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NGO大学のおいしい時間 [野菜たち]

ここ数年、毎年2月にお料理作りで参加している関西NGO大学(略してN大)。
今年2009年は2月21~22日に参加します。
昨年は一人でしたが、
今年は心強い! 
なぜなら、おととしにつづいてN大修了生仲間の摩也子さんも一緒だからです。

21日夕方からお料理お手伝いいただける方、募集中です。
今年は第5回ゲストの松平さんのお米や、
N大関係者の野菜を中心に使って、
ムング豆のカレー、ハトムギサラダ、にんじんのお惣菜などなど・・・
スパイス、豆、雑穀を使ったお料理をいくつか作ります。
時間があったら夜食もつくります。
作るの好きな方、たべるの好きな方、なんだか気になる方、
ぜひご連絡ください。
とにかく最初に野菜を洗う、刻むで人手が必要です。

でもその前に、実は今期は12月にもおじゃましてお料理しました。
2月のお知らせも兼ねて、12月のご報告など。

2008年12月13~14日に開催された
第22期・関西NGO大学の第4回講座は
「食からたどる地球環境 ~越境する食べ物がもたらすもの~」
詳しくはこちら

当日のゲスト、松平尚也さんのお米や野菜(大根や青菜など、元気な野菜たちです)で
夜食、朝ごはん、お昼ごはんを作りました
松平畑の大根.jpg

朝と昼のごはん献立の半分は松平さんが担当されました。
野菜作りとともにお漬物、味噌など加工品も作られていて、今回のメニューにも並びました。
松平さんは、講座の発題に、お料理作りに大活躍でした(お疲れ様でした!)。
どんなおかずができるかな.jpg

この回のメニューは・・・
夜食:大根葉たっぷりのおにぎり
    こんぶとかつおぶしの佃煮
    にゅうめん
夜食はいかがですか.jpg

朝ごはん:ごはん
      豚汁(松平さんのお味噌で)
豚汁仕込中.jpg
      松平さんのおつけもの
      さつまいもとりんご煮のシナモン風味
さつまいもとりんごでデザートなど.jpg

昼ごはん:ごはん
      松平さんのおつけもの
      かぶを炊いたん(松平さんメニュー)
      あらめと厚揚げを炊いたん(松平さんメニュー)   
      大根と鶏とうすあげを炊いたん
大根と鶏肉をぐつぐつ.jpg
      ・・・・ほかにもあったような??

当日遅くまでお手伝いいただいた
Sさん、Tちゃん、Hちゃん、Yさん、
ほかたくさんのみなさまありがとうございました。
洗って、刻んで、たくさんの作業お疲れ様でした。
一人では到底無理なお料理作りでした。
感謝、感謝です。

TちゃんとHちゃんが描いてくれた
夜食のご案内。
夜食のメニュー.jpg
「にゅうめんいかがですか~」
「おにぎりいかがですか~」
二人のおかげであっという間になくなりました。
どうもありがとう。

さて、次回2月22日のお昼ごはんは!?
どうぞ楽しみになさってくださいね。
関西NGO大学、2月22日の講座「あなたの学びを行動へ」について詳しくはこちらをご覧下さい。


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せっせと麦ふみ [野菜たち]

先週の日曜日、農的なくらしを知る勉強会に参加し、
麦ふみにでかけました。
せっせ せっせと.jpg
場所は神戸某所、本野一郎さんの畑です。
ここは麦と大豆つくりをはじめて9年目の「家庭“穀園”」。
野菜つくりをする“菜園”はよくあるけれど、
穀物つくりの“穀園”あまり見かけません。

私たちの日々の食卓には欠かせない穀物たち。
けれども自分で育てるところまではなかなか・・・。
麦ふみを通して、麦と豆と米の話などもうかがいました。

夏にはもち大豆畑だったそうで、麦ふみのあとには、
その大豆でとうふ作りもやりました。
↓もち大豆で豆腐作り
豆腐つくり.jpg 畑の恵み.jpg
貴重なおはなしと麦ふみ体験、本野さんありがとうございました。

昨日までの雨から一転、お天気は朝から晴れ。
お日さまはまぶしいけれど、風がつめたく、吹きさらしの畑で顔や手がチーンと冷えてきました。
それでも畑の周りには少しずつ春がやってきているようです。
てんとう虫くん.jpg水仙.jpgにょきっと大根.jpg

麦は「アオバ2号」というパンに適した小麦だそうです。
わかば2号.jpg
「ではなぜ麦をふむのでしょうか」と本野さん。

それは
 霜柱のせいで起こる浮き根を防止するため
 生育が早まると2月の厳寒期にだめになってしまうための生育抑制のため
 穂を増やすための分けつ促進のため
なのだそうです。

麦ふみ開始。
参加者は畑にならんで、せっせせっせと踏んでいきました。
せっせせっせ.jpg
麦の若葉がくたっと倒れていきます。
いつもならふんじゃいけない畑の作物。
今日は一生懸命踏んでゆく。
単純作業なのだけれど、なにやら楽しい。
まるでみんな畑で小さなリズムで行進している風です。

「麦ってこうして踏まれて、小麦になってからも
うどんやパンになるべく、踏まれたり叩き付けられたりするんだね」
と隣で麦を踏む人からのコメント・・・本当だ!
麦って打たれ強いやつなんですね。
1列おきに倒れている.jpg
踏まれた麦たち、どうぞ立派に育ってください。

大好きな絵本の中の一冊に
『むぎばたけ』(アリスン・アトリー作 福音館書店)という作品があります。
この本のはりねずみたちのように
麦の穂が風になびくころ、またこの畑をたずねたいです
(本野さんよろしくお願いします)。
「わかば2号」のむぎたちは、どんな音楽を奏でてくれるでしょうか。
季節外れの麦の穂.jpg


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酒米・山田錦をフレンチで味わう [野菜たち]

・・・前回のつづき
昨年10月に稲刈りをした有機の山田錦。
おいしいお酒になる前に、フランス料理で味わう機会が12月にありました。
兵庫県有機農業研究会主催の
「オーガニック野菜でたのしむ冬のごちそう ~そして酒米もたべてみる~」というプログラムです。
会場は兵庫県庁近くのフレンチレストランFavorit(ファヴォリ)。
多可町で収穫した有機の酒米・山田錦と、神戸市西区の大村農園から届いた有機の冬野菜(ファボリではいつも大村農園の有機野菜が味わえます)を20名で味わいました。
シェフの越智さんの腕を振るったお料理はどれも、おいしくて、ユニークで、美しいのでした。

大村農園産・冬野菜の取り合わせマスタード風味
前菜.jpg
大根、紅芯大根、ごぼう、岩津ねぎ、黒大根、
それぞれチキンブイヨンで火を通し味をふくませたものを
じゃがいものピューレとともに冷やし固めた前菜です。
ドレッシングがまとめ役。
手が込んでいる分、野菜の宝石箱や~といってしまいそうな、野菜ひとつひとつの味と形がなかよく組み合わさっている前菜です。


山田錦と蕪のリゾット トリュフ風味
山田錦と蕪のリゾット.jpg
たまねぎとはまたちがった、蕪のやさしい甘味がおいしさにつながっているリゾット。
山田錦の大きな粒がうまみをぎゅっとつかんでいるような感じです。
粒の大きさがたのしく、むしゃむしゃ味わっている感覚のリゾットでした。
このほかにお店に炊飯器を持ち込んで、炊き立ての白い山田錦も味わいました。


北海道産・蝦夷鹿とフォアグラのキャベツ包み ポワブラードソース
メインディッシュ.jpg

キャベツの中に鹿のミンチ。
切ってみるとこのとおり.jpg
ポルト酒とマデラ酒で下ごしらえされた鹿肉はクセもなく、見た目よりあっさり味。
黒コショウのソースがアクセントになっていました。


山田錦とりんごのフラン キャラメルソース
お米の粒々感がおいしい.jpg

りんごのソテーにつつまれた山田錦のプディング。
山田錦とりんごのフラン.jpg
粒の大きさが、おいしさをたっぷり含んで、ごちそう感がありました。
上にのっているのは柿。りんごは長野の低農薬りんご「ふじ」です。

白いごはんもおいしいけれど、フランス料理のお皿の上の山田錦は、みごとな変身ぶりなのでした。
粒の大きさがおいしさにつながるなんて・・・C'est BON! ごちそうさまでした。
シェフの越智さんありがとうございました。

〇レストランFavorit(ファヴォリ)
レストランファボリ.jpg
  神戸市中央区
  ※残念ながらファヴォリさんは2009年3月末をもって閉店されました。  
 (2009年4月追記)


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酒米・山田錦をたべてみる [野菜たち]

昨年(2008年)のできごとなのですが、10月に稲刈りをした山田錦。これを食べてみました。
酒米なんてまずくて食べられないよ、とアドバイスをいただいたこともあるのですが、
ならばどうしてまずいのか、実際その味をたしかめてみたかったのです。
酒米 山田錦.jpg

写真ではわかりにくいかもしれませんが、
酒米は一般のうるち米より粒が大きいのです。
そして真ん中に白い点があります。これを心白(しんぱく)といいます。
この白部分が酒米の特徴で、お酒をおいしくする部分。
一般にはこの白い部分まで削ってお酒を作ります。
そうして分けていただいた山田錦(これを刈ったのか、と米粒を見てまず感激)を炊飯器で炊き、
草ひきも稲刈りもした仕事場のみんなで味わいました。
炊飯器は一般の白米と同じ水加減と白米モードで炊きました。
炊き上がって、白い湯気がほわっ。
酒米炊けました.jpg

炊きたてごはんのいいにおい。
さて、試食です。
酒米といわれなかったら、いつものごはんとのちがい分からないかも。
じっくり眺めて味わうと、いつものごはんよりもっちり感少なく、ややぱさつくかなといったところ。
食べてみてユニークだったのは粒の大きさ。
口にいれるといつものごはんよりひとつぶの大きさを感じることができました。
総合的に私は、そして仕事場のみんなの感想は「おいしかった」。

とはいえ、本来はお酒になるために生まれ育ったお米です。
お酒になることが本来の力を発揮するのでしょう。
大吟醸のお酒にもなる山田錦。
そしてお酒になるため売買されるため、一般のお米より価格設定も違うので、そのまま食べるには少々値の張るお米です。
後日、農産物の専門家の方にうかがったら、山田錦だったからおいしかったんだよ、というご意見もいただきました。ううむ、そうなのでしょうか。他の酒米もたべてみたくなりました。

このあと、フレンチレストランでこの山田錦を味わう会が開催されました。
お米の粒々感がおいしい.jpg

お米はやっぱりおいしい。
その報告は次回につづく・・・


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どしんっ! [野菜たち]

どしん、どしんっ のしのしっ 
大きな足
さて、この足は??
 どすん.jpg

11月に岩手にでかけたのですが、
遠野の道の駅で買ってきました。

大和芋という長いもの仲間。
最後の1個残っていた「やつ」です。
のしのし.jpg

つちふまずも肉球もあるよ。
足の裏.jpg

地中に伸びていく途中、
岩か石かがじゃまをして
こんな形になったのでしょうね。

このあとすりおろして
夕餉になりました。
(ごつごつしているのでむきにくかった・・・)

長いもよりねばりがあります。
ごはんにかけて「とろろ丼」

ごちそうさまでした。


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今年の収穫感謝祭 [野菜たち]

11月15日開催された収穫感謝祭
前日の天気予報はたしか「曇りのち雨」だったのに、
朝から晴れています!
今年もはじまりました.jpg お茶席で.jpg 

会場はたべものでいっぱい
開場時間になると
お惣菜やこだわり食材、果物、野菜コーナは
またたくまに人でいっぱい。
お惣菜コーナーおおにぎわい.jpg

お餅つきの時間になると、小さな庭に子供がたくさん集っていました。
ペッタン!.jpg

めしあがれ!.jpg つきたてのお餅.jpg

Yさん指導の「ミツロウでつくるクリスマス飾り」のコーナーからは
ミツロウの甘い香りがだたよっていました。
ミツロウでつくるクリスマス飾り.jpg クリスマス飾りをつくろう.jpg

ドイツ製の型にミツロウを流し、
固まったら金色の絵の具で色付けをして仕上げます。
ミツロウのいいかおり.jpg

展示コーナーは「たべくらべてみよう」をテーマに
塩、しょうゆ、マヨネーズ、ケチャップ、しょうが、ハム、クッキーを
こだわりの食材や製法でつくられたもと
一般に市販されているもをたべくらべてみました。
こだわりと市販わかるかな.jpg

わかるかな.jpg たべくらべ風景.jpg

わかりやすいものもあるし、
むずかしいものも。
参加者は、見たり、味わったりしながら
時折、ううむ・・・???悩みながらの回答。
好きなのはどっち?.jpg 結果発表.jpg

さて、結果は。展示コーナでこたえあわせ。
全問正解の方いらっしゃったかな。
たべくらべの結果は.jpg

お昼には
食事コーナーと喫茶コーナーへ
ぐつぐつ ほかほか.jpg 大忙しの台所.jpg
いただきます.jpg おいしそうなおかずたち.jpg

今年は豚汁とごはんセット
豚汁は有機野菜やこだわり食材、手作りお味噌をたっぷりつかって作っています。
ごはんも丹波市市島町の有機の新米

豚汁とほかほかごはん.jpg

喫茶コーナー
こちらも国産小麦粉をはじめ、
こだわり食材でつくられた手作りケーキと
手作りケーキたち.jpg

オーガニックのコーヒーや紅茶です。
氷上丹但酪農の低温殺菌牛乳を添えてありました。
 チョコレートケーキともみじ紅茶.jpg

会場には、
それぞれに問題意識やこだわりを持っておいしいものを作っておられる、
野菜、米、牛乳、梅、しょうゆ、大豆、なたね油、いちごの
各生産者のかたもいらっしゃいました。

販売コーナーでは、それぞれのたべものについて語り、
消費者一人ひとりにていねいに対応されていました。

普段スーパーや町中で買い物しているだけでは一度にたくさんこれだけの生産者と出会い、
お話を聞ける機会ってめったにないことかもしれません。
こういうとき、それぞれの食べ物に、その作り手の顔が浮かぶっていいなあといつも思います。
おいしいなあ、とか 大切にたべようと思います。

考えてみればそれって本当はあたり前のことですよね。
たべものって作られて口に運ばれるまで、
必ず自分以外の誰かの人の手が入っていてつながっているもの。
けれども
最近世間を騒がしているあのこと、このことを思い浮かべると、
その最初と最後の人同士がたべるということでつながっていることに、
もっと誰もが、あたり前に体感できているといいのになあ
そしてそれぞれが直接出会って語り合える機会の大切さを思います。

午後からは、「歌おう!身体にいい歌」や「お楽しみ抽選会」など
催し物でにぎわいました。

お天気は結局ずっとはれていました。
秋晴れのおいしい一日でした。


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明日は収穫感謝祭 [野菜たち]

そうだ、そうだ、このブログでおしらせすればよかったんだなあ、
と思いついたのが今でした。

昨年参加した「収穫感謝祭」
今年は明日11月15日(土)10:30から15:00に開催されます。

おいしい野菜やくだもの、お餅つき。
会場は、元気なお母さんたちがつくったおいしいものもいっぱいです。
お近くの方、お時間のある方、どうぞ遊びに来てくださいね。

■第32回 収穫感謝祭
       テーマ「身体にやさしい生活って何ですか?」

  日時:2008年11月15日(土)
  会場:(財)神戸学生青年センター(阪急六甲駅下車北東に徒歩5分)
                        駐車場はありません。

   *売り切れゴメン!
      産地直送の野菜や果物、低温殺菌牛乳、
      てづくりクッキー、ケーキお惣菜などを即売します。
      餅つき(午前中)、
   *お茶席、
   *芥川清さんの陶器市、
   *血管年令血液サラサラチェック、
   *作って遊ぼう「ミツロウでつくるクリスマス飾り」   
   *展示コーナー「本物はどっち?たべくらべてみよう」
   *食事・喫茶「豚汁ごはんセット・フランクフルト・手作りケーキ&コーヒー、紅茶」   
  
   *13時~ 「歌おう!身体にいい歌」 入場無料
           講 師:永島恵美子さん(兵庫県認定音楽療法士)
   *14時ごろ~ おたのしみ抽選会  (・・・司会がんばります!・・・)

○マイバッグ、マイ箸持参
○入場無料 雨天決行
○主催・問い合わせ 食品公害を追放し安全な食べ物を求める会


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秋の田んぼ [野菜たち]

7月に草ひきに出かけた、兵庫県多可町の登紀子の田んぼ
10月19日いよいよ稲刈りの日がやってきました。
頭をたれて重たそう.jpg 

緑のじゅうたんだった田んぼが一面黄金色にかわっています。
この日はいつも静かな田んぼの側にテントが張られ、警備員もいて、
取材や記録でビデオやカメラも回っていてまるでイベント会場に。
こんなイベントでした.jpg

登紀子さんのかかしも登場!歌声が聴こえてきそう。
ララララー.jpg

一人一人のこぎり鎌をもって田んぼにはいります。
酒米・山田錦は粒が大きく、実った稲もずいぶん頭を垂れて重たそう。
束をつかんで一株一株刈っていきます。
ざっくざっく.jpg

慣れている人はざくざくっととてもリズミカル。
そして中腰での動きがとてもきれいでカッコイイ。
 てきぱきとかっこいい.jpg

一方、私や稲刈り経験の少ない者たちは、ゆっくりゆっくり、
汗をかきかき
ああ、しんど~。
登紀子さんに見守られ.jpg

重たい穂を支える山田錦の茎はずいぶん太くたくましい。
うるち米の稲よりどっしりとしています。
秋の実り.jpg

半分ほどで手刈りはおしまい。
残り半分はもうすこしお日さまの力を借りて熟してから刈り取ることになりました。
半分.jpg

コンバイン登場。
刈った稲を機械にのせるとみるみる脱穀されていきます。
働き者のコンバイン.jpg

今回の収穫は約300キロ。
有機で作ったお米なかなかの収量です。
おいしいお酒になってね.jpg

手植えの稲は、一束が太かったり細かったり、
刈り取ったあとも高さがそれぞれ
このバラバラとした感じが、それぞれ植えた人の顔を思い出します。
個性派揃い.jpg

多可町の方たちから差し入れのお昼ごはん。
新米のおにぎりはもちもち。
このあたりの特産、黒枝豆はほくほく
さつまいもは甘かったです。
ごちそうさまでした。
新米おにぎり.jpg 黒枝豆.jpg おいも.jpg
さてこのお米はこれから
歌手の加藤登紀子さんが命名するお酒になります。
おいしいお酒になりますように!

私は山田錦を炊いたものもたべてみたくなりました。
たべる機会がうまれたらまた報告しますね。

実りの秋です。
黄金の実り.jpg


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ポニョなら たべるかな [野菜たち]

仕事場の先輩Kさんが、「これかわいいでしょ、写真撮る?」といってみせてくれました。
これはズッキーニです.jpg

これはズッキーニです。
毎月最終水曜日に、神戸の元町商店街では「水曜市」という地産地消をテーマにしてお店が並びます。
そこでみつけたとのこと。
水曜市は、近郊でとれた野菜やお米、それらをつかったお菓子や味噌などの加工品、地元の工芸品などお、それを作っている人が直接販売しています。
道行く人がお店の人と語らっているたのしい市です。

さて、このズッキーニの下の部分はフリルみたいな形です。
宮崎駿さんの映画「崖の上のポニョ」
・・・まだこの映画を観ていないのですが・・・、
こんな形のものがでていませんでしたっけ?
ポニョの足元のひらひらとか、くらげのひらひらとか。
2個で100円なり.jpg

ポニョならどうやってこのズッキーニたべる(使う?)かしら。
ところでKさんは、どうやってたべたのかなあ。
今度たずねてみよう。

 


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ウリ、うり [野菜たち]

 これはなんだかわかりますか?
ドイツ瓜.jpg

 ドイツ瓜です。私も初めて出会ったので写真を1枚。
 どうして「ドイツ」なのかは、ごめんなさい・・・わかりません。
 ドイツうり.jpg
 兵庫県篠山市の、酒井さんの有機ドイツ瓜。
 メモにはこんなことが書かれてありました。

「出荷を待って畑においていたら、熟がすすんでしまいました。
皮にヒビがはいっていますが、熟がすすんだ証拠です。
皮が少し厚くなりましので、多めにむいて種をだして薄切りで浅漬けに。
種の周りが甘くなってきていますのでマクワ瓜のようにたべてもおいしいです。」

 マクワ瓜はこちら
マクワ瓜.jpg

 マクワ瓜は今のメロンが出回るより前、一般によく食べられていました。
「懐かしい」という方もいらっしゃるのでは。
傷みやすいのと、現代人の味覚の変化からなのか、今はほとんど町でみかけません。
プリンスメロンよりもっとあっさりして、みずみずしい感じ。
すいかよりのどの渇きが癒される感じ。

ドイツ瓜とマクワ瓜たべてみました。
どちらもよい熟れ具合。瓜独特の甘い香りがします。
さあ、たべよう.jpg

上のやや緑がかているほうがドイツ瓜。
下がマクワ瓜。

ドイツ瓜はマクワ瓜よりさらにあっさりしています。
今回はメープルシロップをかけていただきました。

瓜類は体を冷やすたべもの。
暑い夏を乗り切るためのごちそうです。
きゅうりや、スイカもそうですね。
 ドイツうりとマクワうり.jpg
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トマト、とまと [野菜たち]

 暑中お見舞い・・・と思っていたらいつのまにか立秋がすぎていました。
 残暑お見舞い申し上げます。
 私のくらす関西はただひたすら暑いです。

 だけど、暑い時期だからこそおいしいものにも出会えます。
 今年の夏はいろんなトマトと、そしてトマトを作る人たちと出会っています。

 提携で毎週届く、兵庫県丹波市市島町の橋本さん、一色さん、池野さんのトマトたち。
 どれも赤く熟しています。皮と実の間にうまみを感じるトマトです。
市島の完熟トマト.jpg

↓野菜たちはこんな風に一軒分ごとコンテナに入って届きます。
夏野菜がとどきます.jpg
 
 先日の屋台市では市島・めぐみファーマーズのの井上さんのトマト。
 完熟だけど果肉がしまって小粒でもどっしりしていました。

 水曜日の北野(毎週土・水にファーマーズマーケットが開催されているのです)では、岡野さんのイタリアのトマトたち。いろんな形、大きさの5種類ほどが木箱にごろごろ。生食でおすすめのトマトとプチトマトをいただくと、とにかく甘い。
ごろごろイタリアトマト.jpg 木箱で整列.jpg

 五色町の笹田さんのプチトマトは長細くてみんなピカピカ光っています。
 酸味と甘味のバランスが絶妙(写真をとりそこねてしまった・・・)。

 これはイチゴ?
いちごみたいなプチトマト.jpg

 いえいえ、明石の五島さんが作るプチトマトです。
 食卓が華やかになる形です。さっくりした食感で、一粒がたべごたえがありました。
 まんまるトマトは、瑞々しくてやさしい味がします。
五島さんのトマト.jpg
 
 それぞれのトマトに作った人の顔がうかんでおいしさもまたふくらみます。
 おいしい夏のごちそうをありがとうございます。

 トマトの絵本といえば、私がすきな一冊は「トマトさん」。
 それから宮沢賢治の作品にも「黄いろのトマト」という童話があります。
 同じく童話「銀河鉄道の夜」で主人公のジョバンにが家でたべているのは、姉さんが置いていった「トマトで何かこしらえ」たもの。
 これをジョバンニはトマトといっしょにしばらくむしゃむしゃたべるのです。


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大阪のこだわり食材を味わってきました [野菜たち]

日曜日、大阪のなんばで開催された「大阪こだわり食材屋台市」に出かけてきました。
土曜日とはうってかわってこんどは都会の中の農と食の風景です。

 ちょっとおすまし.jpg 会場入口.jpg

本日「も」晴天ナリ。
会場まで到着するまでにすでに汗だくだくです。
11時のオープン直後に立ち寄りました。
暑い一日でした.jpg

テントの中にはお客様がちらほら。
大阪府有機農業研究会のテントでは、関西の有機農家の方たちの「オーガニック野菜市」。
通りがかりの人やこの野菜市を目指してきた人たちでたちまち一杯に。
ぞろぞろ.jpg

それぞれのブースには
大阪でこだわりの食材を作っている生産者の方と
その生産者がつくった食材でお料理を作る料理人と方たちが一緒にいらっしゃいました。
それぞれがおいしいものにこだわりをもち関わっておられる方たちです。
屋台におられるみなさんが「楽しい!」という気持ちでお客様と接しておられて
おいしいものを味わいながらそのパワーも一緒にいただけたこと
本当にありがとうございました!
つながり.jpg

私とおなじく通りがかりの多くの人が足を止めて
「おいしい」「たのしい」「元気な大阪パワー」を味わったのではないでしょうか。
やなもりさんの野菜で串かつ.jpg 夏野菜がいっぱい.jpg

夕ごはんには今日一日の出会いを振り返りながら屋台で買った帰ったおいしい野菜三昧。
ごちそうさまでした。
夕餉の材料.jpg

それにしても暑い一日でした。
翌日、月曜日も開催されたこの屋台市、関係者のみなさまはとっても大変だったことと思います。
おいしいものたちとの出会いの場をありがとうございました。


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夏の田んぼ [野菜たち]

土曜日、田んぼの草ひきに出かけました。電車に乗って2時間ガタゴト。
場所は兵庫県多可郡多可町の藤本さんの有機農法の田んぼ。
酒米の山田錦の田んぼです。
このあたりは山田錦発祥の地域です。
ここの気候がこのお米と合わさっておいしい日本酒が生まれます。
田んぼに到着.jpg 登紀子の田んぼ案内板.jpg

JR西脇駅から車で20分ほど走ると、「登紀子の田んぼ」という、のぼりはためく田んぼに到着しました。
この町では、毎年10月1日に、歌手の加藤登紀子さんが日本酒の日・ほろ酔いコンサートを開催しています。
毎年、登紀子さん自ら命名する日本酒3000本を作っていて、今年からそれを有機のお米でつくることになりました。
その田んぼが今、私が通っている有機農業の事務所の会員さんの田んぼということで、有志でこのお米作りに参加しています。
私は参加できなかったのですが、6月には田植えがありました
草ひきもくもくと.jpg

さて草ひきです。
手植えの田んぼはまっすぐに稲が植わっていないので除草のできる機械をいれることができません。
だから手作業あるのみ。

夏の空.jpg

本日は晴天ナリ。
帽子をかぶり、長袖シャツを着て、首にはタオル。空をみあげるとまぶしい夏の青空。
一列になって草ひき開始です。
有機の山田錦.jpg

長靴をはいて田んぼにはいったところ・・・足が抜けません。
そそくさと、長靴は脱ぎ捨て、靴下姿で田んぼの中をズボッ、ズボ。
よし、今度は調子いい。
一足ごとに前にすすむと、
カエルが驚いてぴょんと跳ねます。
稲についていた無数のバッタがざわざわっと飛びます。
かがんで草を抜いていくと、稲の葉先が顔や腕にチクチクとあたります。
山田錦の稲はしっかり根をはって、一束ごとがじつにどっかりしています。
汗がぽたぽた.jpg

稲の周辺や畝の間にはいろんな草が生えています。
雑草といってもそれぞれにちゃんと名前があります。
ヒエやホタルイ、コナギなど。
するっと抜けるものもあれば、指先に力をいれてぐいと抜かなくてはならないものも。
とくにコナギは四方にべったり地面に這うように茎と根をのばしているから根っこがなかなか抜けません。。
草にしたって、ここで抜かれてたまるか、と一生懸命生きているわけですからね。
だけど、私たちだって、秋の実りのためにがんばらないといけません。

あまりの暑さに1時間しないうちに休憩タイム。
田んぼの脇をながれる用水路の流れに足を入れました。
ひんやりとして気持ちいい。
ほっと一息.jpg

おやつに「がんづき」をもっていきました。
本日もがんづきに花巻で買ってきたえごまを入れてみました(えごま入り、マイブームとなっています)。
もともと農作業の合間のエネルギー補給でもあったがんづき。
いつか農作業の合間に味わってみたかったので、今回念願かないました。
みなさん突然のがんづきタイムにおつきあいいただき、ありがとうございました。
ひんやりとした水の流れ.jpg

休憩のあと、お昼ごろまで草ひき作業を続けます。
ズボッズボとやわらかい田んぼに足を踏み込むと、
足の裏にもこそこそ田んぼの生き物の気配を感じます。
がんばったけれど、結局田んぼの半分くらいまでしかできませんでした。
日々の農作業からすれば、もうまったくほんの少しのお手伝いでしたが、
どうか秋のおいしい実りにつながりますように!


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大坂こだわり食材屋台市 [野菜たち]

私の町は梅雨明けしました。
暑さも本格的になってきましたね。

さて、私が食と農の部分でかかわらせてもらっている
大阪府有機農業研究会より
7月20,21日開催の
「大坂こだわり食材屋台市」のおしらせがとどきましたので
このブログでもおしらせ。
会場は、大阪のなんばパークスです。

大坂のおいしいものがたくさんならびます。
くいしんぼうのみなさま、どうぞお出かけください。
野菜市はお昼すぎまでの予定とのことですので
野菜好きな方は早めの時間からのご参加を!
私もどちらかの日にちに出かける予定。
その様子はこのブログでも報告したいと思います。

とどいた案内より・・・・・・・
 「この日、大阪府下、こだわりを持って生産を続ける農家、畜産家ほかの
 自慢の食材を使い、料理人が屋台で腕をふるいます。
 「2日限定こだわり食材屋台ブース」
 「大阪産!こだわり野菜直売コーナー」
 「新発見!大阪の食文化を伝えるステージイベント」など
 おいしい、楽しい催し盛りだくさんです。
 大阪府有機農業研究会では、オーガニック野菜市を開催。
 新鮮、とりたての 有機野菜を生産者の方といっしょに販売します。
 大都会の中の熱い2日間になること間違いありません。
 皆様ぜひ、お越しください! この機会をお見逃しなく! 」

○日 時:7月20日(日)11:00~19:00
      7月21日(月•祝)11:00~17:00
○場 所:なんばカーニバルモール

▼詳しくはこちら・・・
http://www.nambacity.com/event/080720/index.html


坂の上のファーマーズマーケット [野菜たち]

            5月15日岩手県花巻市で行う「アジアの絵本と旅のおはなし」
            参加者募集中です。詳しくは
こちらを!
            5月24日神戸子ども服手作りコンテスト&ファッションショー
            については
こちら

 5月3日から5日まで神戸・異人館へむかう途中の北野坂で
「インフィオラータ神戸・北野坂」という催しがありました。
 インフィオラータとはイタリア語で「花をしきつめる」という意味。
 坂道は色とりどりのチューリップの花びらで大きな花絵が描かれてありました。
 富山県砺波市、新潟県亀田郷で球根栽培のために捨てられてしまうチューリップの花びらです。開催前日に市民ボランティアでこの絵を描く作業が行われるのだそうです。
4日にでかけました晴天です.jpg 花で描かれています.jpg

 期間中は坂道全体が大きなキャンバスです。
 坂道をのぼりながらじっくり花絵を眺める人、写真を一生懸命とっている人、その道の両側では大道芸の人がパフォーマンスしていたり、写真展やフリーマーケットも開催されていて、道行く人それぞれ催しをたのしんでいました。
坂道はキャンバス.jpg 近くでみると.jpg

 そして坂道の途中、ファーマーズマーケットの会場もありました。
 北野坂では毎週定期的に北野マルシェ・ファーマーズマーケットという有機野菜の朝市がが開催されていて、有機農法でそだてた野菜を、生産者それぞれ直接販売しています。
 今回はその拡大版です。
テントの下はおいしいものでいっぱい.jpg 渋谷農園の野菜たち.jpg 
  
 ブルーと白のしましまのテントの下には、兵庫県市島や多可郡、伊川谷からの有機野菜のほか、ビオワインやコーヒー、こだわりの製法で作られたおいしい日本酒、天然酵母パン、野菜の苗、ハバネロソースというのまで、おいしいものでいっぱい。
 通りがかりに足を止めて、野菜を買ったり、テントの脇のデッキチェアにこしかけ、パンとワインを味わっている人も。
おいしそうな看板.jpg  橋本農園の平飼たまごと野菜.jpg

 私は提携で有機野菜や食材を取っているのですが、それと同じく、ファーマーズマーケットにでかけてたのしいのは、有機野菜をつくっている生産者の方と直接おはなしできること。
 この人がこの野菜つくっているんだ、ということがわかるのは、じんわりうれしい
(売っている方もこの人が食べるんだ、と思ってくれているのかな)。
野菜の苗で町の緑化を.jpg
 
 パーラローザというイタリアのレタスのような野菜とはじめて出会い、買って帰りました。
 苦味がおいしい野菜でした。キャベツやスナップえんどう、たけのこもつれて帰りました。
 この日の夕餉は、たけのこご飯と、たけのことスナップエンドウでお汁物、パーラローザのサラダに、キャベツ。おいしいものが並びました。
 ちよちゃんのやさいたち.jpg 渋谷農園の野菜.jpg
 
 作る人がいる場所へ行くと、おいしい食べ方を教えてもらえたり、
 旬の野菜やめずらしい野菜、これまで身近でなかった野菜などとも出会えます。
 作る人となにかのきっかけでおはなしできたり、その人のこだわりなどが伺えると、
 その材料を使ってお料理することがなんだか楽しくなってきます。
 そうすると自然と大切に食べようと思えてくる。
 食べ物が愛しくなる気持ちって、
 こうした人と人とのつながりから生まれてくるものなんだなあと思っています。


スイスチャードはクリスマスカラー [野菜たち]

 奈良の有機生産者の方が作ったスイスチャード(スイスチャートと呼ぶことも)という野菜です。
 形はほうれん草そっくり。
 そしてこの赤い軸と緑の葉の色合いがきれい。
 白いお皿に乗せたらクリスマスカラーだなと思いました。
スイスチャード.jpg


 生のままサラダにしても、茹でおひたしにしてもおいしいよ、ということです。
 私は茹でみました。
 茹でても色はこのまま。
 ゆで汁はほんのり赤色になりました。

 さて、このスイスチャードって一体どんな野菜でしょう。
 私にとって頼りにしているたべもの事典『調理用語辞典』にはスイスチャードが載っていません。
 それでインターネットで検索すると、これは「フダンソウ」という野菜で、とくに目新しいわけでもない・・・云々という一文と出会いました。ただ、この赤い軸というのは目新しいようです。
 フダンソウは、アカザ科の野菜(ところで私はアカザをよく知らないのですが・・・勉強不足です)。
 ビーツやほうれん草もアカザ科です。
 だからほうれん草と見た目が似ているのですね。
表も赤い.jpg裏も赤い.jpg

 茹でたスイスチャードをたべてみたら、繊維がしっかりしていているほうれん草という感じ。
 味はほんのり甘味があり、青臭さがほとんどなく、クセもありません。
 それでサラダむきなのかもしれませんが、私は茹でた方が好き・・・まあこのあたりは好みです。
 
 ところで、フダンソウって漢字で書けますか。
 私は、普段使いにお料理できる手軽な野菜だから「普段草」だと思っていました。
 でも、これは間違い!
 茎の下のほうから葉を順次かき取って一年中利用できるから「不断草」なのだそうです。
 漢字のテストに出るかな??


NGO大学でカレーパーティ [野菜たち]

 関西NGO大学という(主催:関西NGO協議会)講座があります。
 国際社会が抱える課題にとりくむNGO(非政府組織)の担い手作りの勉強会からはじまり、20年つづいている国際協力を学ぶ講座です。
 世界はいろんなことが交じり合って動いています。
 身の回りの地域の問題が、実は世界のことにつながっているもの。だけど私自身も含めて多くの人は目の前の忙しさだけで精一杯。身の回り、そしてその先にある様々な問題に、なかなか目を向けることができません・・・あるいは忘れがち(あるいは見ないふり)です。
 NGO大学ではそんな身近なことから世界をながめ、自分の行動につなげていこうと、学生さんから社会人までいろんな世代の人が集い、世間を学び、気づき、考えます。時には討論し、そして仲間作りの場所にもなっています(私もいろんな仲間と出会えました。みんな“いい意味で”けったいな人々です! だから、いつまでもお互い影響をあげたりもらったりしています)。私はこの講座の7期修了生です・・・ううむ、月日がたつのは早いなあ。

 このNGO大学の今期は2月16,17日が最終回でした。
 参加者のみなさん、運営委員、関係者の皆様、お疲れ様でした。

 その2日目の昼食を作りにいきました。

↑今回のメインディッシュ
 野菜たっぷりネパールカレー

 会場には立派な調理室があり、大きなお鍋や炊飯器と共に、約60人分のおひるごはんにチャレンジです。
 もちろん私一人ではできません。
 てきぱきと下ごしらえをしながら楽しいおはなしを聞かせてくれたEさん、
 さっさっと確実な準備をしてくださったSさん、
 そしてTちゃん、ありがとうございました。
 Tちゃんは、鼻歌交じりに、その小さな手で、茹でたほうれん草をぎゅっ、ぎゅっ。カナッペ用 のクラッカーを真剣なまなざしで丁寧に並べてくれたり、お手伝い大活躍。その様子に、お料理ってホント楽しいよね、何かを作ることってわくわくするね、とあらためて気づきの場となりました。
 私はといえば、調理に集中するといつも愛想がなくなりごめんなさい!
  ←小さなおてつだいさん・・・ありがとう


↑41合のごはん           
 ←パンウンドケーキの山

できあがったのは野菜とお豆たっぷりメニュー
○野菜たっぷりネパールカレー(ネパリバザーロのフェアトレードカレー
○三重県の水田環境米
○金時豆のタルタルカナッペ
○ほうれん草とモヤシの和風サラダ
○ブロッコリーと金時豆のサラダ
○かぶの即席漬け 
○レンズ豆のスープ 
○パウンドケーキ(国産小麦粉・よつ葉バター・オーガニック干し葡萄を使いました)
○国産紅茶

 


 野菜、お米はNGO大学出身者ゆかりの(実家で作っている、本人が作ている・・・など)もの。
 大きなかぶ、ほうれん草、金時にんじん、たまねぎ、ブロッコリー、じゃがいも。
 こだわりの製法で作られたお米。
 紅茶は、1月の講師で水俣で活動されているSさんから届いた、水俣で作られている国産紅茶。
 顔のみえる食材を中心に作ったお料理というところが“NGO大学風”といったところでしょうか。



寒い中、2日間に渡ってお手伝いいただいたEさん、Sさん、Tちゃん、
そして調理室を出入りしてくださったみなさま、ありがとうございました!
そして食べてくださったみなさん、ありがとうございました。


日本の野菜 フランスの野菜 [野菜たち]

 3月8日(金)京都で行われた日本料理アカデミー主催・公開ワークショップ「日本料理フェローシップ」の公開講座に参加しました。今年で3回目となるこの活動の、今年のテーマは「日本の野菜、フランスの野菜」です。
 京都で行われたフェローシップには、フランスで活躍する料理人3人と、パティシエ1名が日本料理店で1週間研修を行い、そこで感じたもの、受け止めたものを発表します。この4人が日本の野菜をつかってフランス料理を披露し、また同時に来日したフランスの野菜生産者1名が作った野菜で日本の料理人3名が、日本料理を披露するものでした。

 具体的な料理を紹介するのは著作権などがあるのかもわからないので、ここでは割愛しますが、日仏それぞれの料理人が、それぞれの野菜に対峙されていル様子に刺激を受けました。
 フランスの料理人は研修を受けた京都で出会った野菜の使い方がユニークでした。例えば、京人参でソースを作ったり、味噌を南仏のタプナードソース風にしたり、京野菜の漬物を、つけあわせという形でお皿の上に盛り付けられた絵画のような料理の中の一部にするなど、発想がおもしろい。
 日本の料理人も、薫り高い根セロリをトリュフと組み合わせ肉料理に使ったり、炭火で火を通す、揚げる、ゆでる、生とそれぞれの状態で野菜の個性をあえて残し味わうなど、こちらもなるほど、という調理法でフランス野菜が日本の味に生まれ変わっていきました。  
 日仏の料理人が相互に交流する中で、お互いの文化や食材に触れ、そこから生まれた料理です。試食の時間に味わった料理は、それぞれにおいしいものでした。日本の野菜はやわからく繊細、フランスの野菜はがっつりしたものを感じます。そして料理というものは、その土地でとれたものをおいしく味わうために先人の智慧がつまったものであるのだなあということにも、改めて私自身も気づかされました。
 
 デモンストレーションのあとには、料理人と、日仏双方の野菜生産者も交えたディスカッションです。
 日本からは石割農園さんから京野菜の紹介。たとえ形がゆがんでいても、料理に使いたくなる野菜を作りたいというおはなしには、野菜本来の味を求める情熱を感じます。

↑日本の野菜たち・・・きりっとしてクールな印象

 フランスの野菜生産者、ジョエル・チエボーさんは、パリ郊外で22haの畑で90種類・1万5千品種の野菜やハーブを栽培しており、星付きシェフがこぞって買いにくるというカリスマ農家だそうです。今日のためにフランスから運んできた65キロの野菜たちは、どれも美しい。
「私がこういう野菜を作りたいからだけではなく、料理人が求める野菜を<一緒>に作っていくと、こういう形になったんだ」と、農家と料理人、都市と農家(田舎)の共生を情熱をこめて、かつ、にこやかに語られる様子が印象的でした。
 チエボーさんの野菜は、黄かぶら、紫にんじん、白にんじんなど、初めて見る野菜も多く、フランスにでかけてその畑や採れたての野菜をたべてみたい!

↑フランスの野菜たち・・・華やかさを感じます

 日仏それぞれの野菜を表現するのによく出てきた言葉は、
 フランスの野菜に対しては「個性的」「香りが強い」「しっかしりている」「華やか」。
 日本の野菜については「繊細」「甘い」。
 そしてフランスの料理人の方が「日本料理はひとつひとつの野菜の特徴を生かした調理法が確立されていると思う」と話題をあげていました。だけど、四季を考え自然を大切にしている気持ちや、野菜を育て育む愛情や情熱は日仏の差はありません。
 それぞれの気候や土壌の違いから「地元ではぐくまれたおいしさ」という個性をもつ野菜を生かしていくこと。それが日本料理であり、フランス料理、またそれぞれの国で育まれてきた料理(法)なのですね。  
 実は昨年も参加した講座だったのですが、今回は特に、生産者と料理人のつながりが講座の中にあり、畑と皿の上の料理が日仏交流していたことに野菜の素晴らしさを改めて感じ取れたように思います。
 それぞれの料理人の料理に対する思い・哲学、食材に対するこだわりのようなものをうかがいながら、目の前でできあがっていく料理をながめ(試食も少し)、日本料理とは一体なんだろうかということを考えることのできるのは、どんな形にせよ「食」という事柄に関わっている一人として大変貴重な時間でした。


保存食のしあわせ [野菜たち]

 本日は本のご紹介をひとつ。
 フェシリモ・しあわせの学校から応援してもらっているスターフェリシモのお仕事で、フェリシモ・暮らしムックシリーズという本の紹介記事に関わらせていただきました。
 まずはHPをご覧下さい。私は「保存食のしあわせ」シリーズの紹介をしています。

 保存食って、あたたかいうち、つめたいうちにすぐいただくお料理とは正反対で、待つ楽しみ、じっくり時間のつまっているたべものです。このシリーズは、その楽しさがつまった本です。お料理初心者でも作りやすいお料理レシピがきれいな写真と共に紹介されてあります。

 ちなみに、この撮影で着ているオレンジ色の服は自前。
 縁あって10年以上関わっているアジア女性自立プロジェクト(AWEP)の扱うフェアトレードの商品です。インドネシアのAPIKRIというグループの手織りのシルクブラウスなんですよ。
 おしらせまで!


ねじ巻きレタス「コスレタス」 [野菜たち]

 めずらしいレタスをいただきました。
 コスレタスといいます。立ちレタス、立ちチシャ、とも言うそうです。
 よく見れば、葉のつき方が、時計回りにねじれているんです。
  それで勝手に「ねじ巻きレタス」とあだ名をつけました。
 これは右回りだけど、左回りのもあるのかなあ。


 レタス、調べてみればいろいろあるんですね。
(1)葉を順にかきとって利用するカッティングレタス
(2)肥大した茎の皮を使うステムレタス(アスパラガスレタス)
(3)株ごと利用する丸い形のリーフレタス(葉チシャ)。サニーレタスやプリーツレタスもこの仲間
(4)しっかり結球するヘディングレタス(玉チシャ)、
  さらにこれにもバターヘッド型とクリスプヘッド型がある。
  ・・・私たちの食卓で「レタス」といってたべているのが、
  この「ヘディングレタスのクリスプヘッド型」
(5)そして今回の、長細く結球するコスレタス(立ちチシャ)

 <参考文献『調理用語辞典』(発行:(社)全国調理師養成施設協会)>
 もう少し調べてみないと、ことばの意味のわからないものが多いのですが、
 これからは「レタス」と一言では言えなくなりそうです。

 さて、いただいたコスレタスは、形が美しいので、しばしながめてから味見しました。
 一枚いちまいの葉は、細長い鳥の羽みたいにきれいでしょ。


 そのままたべると硬い。「バリッ」としています。根本はレタス独特の苦味がありました。
 内側のところは比較的やわらかかったので、生ハムやチーズをのせたて、そのままでいただきました。苦味のあるところなどエンダイブ(チコリ)のようで、味も形もおしゃれです。
 外側の部分は手で適当な大きさにちぎって、ひき肉と一緒にさっと炒め、味噌味にしていただきました。火を通すとその硬さがシャキシャキした歯ごたえとなり、なかなかいけましたよ。

 


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