kihiroba.exblog.jp/23454571/
むむむ、今年中に更新がんばれるかな(弱気・・・)
こんな感じですが、ひきつづきどうぞよろしくおねがいします。
なにかと世の中あわただしくなる12月後半ですが
みなさまもどうぞお元気でお過ごしくださいね♪
ラーメンと秋の一日 [岩手のおいしいもの]
寒くなりましたね。昨日(11・24)は東京で54年ぶりに雪が降り、
関西でも、その話題がテレビや新聞で取りあげられて大騒ぎでした。
でも岩手をはじめ東北や北海道ではすでに雪の季節がはじまっています。
そして関西に、今年は雪が積もるでしょうか。
例年以上に寒い冬なのかなあ・・・ブルルッ
寒くなるとラーメンの湯気が恋しくなります。
思い出すのは10月の花巻(おいおい、今頃の報告をそんな風にごまかして!?)
「ここ、行きたかったお店でしょ」と、すみれさんが連れて行ってくれたのは
むむ?なんでだっけ?
あ、そうです、これが食べたかったのです。
少し前に「秘密のケンミンショー」でとりあげられていたラーメン。
焼肉屋さんだけど、ラーメン。
外は稲刈りがすっかり終わったたんぼの風景が拡がっています。
湯気の向こうに
味楽ラーメン。 見た目は一般的なラーメンですが
中からこんな大きな餃子が出てきます。
あんかけなので、じわーっと熱い。とろとろラーメン。
ボリューミーでしたが、完食したことはいうまでもありません。
餃子とラーメンのこうした組み合わせもなかなかいいもんですネ。
次回の訪問がかなうなら今度は焼肉も食べてみたい!
★味楽園
https://tabelog.com/iwate/A0302/A030201/3004487/
それにしてもお店ごとに個性豊かなラーメンのある花巻、恐るべしです。
この日はすみれさんに
いわて国体で天皇皇后両陛下、皇太子殿下がお泊まりになったと言う
花巻温泉に連れて行ってもらい、
敷地内にある花巻温泉バラ園を遠巻きに眺め(つまり入らなかったという事)、
そのそばの釜淵の滝は、
こんな看板にどきどきして
鐘を鳴らして、途中で退散、
花巻広域公園では噴水を見上げ
円万寺で花巻を一望し
ここからながめる花巻は、とってものどかな風景です。
それぞれの家を守る防風林が小島みたいで。
花巻空港でも、いわて国体のおもてなし
最後に空港でみつけたポスターをみて、
ほんに、ほんに の一日でした。
すみれさん いつもありがとう♪
もってのほか [岩手のおいしいもの]
秋、菊の季節。
秋の東北で見かける袋詰めの菊の花。
わーきれい、でも観賞用ではありません。ポプリにするわけでもないのよ。
食用菊です。食べます♪
この紫色の食用菊は「もってのほか」といいます。
★食用菊についてはこちら→ウィキペディア
もってのほかは10月中旬から11月いっぱいくらいしか味わえない東北の秋の珍味。
菊と言えば、「菊の御紋」。
そんな崇高なものを食べるなんて「もってのほか」というわけです。
食用菊はこのほかに、主に黄色の花の食用菊があります。
それからお刺身のツマなどにつかう小菊も、あれも食用菊ですね。
黄色の食用菊はだいたい通年出回っています。
また東北には「干し菊」という、蒸した菊を焼き海苔みたいに薄く延ばして乾燥させたものもあり、年間を通し売られています。
しかし「もってのほか」は、旬を逃すとなかなか味わえない食用菊。
10月の仙台でみつけました。ラッキーでした。
もっての他に限らず、秋の東北へ行くと、うす紫や、黄色の食用菊が
こんなふうに袋や透明ケースに、ぎっちり詰まって売られています。
だから袋を開けると、ぼわっとでてくる。
菊ですから、菊の香りがしますよ。
これを1輪ずつガクのところからちぎります。食用菊だから改良されたのかな、
と思うほどにガクから花びらがほろっとはずれて、ちぎりやすいです。
ちぎったものを、お料理のトッピングにしてもおしゃれです。
しかし、食用菊のおいしい食べ方は火を通すこと(と私は思っている)。
ちぎった花びらを熱湯で2~3分ほど茹でます。
もってのほかも、黄色の菊もゆでても色は褪せません。むしろ鮮やかに仕上がります。
ざるにあげて、冷水でさっと洗って下ごしらえは出来上がり。
ゆであがりも菊の香りがふわっとたちのぼります。
酢のものにしていただくのが基本の味わい方、そして私はこれが一番好きな食べ方です。
天ぷらやおひたしでも。お漬物もあります。
寿司めしにまぜこむと、きれいなちらし寿司になります。
今回は、米酢 大さじ4、砂糖 大さじ2、しょう油 少々、水 50mlをあわせたものに、
ギュッと絞った、もってのほかを入れ、和えました。
酢をあわせると、もってのほかの紫色が色鮮やかになって本当にきれいです。
こうしていただく食用菊は、少し甘味があり、
しゃきしゃき、そりそりとした食感がここちよいです。
黄色の食用菊は、花びら一枚一枚がやわらかい感じ。
もってのほかは、花びらがぷりっとしてしゃきしゃき感が立っている感じです。
もりもりたべる料理でもありませんが、何やら健康効果もこのごろ研究され注目されているよう。
ともかくも食卓が華やかになるたべものです。
そもそも花を食べる、ということだけで楽しくなります。
西洋料理の世界でエディブルフラワーというたべられるお花たちがありますが、
それはそれできれいだし、華やかでいいのだけれど、
それが流行るずっと前から、
・・・奈良時代からとか江戸時代からとか諸説あるようですが
日本には(当たり前に)花をたべる食文化があったのです。
おもうだけで「東北万歳」という気持ちになるなあ♪
小菊ではない方の食用菊は、山形県が生産日本一。
でも岩手でも、宮城でも作られている、東北の秋の味覚です。
どうして食べられるようになったのか、などは調べてみたいところですが、
9月の重陽の節句でとりあげられるように、
菊は「長命、延命」の意味が込められた花であり、
アロマテラピー的には鎮静効果があったりしますね。
そしてなにより、東北の暗く寒い季節が始まるこれからの季節に、
菊の花の料理は食卓に、明るさや華やかさを運ぶ役割もはたしてきたのではないのかなあとも思うのです。
今回の「もってのほか」は10月の仙台の「仙台朝市」で買って帰ってきました。
1袋120円。安かったー、他で買うともうすこしします。
盛岡の「よ市」、「神子田(みこだ)の朝市」と同じく、はまってしまった
仙台朝市→http://www.sendaiasaichi.com/
朝市といっても一日中やっています。野菜、くだもの、魚…何でもそろっています。
閑話休題、仙台朝市に行く途中、彩雲をみました。
携帯で撮ったら真っ暗~なのですが。
太陽の周りに虹の輪がかかっていてとってもきれいでした。
こういうときにかぎって、周りで気づいている人が少なくて
(町の中で上向いて歩いてる人もそりゃあ少ないわね)
「見てー」と言いたくなるけど、そういうわけにもいかなくて、かなりもどかしかったです。