ワルトラワラ44号 [宮沢賢治]
このブログではおなじみ!?の宮沢賢治研究誌 ワルトラワラ最新号出ました。
ワルトラワラ44号 2019年3月20日発行 ワルトラワラの会
2016年7月の40号以来、こちらのブログで紹介していませんでした。
わーすみません! そして発行から1か月後のご紹介に・・・
その記事→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2016-07-18
ワルトラワラといえば
編集長の松田司郎氏の企画展
「賢治とゴッホの原風景」@花巻 ~6/30まで絶賛開催中
ご案内こちら→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-16
44号はこんな内容です
【もくじ】
・イーハトーヴ美術館44
岩手山「滝田恒男のスケッチ行脚」 滝田恒男
・イーハトーヴ写真館44
ポランの広場「薄明穹のいのりのなかに」 松田司郎
・イーハトーヴ風景館14
松と白樺の並木「松田一郎の光と風のなか」松田一郎
・宮沢賢治とゴッホの夢見た世界
「ゴオホサイプレスの歌-第三部 宇宙意思とMANDALA」 松田司郎
・インドラ・ウェブ27・ポラーノの広場
「ポラーノの広場?はてな、聞いたことがあるやうだなあ」 牛崎敏哉
・作品と花巻その4・生活者の視点で作品現場を歩く
「『春と修羅』第三集・詩ノート」 泉沢善雄
・イーハトーヴを生きる視点からの検証
「賢治とカシワ(柏・かしは)序論」 岡澤敏男
・宮沢賢治のプラネタリウム27
「賢治星景写真の旅(4)」加倉井厚夫
・イーハトーヴの切り絵日記31
「土神ときつね」 林敦子
・イーハトーヴ料理館41・賢治たちの自炊めし一膳目
「賢治 羅須地人協会のころ」 中野由貴
・もうひとつのイーハトーヴ物語・連載第2回
「私のなかの「鹿踊り」」 松田司郎
・イーハトーヴスケッチ散歩19
「車」 宮沢俊司
・シリトンの会 活動報告 合田淑子
・編集後記
・執筆者プロフィール ほか
私は前号43号でお休みしました。で、この機会にリニューアル、今号より新連載。
賢治と賢治を取り巻く人たちの「自炊」をテーマに食の風景を追っていきます。
こんなタイトルをつけておいて次号は自炊の域を超えそうなんですけど。
自炊~自分で作って食べているという食の風景には、その人のくらしぶりや時代が強く表れると思います。そこからはその人の当時の世界観、なにより当時のその人が見えてくる、はず。
もちろんそんな1面だけですべてを理解することなどできないけれど、その人の作品世界を味わい、理解することにつながる大切なエッセンスが隠れているのではないでしょうか。
・・・そんな思いではじめた連載です。
どこまで続くかわかりませんが、ご贔屓の程、宜しくお願い申し上げます。
今回の「一膳目」は「羅須地人協会時代の食の風景」
~大正15(1926)年の或る日の食卓 ・・・例えばこんな感じだったかと・・・
誌面の白黒写真ではわかりにくいのでカラーでご紹介します。
冷ご飯のぼそぼそ感、伝わるといいけれど。
あ、ちしゃ(レタス)にソースはこれからかけるところです(笑)。
ワルトラワラは送料ともに頒価1冊1000円
問い合わせはこちらのブログのプロフィール欄・メールアドレス宛お願いします。
また、花巻市の宮沢賢治イーハトーブ館で取り扱っていただいています。
Machicoco マチココ 12号 [岩手のおいしいもの]
マチココ最新号のおしらせがすっかり遅くなってしまいました。
最新号12号は2月20日発売でした。
前号の「ならではの、味」では、ラーメンや洋食といったおいしい香り満載でしたが
今回はカフェや喫茶店を中心に、あたたかい湯気たちのぼる美味しい場所が紹介されています。
あたたかいのは湯気だけではありません。
寒い季節はもちろん、誰でもいつでも歓迎の人の集うあたたかい場所があるのが花巻のいいところ。
そんな「ほっと」スポットを教えてくれる12号です。
今回から始まった連載「まきまき帽子」イラストがかわいいい!
第1回の土沢商店街にも「ほっと」スポットがたくさんありますね。
佐々長さんの焼きおにぎりが食べたい~~フルーツサンドも。
また行きたいなあ。
・・・楽しかった土沢商店街での「まちなみアクションinイーハトーブ」
お世話になったのは2013年5月のことでした
よかったら以下から当時の様子みてください~
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-05-10
毎号楽しみな「光太郎レシピ」は「光太郎のお正月」
12号をたのしんでいたところ、風屋さんブログを訪問すると(リンクさせていただきました)
→https://blog.goo.ne.jp/k_kazeya/e/f4daed1e092f9e8c78bc605bb492fde7
13号は4月20日発売予定。わー明後日(ということで更新がんばりました)。
梅咲き誇る3月でした [散歩と旅と]
すると水戸駅ではこんな看板が光り輝いており・・・よりみち決定。
第123回 水戸の梅まつり
え!?123年続いているということなら宮沢賢治さんと同い年なおまつりですね
(賢治さんは明治29(1896)年8月生まれです)
2019年2月16日から3月31日開催中だった梅まつり
駅ではあちこちでイケメンキャラさんもお出迎え
アニメ 続「刀剣乱舞ー花丸ー」のスタンプラリーをやっていて
沢山の人が写真を撮っていました。
バスで偕楽園へ・・・到着してバスを降りるなり、梅の香りが漂っていて、それが濃くて強くて、もうびっくり。
梅の木がびっしりの園内は、ほぼ満開。
看板によると2223本開花しているとのこと。すごいなあ。
梅ばっかり
8割ほどが白梅です。当日は小雨だったのですが、咲く花の色で園内はほの明るくて
咲き誇るってこんな感じなのだなと思いました。
あちこちの花をくんくん嗅ぎまわってしまった。梅の花って本当にいい香りですね。
そして空に向かってまっすぐ枝を伸ばし花を咲かせている様子も好きです。
桜もいいけれど梅ってとってもいい・・・。
あの広々した感じや香りがお伝え出来ないよー。
ほとんどさまようように歩き回り、途中で見つけた茶店で「きつねうどん」をいただきました。
風邪ひいたあとなど気力体力が弱った時に、どーしても食べたくなるきつねうどん。
この日は元気でしたが、いわきで張り切ってきたので
その「どーしても」だったのです。
ここは関東だとわかっていながらのチョイスです。
予想通りのおしょうゆ味の濃いお出しでしたが
甘い「おあげさん」だった!元気になれました。
食後はまた花見に戻ります。
今日ここにこられてありがたかったです。
4月1日新元号の発表がありましたね。
令月にはめでたい月という意味のほかに陰暦2月という意味もあるそうで
・・・来年の偕楽園はもっと混雑するかもなあなんて想っております
「和」が出てくるとは意外でした。
ほとんど隣り合っている昭和と令和
100年先の受験生が「似ているから覚えにくいなーどっちが先だったかな」
なんて困っていないかな。
それが負の歴史で、なんてことにはなりませんように。
ちょっとマイナス発言でしたが、「令」だってね・・・ま、そんなこと言っているうちは大丈夫ね!?
ね、水戸光圀さん!?
・・・茨城空港で再会
2年ぶり→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-06-14-1
お花に囲まれてお元気そうでした。
居酒屋『火の車』一日開店しました 3 心平・賢治・光太郎 ある日の食卓 お品書き [宮沢賢治]
1・寸劇とランチタイムとトークイベント
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-10
2・火の車メニュー お品書き
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-11
↑ 心平さんのエッセイにも登場する花のオープンサンド
こちら3の記事では
「心平・賢治・光太郎 ある日の食卓」メニューをご紹介します。
企画展の展示Ⅳでご紹介した草野心平・宮沢賢治・高村光太郎の食のエピソードに関しての食べ物・料理を「ある日の食卓」として11品ご紹介しました。
中国産のカマンベールみたいなもの(「わが酒菜のうた」)。粥のおかず(「わが
今回は神戸・南京町で見つけた、ご飯にあう甘酒入り甜(甘い)腐乳です。
塩辛い腐乳はお粥と相性がいいのですが、今回はおむすびに合うものあるでしょうか?と、お店(林商店)の方に相談したら、これがいいよ、と。
松前漬け 【心平メニュー】
・・・写真を撮るのを忘れてしまった。真ん中に写っているのが松前漬けです
岩手で見つけた松前漬けの素をもっていきました。
ところが、いわきでも松前漬けは郷土料理の一つと教えていただき、関西人の私はびっくりするやらうれしいやらで作り方を教えていただきながら、結局作っていただきました。千切りにしたにんじんをたっぷりいれるのがいわき流なのだとか。心平さんが「わが酒菜のうた」に記している内容に納得でした。おいしかったです。
花のオープンサンドイッチ 【心平メニュー】
心平さんのエッセイの中には花を食しているものが多いのです。1973年9月
今回はオーガニックのエディブルフラワーを通販で取り寄せて使いました。
食パンブームにあやかって!? 食パンは芦屋panyaさんの高級生食パン
ママレードはイギリス製、そして発酵バター入り小岩井マーガリン
ジャスミンティ 【心平メニュー】
「私の空想料理」に出てくるジャスミンスープを想って
コンビーフ 【心平・光太郎メニュー】
高村光太郎さんの日記1951(昭和26)年4月14日には「草野君よりコンビーフ
そこで今回はリビーのコンビーフ缶と市販のフライドポテトで「コンビーフハッシュ風」に。
(お酒のあてにも、パンとも相性の良い簡単メニューなので、気になる方ぜひ作ってみてくださいね)
フランス漬け 【光太郎メニュー】
ドイツ料理のザワークラウト(仏・シュークルート)はキャベツの酢漬けのこと。
日本のお漬物(それも古漬け)っぽい味がします。これを光太郎さんはパリ直伝の作り方で「フランス漬け」と呼び作っていました。
今回はアメリカ製の缶詰を利用してフランス漬け風にしました。
フランスパン 【光太郎メニュー】
光太郎さんフランスパンがお好きだったようでエッセイにも
仏蘭西で最も好いのはパンです。(「画室にて」)
としたためています。
今回は芦屋ビゴの店のバケットを用意しました。
実は私のソウルフード(パン)なのです。それでフランスパン好きな光太郎さんにぜひ食べてもらいたいという思いからです。
賢治さんが羅須地人協会時代に推奨していた品種の陸羽132号
おむすび100個あっという間になくなりました。
ハトロン紙に包まれた食パン 【賢治メニュー】
宮沢賢治さんが友人の森荘己池氏と岩手山に登り、野宿した朝に湧き水と一緒に味わっ
それで今回3本の食パンをハトロン紙に包み、会場の3名の方にちぎってたべていただきました。
芦屋PANYAの高級生食パンおとりよせ。
水 【賢治・心平メニュー】
食パンと一緒にどうぞということでご用意しました。
ところで居酒屋火の車では水は「〆切(しめきり)」という名前がついていました。
賢治さんが好きだった小岩井農場の風景。そして心平さんと光太郎さんのお気に入
以上です。
過去には2017年5月21日同文学館でお料理とお話させていただきました
こちらでも心平さんゆかりのメニュー紹介しています。
「心平さんの胃袋探訪~口福弁当おしながき」
https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-06-09
居酒屋『火の車』一日開店しました 2 居酒屋火の車お品書き [宮沢賢治]
1はこちら→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-10
「火の車一日開店」ランチタイムでは
「居酒屋火の車」と「心平・賢治・光太郎 ある日の食卓」という
2種のお品書きをご用意しました。
この記事では「居酒屋火の車」メニューをご紹介します。
心平さんがエッセイなどで記している
居酒屋火の車のメニューから8品に、アレンジも加え再現しました。
メニュー名の次に記しているのがエッセイから引用したメニュー説明です。
料理名は心平さんが名付けたものです。
どれも詩人・草野心平さんのセンスの光るメニュー名。
実際のお店にでかけてみたかったなあと憧れます。
ぴい ピーナツ
これはもうなにも説明不要ですが、小袋にはいたものをご用意しました。
赤と黒 品川巻き
品川巻きとは海苔巻きおかきのことです。
今回ご用意したのは品川巻きより少し大きな海苔巻きせんべい
巻いてある海苔がおいしそうだったので。
黒と緑 ほうれん草のお浸し。海苔で巻いたもの
この通りのものは作ってすぐにいただくならいいのですが、
時間がたつと海苔がべちゃっとなってあまりおいしくない&美しくないのです。
それで今回は、茹でたにんじんとだいこん、ほうれん草にそれぞれ下味をつけて
巻いたものに兵庫の「大江のり」で各自で巻いて召し上がっていただきました。
・・・「大江のり」は私の地元兵庫では有名な味付け海苔です。
関東では味付け海苔あまり食べないですね!?
関西では味付け海苔のほうをよく食します。
そんな食文化の違いも楽しいかなとおもいまして。
雑色 お新香類
今回は賢治のふるさと花巻のお漬物2種ご用意しました。
「小十郎漬け」
「青なんばん味噌っこ胡瓜」
白夜だから白いスープになるように、そして心平さんは「他」と記しているので、ほかに何を入れてもいいのだ(おいしくなるのなら)と解釈し、キャベツ、牛乳、ベーコンのほかに今回は、たまねぎと少しのにんじん、そして高村光太郎さんが好きだった千六本の大根入りみそ汁とコラボ?して千六本の大根をたくさん入れました。最後に片栗粉で少しのトロミ、そして彩りと味の引き締めにパセリをぱらり(天の川だと勝手に想像して)。会場にはおむすびもパンもあるので白だしを使って和洋どちらにもあう味付けにしました。
朝食 昨日のパンをむし、スープでくふ。( 昭和22年9月1日光太郎の日記より)
美人の胴ともいいます。今回は心平さんお気に入りの「梅干しとワサビをこねあわしたもの」(「わが生活のうた」「わが酒菜のうた」)をはさみました。もしかするとこれは美人以上の「別嬪さん」?。
蒲鉾は小田原産のもの、梅干しは兵庫県篠山市のものをつかいました。
丸と角 チーズとカルパス
カルパス(サラミ)は、花巻・銀河フーズの「銀河のサラミ」と
花巻のブランド豚・白金豚のサラミ
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文学館ボランティアの会のみなさまと館の職員の方の手際の良さにうっとり
・・・と見とれている場合ではないと、私もがんばりましたが、なんだかもたもた。
会場でも、みのおてならい、ボランティアの会、文学館職員のそれぞれ皆様にお手伝いいただき、
無事にランチタイムが迎えられました。
ありがとうございました。
お料理の記事つづきます・・・
次の記事では「心平・賢治・光太郎 ある日の食卓」
企画展の展示で紹介した草野心平、宮沢賢治、高村光太郎の食事に関するもの11品をご紹介します。
いわき市立草野心平記念文学館
居酒屋『火の車』一日開店しました 1 寸劇とランチタイムと食卓トーク [宮沢賢治]
遅くなりましたが3月の心平記念文学館の報告です。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
福島県いわき市にあるいわき市立草野心平記念文学館で
2019年1月12日より3月24日まで
企画展「草野心平の居酒屋『火の車」もゆる夢の炎」が開催されました。
こちら→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-01-12
展示室(撮影禁止なので写真なし)には心平さんの自筆原稿、居酒屋の大福帳、
高村光太郎宛の書簡など、当時に思いを馳せられる貴重な資料も多数展示されていました。
光太郎レシピの紹介として花巻の「Machicoco」も並んでいましたよ!
そして~3月10日はこの企画展の催し
居酒屋「火の車」一日開店
〇寸劇「火の車時代」 11 時30 分~11 時50 分
常設展示室内にある「居酒屋火の車」を再現した空間に文学館ボランティアの会の方が扮する心平さんと従業員の千代吉さんが登場しました。二人のやり取りを聞きながら、当時にタイムスリップです。
寸劇の最後は
当時、心平さんと常連客のみなさんで作った「居酒屋火の車」の歌を合唱しました。
記念館学芸員の小野浩さん指揮の下
神戸から夜行バスでかけつけた(お疲れさまでした!)
みのおてならいの4人のみなさんの歌声に導かれ参加者みんなで歌いました♪
草野心平記念文学館ボランティアの会のFBで動画がみられます。
どうぞみなさまも一緒に歌ってください♪
→動画URLはこちら★
前日より文学館ボランティアの会の皆様、文学館の職員の方に手伝っていただき
心平さんの世界を楽しめるお料理の数々を参加者で試食しました。
お品書きは
「居酒屋火の車一日開店」
当時のお店で出していたものにアレンジも加え再現したもの8品
「心平・賢治・光太郎 ある日の食卓」
企画展の展示で紹介した草野心平、宮沢賢治、高村光太郎の食事に関するもの11品
賢治ゆかりのお米「陸羽132号」も
・・・このお米の作り手は2017年9月の花巻でお会いした
いわき賢治の会のかとうのさん。
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-09-24
そしてそのお米の種もみは栃木のかえる農場・館野さんからと伺い
一昨年に出かけた栃木の賢治セミナーでお会いした「栃木の賢治さん」笑!?
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2017-06-19
メニューの詳細はこの次の記事で「じっくり」紹介させていただきます。
【追記:2019.4.15】メニューは以下からどうぞ!
2・火の車メニュー お品書き
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-11
〇食卓トーク「心平・賢治・光太郎 ある日の食事」13 時~14 時 小講堂
小野さんから当日、突然のご指名でお二人のスペシャルゲストに加わっていただきました。
賢治研究家で精神科医の浜垣誠司さん
浜垣さんのブログ「宮沢賢治の詩の世界」http://www.ihatov.cc/
高村光太郎研究家で高村光太郎連翹忌運営委員会代表の小山弘明さん
高村光太郎連翹忌運営委員会のブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/koyama2870041
大変たのしく有意義な食卓トークでした!
※写真は みのおてならいFBよりお借りしました
まるで文学館全体が居酒屋火の車だったような
そしてそこにいたみんなが心平さん(あるいは賢治さん、光太郎さん)で、
みんなが居酒屋のお客様だった、そんな1日でした。
ご参加の皆様 文学館ボランティアの会の皆様 文学館関係者の皆様
素晴らしい機会に関わらせていただきまして本当にありがとうございました。
4/2-6/30「賢治とゴッホの原風景」@花巻・イーハトーブ館 [宮沢賢治]
松田司郎氏が企画・監修・写真の企画展を開催します。
企画展 「賢治とゴッホの原風景
―賢治は手帳と鉛筆を、ゴッホは画材を携えて」
期 間 2019年4月2日~6月30日
ホームページ http://www.kenji.gr.jp/
期間中、花巻にいらっしゃる方、お出かけになる方、ぜひ足をお運びください!
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン 開催しました4・ディナー篇 [宮沢賢治]
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン
この記事はディナー篇
前の記事の続きです
2・トークイベント篇→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-02-28
3・カフェタイム篇→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-03-04
ディナーにでかけた金曜日の夜の小岩井フレミナールは満席で、店内のあちらこちらから笑い声が聞こえたりして
とても楽しい雰囲気でした。
ディナーのメニューはアラカルトとコース料理
どれも花巻と小岩井の旬の食材で描く不思議で楽しい賢治の物語世界
★アラカルト・オードブルとサラダ
黄いろのトマトで何かこしらえたもの
花巻産 黄色いトマトのムース
「銀河鉄道の夜」の主人公ジョバンニと母のために姉さんがこしらえたトマト料理に思いを寄せて。
・・・ふんわりムースで、甘酸っぱい黄いろのトマトの味がよく味わえました。
藁のオムレツ
小岩井農場のナチュラルチーズ・ハロウミ入りプレーンオムレツ
本来は「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」に登場するフーフィーボー博士ほかに誰も決して食べてはならない立派なオムレツなのです。
半分に切ると・・・
ハロウミチーズが藁みたいに現れました。食感も「藁っぽく!?」もさもさしていました。
この雑穀サラダ食べてもいいかあ~いいぞお。
花巻産の雑穀と八幡平サーモンのサラダ仕立て 小岩井ヨーグルトドレッシングで
雑穀畑の登場する「狼森と笊森、盗森」では人と森が「いいかあ」「いいぞお」と楽しいやりとりをしています。
・・・中にはスモークサーモンがたっぷり入っているごちそうサラダでした。
早くいらっしゃいのサラダ
白金豚のベーコンとホウレン草の温かいサラダ
「注文の多い料理店」の山猫軒では白いお皿に菜っ葉を置いてお待ちしています。
・・・こんなお皿だったかな??と想像していただくのが楽しかったです。
★アラカルト・メインディッシュ
イーハトーブお肉大祭
「ベジタリアン大祭」ではなくて、こちらはお肉が主役です
小岩井農場産牛、花巻黒ぶだう牛、白金豚 岩手県産ブランド肉の3種盛り
・・・みんなそれぞれに旨味があって贅沢でした。
お皿は1枚ずつ手作り。小岩井農場のクルミの樹で作ったそうです。
(そんなお話を伺うとつい欲しくなってしまう)
ぎんがきがの野原
花巻の雑穀の焼きリゾット 小岩井農場たまご添え
「鹿踊りのはじまり」の嘉十は雑穀を育てています
たまごは、すすきの野原で鹿たちが見上げた夕日に見立てて。
・・・たまごがとろ~りで、雑穀もとろ~りのおいしいリゾットでした。
そのほかランチメニューと同じお料理は
ランチ篇→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-02-27
★コース料理は
「銀河鉄道の夜」沿線紀行
オードブルからはじまり最後のデザートまで「銀河鉄道の夜」の物語に沿ってお料理を味わうコースです。
もちろんどれも花巻と小岩井の旬の食材を使ったお料理。
★ドリンクメニューも
花巻のおいしいものいろいろ。
エーデルワイン「早池峰神楽」をいただきました。
どのお料理にもデザートにも合うワインでした。
(ありがとうございました。ごちそうさまでした!)
美味しいお料理と楽しいおしゃべりで口腹幸福・・・
せいこちゃん、れいこちゃん、ただみくん どうもありがとう!!
=★=★=★=★=★=
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストランはおかげさまで21日に無事終了しました。
お越しくださったみなさま、応援いただいたみなさまありがとうございました。
そして関係者の皆様本当にお疲れさまでした!
私もとても楽しい機会をいただいて感謝でいっぱいです。
加藤シェフの腕を振るわれたお料理、そしてサービスの方たちのさりげないおもてなし、すべてに「ごちそうさまでした」でした。
「まきまき花巻」を通して取材にでかけた花巻の農の風景の中で育った野菜や果物、お肉をレストランでみなさんが笑顔で召し上がっている様子をみているとあらためて花巻のおいしいもののもつ力を再発見、再確認、そんな気持ちになりました。
花巻の食材、小岩井の食材と賢治のおはなし世界のコラボは岩手だからこそ、の味や雰囲気、世界観だったのではないかな、などと思っています。
お料理や食材を通して岩手県、花巻へ旅をしたり、宮沢賢治の作品を読んだりそんなきっかけにもなっていますように。
感想などありましたらこちらのブログのコメント欄か
または主催先の花巻市のHP経由で農政課あてにご連絡くださると幸いです。
→https://www.city.hanamaki.iwate.jp/shisei/soshiki/honcho/1003414.html
今ではもう幻のレストラン・・・また扉が開くといいな!
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン 開催しました3・カフェタイム篇 [宮沢賢治]
宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン
この記事はカフェタイム篇
前の記事の続きです
2・トークイベント篇→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-02-28
ランチのあとの昼下がりのカフェタイム
花巻と小岩井の食材が味わえる
冬が舞台の賢治童話をテーマにしたいろんなスウィーツが登場しました。
キックキックトントン雪あそび
小岩井牛乳のパンナコッタ きび団子を添えて
「雪渡り」のどこまでのひろい雪野原。狐の幻燈会のおもてなしは、きび団子
・・・こうやってちょっと斜めから「雪野原」を楽しんでからいただきました。
「たろし滝」みたいな!? 氷柱だってあります。これは飴でできていました。
きび団子はもちもちでした。
雪童子(ゆきわらす)のおやつ
花巻産 雪の下にんじんのカタラーナ
トークイベントでも登場したカタラーナ
→https://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2019-02-28
ベイクドアラスカ
アイスクリームとメレンゲで氷山のようなデザート
「氷河鼠の毛皮」のベーリング行き急行列車は北極近くまで走ります
・・・スプーンですくうと、もっちりどっしりなのに、口に含むとふわふわのメレンゲ「氷山」。
中から小岩井のアイスがでてくるんです。発掘しているみたいで楽しかった。
「白金豚の紅茶煮」と、この氷山で、気分はベーリング行き急行列車の食堂車内です。
牧場のミルクソルベ
小岩井農場の生乳を使ったソルベ
・・・久々に再会できた広島の寧子さん、どうもありがとう!
彼女セレクトのソルベ。まんまるで雪玉みたい。ほんと、ミルクの味が豊かでした。
デザートプレート「冬の巨きな菓子の塔」
花巻の早池峰山(はやちねさん)を巨きな菓子の塔にみたてた宮沢賢治
花巻レストランでは雪の世界を4種のデザート(雪童子のおやつ、小岩井チーズケーキ「こがね色の草穂」、小岩井カスタードバニラ、牧場のミルクソルベ)で。
・・・これは私はディナータイムに友人たちと味わったのですが、それぞれ食感の異なる冷たいデザート4種味わえ大満足。早池峰山の雪もこんなふうに美味しいかも、と想像がふくらむのでした。
おや、ふりかえると食べていないのは小岩井ソフトクリームだけ。
どれもおいしくて楽しかったです ♪ ごちそうさまでした。
・・・・ところであれから半月ほどたつけれど、体重が元に戻りません~~